最新の記事 | 刈谷北道院 | Page 42

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Shorinji Kempo

12月4日(日),12月度道院修練(一般のみ)。

本日は専有道場で月1開催の一般のみの易筋行。

本当はNさんの試験1週間前の来週にしようと考えてたんですが、逆に1週間前は私自身がマンツーマンで相手を務めて「自主練」をする事にしまして、その前週の本日に。最近は三段科目中心の法形演練になってましたので、二段科目のあまりやってないものや、名前が似ていて抽出科目で突然言われた時に「ド忘れ」し易い法形の総ざらいの日としました。

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科目表が数年前に改訂された時に、各法形の出て来る時期がやや変わった事もあり、私自身の記憶や分類と若干違う面もあるのですが、科目表の後ろの方には各段で修練する法形が拳系別に記されており、比較しながらの総ざらいには実に便利です。「~天一」だ「~天二」だのこんがらがり易い名前の法形一つ一つ復習する事が出来ました。各法形の類似点・相違点を発見しながら、また何故このネーミングなのかも想像しながらの修練は楽しいものです。

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今日は「合掌送捕」を「吊落」・「吊上捕」を関連させて、「引胸落」と「引落」を間違え易い法形としてやろうと考えてたんですが、「引胸落」の前に「片胸落」をやり「襟十字」をやり、関連させて「巻落」と「外巻落」をやりとしていると、やらなきゃいけない事がどんどん増えて行きます。「送天秤補」や「送肘攻」も復習して行くと、この法形はほとんど反復練習をしてないなぁと思うものも多く有ります。

関連させて復習して行くと共通点も認識し易いですし、逆にその法形固有の動きも見えてきます。Nさんの試験まであと2週間。私自身の習熟の為にも、しっかり鍛錬に励みたいと思います。

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12月3日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。

R君が少年野球・I君が部活の試合・愛教大のKさんが母校の高校に講師の申請をしに行く為に休みとなる中、今日は夜に名古屋で県連の懇親会が開催される為、そこに間に合う様に16時までの修練としたのですが、豊田の愛知高上道院からWさんが出稽古に来て下さり、存分に盛り上げて下さいました。

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実はWさん、昨年までに2度開催した刈谷北道院の演武祭にTさんと共に二人だけの2回続けて出演して下さっている方で、この県教区のサイトの刈谷北道院のページの表紙になっているカッコイイ投げ技で投げられている側で出演もしています(笑)

今日は夜勤明けの上、夜は愛知高上での修練もある状況なのに(道衣に上着・ズボンをかぶせただけの状態でバイクで!)出稽古に来て下さり、基本演練での相対練習でもちょっとした時間に小学生達にアドバイスをして下さっていました。やはり普段から自分に出来る事で他人に助力をしようと考えている人は、ノリも行動も違いますね。刈谷北の面々にも何かしらの刺激が有ったのではないでしょうか。

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私自身は火曜日辺りからやや風邪気味だったので、いつも以上に「あ~だこ~だ」と口を動かしていただけでしたが、Nさんの参段受験に向けての準備にもWさんに交ざって頂き、Wさん自身も久々に練習する法形も有った様で何かしら出稽古に来た意義もあったのであれば幸いです。

その後夜には県連懇親会に出席し、多くの先生方と交流を深める事も出来ました。今年は退任される先生方の挨拶も有り、その全員が道院長歴50年を越える方々ばかりでその言葉には大いに刺激を受ける重みが有りました。50年も道院長を続ける為には多くの方の支えも有ったでしょうし、「人の縁」に恵まれた面もあるのでしょうが、何よりも周囲が支えたくなる様なノリ(本人の意欲と情熱)が欠かせない要素だった事でしょう。そんな「やる気」を如何に門信徒の皆さんに伝えていくか。頑張らなきゃいけませんね。

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11月26日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。

R君が少年野球・I君が部活のバスケットボールの大会出場・Mちゃんがその応援、愛教大のKさんが今年から地元のお祭りに参加されていて、その忘年会が有るとの事でお休みされましたので、一般門信徒の方が数が多い状態での修練です。

