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Shorinji Kempo

9月22日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。すっかり秋らしく涼しい気候になったものの、台風の影響なのか予想外の蒸し暑さも残る中、鍛錬に励みます。

先週の地区合同昇級試験も、何とか全員合格出来ました。今回受験した人間以外にも、試験での様子や、自分の受験を視野に入れた鍛錬について話すと、それぞれに表情の変化が見られます。次の段階に向けて、また11月の演武祭に向けて、更なる精進に励んで欲しいものです。

今日の基本演練は、移動稽古の中での構えの確認と、振突と裏拳打の習熟を予定して、スケジュールを組み立てました。伝えておきたい相手が、その時間に来てくれる訳でも、聞いてすぐに出来る様になる訳でもありませんが、とにかく一生懸命伝える様に努力するだけです。今回は、スケジュールはおしたものの、なかなか良い上達を見せてくれた様に思います。

鎮魂行後の自由練習では、時間を15分ほどに区切り、演武祭に向けての単演の練習、組演武の練習と小2のY君は正対構からの法形演練、キックミットを使用しての裏拳打と進め、Nさん・W先生・Hさんに随時アドバイスや相手に入って頂き、私自身も全体を回るように進めました。時間を短く区切ると、長く深く突き詰めるのは難しくなりますが、飽きが来ず、一定の集中度は維持し易い様です。長く深く取り組む時間と、交互に組み合わせる事で、技術レベルと意欲の両面を高めて行けそうな気がします。

時間を少しオーバーしましたが、最後に当たらない間合いと当たる間合いの空乱2種を3本ずつ行い、急ぎ足ながら全ての予定を完了。「お茶の時間」を経て、作務の時間に受身の練習をしようと準備して結局使わなかった座布団に気付き、「まだまだだなぁ」と反省しつつ、充実した想いで今日の修練を切り上げました。

9月14日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。ようやく秋の涼しさも感じられる様になって来た中、鍛錬に励みます。

 

泉田市民館では、明日防災会議が行われる事もあり、ホール後方には机・舞台上には備品が準備されていて、机の上には「少林寺さん、ごめんなさい。地区長」のメッセージの紙が(笑)。地域からの協力があってこそ、修行や道院運営が継続出来る訳ですし、修行の先にある「社会と積極的に関わりながら構築する、幸せな人生」を思うと、多くの方々と触れ合いながら実現出来る「修行の場」は、実に有り難いものだと再認識します。この貴重な場を大いに活用し、多くの人にとって有意義な場に進化させていきたいものです。

明日の地区昇級試験で、小6女子のKちゃんが少年五級を、小4男子のR君・R君・K君・小5男子のS君が少年六級を受験します。より高いレベルでの受験にする為の最後の機会ですので、基本演練ではメニューをがらりと変え、受身の確認から。試験組は試験に出るものを反復し、受験しないI君・H君は、前受身や後受身に入る前の足上げ腹筋の時間を取ります。直接少林寺拳法と関係無い様な動きや言葉から、上手く少林寺拳法への興味や意欲を引き出す。より幅広い「感覚」を、上手く養っていければと思います。

「学科・法話」の時間に入る頃に、W先生とHさんが到着されます。W先生は、先週の本山での講習会で足の指の剥離骨折をされたとか。日々の生活だけでなく、普段の修練や支部運営にも何かと負担も増えるでしょうが、逆に「幅広い感覚」を養う機会として活用して頂きたいものです。

法形演練、鎮魂行を経ての自由練習と、試験に向けての習熟と11月開催の演武祭に向けての練習に割きます。足の痛むW先生には、無理の無い範囲で指導して頂き、Hさんには最も習熟度に不安の残るKちゃんと、マンツーマン練習を行います。

今の茶帯以上の中学生4人は、試験が近付くと頻繁に私自身が「マンツーマン練習」の相手を務め、習熟度と理法への理解度を挙げて来たと自負していますが、Kちゃん以降の「第3世代」に対しては、ほとんどその時間を取れていない状況です。それに比例する様に、技術への理解度と反応・進歩がやや遅いKちゃんですが、3月に後輩のI君の試験の相手を務めた事で、少林寺拳法に対する意識・意欲が随分挙がった様に思います。今回の試験では、まだまだ充分な準備が出来たとは言えませんが、理法を伝える「下準備」は出来たかなとの手応えはあります。

