6月26日(土)の修練。

本日は、専有道場からスタート。蒸し暑さを感じる気候の中、久々の専有道場に皆が集まります。

今日は、昨年挙行出来ず、また先月5月に予定していて順延した「開祖忌法要」を執り行いました。久々の専有道場と言う事もあり、私自身も早めに家を出ましたが、行事に関してはノー段取りの出たとこ勝負。「それでもそれなりの及第点を収めるのも、実力の内」とばかりに、胃の辺りに感じる緊張を楽しみますが、4月入門の面々の保護者の皆さんの、時間通りに集まって下さる意識の高さにも助けられ、作務も早々に終わり、事前の説明も多少済ませる事も出来ました。

また、緊急事態宣言の絡みもあり、参座を控えられていたNさん・W先生・Hさんも2年ぶりの「開祖忌法要」と言う事もあり集まって下さり、修練自粛中のグループLINEでの動画のやり取りで「知った仲」ではありましたが、4月入門者との「待望の初対面」も済ませる事が出来ました。

今回の開祖忌法要の進行に際しては、初の行事への緊張感を緩める意味でも、厳かさを若干犠牲にしつつも、私自身がちょくちょく言葉を挟み、雰囲気を緩める様にしました。最近の小学生達の学科・法話の聞き方や、その言葉の染み込み方を観ていても、それぐらいの雰囲気の方が浸透度が高い気もしていましたが、今日も然程ダレる感じでも無く進みます。また導師法話では、事前に学科・法話で読本の開祖の関するページを読んでいた事もあり、開祖に関するエピソードをかなり割愛しつつも、内容を「人の質」に定めた話を展開。相変わらず、取り留めもない出来になってしまった気もしますが、目の前に座っていた小3白帯のR君の集中力の限界を見計らって、法話を締める事が出来、終了後の写真撮影を含めて、想定より15分ほど早く切り上げられ、「何か忘れてないか?」と不安になる程の、スムースな行事進行となりました。

場を変えて、易筋行を。の前に、刈谷市がまん延防止措置の対象地域になっている事もあって(実際に住んでる人間達に、全く実感が無いのが不思議ですが)、Nさんが「輸送」を終えられた時点で帰宅されました。昨年はほぼ丸1年参座されず、またここ数年は土曜日のみとなる事も多く成ったNさんですので、徐々にながら身体を慣らして行って頂きたいものです。

今日は、元々易筋行の前半を「先輩組」と「後輩組」に分けて、2人1組を作ってテーマを絞った練習をしようと想定していました。これはNさんの「身体慣らし」と、W先生とHさんに白帯組とのコミュニケーションを取る時間を多めにしようと考えてのものでしたが、副道院長のNさんとの「親睦」はまたの機会として、それなりに良い雰囲気で「開退」・「下受」・「一字構」の習熟を進められた気がします。

その後、組み合わせをランダムにして「逆突」の後ろ脚の使い方をテーマにして、「内受突」の相対を行い、その後は組み合わせごとに内容を変えて、修練を構築します。いずれも短時間で交代していきましたので、技術レベルの向上としては今一つだったかも知れませんが、全体的に良い雰囲気で作務を終えて皆を見送る事が出来ました。

今日は修練後に、地区の組長会議が開催されるとの話を地区長さんから伺っていましたので、早々に退散せねばと思っていたのですが、隣りの会議室での役員会議のみだった様で、ゆったりとホールでW先生とHさんと話し込み、金剛禅の在り方等に話が及ぶにつけ、気付けば19時を過ぎていました(笑)。修行出来る空間がある、共に修行に励む仲間がいる、この当たり前ではない現実への「感謝」を忘れない様にせねばとの想いを強くして、帰路に着く事が出来ました。

いいね!>> いいね! 3 人
読み込み中...