9月14日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。ようやく秋の涼しさも感じられる様になって来た中、鍛錬に励みます。

 

泉田市民館では、明日防災会議が行われる事もあり、ホール後方には机・舞台上には備品が準備されていて、机の上には「少林寺さん、ごめんなさい。地区長」のメッセージの紙が(笑)。地域からの協力があってこそ、修行や道院運営が継続出来る訳ですし、修行の先にある「社会と積極的に関わりながら構築する、幸せな人生」を思うと、多くの方々と触れ合いながら実現出来る「修行の場」は、実に有り難いものだと再認識します。この貴重な場を大いに活用し、多くの人にとって有意義な場に進化させていきたいものです。

明日の地区昇級試験で、小6女子のKちゃんが少年五級を、小4男子のR君・R君・K君・小5男子のS君が少年六級を受験します。より高いレベルでの受験にする為の最後の機会ですので、基本演練ではメニューをがらりと変え、受身の確認から。試験組は試験に出るものを反復し、受験しないI君・H君は、前受身や後受身に入る前の足上げ腹筋の時間を取ります。直接少林寺拳法と関係無い様な動きや言葉から、上手く少林寺拳法への興味や意欲を引き出す。より幅広い「感覚」を、上手く養っていければと思います。

「学科・法話」の時間に入る頃に、W先生とHさんが到着されます。W先生は、先週の本山での講習会で足の指の剥離骨折をされたとか。日々の生活だけでなく、普段の修練や支部運営にも何かと負担も増えるでしょうが、逆に「幅広い感覚」を養う機会として活用して頂きたいものです。

法形演練、鎮魂行を経ての自由練習と、試験に向けての習熟と11月開催の演武祭に向けての練習に割きます。足の痛むW先生には、無理の無い範囲で指導して頂き、Hさんには最も習熟度に不安の残るKちゃんと、マンツーマン練習を行います。

今の茶帯以上の中学生4人は、試験が近付くと頻繁に私自身が「マンツーマン練習」の相手を務め、習熟度と理法への理解度を挙げて来たと自負していますが、Kちゃん以降の「第3世代」に対しては、ほとんどその時間を取れていない状況です。それに比例する様に、技術への理解度と反応・進歩がやや遅いKちゃんですが、3月に後輩のI君の試験の相手を務めた事で、少林寺拳法に対する意識・意欲が随分挙がった様に思います。今回の試験では、まだまだ充分な準備が出来たとは言えませんが、理法を伝える「下準備」は出来たかなとの手応えはあります。

11月の演武祭では全員が複数の発表をしますし、組演武では後輩と組む様な組み合わせにして、後輩をリードする事や手本を示す事を強く意識する事を求めたいと思います。自分が意識してこそ、普段の修行の面白味も増すというものでしょう。色々な刺激やきっかけを、常に提供出来る場でありたいものです。

 

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