4月13日(土)の修練。

本日は専有道場でスタート。「暑さ」も感じる陽気の中、皆が集まります。

暖かな4月が到来したという事で、小中学生は学年が一つ上がり、刈谷北道院の面々も「高学年率」が上がっています。それにより、技術のレベルも教えの浸透や行動への顕れも、高い水準で実現して欲しいものです。それが出来る様な声掛けや修練の在り方をしたいものですが、とは言え目の前にいるのは「小中学生」。伝えた事をすぐに体現化出来なくても、「長い目」で見て「出来る」まで付き合う。「出来る」まで支える。専有道場での作務、鎮魂行、会報を使用しての学科・法話の時間で、その辺りの心構えが整えられた気もします。後は、目の前で修行してくれている門信徒達が、「自分なり」の進歩とやりがいを自ら掴んでくれたら、言う事無しです。

場を変えて、易筋行を。基本演練では、体捌きの重点を置いた動きの反復から入ります。これは高学年小学生に、乱捕り練習に入る前に「顔を護る」意識を持ってもらいたくて、より意識して行っているのですが、結果的には法形や単演にも共通する部分の有る練習となります。まず基本があり、そこが向上してこそ技術レベルが上がる。そこに到達する道筋は、幾つか用意出来る様にしておいた方が良い、という事でしょうか。

法形演練では、茶帯以上は新中学生のR君・I君の、7月での一般一級受験を視野に入れた科目の習熟を。小学生達は、先週は「5」まで覚えた「龍王拳第一系単演」を最後まで行い、その後に「小手抜」に。時間が短いという事もあり、やれる内容や習熟状態に、若干の物足り無さや未達感は有るでしょう。また、それぞれの意識の仕方によっては、上達のスピードに差が出て来ますし、それぞれに「苦手な動き」が有ったりします。1回の練習で全てを高いレベルでこなせる人間はいませんので、本人には粘り強く取り組む意識を持って貰い、伝える側も粘り強く支える意識を持つ。お互いがその意識を持ち、お互いの事を考えながら修練に励んでこそ、充実した「修行の空間」に成るでしょうし、そこにやりがいや喜び・幸せを感じられていれば、その精神状態こそ「理想境」なのだろうと思い、「お茶の時間」に移りました。

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