1月16日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。寒さも厳しくなりつつある中、鍛錬に励みます。

愛知県も緊急事態宣言の対象地域となり、刈谷市の公的施設の利用時間も制限が設けられる事となりました。公民館長さんからは、「間隔を開けて行う内容を主体とする」事によって利用の許可を頂けましたが、実に有り難い事です。この様な状況下で、修行に励む空間を維持出来る事は、当たり前の事ではないでしょう。その事を肝に銘じて、しっかり精進に励みたいものです。

「間隔を開けた修練メニュー」と言うと、内容に広がりがつけられないと思いがちですが、身体操作のレベルを挙げようと思うなら、まずは個人個人の一人での動きのレベルを挙げないといけない訳ですから、相対演練に入る前にやっておかなければいけない事は、山ほど有ります。あらゆる動きを練り上げた上での相対演練となる様に、今の時期にしっかり高めておきたいところです。

学科・法話では、「拳士の心得」の内の合掌礼と言葉についてを回し読みし、「道場で出来る様になった事は、普段の生活でも行う様に」と伝えました。目的意識を明確にする事は、修行に励む第一歩と言えるでしょう。「ただ、何となく」道場に足を運び、何となく身体を動かし、何となく頑張った気分に浸る。それをどれだけ繰り返していても、望む様な進歩は難しいでしょう。「何の為に、行っているのか」、「自分をどう変えたいのか」をしっかり意識させながら、身体を動かしていきたいものです。

来週に予定していた、中止になってしまった「泉田町芸能音楽発表会」の補填の催しである「成果発表会」。緊急事態宣言下である事も踏まえて、来月に順延する事に致しました。来月に状況が好転していると言う保証も無いのですが、中止という選択はせずに、次の機会に向けてしっかり準備・段取りをして、力を蓄えた上で「本番」に臨む。人生における心構えや物事への向き合い方に共通する在り方でしょうし、「諦めない強さ」を求めて修行に励む存在には、欠かせない意識でしょう。修行に励む環境が有る事が当たり前の事ではないと感謝した上で、自分の出来る精一杯を常に自分に求める。そんな精神性も身に付けられる様な空間を目指して、更に精進に励みたいと思います。

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