7月25日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。例年になく雨が降り続き、結果としての涼しく過ごしやすい初夏の有難さを堪能しながら、鍛錬に励みます。

コロナウイルスの感染者数がまた増え始め、用心して休む一般門信徒も多くなっています。また中学生の休眠も相次いでいる中、逆に「今この瞬間に参座してくれる人と、有意義な修練にする」という意識が強くなっています。「共に修行に励む」事が当たり前な事ではなく、また永遠に続く時間でもない事を思えば、今この瞬間を充実させる為に、少しでも神経を使いたいものです。

今日の夜は、取り止めとなった明日の地区合同昇級試験の補填の為に、単独開催での昇級試験を安城の道院長の方に御願いしている日。夜に再度集合して出掛けるのですが、修練内容も試験に則したものにします。普段の修練の成果を発揮すれば良いはずで、改めて何か特別な事をしなければいけない訳ではないですが、「伝える側」も改めて足りなかった部分に気付くチャンスです。私自身もこの機会を活かしたいものですし、これまでやって来られた地区合同昇級試験が「当たり前」のものではなく、また単独開催の試験で他所の門信徒の審査を引き受けて頂ける事も「当たり前」ではないと思いますね。

「学科・法話の時間」で、開祖が金剛禅を開創された動機を話し、暫しの休憩に入ろうとしたところ、先週に引き続き、小1男子のA君が先週よりさっぱりした頭で顔を出してくれました。今週からスタートした平日夜の「夏季武道体験会」の参加者であるA君。今週火曜日には顔を見せなかったので、「あれ?参加を取り止めたのかな?」と思っていたのですが、土曜日の参加に切り替えたのでしょうか(笑)。どちらにしても、意欲的に身体を動かしてくれますので、ひと夏の武道との関わりの機会を楽しんで欲しいものです。

今日はA君にも鎮魂行を体験して貰いたいと思い、聖句・誓願・信条を、予備練習無しの状態で一緒に唱和しました。これまで「学科・法話の時間」に加わった事が無く、読本を手にするのも初めてのA君ですが、他の人より少し遅れたタイミングで、しっかり教典の文言を口にしていたのは、ちょっとした驚きです。「この手のタイプは、本を読んだり、理論的に考えるのを嫌がりそうだな」と見ていたのですが、意外に「学ぶ意識」も高そうです。

何事も手を抜かないA君の存在は、少なからず道衣組にも刺激になっている様で、夜に試験を受けるY君やH君にも、ちょっとしたはずみになりそうです。この瞬間が、お互いにとってプラスの時間に成る様に心掛ける。そんな日々を送る「訓練」としての時間に、道院での修練が成っていれば嬉しい事です。

 

 

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