11月の演武祭では全員が複数の発表をしますし、組演武では後輩と組む様な組み合わせにして、後輩をリードする事や手本を示す事を強く意識する事を求めたいと思います。自分が意識してこそ、普段の修行の面白味も増すというものでしょう。色々な刺激やきっかけを、常に提供出来る場でありたいものです。

 

9月7日(土)の修練。

本日は、泉田会館での修練。9月に入り、湿気は減ったものの8月より暑い、迫って来る様な高温の中、鍛練に励みます。

来週に地区昇級試験を控えて、貴重なレベルアップの機会。Nさんが、明日からの県知事に随行しての、1週間の海外出張に向けての準備・W先生が本部講習会で帰山中で欠席されましたが、Hさんが一人で豊田から参座して下さいましたので、その力を御借りして、少しでも技術レベルと共に、試験に臨むテンションを高めたいところです。

今日の修練開始時に、ホワイトボードに「意識」と「自意識」を書き、易筋行に入りました。どんな動きを訓練している時も、本人が何を意識しているかで、到達出来るレベルに差が出る様に思います。それも、出来れば他人に「やれ」と言われて動くのではなく、自分で課題を考え、自分で乗り越えた先を見据えてやって欲しいもの。基本演練後の「学科・法話」の時間に、更に「美意識」の言葉を足して、人としての在り方を視野に入れた「修行」への心構えの大切さを説きました。どれだけの人間にどの程度響いたかは判りませんが、少しでも良い結果に繋がる様に、しっかりした支えをしたいと思います。

今日の午前中に、遅ればせながら学科宿題の添削が終わりましたので、各自の提出してくれたノートを返却しました。今までは、誤字脱字の指摘をして返していたくらいですが、今回はそれぞれに5分弱の時間を取り、試験や普段の修練に向けてのちょっとした「面談」を挟みました。「自由練習」の時間に、返却する相手以外のメンバーに、組み合わせとやる内容を伝え、返却が終わるまで各自で行い、終わったら全員を集めて補足の練習を行うという感じで、5分弱の駒を5回転ほど行ってみたのですが、拳歴の長い人間ほど、「早くやらないと、時間が無くなるぞ」と感じて、集中力と行動の実践が高まっている様に思えました。時間を掛けて反復を繰り返す練習と、短い時間でやる事を変える練習を上手く組み替える事で、集中力の高まりを生み出し、引いては鍛錬への面白味と意欲を引き出す効果もあるなと、若干の手応えを感じています。

「面談」のラストは、受験者ではなく7月入門のY君を指名。Y君は、精神面でのタフネスさに欠ける面もあるので、少し心に痛みを感じると簡単に泣き出すのと、一度泣き出すと周囲の関心を引きたくて、長い時間叫びながら泣く癖があります。「強化合宿2019」での経験と、「夏休み武道体験会」に年下の男の子の体験者が存在していた事もあり、精神的張りが有って暫く泣かなかったのですが、火曜日の修練で久々に大泣きしました。それでも、泣き止むのも修練に合流するのも、以前よりは相当早かったのですが、「これは一度締めておくか」と、「自分の弱さに打ち克つ為の強さ」について、再度話しました。

「強くなりたいか」、「強くなる為には、何が必要か」、「何故、泣くのか」、「修練中に泣くとは、どの様な事を意味するのか」と、時折Y君の「自意識」に質問を投げ掛けながら、本人に「どうするべきか」の答えを見付けて貰います。言葉に対する理解度は、割りと高めなY君。毎回の修練に赴く際の「心構え」の整え方を伝えて「面談」を切り上げました。その間も、他のメンバーは割と良いテンションと水準で修練をこなしてくれていましたので、かなり短くなってしまいましたが、良い雰囲気での「お茶の時間」を終える事が出来ました。

 