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約1ヶ月後に中拳士参段の受験を控えたNさんに徐々にテンションを揚げて頂こうと思い、修練時間中に単演の号令を掛けて頂く為に、R君の参座してくれる木曜日2回で小学生達にも天地拳の五系・六系を教えたのですが、肝心のNさんに「紅卍拳」と「龍の型」を教えていない事に気付きました。「試験までに1ヶ月無い状態で教えてちゃイカンなぁ」と思いますが、まあNさんは基本のレベルが高いので順番と動きを教えるだけで良いかと胡坐かいてます(笑)。ついでにと言う訳ではないですが、今日は唯一の小学生のRちゃんにも「土曜日はシゴクでぇ~!」と伝えておいたので、一緒にやって貰いました。唯一の小学生なのでいつも以上に甘えた素振りですが、こちらも基本のレベルが高いので順番と意味・意識を覚えるだけで充分?「今日覚えたことを、他の皆に今度教えてくれよ~!」と言うと、「無理で~す!出来ないもん!」と言ってましたが、まあやってくれるでしょう(笑)。

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最近「肉体強化」の目的でストレッチを小まめにやっているのですが、足首を念入りに回す事で血行が良くなるのか足が軽くなり、またそれ以上に体調が良くなり精神的にもプラスのテンションで行動する事が出来ています。まさに「拳禅一如」と実感し木曜日に学科・法話の時間に皆にも伝えたのですが、今日は自宅パソコンに送って頂いたNさんの参段受験の宿題への添削部分を御伝えしたりもしたので、学科・法話の時間にも一般の読本を使い、普段から進歩した自分が他人の為に支えに成っている事をイメージして精進に励む事の大切さを伝えました。その「目的の確立」がぼんやりしていると、易筋行に励んでいても結局は技術レベルも然程上がらないでしょう。

法形演練では少年二級科目の復習を全員で。「屈身突」や「送小手」をやりましたが、一般門信徒にとっては級科目の復習ですが小学生より上手く出来るとは限りません。有段者と言えど、ただ自分が楽しむだけの為に練習している人と、進歩した自分が他人に伝える・他人の手本に成ると考えて練習している人とでは、見えるもの・身に付くものも違って来ます。どちらを選ぶかは本人次第ですが、是非「世の為人の為」に成る修行に取り組んで頂きたいものです。

今日はRちゃんの為に「小手投」をやりたかったのですが、「龍の型」と「逆小手」をやっていたら自由練習の時間も残り10分に。「あと10分でホントに終わるの~?」とのRちゃんの言葉も他所に、中段突を突き終わった体勢からの投げの動きだけをやりました。「逆小手」や先日行った「逆合掌投」と同じバックダウン系の法形だけに、Rちゃんもそれなりに理解出来ていた様です。その後の「お茶の時間」でも好物のサツマイモを使った期間限定「おさつスナック」をバク付き、機嫌良く帰路に着きました。

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11月20日(日)、11月度道院修練(一般のみ)。

本日は専有道場での一般門信徒のみの易筋行。

当初午前中の9時~12時に行う予定でしたが、来月に中拳士参段の受験を控えたNさんが町内のスポーツフェティバルへの参加とカブってしまう事が月頭に判明したものの、他の日は少林寺拳法関連の行事で埋まっていた為、午後の14時~17時に変更しました。結果、道院修練終了後にレジャーに出掛ける予定を入れたTさんと、大学での補講が入ったKさんは参座出来ずでしたが、YさんNさんと技術の向上に励みました。

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今日は3人だけになる事は始めから判っていたので、私自身がしっかり二人の相手をするぞと意気込んでいたのですが、Nさんが20分程遅れた為、先にYさんと四級科目の復習を始めていたら、「外受蹴」・「外受突」が終わりNさんが到着された頃には正直ゼ~ゼ~言ってました(泣)

その後三段科目の習熟を中心に進めましたが、「合掌引天秤」を始める前に「引天秤」・「逆引天秤」から始めたら、それぞれの手の掛け方に工夫がいるなと気付きました。それも天秤を極める腕刀側の腕の使い方や接触するタイミング等も、雑にやったり勢いに任せて動いていてはいけない部分も感じますね。

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今日はどの法形をやる時も、「末端の筋力以外のエネルギーを使う事」とそのエネルギーを相手に伝える為の「膝の向き」を強調して説明しました。どちらも「感覚的」なものなので「ピンと来ない」人にはかえって理解し難くなるでしょうが、「力のやりとり」なんて所詮感覚的なものでしょうから、如何にやってる本人がそれを掴み取ろうと意識するかによって理解度も習熟度も変わって来ます。世の中の物事全てがそうなんでしょうが、周囲の環境がどうこうあの人この人がどうこうではなく、自分自身が何を目指してどう動き自分をどう変えていくかが肝心なのでしょう。そんな「自分を練る」事に対する一つのきっかけに成る様な易筋行にしたいものです。

そんなこんなを考えながら修練に励んでいたらあっという間に時間は過ぎ(後半は例によって例の如く、「あーだこ~だ」言ってるだけで私自身の動きはかなり減りましたが、いつもよりはやったほうかな(笑))、終了時刻を15分程オーバーした頃には外はかなり暗くなっていました。陽の落ちるのも早くなり、寒さの増してきた今日この頃。Nさんの受験まで残り1ヵ月を切りましたし、体調管理に留意しつつガンガンテンションを揚げて行きたいものです!

