5月11日(土)の修練。

本日は専有道場でのスタート。車の中は「猛暑か?」と感じる程の気温の中、皆が集まります。

今日は、開祖忌法要も執り行いました。集まりの出足が悪く、時間の段取りが難しくなる事が予想されましたが、それでも毎年儀式が行える事自体が有り難い事。参座してくれると想定してなかった、中1になったR君が来てくれたので、急遽司会役を御願いしスタート。途中での振舞いでも、極力笑顔で言葉掛けをしていて、自分でも「何故だろう?」と感じていたのですが。導師法話では、例年では「戦争はやってはいけない」と話すのですが、今年は普段の修行に取り組む姿勢に繋がる内容にしようと考えていて、結局は「人の在り方によって、戦争が引き起こされる」、「部下や敵対する国の人を、何百人も殺してしまう」、「質の低いリーダーでは、自国の人をも何万人も殺してしまう」と、シリアスな内容になってしまったので、「ああ、これを少しでも和らげようと、笑顔になっていたのかな」と、後々自分でも納得しました。この話を聞いた人が、後の人生に何をどう活かすか。少林寺拳法の修行同様に、それは人それぞれでしょうが、少しでも何か良いものを掴んでいて欲しいと、願うばかりです。

場を変えて、易筋行を。こちらも昨日の時点で、内容とその段取りをイメージしていました。時間を30分ずつに分け、体験に来てくれているMちゃんMちゃん姉妹の為に、突き蹴りとキックミットを使用しての当身・小6緑帯のKちゃんの為に、「片手寄抜」を全員でやり、その間Mちゃん姉妹はNさんに御願いして、開足中段構からの突き蹴りをやり、ラスト30分で連盟の会報に載っていた「内逆手捕」を全員で体験して、「お茶の時間」という流れだったのですが、今日参座してくれるとメールして下さったMちゃん姉妹が、場を変えても現れません。なので、急遽基本演練のレベルを少し上げて、開退とその際の下受に意識をおいた移動稽古を。なかなか受ける手の位置や使い方まで意識が通らないので、相対になって蹴り攻撃を付けるパターンも行いました。極力一般と小学生で組むようにしたので、それぞれの組み合わせで、なかなか良い進歩をしてくれていた様です。

全員で「片手寄抜」を分解して反復練習している時に、「今日は来ないかな」と思っていたMちゃん姉妹が、お父さんのTさんと一緒に参座してくれました。後ほど頂いたメールを読み返したら、最後の部分にTさんも一緒に体験して下さる事が綴られていたので、3人揃うまで待っていた様です。皆が練習している最中では、やはり若干入りにくい様でしたが、皆で逆突・逆蹴をやり、キックミットを使用しての当身を。ラスト30分を、Tさん親子3人をNさんにお任せし、それ以外のメンバーで「片手寄抜」の続きを。私もちょくちょく体験組の方に行くつもりでしたが、丸々Nさんにプロデュースして奮闘して頂きました。「片手寄抜」もそれぞれで習熟度が違いましたが、「主役」であるKちゃんは、それなりに進歩し課題も見付けてくれていました。

「お茶の時間」には、全員で簡単な自己紹介を。Mちゃん姉妹もTさんも、控えめながらしっかり挨拶してくれました。作務を終えて、迎えに来て下さっていた小5緑帯のI君のお父さんと暫しの「相談」を。8月頭に予定している「強化合宿2019」への協力への御願いもしましたが、メインは今後年2回程行っていく予定の「面談」についての説明と、それを経てのI君の少林寺拳法への取り組みについての「話し合い」です。いずれもお父さんはI君の成長に向けて、しっかり考えてらっしゃるなと感じましたし、今後のより良い協力関係への手応えも感じられました。駐車場での鬼ごっこを終えても、まだ車の外で話し込んでいる私達の姿を観て、I君も「やべ~、俺の事話してるのかな?」という顔をしていたので、既に「刺激」を受けているかも知れませんが、本人と保護者の方も含めて、より良い少林寺拳法への関わりを、皆で模索していきたいと思います。

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