7月30日と31日の両日、泉田町市民館や洲原ロッジを利用しての「強化合宿2022」を、豊田市の松平スポーツ少年団支部と合同で開催しました。
3年ぶりとなる合同での強化合宿。コロナ禍で開催も危ぶまれましたが、修練のみの参加やバーベキューまでで宿泊しない等、それぞれの意向を重視し幅を持たせた形で開催しました。
時間に遅れず到着した松平の皆さんに比べ、刈谷北道院の面々はいつも通りの遅れ気味。「格好付かないねぇ」と思いつつ、新たな出会いに喜びも感じます。今回の松平からの参加者10名の内、半数が初対面。3年と言う月日の長さも実感しますし、このせっかくの機会を大切にしなければとの想いも強くなります。
強化合宿初日は親睦を兼ねた「遊び」の要素を強めたものと、基本演練での「軸の意識」に特化したものとで構成。5月の道院長研修会でも学んだ、同じ布陣・同じ攻撃に対して「内受突」・「上受突」・「流水蹴」・「転身蹴」の4つを繰り返し、身体の反応力を高める効果を求めます。法形自体をやった事の無い人や、まだ入門前の小5A君も参加してくれていますので、それぞれにとっても有意義な時間を目指します。
今回は北部生涯学習センターの体育室が一枠も取れず、逆にコロナ前は10団体以上が抽選に並んだ洲原ロッジの土日の宿泊が、無抽選で当選と言う状態。16時で初日の易筋行を切り上げ、洲原ロッジに移動。刈谷北道院の保護者・家族の方が大人6人小中学生3人、松平からも3人の保護者の方が出席して下さる状況で30人を超える人達が、懇親のバーベキューに集いました。
今回はNさんの長男次男であり、中2で准拳士初段を取得した高1のR君が、中1に成ったR君と一緒に久々に顔を見せてくれました。OBが気兼ねなく顔を出せる空間で在りたいと思いつつ、そんな気に成ってくれる人も少ないのが現状ですが、久々の成長した姿を見せてくれたR君兄弟には感謝・感謝です。また移動の乗り合わせやバーベキューの火起こし、冷やし麺やとうもろこしの準備を保護者の方が率先して担って下さり、参加して下さった皆さんが、総じて楽し気な雰囲気だった事に「やった甲斐が有った」と嬉しさも滲みます。
朝食作りから始まった2日目も、各種抜けが有りながらもぼちぼち順調に進行。前日の剛法の法形の復習を、バリエーションを付けて相手を代えながら繰り返し、その後連反攻を加えた段階に進め、防具を着けての運用法まで辿り着きました。5年生以上と4年生以下の2つにグループ分けし、刈谷北道院と松平スポーツ少年団支部の面々が組む様な列にして進め、交流にもなり刺激にもなる時間を皆で味わえた気がします。
連反攻や攻守の限定無しのバージョンまで、かなりの回数を繰り返した為、体力的にも精神的にも「ちょっとキツめ」の強化合宿ならではの時間を全員が乗り越え、残った食材やジュースをじゃんけんで分配し、予想外のお土産を手にして皆の顔がほころびます。他所の道院・支部との交流自体が貴重な事ですが、その場に存在した人達が協力的な意識の中で切磋琢磨する空間を創り出せた事に、感謝の想いと共に喜びを感じます。