8月31日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。強い湿気と蒸し暑さの中、皆が集まります。

8月は1週間の夏休みを取る事もあり、専有道場を活用しての月1の道院修練は例年行っていないのですが、6月入門のMちゃん・Mちゃん姉妹と7月入門のY君の、9月の土曜日の参座予定が上手く噛み合わず、10月もMちゃん姉妹の休みが多く、11月の演武祭の時期まで入門式を行えない可能性もありましたので、急遽8月最終日に挙行する事にしました。W先生夫妻は豊田市のスポーツ少年団のカーニバルがあり、入門式には列席出来ませんが、自己紹介は市民館でやって頂く予定で、段取りします。

誓願文奉読は小6女子のMちゃんに御願いし、事前にプリントを渡して練習して貰いましたが、家でもしっかり練習し、「当日の巻き物にフリガナがフッてなかったらどうしよう」と、お母さんに私への確認を御願いしていたりと、高い水準で自分の役割に取り組もうとする、「質」の高さを感じさせます。そんな真面目さを持っている新しい「家族」を、良い方向へ導かなければと、新たなやる気が湧いてきます。

入門式の最後は、恒例の全員が一人ずつ前に立っての「自己紹介」を。今日は「好きな映画・印象に残っている映画」を話して貰いましたが、皆それぞれに普段なかなか知る事の出来ない側面を見せてくれました。因みに私が話した「好きな映画」は、1994年の作品「レオン」。ストーリーや内容も良かったですが、何より悪役を演じたゲイリー・オールドマンの狂気的な演技は、今でも修練中に叱る時の話し方で、私に大きな影響を残しています(笑)。

場を変えて、易筋行を。試験も近い事もあり、短い時間ながら能率良く鍛錬に励まなければいけません。強化合宿の際に感触を掴み、夏休み明けに何度か試している、15分程で練習メニューと相手を変えていくパターンで、各自の習熟を目指します。Nさんが途中、近隣の保育園で学校のボランティア活動に参加しているRちゃんを迎えに行く為、一旦中座しましたが、割りと早く二人で戻られましたので、学校の体操服姿のRちゃんにも混ざって貰い、空乱に勤しみます。当たらない間合いや「半分ほどの力で」と行っていますので、皆楽しそうに動きますが、今後如何に「強く打つ」を足していくか。思案が必要ですね。

易筋行を終え、Rちゃんと新入門者3人で再度「自己紹介」を。偶然Rちゃんが顔を出せた幸運もありますが、新入門者3人共に、専有道場で行った時よりも、話し方も上手くなり、内容も深みを増していたところに、今後の成長に向けた期待を抱かせます。今回の3人の入門により、1人2人の少人数ながら、刈谷市北部に在る5つの小学校全てに在籍門信徒が存在する事になりました。この流れを大切にしながらも、一人一人の充実した修行に向けて、しっかりした支えをしていきたいものです。

16時半を過ぎ、「お茶の時間」にしようとしたところ、昨年の地区長さんから、17時から泉田町選出の市議会議員さんの報告会を始めたいので、場所を譲ってくれとの打診が。「さて、どうしようか」と思案のしどころですが、逆に先程まで地区の役員さん達が使用していた和室が開いているなと気付き、部屋の交換を。和室の隣りの会議室の方が冷房が効いてて涼しかったので、会議室で「お茶の時間」としました。普段地域の多くの方々からの支援を受けている身ですので、出来る範囲で融通を効かせなければいけませんし、その瞬間の立ち居振る舞いや接し方で、少林寺拳法の印象を良くする事も出来ます。夏休み中の旅行時のお土産や、「夏休み武道体験会」の参加者の方から頂いた御礼の御菓子を皆で頬張りながら、有意義な修行の空間を創り出さねばと、決意も新たにしました。

8月24日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。突如訪れた「秋」の涼しさを喜びながら、鍛錬に励みます。

1週間の夏休みを明けた今週、8月頭の「強化合宿2019」と「泉田町盆踊り大会」での演武披露を経て、表情が精悍になった人間や、行動が積極的になった人間がちらほら。何かしらの「きっかけ」を、自分にとってのプラスに出来る人間が多く育つ空間。それこそが、少林寺拳法の道院であるでしょうし、そんな道院を目指したいものです。