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11月19日(土)の修練。

本日の修練は専有道場でスタート。

10月の地区昇級試験で少年三級に合格したMちゃんと少年四級に合格したI君の合格証書授与を行いました。当日の感想と今後の抱負を語って貰い、やる気に満ち満ちた言葉は全く無かったんですが、着実に進歩してくれている事には感謝しないといけませんね。img_2225

月1回専有道場でスタートする時は、皆で作務をやり鎮魂行を行った後に、ロウソクの灯りが消えるまで連盟の会報や「あ・うん」を使っての学科・法話を行います。合格証書授与も行ったのでやや急ぎ足で開祖の言葉や「実に帰る」のページを読んだのですが、朝からの雨で少年野球が中止になり参座してくれたR君が、足の指をいじくったり会報や読本の他のページを読んだりと他事をやりながらの聞き方にも関わらず、内容や言葉をよく理解しています。鎮魂行の後に一言言い、「これ、木曜日に一般の読本を読んだ時に言ったけど」と皆に聞く中で、一人だけ「行住坐臥」と答えましたし、今日の法話のまとめで「開祖は、どんな小さな行いでも良いからリーダーに成れって言ってたんだよ。これ何処かに載ってたんだけどな~。何処だったかな~?」と私でも判らなかったのに、「あ、ここだよ」と今日は全く開かなかった「あ・うん」の最後のページを見せてくれました。集中力が有るのか無いのか、良く解りません(笑)

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場を変えて易筋行を。今日は泉田市民館のホールが厄年会の集まりが有り使用出来なかったので、久々に別棟の部屋で。

専有道場の学科・法話で会報を使用する時に、少しでも技術に興味を持って貰おうと「実に帰る」のページや「あ・うん」の裏表紙等、技術に関する部分をよく使用するのですが、先日ふと思い付き読むだけでなく皆でやってみる事にしました。今日は「逆合掌投(二種)」を。失敗する事が嫌いなRちゃんは、「四段科目の~」と聞いて「出来る訳無いじゃん!」と尻込みしていましたが、「ここは巻小手と一緒」・「この動かし方は、逆小手でもやってるでしょ」とあれこれ説明を加え段階を区切って練習して行くと、皆それぞれにそれなりにこなしていきます。

「逆小手」の理を体感する為には「巻小手」を先にやった方が解り易いだろうと、先に「巻小手」を練習させていたら少年科目表に出て来ない事に数か月前に気付きましたが、少しでも技術に面白味を感じ、その結果自発的に意欲を持って修練に励む事が出来、ひいては少なくとも自分の人生では積極的・意欲的にリーダーシップを取って行ける人間になってくれればと、自分の「うっかり」を正当化しています(笑)

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11月12日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。

門信徒の通う小学校で刈谷市の小学校からの代表が集まっての音楽発表会が開催され、小学生全員と保護者のNさんも観覧の為に遅れての参座となり、またTさんも息子さんの耳鼻科への通院の付き添いがありお休みされたので、始まりは私とYさん・Kさんだけという先週以上の「少数精鋭」でのスタートとなりました。ただ気候も程良く暖かく鍛錬には持って来いの日柄ですので、頑張って励まないといけませんね。

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今日は基本演練の時間に、順逆の二連突をしてくる相手に対し、体捌・足捌を意識しつつ守る、そして順突・逆突のどちらでもカウンターを取る様なタイミングで動くという練習をしてみました。剛法において「受けてから反撃」という意識が強すぎると、受けた時点で反撃の体勢を整える事が難しくなる様で、多少遅れてもカウンターを当てるくらいの感覚で動ければ、その反撃の手を防御に代えるだけでタイミングを掴みやすくなるかなと思っての練習です。

何れも基本の突き蹴り受けや体捌・足捌きが備わっていないと、慌ただしく動くだけになってしまいますが、その後12月度武専の予科の科目である「外受蹴」や「内押受突」の予習をしている時にも、出来る出来ないはともかく「動くべきタイミング」や「整えるべき体勢」が理解し易くなっていた気がします。

