3月7日(土)の自主練習。

本日も泉田市民館での修練をお休みして、自主練を。4月に延期になった昇格考試の為の習熟と、休校により運動不足になっている小中学生のストレス解消の為に、希望者のみで集まり、鍛錬に励みます。

明日3月8日(日)に開催予定だった昇格考試が4月に延期され、来週15日(日)に開催予定だった地区合同昇級試験は、中止となって、今月中に私が審査する事と成りました。延期に成った分、気が抜けてしまわない様に引き締めつつ、当日学科の準備等、高めておきたい部分は高めておこうと思います。

動きを豊富に付けたウォーミングアップの後は、基本演練で突き・蹴り・受けの反復を。単独で動きを高め、相対で受けた感触を煮詰めます。単独でしっかり高めておかないと、満足に動けませんが、自分一人の動きだけでは、法形は高まりません。どちらの感覚も大切にして、易筋行をとらえていきたいものです。

「学科・法話」の時間では、慎重に考え真剣に取り組みつつも、結果・状況を悲観せず捉える事を説きました。ウイルス関連のニュースでも、己れの置かれている境遇に悲観して、短絡的な行動に出た方の話も出て来ました。「極限」状態を招かない知恵・冷静な判断力を養うと共に、いざその境遇に立ってしまった時に、悲観せず簡単に諦めず、何とか切り抜けようとする「闘争心」を養える修行を目指したいところです。

法形演練では、試験に向けた習熟を進め、鎮魂行を終えての自由練習では、前半に引き続き試験に向けた練習を行い、後半は茶帯以上と緑帯以下に分け、投げ技の練習を。緑帯以下は、座布団を敷いて「逆小手もどき」と「送小手もどき」を繰り返し、茶帯以上はバックダウンの原理を体感した後に、「巻落」に繋がる投げ方を、段階を分けて反復します。またその延長線上から、「逆小手」の順手・逆手の違いに対応した崩し方・投げ方の違いを練習しました。

投げ技のシリアスさは無いものの、小学生達は転がし転がされの練習は、やはり楽しそうです。茶帯以上一般のレベルになっても、高みを目指しつつも、技術も楽しめるとより良い在り方が出来るでしょう。人間性も高め、人生を生き抜く「胆力」も備えられ、且つ目の前の「課題」や苦難にも、「楽しんで」向き合える様な思考・発想を養える。そんな道院の在り方を思案しつつ、R君・I君にも残ってもらい、運用法の戦術組成で汗をかき、修練場所を後にしました。

 

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