今日も欠席者・遅れて参座される方が多数。逆に、その時いる人がお互いの成長を「意識」した行動を取れれば、お互いが成長していけるだろうとの願いも込めて、2~3種類の新たな練習方法も試します。その流れを引き継いで、「学科・法話」の時間では、時間をかなりオーバーしつつ、「ちゃんと聞く」とはどういう事かとの話をしました。これは3月の地区昇級試験で少年六級に合格したI君が、試験終了の瞬間に、考試員の先生から「ちゃんと話を聞けよ」と注意されていたのを見て、「いつか話そう」と考えていたものでした。早や半年経ってしまいましたが、行事2つを終えた今の方が、皆に良い響き方をしていたのではないかと感じています。

法形演練や自由練習では、9月の地区昇級試験やそれぞれのレベルに合わせた習熟の為に、顔触れや練習内容をこまめに区切って行いました。これは極力「飽きの来ない」状態を維持しつつ、統一された「意識」の上での向上を目指したものですが、割と良い結果だった様に思います。

自由練習ラストは、最近頻繁に行っている「シャドーボクシング」を経ての空乱を。「自分なり」の動きを練っておいてから、間合いを開けての乱捕り~当たる間合いでの乱捕りと繋げていくと、皆なかなか良い動きをしますし、あまり恐怖感を抱かずにやれる様で、新入門の白帯拳士でもそれなりに動きますし、殺気立っていない分、皆が笑顔で取り組む事が出来ています。

ペースが落ちずに動き続けているので、昼からの「夏の暑さ」に負けて点けたクーラーの中でも、皆汗だくです。「良い笑顔」で「良い取り組み」をしたからと言って、必ずしも「良い結果」には繋がりませんが、少なくともこの幸せな時間は「本物」だなと手応えを感じ、「お茶の時間」と致しました。

8月11日(日)、「泉田町盆踊り大会」での演武披露。

8月11日(日)、「泉田町盆踊り大会」で演武披露を行いました。

昨年は台風並みの雨の為に、盆踊り自体も中止になってしまい、実施出来なかった演武発表。2年空けての行いとなり、段取りも難しくなったりもしましたが、何とか白帯団体演練・小中学生の団体演武・RちゃんMちゃんの中学生女子初段の組演武・NさんW先生の一般男子組演武の4つを披露する事が出来ました。

会場の中央広場に移動する前に、一旦泉田会館に集合したのですが、一人早く来て黙々と動きの確認をする小5男子のI君や、恥ずかしがり屋ばかりのメンバーで、何とかコミュニケーションを取って練習をする白帯組等、事前の練習では集中の度合いが実に高かったです。

中央広場に移動して、柔法マットを設置。「夜店を楽しむ」の時間がスタートした15分後、アナウンスをして頂いてマイクを受け取りました。なかなか夜店の列に夢中になっている人々の目を集めるのも簡単ではないのですが、今回は列のうちの一つがマットのすぐ横まで伸びていて、図らずも「かぶりつき」で観るギャラリーが誕生する事になりました。

白帯組の団体演練も緊張しながらも最後までやり切り、目の前で観ていた保護者の皆さんからも、満足げな表情が見て取れました。色帯組の団体演武・中学生女子の組演武と、技術レベルが上がって行くのが、初めて少林寺拳法を観る方々にも伝わっていた様ですし、NさんとW先生の演武では、突き蹴りの激しさに「おお~!」と歓声も漏れていました。

無事に演武発表をやり切り、マットの撤収を終え、皆に夜店券を渡して、夜店を堪能する事に。かき氷や金魚すくい、バルーンアートを楽しむ姿は、実に微笑ましいものです。

18時になり、盆踊り大会がスタート。刈谷北道院の面々も列を作って、見よう見まねで踊ります。W先生は、盆踊りで踊る事自体が初めてだったそうですが、やぐら上の子供会や婦人会の皆さんの動きを見ながら、ノリノリで踊っていましたし、道衣姿での踊りに戸惑っていた初参加のメンバーも、各地区の子供会で踊りの練習もしている為か、徐々に場に馴染んだ踊り方をしていました。また盆踊り好きの中3女子のMちゃんのお父さんが、3年ぶりに踊りにも参加出来、一緒に踊っていました。

保護者の皆さんが踊りの輪に加わる事は少なかったですが、それぞれが盆踊りの雰囲気を楽しんで下さっていた様で、夏の一つの楽しみを提供出来たのかなと、満足な想いで今回の取り組みを終える事が出来ました。