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学科・法話の時間には、10月末に大分での全国大会の観覧に行かれていたYさんにその感想として一言話して頂きました。本当は先週やって頂く手筈だったんですが欠席者が多く延期し、一昨日の修練時に話して頂いたんですがこれまた欠席者が多かったので、今日2度目の「一言」です。いつもの修練とは順番を変えて、音楽発表会終了後の人が集まる時間帯に学科・法話の時間を持って来て行ったんですが、Yさん自身は内容をまとめて流暢に話す事があまり得意ではない様子。それでも同じテーマでの2回目となる一言を、それなりに違う構成にして話して下さいました。そんな経験もたまにはしておくと、日常でのコミュニケーション能力の開発にも少しは役立ちそうな気もします。

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自由練習の時間では、久々に乱捕りでたっぷり汗をかいた後に全員で「送小手」を行い、一般は加えて「送捕」・「送四指捕」の復習も。原理のみで創作した「送小手もどき」というのを繰り返しやって来たからか、小学生達も体勢作りは割りと上手に行います。このまま技の面白さも感じて、自らの意志で鍛錬に励む様な方向に向かって行って欲しいものです。

今日は先週お休みされたKさんの手作りスイーツが有るので、「お茶の時間」も充実していました。特にさつまいも好きのRちゃんは、参座した早々に冷蔵庫に冷やしてあったスイートポテトを見付けてはしゃぎまくり。また普段少年野球で土曜日は休みがちのR君も、今日は発表会が有った事もあり参座してくれたので、Kさんとも昨年11月の演武祭以来の再会を果たし、パウンドケーキやいも外郎を皆と一緒に味わいました。

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11月5日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。

急な寒暖差の到来の為か風邪が流行っている様で、副道院長のNさんと愛教大のKさんが風邪をこじらせてお休み。まあKさんは刈谷北道院の門信徒ではないので休む休まないの話ではないのですが、ほぼ刈谷北道院のレギュラーメンバーの様な気でいますので(笑)またTさんが長男さんの高校の文化祭を次男さんの希望で観に行くので遅れるとの事で、「少数精鋭」でのスタートです。

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今日は皆のノリ的にウォーミングアップをみっちりやりそうな感じではなかったので、ストレッチに時間を割きました。相対で相手の肩に足首を乗せて「蹴り」の姿勢をとる少林寺拳法では「よくやる」ものですが、普段あまりやらないからか、皆姿勢を維持する事が上手く出来ません。が、「直蹴バージョン」だけでなく足先を横に向ける「廻蹴バージョン」もやってみましたら、その後の廻蹴の練習に対する良いヒントに成った様です。

その中でも、元々蹴り各種が得意で足刀蹴なんかは私より上手なRちゃんが秀逸で。普段からどんな練習でも「やりたくない」と口にし、基本演練でも最近では「全力」でやる事はほぼ無く気合も出さずで。それでも開足中段構からの突きや受けでは、「手抜き」をしつつも脇や内腿の締めによる軸の意識や肩腰の差替えを意識した体の使い方はやってるなと見て取れる状態なのですが。廻蹴に対する十字受の練習をし、そのラストで廻蹴を返す練習をした後で、廻蹴の出て来る最初の単演として「天地拳第三系単演」を行ったところ、その手抜きをしているはずのRちゃんの動きが、重心の乗せ換えや膝の向きや角度、突きや受けをやる前の腕の動かし方から態勢の作り方、突き蹴り受けの後の手先足先の状態に至るまで、「自分でも出来ない」と思う程の出来の良さでした。「これを無意識でやれるはずはない!全ての動きにおいて注意して動かないと出来ないはずだ!」と思うのですが、そんな素振りも無く。量り知れません。

法形演練では少年三級科目の十字受蹴を皆でやった後、少年二級科目であり11月度武専の予科の科目でもある「屈身突」・「屈身蹴」・「屈身突蹴」を。座布団をクッションにしての後受身の練習をしているI君にアドバイスをしてふと目を戻したら、Rちゃんの相手をしていたYさんの様子がおかしな事に。「大丈夫ですか?少し休みましょうか」と言ったら、即トイレに駆け込んでもどしてました。どうやらRちゃんの蹴りが水月にでも入った様です。元々あまり当て止めをしないRちゃんの在り方は教え的に問題なんですが、とは言え余程良いタイミングと角度で入ったのか、それとも余程Yさんが気を抜いて攻撃していたのか。どちらにしても、絶対的な体格差のある大人を吐かせる蹴りを放つ小学生女子とは。量り知れません。

