7月18日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。梅雨が徐々に開けつつあり、湿気と暑さと涼しい風が入り混じる、「初夏」を感じながら鍛錬に励みます。

今日も欠席者多数の中、参座した人毎に課題となる部分を高める様な内容で、修練メニューを組み立てます。4月・5月の「自学自習」期間を経て、集会での修練を再開出来る様になって、「顔を合わせた人と、協力して有意義な鍛錬を行う」という感覚が、より強くなって来ました。目の前に居る人と、意義の有る修練を出来なければ、「修行」に邁進する事自体、難しくなってしまうでしょう。少ない人数なら少ないなりに、人数が増して来たならその変化に対応して、充実した修行の空間を創造したいものです。

来週土曜日の夜に、単独での昇級試験を予定しており、受験者であるH君Y君の習熟に繋がる様な内容を、個人で・または相対で行います。また新入門のSさんのレベルアップにも繋がる様に、組み合わせ毎に内容を変化させて進めると、それぞれにプラスとなる時間がプロデュース出来ます。

例年で行けば、来週から学校は夏休みに入ります。今年は、刈谷市では半日授業が1ヶ月近く組み込まれる様ですが、来週からの平日の修練を、「夏季武道体験会」として近隣地区や子供会さんから体験参加者を募ります。火曜日の修練に、小1男子の参加希望者がありましたので、「土曜日の、人数がまとまっている時に見学や体験をして貰った方が、やる気が盛り上がるだろう」と思い、前週の土曜日である今日の見学をお誘いしていたのですが、鎮魂行に入る前に、お父さんに連れられた男の子が現れました。

人数的には平日と変わらない少なさでしたが、普通に鎮魂行を観て貰い、その後に体験参加を勧めてみましたが、申し込みをして頂いたお母さんからのメールでは、「ドキドキとワクワクが、半々みたいです」との話でしたが、お父さんと話している時点で、側転を繰り返したり、「動きたくてしょうがない」という風情(笑)。当たり前の様に、列に並んで身体を動かします。

1時間ほどの残り時間で、定番の「逆突」・「逆蹴」から始めますが、今まで特にスポーツをしていないというA君ですが、動きも機敏で細かいアドバイスをしていないのに出来ている不思議な状態。初めて体験した人は、大抵手足だけの突き蹴りになって、「真っ直ぐの突き」など突けないものですが、何故かA君は後ろの足を寄せ、腰を押し出して、真っ直ぐ突きを伸ばします。「何で、それが出来るの?観ただけで再現できるタイプなのかな?」と不思議な感じですが、逆突を繰り返しているだけの時間でも、休憩中には順突も繰り出したりと、非凡さを見せてくれます。キックミットを使用しての当身や走るメニューを、喜んで全力で取り組むA君。時折、マスクの下の呼吸が苦しそうなので、休憩や寝ているだけの時間も織り交ぜましたが、座布団を使用しての受身も、他の人と同様に繰り返します。

お父さんのお話を伺うと、「話を聞かないんですよ~!」と仰ってましたので、その辺りの立ち居振舞いの面を強化したいのかなとも感じましたが、体験してくれたA君に「また来週から頑張ろう!」と声を掛けると頷いてくれましたので、また来週からの平日の修練も、楽しみになって来ました。

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