10月26日(土)の修練。

本日は、泉田会館での修練。暖かい日差しと心地良い風の吹く快適な気候の中、鍛錬に励みます。

今日は、Nさんが息子のR君が通う小学校の運動会の為、W先生とHさんが豊田の道院の合宿に参加する為、欠席。一般の参座が私だけなので、「のんびり行こか~」と、隣りの部屋で敬老会の方が、明日の文化展の準備をされている中、参座してくれたメンバーの顔触れに合わせて、やる内容を決めていきます。

2週間後には、4年ぶりとなる刈谷北道院の演武祭が開催されますが、そこでは小中学生には、単演・組演武・団体演武と複数出演して貰う予定です。ただ人前で演武披露するだけでも、精神的なプレッシャーが掛かるところ。更に、複数の演武を覚えなければいけない事で、負荷が増すでしょう。そこを、それぞれの組み合わせで助け合いつつ、自分自身で本番までの期限を意識しつつ、しっかり仕上げる。少林寺拳法に限った事では無いでしょうが、何かで結果を残さなければいけない時には、必要な感覚でしょう。その「訓練」になってくれれば、幸いですね。

今日の「学科・法話の時間」では、「拳禅一如」についてと、それを実現する為に必要なもう一つの要素の話を。話す内容は以前と変わっていないのに、ここ暫くの「気付き」を話す時に意識していると、不思議と伝わり方も、聞く側の姿勢にも違いが出て来ます。「これを、1ヶ月前に意識出来ていれば」と悔やまれますが、目の前に居る人達の笑顔が、更なる精進への励みになります。

法形演練でも鎮魂行後の自由練習でも、複数の組み合わせの演武練習を、短い時間で区切っては発表、と繰り返します。急遽組み合わせが変わったり、一人で4つの演武に関わる人も居ますので、修練中に発表する機会も、実はそれ程ありません。その貴重な機会で、それぞれに次に繋がる発見がある様に、適切なアドバイスをしたいところです。

「自由練習」を終えたところで、暫しの「法話」を。弛まざる精進の為に、「逃げグセ」を付けないように気を付けると共に、今この瞬間に逃げてしまっている人・弱ってしまっている人にも、今後の可能性が無い訳ではないので、暖かい心で手を差し伸べられる人間になって欲しい、との思いを込めて話しました。「自己確立」と「自他共楽」の二本柱を達成する為の「自己点検」に、今回の演武祭までへの取り組みが、少しでもきっかけとして役立ってくれれば、各種段取りをこなす意義も増すというものです。そんなこんなで、例によって「お茶の時間」に割り込んでしまいましたが、皆で手際良く作務を終え、階下の駐車場でお菓子の分配をして貰い、皆の笑顔を見送って帰路に着きました。

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