4月27日(土)、一般のみの自主練。

本日は、春の連休恒例となる一般のみが集まってキツめの自主練習を行う日。前日までの暖かさとは違う、やや小寒い気候の中、Nさん・W先生と共に鍛錬に励みます。

この時期の自主練は、体力的にキツい事をやる事で、そこに対して「耐える」・「立ち向かう」という、精神的負荷を掛ける事をテーマにしているのですが、昨年は私も含めて負傷者が続出した事と、今回は全員のコンディションがイマ一つだった事もあり、ややソフトな内容にしました。

序盤は、キックミットを使用しての当身。回数を減らす為に、スタートから連攻撃やコンビネーションから始めましたが、体を慣らす意味も含めて、「軽めに」と「フルパワーで」を繰り返して行うと、ペースは穏やかでありつつも、体力的にキツい内容となりました。日頃の鍛錬不足や当身の習熟度の低さを嘆きながらも、何とか奮闘します。

中盤では、「先の先」を意識してのカウンターを取る練習を。ビビらずに相手の攻撃より早く反撃を決める。動きの良し悪しも大事ですが、精神面での強さも手にしたいものです。攻撃や反撃のパターンを変えて何度か繰り返し、防具をフル装備しての「ガチ乱捕り」を数本。真剣に攻撃する・されるとなっただけで、動きは思う様にいかなくなります。先程までの当身のコンビネーションや「先」を取るタイミング等も活かしたいのですが、なかなかに難しいものです。自分の課題ばかりが浮き彫りになりますが、「やらなければ気付けない事」に気付けただけでも進歩と言うべきでしょうか。

2時間を過ぎたところで、既にバテバテでしたが、何とか踏ん張り「理の探究」へ。天秤を極める際の急所の確認や、天秤固に入る際の作りの習熟から、「諸手巻小手」の際の「崩し・落とし・外し」へ展開。途中、何度か市民館の会議室を利用されていた、地区の役割をされている方々と顔を合わせましたが、16時過ぎに8年前に泉田市民館での修練を始めた頃の公民館長さんが、いらっしゃいました。久しぶりにご挨拶したら、「まだ終わらない?」と。聞けば、17時から泉田町から選出されている市議会議員さんの集会があり、早めに準備を始めたいとの事で、場所を譲り、隣接する泉田会館へ移動しました。これも両方の施設の鍵を、常に保有出来ている立場であり、地区の方々から支えられての活動をしているからこその出来事。それをしっかり「感謝」して、柔軟に対応していきたいものです。

場を変えてから、更に「半月返」のタイミングの取り方を。「先の先」を意識してのカウンターを取る練習が、活きて来ます。また「掬首投」をバリエーションを付けて、反復へ。「内受突」から腕を巻き付けて投げる動きとの、関連性を楽しみます。その後、「切返投」や「小手投」で投げ技の原理を確認し、ややこしい身体操作や相対での力のやり取りの感覚を意識します。

今回の自主練は、ややソフト目にした為か、疲れはあるもののダメージは少なめ。一緒に鍛錬に励める「仲間」の存在に感謝し、充実した時間に満足して切り上げる事が出来ました。またキックミットでの当身の時間では、スポーツドリンクを取りに行った際に、会議室で作業をされてた敬老会の役員さんから、「やっぱり大人は音が違うね~!」と声を掛けて頂いたり、防災活動を終えられた昨年度の地区長さんから、「おう、食べるか?」と、サツマイモをふんだんに使った「鬼まんじゅう」のお裾分けを頂いたり、地域との関りを改めて実感出来る貴重な時間となりました。

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