8月10日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。市民館に向かう車に乗り込んだ際の、尋常ではない暑さに驚きながら、鍛錬に励みます。

「泉田町盆踊り大会」での演武発表を翌日に控え、昨夜同じ西三河第三教区の碧南南道院まで出向き、柔法マットをお借りして来ました。今日はそのマットを使用して、本番直前のリハーサルをやれる貴重な日。が、少年野球やバスケットボールクラブの大会、学習塾の課題や里帰り等、御休みも多数。また小4白帯のK君が昨日から首を痛めたとの事で、演武発表自体も欠席する事に。発表形態も変更する必要も出ましたが、参座してくれたメンバーと、出来る最大限の内容を目指すという点は変わりません。少しでも良い内容・結果を標榜して、修行に励みたいところです。

易筋行前の作務の時間に、今年初めて演武発表をするメンバーの為に、明日の会場の中央広場の地図をホワイトボードに書いていたのですが、昨年の地区長さんからお話が。実は今日は朝から西三河の碧海5市を中心に放送されている、KATCHというケーブルテレビの生中継が泉田町に入っていまして、15時から中央広場でイベントをやり中継するので、小学生達を連れて広場まで来て欲しいとの事でした。地区の盛り上げや、明日の会場の下見も兼ねて行く事にしたのですが、小学生達は道衣姿で中継に映る事を嫌がり、なかなか輪に近付こうとしません。「まあ、この場に来ただけでも地域貢献にはなるか」とは思いますが、「自分に出来る最大限」という点では、課題があるかなとも感じます。

道衣姿で中継場所に行った為に生れた縁が、一つ。中継のMCをされていた方(25歳男性・お笑い芸人)が、小学生の頃に名古屋の道院で少林寺拳法をされており、准拳士初段まで取得されたとか。あちらから声を掛けて下さり、合掌礼をしてくれました。一生懸命場を盛り上げながら、暑い中での中継を終えられたその姿。市民館に戻り、鎮魂行後の法話でその姿勢についても話しましたが、「後輩達」は何かを掴んでくれたでしょうか。KATCHの中継は、来週も西尾市の徳次町で行われるとか。西尾市の方々は、是非盛り上げに行って下さい。

自由練習の前に7月の地区昇級試験での合格者のうち、少年八級に合格したH君と、一般一級に合格したR君の合格証書授与を。それぞれに当日の感想と今後の抱負を語って貰いましたが、今回の受験・合格で得たものも多かった様ですし、合格証書を手にしたその姿は、やはり嬉しそうです。二人共、高いレベルでの習熟を果たしていますので、是非その姿勢を維持して欲しいものです。

お盆休みで部活動もお休みの為、Nさんと共にRちゃんも参座。プラスW先生とHさんが、松平地区の花火大会での演武発表・Mちゃんが学習塾の課題を行う為に欠席したので、それぞれの相手がいない為、親娘で組んで練習する事に。NさんがRちゃんの演武の相手をする事が中心になったのですが、それなりに形になっていたので、11月10日(日)開催予定の演武祭でも、親子演武が披露出来るんじゃないかと、内心ニンマリです。どの行事でもどんな取り組みでも、そこで顔を合わせるそれぞれが、協力し合ってそれぞれの力を発揮しないと成り立たないでしょうし、「やって良かった」と思われる行いにはならないでしょう。明日の「泉田町盆踊り大会」での演武発表が、皆にとって「やって良かった」という行いになって欲しいものです。

「強化合宿2019」開催。

8月2日(金)の午後から3日(土)の午前中にかけて、松平スポーツ少年団支部と合同で「強化合宿2019」を開催致しました。

今年は、修練を両日共に刈谷市の北部生涯学習センターの体育室で行い、宿泊は同じ敷地内の洲原ロッジに泊まるという、初めてのパターン。使用頻度が高く、なかなか抽選が当たらない施設で、合宿を丸々同一施設で行える、4回目の開催にしての新たな試みとなりました。その状況下で、プリンターが故障して資料を作れなかったり、段取りがかなり悪かったのですが、集まった人達でコミュニケーションを取り、その都度都度の判断で、それなりに上手く進めたように思います。

