7月10日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。まだまだ梅雨は明けていない様ですが、本格化しつつある「夏の暑さ」を感じながら、鍛錬に励みます。

今日も集まった人から作務に入りますが、人の集まりが良く、昨年度とは比較にならないぐらいに、作務が能率良く進みます。結果、その後の鎮魂行や学科・法話の時間を長く取れるので、実に有り難い事ですし、月に1回保護者の皆さんに負担して頂いて、専有道場に赴いているのですから、その内容においても、意義を高めて行きたいところです。4月・5月の修練自粛期間を経て、お母さんの協力を頂き、週2回の「自宅修練」を行ってくれている小2白帯のA君。自宅修練のメニューには、読本の音読や鎮魂行の文言の唱和も入れている為、6月以降の鎮魂行の時間の声の出し方が、明らかに変わって来ました。また、「あ・うん」を活用した学科・法話では、開祖語録ダイジェストのページを回し読みしましたが、A君にとっては難しい内容であり、知らない文字も多いのに、以前と違って「読もう」と言う意識・意欲を感じます。昨今の「集まらない」形態の修練には全く対応出来ていないのが実情ですが、本人の意識・意欲によっては、補填として「何か」をする事は出来そうな気もします。

余談ですが、4月に新入門者を4名迎えられた事により、毎回10冊送付されていた「あ・うん」が足りなくなる状態に成りました。以前は、連盟の会報は個人会員になった人の人数分送られて来て、「一家に一冊」の配分で、家族・兄弟で在籍して下さっている家にも、1冊だけ渡していましたので、残った会報はチラシを挟んで地域でポスティングしていたのですが、最近全在籍者が「一家で一人」の状態で、「あ・うん」も連盟の会報も全く残らなくなってしまいました。

以前、余分にお金を出せば「あ・うん」の送付数を増やせるという話を聞いた事が有りましたので、6月にエリアサポートに確認の電話をしましたところ、後日本山の担当部局の方から連絡を頂き、「増刷しても、余分の費用は掛かりません。梱包の規定で1梱包で20冊しか送れませんが、20冊以上でも複数に分けて送りますし、その分の送料負担も必要有りません」との回答を頂きました。「そんな大盤振る舞いをして貰えるとは、有り難い驚きだなぁ」と思いましたが、取り敢えず1梱包の上限である20冊で御願いし、残った分はチラシのポスティングや、近隣地区や子供会で告知のプリントの回覧を御願いする時に、役員さんに御渡ししていこうと思います。今年4月にポスティングした時は、たまたま昨年度の泉田町の地区長さんの御宅に5年前の「あ・うん」を投函していた様で、後日市民館での修練中に、わざわざいらっしゃって「貴重な冊子を有難うございました」と挨拶をされて行かれましたので、毎年の役員さんに折に触れて会報を御渡しする事は、地域への金剛禅の浸透には、結構良い手かも知れないなとも思います。

そんなこんなを考えていて、連盟の会報の夏号が届くこの7月にポスティングをする時期なのですが、届いた連盟の会報が「+予備3冊」の状態で送られて来ました。たまたま偶然そうしただけかも知れませんが、本山への会報の増刷依頼の情報が横展開されての措置だとしたら、実に素早い反応だなと感じます。「法人の区別化」が明確に成るに連れて、法人の枠を超えた「横の繋がり」への意識が、個人単位・所属単位で薄くなっていると長く感じていましたので、本山・本部の連携が良い事は、実に望ましい事です。

場を変えて、易筋行を。今回も、小4白帯のA君のお父さんに移動の手伝いをして頂きました。愛知県のまん延防止措置が解除され、副道院長のNさんも晴れて参座出来る様に成ると思っていましたが、新たに「厳重警戒措置」とやらが始まったそうで。「次から次へと」と思いますが、県庁勤めののNさんの日頃の仕事や生活を犠牲にする訳にも行きませんので、もう一月程の「お預け」期間ですね。この間に、一般の充実した修練の在り方を模索しておこうと思います。

年明けぐらいから、小中学生全員の科目の進み具合を管理して、毎回の修練で履修する科目を想定しておく表を作成したのですが、緊急事態宣言その他の影響で、予定が大幅にズレ込みました。7月に入って、改めて作り直した予定表では、今日は全体的に「天地拳第一系・単演」をやり、また今後の修練の進みも考量して、「鈎手守法」を伝え、雰囲気作りの意味も含めて、空乱も行う事になっていました。「何故、易筋行がいつもの半分の今日に、この内容をこなす予定にしたのかな?」と自分でも不思議ですが、取り敢えず予定をこなせるペースで進めてみました。

想定外に、いつもあスイミングの為に15時上がりのR君が17時まで残ってくれる事の成りましたので、少年八級を受験する対象であるR君と小2白帯のA君の為に、正対構からの「内受突」と「上受突」を相対で反復し、緑帯以上は他の法形でも、正対構で行う等の変化を付けました。R君とA君が、それぞれの裏と表を把握して、動きとしてこなせる様になるのに30分を費やしてしまいましたが、その後に「鈎手守法」の説明と練習に移行。習熟度としてはイマ一つの状態でしたが、1回目としては皆まずまずの出来具合でしたし、形だけでなく「理法」としての感覚も何人かに伝える事も出来ました。

最後の空乱は残り15分ぐらいしかありませんでしたが、全員にボディプロテクターを着けさせ、攻守を限定してのバージョンから、限定無しのバージョンまで駆け足でこなしましたが、皆のテンションは総じて挙がり気味。「やはり皆強くなりたいんだなぁ」と改めて思いましたし、怪我をせず、且つ「乱稽古」に成ってしまわない様な、中身の整った修練の在り方を是非実現せねばと改めて想い、作務で修練を切り上げました。

 

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