1月4日(土)の修練。

2025年は、専有道場からのスタート。1月の空気の冷たさは有るものの、何処か暖かさも感じる陽気の中、鍛錬に励みます。

新たな1年のスタートは、専有道場での新春法会から。作務を終え、行事を進めて行きますが、目の前に居る小学生の集中の度合いは、イマ一つの締まり具合。ただ、始める前に注意として伝えておいた事と、途中で法話に絡めて改めて伝える事で、何とか一定の水準を保てた様な感じです。

新春法会の締めでは、各自の「1年の目標」を「生活面」と「少林寺拳法面」で一つずつ発表して貰いました。自分でしっかり考えたのか、そうでないのか。自分で口にした言葉を、自分の意志で実現させる事が出来るのか。それは、それぞれの人達の意欲次第ですが、少しでも良いサポートをするのが、道院長の役目。今年はどのぐらい良いサポートが出来るでしょうか?

場を変えて、易筋行を。序盤は「身体慣らし」で行くかと、昨年末に小5五級のA君に伝えた「天地拳」の単演6つ左右を全員で。号令で何度か間違えていたものの、一応動きの流れは覚えていられた様です。細かい部分はあれこれ習熟が必要でしょうが、まずはOKでしょう。小4七級のA君と小1白帯のH君は、当然全ての動きを知っている訳ではありませんので、「出来るだけマネしてやって」と伝えてやらせておきますが、副道院長のNさんが隣りに立ち、少しでも伝えようと奮闘します。「1年の目標」でも述べていた様に、身体を動かす事や指導に対する意欲が見て取れます。

その後はグループ分けをして、2週間後の「泉田町芸能音楽発表会」の演武練習を。小5五級のA君は、家庭の都合で不参加なのですが、「あなたがリーダーとして引っ張って行かんとな」と伝えると、そこそこ良い姿勢で取り組みます。Nさんと中2初段のH君は、年末に考えた演武の構成の確認に入りましたので、私も少しは動いておこうと混ざります。一緒にやっていて、「ここはこっちに変えますか」といくつか変更を提案しましたが、そこそこしっくりいっていた様で一安心です。

16時前にK君・Rちゃん兄妹が到着しましたので、演武練習の時間を長めに取ろうと新春法会で行った「1年の目標」の発表を火曜日にしようかと思い聞いてみると、Rちゃんは「今日もやって、火曜日もやります!」と言います。K君とRちゃんでは出している空気が違っていたので、先にK君の発表を行い、Rちゃんをメインに回すと、「生活面」の目標を述べた後、「少林寺拳法では2つあって」と、「先輩として後輩を助けてあげられえる様に行動したい」、「後輩の手本に成れる様に、苦手な動きも工夫して上手く成りたい」と、正にこれこそが金剛禅の修行者の意識と思える「凄え事、言うなぁ」と驚く事を言ってくれます。この言葉を言えるRちゃんには、是非専有道場での私やNさん、H君の言葉も聞いて欲しかったと思いましたが、またの機会を待ちつつ、この1年のRちゃんの成長に期待しましょう。

その後も組み合わせを変え、演武練習で習熟に努めましたが、ボチボチそれぞれの組み合わせで良い雰囲気で行っていました。Rちゃんも小4白帯のМちゃんとの演武を小5五級のA君に相手をして貰って行っていましたが、Мちゃんが掛ける「小手投」をA君が「知らない」と言うと自分で掛け、その後の「天秤固」も修正を加えるとA君よりも上手に行います。上手く出来ないA君にやり方を言葉で伝え、その内容も以前全員で練習した時の私の言葉を,動きを再現しながら的確に伝えていましたので、技術的にも随分向上しているなと嬉しい驚きです。

締めの気合い出しを済ませ、正月休みでお土産を買って来てくれた人達の物も加えて、お菓子の分配を。専有道場でも挨拶に来てくれたH君の妹のМちゃんが、再度おめかしをして来てくれて元気に振る舞っていましたので、良い雰囲気で終える事が出来ました。道院運営を継続出来る事の有り難さをしっかり認識し、多くの人にとって有益な時間・空間を創っていきたいものです。

 

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