4月6日(土)の修練。

本日は泉田会館での修練。直射日光を浴びていた車の中に、5分居ただけで汗だくになってしまう程の陽気の中で、鍛錬に励みます。

今日は小学生達が、想定外に早い時間帯に参座してくれたので、作務も手早く終わり。「鬼ごっこ」の時間も長く取れました。ウォーミングアップもしっかりやりたかったですが、先日の地区昇級試験や普段の修練から感じた「課題」を、克服する練習方法も試したかったので、やや短めに。早々に基本演練に入りました。

「課題」として感じたのは、防御やその後の反撃の際の体捌きの不十分さ。「正中線を立てる」事を意識している為か、「運歩で避ける」事が中心になり、体捌きが甘くなるのかも知れません。運歩を使わず、前重心と後重心の切り替えだけで突きをかわす練習をし、その後に運歩や受け・反撃を付ける練習をしたところ、「避ける意識」がかなり明確になりましたし、色帯組に手本で見せて貰った「義和拳第一系単演」も、すぐに覚わりそうな雰囲気でした。反撃の的確さは今一つでしたが、「内受突」や「流水蹴」にも応用出来る内容となりました。

学科・法話の時間では、木曜日にも話した「一期一会」に関して。ほぼ同じ内容で2度目となる人間も4名程いましたが、是非とも話しておきたい出来事もありましたので。やはり人の生死に関わる内容は、小学生達でも「これは真剣に聞かなきゃ」と思わせるものがある様で、皆の聞き方も違います。ただそれも、その判断が出来るだけの知恵と分別を教わっていて、それを自分で使いこなせる人間だけでしょう。今自分の目の前にいてくれる人達が、それを備えている上質な人達である事を、「当たり前」だと思ってはいけませんね。

自由練習では、茶帯以上は「片手寄抜」から「送小手」までを・小学生は「龍王拳第一系単演」を、「5」まで。白帯組は木曜日に「小手抜」をやったのですが、今一つな習熟度でしたので、「一人でやれない事を、相対でやっても出来ないか」と考え、「龍王拳」の単演から入る事にしました。単演を号令ごとに区切って、左右の動きを反復していると、思っていた以上に時間が掛かり、相対演練の時間をあまり取れなくなりましたが、それでも「小手抜」の動きは、格段に進歩しています。一般の方には「送小手」の段階で2分程は入れただけで、「回し」としてはまだまだ不十分な出来でしたが、それぞれに進歩してくれた面も数多く有りましたので、今日の一日に「感謝」して、修練を切り上げました。

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