初日・2日目共に、鎮魂行後のウォーミングアップは、W先生とHさんに6月の少年部指導者講習会で学んだ内容を、実践して頂きました。刈谷北からも松平からも、今年初めて合宿に参加し、初対面の面々も多くいましたので、交流・親睦にもなり、切磋琢磨し合いながら自分の弱点を強化する内容を目指します。全員が同じ内容を行う時間と、5年生以上と4年生以下にグループ分けし、それぞれを私とW先生、HさんとNさんが中心になってみる事で、水準に合わせた内容でレベルアップを図る時間と区別し、指導する側もあれこれ試行錯誤し、スキルアップを図れる時間となりました。

初日は修練を17時で切り上げ、隣接するバーベキュー場へ。例年、親睦を兼ねて保護者の皆さんもお誘いしているのですが、今年は松平スポーツ少年団支部の保護者・関係者の方が、わざわざ豊田市から6名も来て下さり、刈谷北道院も含めて大人13名・小中学生19名の大所帯となりました。

刈谷北道院からも、合宿には全く参加出来なかった人間もいる中で、これだけ多くの方が集える場を創り出せるのは、実に有り難い事です。「こんなに要らないだろうなあ」と思いつつ、買い込んだお肉やアルコールが次々と捌き切れ、実に楽しい雰囲気の中で、刈谷北・松平双方の保護者の方とも、普段なかなか取れないコミュニケーションを取る事も出来ましたし、少しでも有益な関りを提供せねばとの想いも、新たに出来ました。

 

2日目朝は、恒例の朝食作りから。私自身は肉野菜炒めの担当ですが、3回目となる今回は、過去の反省を活かし、昨年より1時間早く起きて動き始めたのと、野菜の切り方と材料を少し変えた事で、そこそこ良い出来でしたが、買い忘れた調味料や食材もあり、万全とは言えません。それでも皆が残さず完食してくれた事は、今回の参加者の意識の高さの成せる業でしょう(笑)。

2日目の修練は、鎮魂行・ウォーミングアップの後は、全員で受け身の練習を。昇級試験の近い人間もいますので、4種類の受身のポイントだけを伝えて、段階を分けて反復練習を行いました。

その後は、昨年同様刈谷北と松平の組み合わせでプチ演武を行う予定でしたが、前日の入浴時にNさんから、「まったり終わるのも良いですが、逆に極限まで削った状態で合宿を打ち上げるのも良いんじゃないですか」との提案があり、5年生以上は急遽「当分やれないだろう」と思っていた、乱捕りの「掛かり稽古」を。3年前の初合宿で行い、私の中では「強化合宿」の「元体験」でもあるこの試み。親睦がメインではなかなかやれませんし、気持ちの弱いメンバーには適していないというものではありますが、行う前に全員に意識付けの言葉を送り、いざスタート!一人が前に立ち、一人50秒で5人を相手に乱捕りを行い、その後に私を相手にして、50秒間ひたすら攻撃し続けるという感じですが、初日の夕食から合流した、3年前の「掛かり稽古」ではスタミナ切れで号泣した中1茶帯のR君が、見違える様に強くなっており、下段廻し蹴りを太腿にくらい、私の足が何度か止まりました。

松平の女の子達も、最初は恐怖心や緊張感で気後れしていたものの、徐々にそこを乗り越える感覚を掴んで来たのか、最終的には困難に立ち向かう精神的強さと、反応の良い突き蹴りの攻防を見せる様になりました。スタミナ的にもかなりキツイ時間を終えた面々には、それぞれに達成感の様なものが垣間見え、「今後の人生の柱」の入り口の様なものが芽生えたかなとの期待を持ちつつ、「強化合宿2019」を切り上げました。

 

7月27日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。迫り来る台風が三重県に上陸したとの情報の中、鍛錬に励みます。

激しい雨と強風の中、「今日は誰も来ないかもなぁ」と思いながらも市民館に出向くと、改修工事の足場の補強をする為の作業員さんの姿が。「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ」を地で行くその在り方に、「負けてちゃいけねぇ」と刺激を受けます。参座してくれたメンバーの顔触れを見て、動く内容を決めます。台風の影響により、普段土曜日にはなかなか参座出来ないR君兄弟も来てくれました。二人には、折りに触れ手本を示す役目を担って頂きました。