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先週でしたか打棒を振り回して遊んでいたI君に、「少林寺拳法には錫杖ってのもあるんだよ」と打棒を持って「天地拳第一系単演」をやってみせたところ、時間が空くと打棒を持って練習する様になりました。そして今日は鎮魂行の時に「打棒、打ちたい」と。打ち方は以前皆に教えていたのでやって貰ったところ、「それなり」にやってくれました(笑)

自由練習では、少年は「逆小手」の復習と「切返抜」・一般は武専予科の予習を。今月の愛知武専は月末に三重県鈴鹿市での合同開催になるのですが、新婚のYさんはその前日辺りが奥さんの出産予定日という事で、明日の岐阜武専に御邪魔する事にしました。ぜっかく他県の武専に行かれるのですから、意識を高く持って多くの事を吸収して来て頂きたいものです。

今日はKさんがお休みという事で、豪華な手作りスイーツではなくノーマルな茶菓子で「お茶の時間」にしたんですが、Yさんの全国大会土産の「少林寺拳法えびせん」も食しました。えびせんに少林寺拳法用語が印字されてるものですが、その中には鎮魂行後に「今のI君の打棒、なかなか良かったよ。でも、次やる時はもっと良い打ち方をしてね。その次やる時はもっと良く。茶帯になってからやる時は、更に良く。これ、漢字四文字で言うと何だ?」と聞いて、普段学科・法話でも割りと言ってるはずなのに誰も答えられなかった「漸々修学」も有りました。「ほら、これだよ~」と言うと、I君が「ほんとだ。じゃあ、僕はこれにする」と食べてました(笑)

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10月29日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。

風は小寒いのに日差しは強く、建物の外と中とでは体感温度にかなりの落差のある中での修練です。Yさんが全国大会観覧と里帰りも兼ねて大分に行かれていて欠席ですが、残りのメンバーで鍛錬に励みます。

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そろそろ小学生達に天地拳第五系の単演を教えようかと思い、今日は基本演練で四系までの復習を。細かい部分を精査して行くといつまで経っても100点満点には成らないんですが、少しでも良い状態に到達しようと思うなら、細かい部分に気を付け続けるしかないですね。相対演練もそうですが、ただ手足の動かし方を覚えただけには成りたくないものです。

最近副道院長のNさんがしきりに「腰が痛い」と仰るので、基本演練の最後に全員で腰の押圧の練習をしました。決して無理に力押ししたりふざけて反動をつけたりして「事故」が起きない様に注意しつつ、自分の体重を上手く活用出来る様な姿勢・腕の角度を伝えました。受けている相手の緊張や呼吸にも気を付けつつ、上手く接触点を密着させ無駄に力まない様に気を付ける。柔法全般にも共通する感覚ではないでしょうか。

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自由練習では、全員で少年三級・二級科目を復習した後に一般は三段科目の習熟を。今日は連盟の会報にも載っていた「送四指捕」と「木葉返」「木葉送」を。いずれもややこしいですし、暫くやっていないと忘れてしまいますね。ただ原理を理解しながら修練した回数が多ければ多い程、他の法形との共通点を発見して再現する事が容易になって来る気がします。基本の習熟から理の探究を意識した上での法形演練まで、統一された流れの中で易筋行を組み立てて行きたいものです。

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10月22日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。

予定されていた欠席者プラス副道院長のNさんが「体調不良」で欠席。二日酔いだそうです(笑)。他の方々も全員から「遅れて参座」との連絡を頂いていたんですが、結果的に作務が終わる前に全員が集まれて易筋行に入りました。

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今日は、明日昇級試験を受験するMちゃんIちゃんの習熟の為に時間を割く予定でしたが、「試験の為」と言うだけではなく、基本の身体の使い方やそれを充実させた上での伸びやかな突き蹴りを意識して相対練習を組み立てました。なかなか簡単な事ではありませんが、やはりそれを無くした状態の易筋行では意味がありませんので。

その後、少年四級・三級の科目を全員で復習。細かい部分にも気を付けて行うと、一般の有段者でも出来ていない部分が沢山有ります。その辺りを向上させる為には、小学生と共に級科目に励む事にも十分意味が有りますね。

