11月21日(土)の修練。

本日は、泉田会館での修練。泉田市民館が明日の文化展開催の準備で使用出来ない為、隣りの泉田会館で鍛錬に励みます。

11月に入っても、暖かな日が続く最近。陽気に恵まれている内に、しっかり精進に励んでおきたいもの。今日は10月入門のA君が欠席でしたが、今月入門のA君も含めて、新入門の二人に基礎の身体の使い方や、それを高める為に特化したウォーミングアップの動きを伝えているのですが、それに共に取り組む先輩達には、この動きはどの動きに繋がるのか、応用編を絡めながら反復します。若干新入門者にはハードルが高くなりますが、「ゴール」を提示した上でのスタートの切り方の反復も、時折混ぜておきたいものです。

今日は振子の動きと、その後の身体の捻り方を行いましたが、まずは姿勢を整える段階からスタートしているA君には、当然すぐ出来るものではありませんし、A君自身がどこが出来ていないのか解っていない段階です。繰り返し行っていく内に、感覚的に高めて行ければ良いですね。

今日は、年3回程割り振られている泉田会館の清掃を行う予定でいましたので、学科・法話の時間も「作務」のページを皆で回し読みます。作務も、ただ作業として準備や清掃を行うよりも、「己れを磨く為」の行いとしてやると、その後のその人に違った刺激がある様に思います。技術面での身体の動かし方でもそうですが、何を意識して身体を動かすかで、その人の技術レベルが変わる様に、教えを意識し普段の生活にどう活かすかを考えて行うと、翻って技術の在り方にも影響が出て来る事でしょう。それが伝わるかどうかは別として、学科・法話の時間だけでなく、易筋行の時間でも端々に織り交ぜていきます。

なかなか良い気と声の張りのあった鎮魂行の後に、泉田会館の清掃に入ります。今日は大人が少なかったので、トイレの清掃は止めて、ガラスの拭き掃除を中心に。動きの精度はイマイチではあったものの、最近「迅速な行動」を説いているので、素早く行動しようという意識は高まっている人が増えている気がします。ここに、丁寧さと客観的視点が上手く加わってくれば、その人自身の成長にも繋がって来る気がします。

自由練習後半は、法形演練に引き続きW先生に来週単独試験開催予定のI君とS君のチェックをして頂き、残るH君・Y君・A君で振子の動きと外捻り・内捻りとその応用を行いました。最近、小学生自身に指揮してもらい、私は外から見ている時間を増やしていますが、雰囲気的には徐々に「先輩として」の意識を持って動ける人が増えています。あとはもう一つ、一般の有段者のグループを作っても、3つのグループが充実した習熟に励める様に、私自身の目配りと指導力を高めておかなければいけませんね。暖かな昼過ぎから、陽が沈み真っ暗な夜に移り行く秋の修練に、新たな意欲を沸かせながら帰路に着きました。

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