4月17日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。夜半から降り続く雨の中、鍛錬に励みます。

4月に入っても、なかなかコロナウイルスの影響も引きません。一般の皆さんも、引き続き参座を控えている状態ですが、どうも今年度はずっとこんな感じが続きそうな雰囲気ですね。小中学生のみの修練が続きますが、少しでも充実した時間・空間にしたいものです。

今日も遅れての参座・早上がりの人がぽつぽつ居ますが、昨年度から作りたかった個人別の修練メニューを作成出来たので、上手く各自の習熟度の管理をして、技術レベルも挙げていきたいもの。今日は割りと皆が早めに参座してくれたので、作務の時間の掃除機の掛け方や、各種備品の準備の説明を再度行い、皆に動きを任せますが、新中学生2人がしっかり考えて動いているように見えなかったので、呼び寄せて低いトーンでマスク越しに5分程「説教」です。

「これをやりたくないんだよなぁ」と思いつつも、「けじめ」を付ける時間としては必要だろうと思いますし、4月入門の面々は高学年が多い為か、説教されている姿を横目で気にしながら、委縮する事無く動いています。あまりそれに甘え過ぎて、小中学生達に不快な想いを押しつけ過ぎない様に自戒しないといけませんし、何より「やらされ」ではなく、自分で意識して行動出来る様な伝え方をしたいものです。

今日は、4月入門の小3のR君がスイミングに通う為&小4のY君が家の用事で15時前後で早上がりする為、それまでに新入門者に伝えておきたい事をこなしていかないといけません。ただ、それでも2時間近くの修練時間は、他の道院の小学生としては、充分な時間でしょう。少しでもポイントを伝えて、次に繋げたいですね。

また、4月より土曜日のみの参座となった小4黄帯のY君と、元々土曜日のみの参座だった小2のA君も含めた全員に、読本で読んで来るページを指定し、科目表へのメモと、参座前日の「予習」を伝えましたが、他の人は読本の読み込みやイメージトレーニングを割りとして来ているのに対し、当の週1参座の2人が全く意識出来ていない様です。この辺りも強化する必要のある点ですし、逆に「必要な努力」を自分で意識出来ない人間に、無理に続けさせる事もないかと割り切って進めようと思います。

今日の学科・法話では、少年読本の6ページの「いのち」に関する部分を皆で回し読みし、その内容をホワイトボードで説明します。3年程前にも同様の話をしましたが、誰もが楽しく聞けて、尚且つ命の大切さを理解出来る内容なので、今日も見事にヒットしました。普段、集中力が持続せず他所見も多いながら、朗らかな一面を持つ新入門のY君が、「感動的な話だなぁ」と声に出していたのも印象的です。

何とか早上がりする2人にも、聞かせたかった法話をして送り出せたので、残ったメンバーで科目の習熟を行います。そろそろ白帯の面々にも、柔法の一端を伝えたかったので、まずは受身の練習から。運動はあまり得意ではなさそうな、でも頑張り屋のWちゃんは、「横転からの起き上がり」を「難しいなぁ」と苦笑いしながらもひたすら繰り返し、「段々慣れて来た!」と自らの奮闘で習熟度を上げて来ました。逆に精神面の弱いH君は、いま一つ理解出来ていない時点で、動きを止めて気を散らしていたので、次の練習に移る際に、「今のあなたの時間は、全く意味が無いよ。今日、来なかったのと一緒だな」と伝えたら、ハッとした顔をしていました。出来れば相手を不愉快にさせる言葉は発したくないものですが、自分の課題・問題点を、自分で意識して向上させられる様に、上手く導いていきたいものです。

自由練習後半は、色帯組は「逆小手」と「小手抜」を・白帯組は正対構からの「内受突」と「上受突」の習熟に努めます。木曜日に、初めて「逆小手」を練習した緑帯3人ですが、数年前の連盟の会報に載っていた、投げ技を「ゴールから始める」練習方法を取り入れたところ、「2回目で、こんなに出来るか?」と思うレベルに成っています。それもあってか、「小手抜」の先の投げ技を意識出来てテンションの挙がるY君と4人で、実に楽しそうに練習していました。

逆に、新入門のH君・Wちゃんが理解出来ている「表」と「裏」を、動きとして全く意識出来ていないA君・A君2人に、作務終了後のお菓子を選ばせている時に思いつき、「居残り練習」を15分程やらせました。途中、いつまで経っても出てこない我が子を迎えに来て下さった、小4A君のお母さんを玄関に待たせ、低いトーンで「理解出来るまで、しっかり動けよ!」と叱咤します。最後は楽しい雰囲気で切り上げたかったのですが、徐々にながら構えも動きも向上して来ましたので、「次、参座した時に、これをしっかり覚えて来て」と、一応の「励まし」の声を掛け、2人を見送りました。

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