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自由練習では、小学生二人は私と試験練習・一般はYさんの11月度武専の科目の予習を。11月の予科1年は「送横天秤」・「吊落」・「送肘攻」が有りますが、「送小手」の復習も兼ねてやって行くと少年三級・四級科目との共通点が多く発見出来ました。その都度皆にそれを説明しますが、果たしてピンと来てますかどうか。その感覚が「正解」と言う訳ではないんですが、ただ手足を動かして終わりには成りたくないものですね。

そんなこんなを想いながらも、今日も「お茶の時間」にKさん持参の手作りチョコロールケーキとガーリックラスク・チーズラスクを頂きました。Mちゃんが「ニンニク好きだもん!ママも好きなんだよ!」と興奮している姿も微笑ましく、残ったケーキやラスクも「お土産」として分配し、存分に堪能しました。

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10月16日(日)、10月度道院修練(一般のみ)。

本日は専有道場で、月1開催の一般のみの易筋行。元・愛教大少林寺拳法部のKさんにも参加して頂いて行いました。

Kさんが足繁く通って下さるお陰で、一般の技術修練も充実して来ます。やはり大人が大勢居ると、それぞれの反応の違いが有ってそこに対する難易度と研究の必要性が上がりますし、他者との比較によって自分の出来ている事・出来ていない事の実感がし易くなります。何より大勢居た方が楽しいですしね。「あと2~3人は大人が欲しいなあ」と欲かいちゃいます(笑)

よく「運営費の面から考えても、門信徒が20人は居ないと道院は成り立たない」と言われますが、正直私の指導力では20人居たら一人一人に目が行き届かなくなって、ただ科目表や読本をなぞらえてカリキュラムをこなして終わりになっちゃうでしょうね。本人の性格や受け止め方のみならず各家庭の方針や状況の変化も踏まえた上で、自分のどんな言葉やどんな接し方が、それぞれの今後の豊かな「日常」の形成に向けてどう響いて行くのか。一人一人の反応や変化を観た上で易筋行の在り方を考えていく事自体が、私自身の「人間修行」に成るんでしょうし。「健全な道院運営」には門信徒数増加が必須ですが、自分の思考能力のキャパもしっかり考えておかないといけないですね。

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今日は、五級科目の復習とNさんの12月の三段受験に向けての三段科目の習熟、私自身の来年3月の五段受験の為の確認に当てました。

先月から六級から上がって行く事にしたんですが、割りと最近五級科目をやっていたの先回未消化だった下の方から進めて行きました。下受蹴・下受順蹴では、体捌・足捌の「やるべき事」と「やるべきではない事」を理解した上で、実際に行えていないといけないなあと実感しました。特に剛法では勢いに任せて「手足をバタつかせて」いても、それなりに出来ているように見えますしやれている気になってしまうもので。「型稽古」として、丁寧に練り上げて行くには、しつこ~く小うるさ~く「意識するべき事」を伝えていかないといけませんね。

また、力んで身体を固めるのではなく、「身体を締める・絞る」感覚で力を生み出ししつつ、のびやかに且つ素早く身体を使うという事も、基本を演練している時にそう意識して身体を動かしていないと出来ないでしょう。巻抜の鉤手守法の取り方と下受順蹴における体捌・足捌の共通点を感じて、更にそう思いました。

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三段科目に移る前に、逆小手系統の投技の「理」の研究として、片手投と小手巻返を2種類の投げ方でやってみました。

どうしても「この法形はこの掛け方」と形を固めて覚えてしまいがちで、少し応用や変化があるとさっぱり理解出来ない・と言うより、頭が考える事を拒否してしまいがちですが、この辺りも基本の習熟度によって、「ああ、あの動きを当てはめれば良いんだ」と理解度・再現度に差が出て来ます。特に柔法は相手と接触している時間が長い分、自分の身体の使い方によって間合いから相手の体勢から大きな違いが生まれてしまいますから、手先・足先の使い方だけに傾倒せずに、体捌・足捌その上での手先・足先と行きたいところです。

三段科目の習熟も、剛法・柔法共に割と充実した練習が出来ましたし、級科目との共通点も明確にして伝えられたかなと思いますが、どうしても初段のTさんKさんには一つ段飛ばしになって、ちょっと空白が出来てしまう感が有ります。私の五段科目の習熟となると更に共通点を探るのが難しく、結局は押閂投の内・外と閂内天秤の掛け手の練習と開身突を同時にやるのが精一杯でした。ちょっと思案が必要ですね。

とは言うものの、やはり一般が充実した修練は楽しいもの。時間を20分くらいオーバーしましたが、最後は普段あまりやれない閂固の確認で手首をイジメて終了としました(笑)

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