今月入門のY君にも、読本と科目表が届きました。それぞれの活用の仕方を伝えましたが、自分を磨く道具や周囲の環境を、どう活用して自分をどう変化させるか。修練中に弱音を吐く事も多いY君ですが、夏休み期間中の平日の修練日に開催している、「夏休み武道体験会」に参加してくれている小1男女の存在が刺激になっている様で、「手本を示そう」・「知っている事を教えてあげよう」という姿勢が見て取れます。その結果なのか、この2回程は、泣きそうになってそれをこらえようとする雰囲気があります。「自分を成長させる為に、自分で自分に厳しくなる」という、修行に欠かせない感覚が芽生え始めているのでしょうか。

法形演練と自由練習は、来週松平スポーツ少年団支部と合同開催する「強化合宿2019」と、再来週の「泉田町盆踊り大会」での演武発表を視野に入れた練習で構成。NさんとW先生は演武練習を中心にし、Hさんには強化合宿で白帯~低学年と一緒に練習して頂こうと予定していますので、白帯のY君・K君・H君との時間を長くとりました。

自由練習に入って、W先生に「少年部指導者講習会」で学んだ身体操作を指揮して頂き、飽きの来ない内容で、本人の意欲を引き出す&身体感覚と能力の向上を図る事の大切さを目の当たりにしました。後半は、基本の突き蹴りの3連攻を練習し、少し相対での感覚を養った後で、軽めの運用法を行い、その間NさんにはY君とマンツーマンで上中2連突の指導して頂きました。何れも、強化合宿での修練内容や、その間一般がどう判断してどう動くかを意識した内容でしたが、それぞれの人が何かしらの発見や手応えを持てたのではないかと、希望的観測を抱いて「お茶の時間」と致しました。

7月20日(土)の修練。

本日は専有道場からのスタート。昨年よりはかなり涼しいなと思いつつも、長く続く梅雨の湿気を感じながら皆が集まります。

本日も体調不良やケガ、部活動や送迎の都合で、欠席される方が多数。それでも様々な事情・都合をやりくりして、参座して下さる訳ですから、少しでも有意義な空間を提供しなければいけませんし、且つただ「楽しい」だけの時間とは違う、「何か」を提示したいものです。そんな中、鎮魂行の後に暫しの「法話」の時間を。それをどう受け取り、その後の自分にどう活かすか。それぞれの人次第ですが、意味・意義の高い向き合い方の出来る、人の集まりであって欲しいものです。

「法話」がやや長くなったので、連盟の会報を活用しての「学科・法話」の時間は、ややコンパクトに。先月末に受講した「少年部指導者講習会」に関連するページを、皆で回し読みしながら、「伝える側」と「受け取る側」の心構えの違いを説きました。自分を甘やかす事無く、周囲の人にとっても有意義な修行に対する取り組みを、皆でしていけたらと思います。

場を変えて、易筋行を。6月入門のMちゃん姉妹の姉とお父さんのTさんも、こちらから参座です。思ったほど気温が上がって来なかったので、自然の風で乗り越えられるかと、クーラー代の節約を目指しますが、基本演練を進めるうちに、玉のような汗と上がり続ける不快指数に、我慢し切れずコインを投入。やや快適さも上がりましたので、しっかり身体を動かし、技術レベルを上げていきたいところです。

NさんとW先生は演武の合わせに入り、残る小学生達を色帯組と白帯組に分けて、Tさんも交えて習熟を図ります。来月11日(日)の「泉田町盆踊り大会」での演武発表や、9月の地区昇級試験での受験に備えて、各自のレベルを着実に上げていきたいところです。小6女子のKちゃんは、1年ぶりの少年五級の受験を目指しますが、その為の「下受蹴」の練習の時に、相手をしていた弟のR君の水月に蹴りが入ったのか、R君が痛みでボロボロ涙を流す場面も。ケガをしない様に、気を付けるのはもちろんですが、痛みや苦しみが目の前に立ち塞がっても、何とか粘って活路を見出す。そんな「闘争心」や「折れない心」を身に付けられる修行の空間にしていければと思います。