11月9日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。暑さを感じる程の陽気の中、鍛錬に励みます。

土曜日に参座しない面々も増えて、専有道場での道院修練の場もより意義の有る時間にしばければいけませんね。作務から始まり、瞑目の時間を長めに取る鎮魂行を経て、少し法話を挟みそれぞれの意識の明確化を図ります。

「あ・うん」と連盟の会報の活用度も増やして行こうと予定していますが、今日は「あ。うん」を使用しての学科・法話を。開祖語録のページを回し読みし、「弛まざる努力」の大切さを説きます。「上手くいかない」状況や結果が続いていても、ある日突然良い結果が出る時が来るかも知れません。そこまで諦めずに取り組める、その瞬間にさえも幸福を感じられる様な意識を持ちたいものです。

場を変えて、易筋行を。泉田市民館から参加の中2初段のH君が既に着いていましたので、彼に準備運動を任せます。最近、自分でも顔触れに応じて修練の内容を組み替える事が、的確に出来ている様に思います。全員が同時に場に集う事がほとんど有りませんので、逆にそれぞれの進み具合や習熟度やテンションも鑑みて、その時その時に良い内容を選択して段取りして行きたいものです。

序盤は、正対構からの剛法法形を。小1白帯のH君とその相手の人は「内受突」と「上受突」を繰り返し、それ以外の組み合わせではあれこれ思い付きでやってみます。「下受蹴」の表や「下受順蹴」、「開身突」の正対構バージョン等、私自身もやった事が無い様な事をやりましたが、まあ基本が出来ていれば何とかなります。

その後、有段者は「送小手」の後に二段科目の「送肘攻」を行い、小1白帯のH君と小4七級のA君はキックミットを使用しての当身。K君・Rちゃん兄妹と小5五級のA君が到着してからは、「天地拳第一系・相対」を全員でやり、小1H君とその相手の人は最初の動きだけを行い、それ以外の人は習熟度に合わせて、他の単演の相対バージョンも含めて行いました。

ラストの30分で上級グループと初心グループに分けて、相対演練を。上級グループは小5五級のA君を叩き上げる為に、「巻小手」、「逆小手」「巻抜」or急遽の二段科目「送天秤捕」を。初心グループは年明けに少年六級受験を予定している小4七級のA君の為に、六級科目の習熟に努めますが、当の本人が攻者の動きの時点で躓いている始末。専有道場でも、「先輩として手本を見せる気持ちを持って取り組む様に」と説いていましたが、本人を呼んで改めて気を引き締める様に伝えます。出来るかどうかは、全て本人次第。良い結果を目指して真剣に取り組んで欲しいものです。

技術レベルはなかなか簡単には挙がらないでしょうが、雰囲気としては総じて悪くありません。次への意欲や楽しみを抱いてくれていたかは判りませんが、締めの気合い出しで修練を締めくくりました。

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