本日は、専有道場からのスタート。冬にしては暖かな陽気の中、鍛錬に励みます。
今日は、10月入門のSさん・H君親子の入門式を挙行しました。6月半ばから体験入門され、10月の正式入門の前に強化合宿や泉田町盆踊り大会での演武披露にも参加して頂いていましたので、実に中身の濃い期間を経ての入門式。参列者の少ない状況でしたが、ゆったりとしたテンポでの進行で共に修行を励む仲間と過ごす、貴重な時間でした。
今回は自己紹介で、「休日の過ごし方」を交えて各自に話して頂きましたが、普段「知った仲」」の様な気持ちでいて、知らない側面が実に多い事に気付きます。仲間がお互いの事を気遣い合って進歩出来る、そんな空間を目指したいものです。
場を変えて、易筋行を。基本演練では順突の体捌き・足捌きを中心に習熟に努めます。ただ手足を動かすのではなく、身体の向きや立ち方等も含めて、下半身中心の力の生み出し方・伝え方を意識して行います。特に順突の身体の使い方は剛法だけでなく、柔法の投げ技にも通じる大事な要素でしょうから、しっかり高めたいものです。
16時頃にK君・Rちゃん兄妹が到着。全員で柔法の最初の「払い」の練習を。ただ手で払うのではなく、どう相手と向き合い、どう相手の力をかわすか。その後、どう相手に力を伝えて反撃をするか。「払い」の練習だけでも、丁寧に練り上げれば柔法・剛法全てに通じる練習に成るなと感じました。
終盤にはグループ分けをして、年明けの「泉田町芸能音楽発表会」の練習や科目の習熟を。芸能音楽発表会にはまだ申し込みをしていませんが、どうやらコロナ禍で取り止めになっていた、観覧者や出演者を対象にした抽選会も復活する流れの様で。当日は、新春法会や県連懇親会と日程がカブっていて、新春法会は代理出席・県連懇親会は遅れての出席を目論んでいましたが、抽選会が復活するとなると、なかなか厳しそうです。ただ、他の人に抽選会の引き取りを御願いする等も工夫して、無理の掛からない範囲で多くの関わりを維持しておきたいもの。
それもこれも、普段の道院運営を多くの方の支えを以て実現してこその事。入門式でのSさんの言葉の様に、「少林寺拳法は楽しい」と言う想いを全ての人に抱いて貰える様な運営を心掛けていきたいものです。