8月6日(金)、「強化練習2021」開催。

本日は、刈谷市井ヶ谷町に有る「北部生涯学習センターかきつばた」において、「強化練習2021」を開催しました.

2年前まで「強化合宿」として開催していましたが、コロナウイルスの状況を鑑み、初日夕食のバーベキューや宿泊、2日目を割愛し、半日の練習のみの「強化練習」として、何とか実施にこぎつけました。金曜日開催と言う事もあり、送迎の都合が着かない人も複数いましたが、小5白帯のH君のお父さんが有給休暇を取得した上での乗り合わせでの送迎を買って出て下さり、実に助かりました。また私自身は、学童保育に預けられる為に欠席する意向だった小4白帯のY君を、学校まで迎えに行ってピックアップし、一度も足を踏み入れた事の無い小学校の学童保育の様子も見られる、なかなか無い経験をしました。

「かきつばた」への移動も順調に進み、またH君のお父さんの送迎も早かった為、予定より早く体育室に入室出来た上、小5緑帯のH君を中心に自発的に作務を始めてくれました。熱中症で搬送される人が頻発した2年前と同様に、本来有料である体育室の冷房が、今年も無料で使わせて頂ける事になり実に有り難いですし、初めて「かきつばた」の体育室を利用した4年前は、冷房代節約の為に2時間だけしか入れなかった事を思い出し、行事開催が当たり前ではない昨今を思うと、ちょっとした感傷に浸る時間にもなりました。

鎮魂行からをスタートし、せっかくの広いスぺ―スですので、全員で走るメニューをしばしば。意外にバテるのが早い今年の面々に、コロナ禍での体力低下の側面も感じながら、基本演練に入り、突き・蹴り・受けを繰り返し、キックミットを使用しての当身から、法形演練に入ります。

今日は、メインとして4年生以上を対象とした「掛かり稽古」を想定していましたので、白帯の科目の履修にもなり、運用法にも通じる内容を模索します。「内受突」、「流水蹴」、「転身蹴」を相手を変えて繰り返し、攻撃も順突のバージョンも織り交ぜ、連反攻も付ける等、徐々にレベルを挙げて行きます、。

16時になり、メインの掛かり稽古に向けての休憩をしていると、仕事明けのW先生が顔を出して下さいました。井ヶ谷町が刈谷市の北端であり、三好市や豊田市との市境にも近く、W先生の職場も近くに在るそうで、夜の松平スポーツ少年団支部での指導を控え、20分程の滞在でしたが、その20分の為に労を厭わない姿勢が有り難いものです。今年は合同では行えませんでしたが、2年前は松平の保護者の方にも夕食のバーベキューに出席して頂けましたし、来年は是非合同で「合宿」として行いたいですね。

16時過ぎから、予定通りに掛かり稽古を。先月少年六級に合格したY君が、習い事の為に早上がりしたので、予定より1人少ない5人でスタート。前に出た1人に対して、他の4人が50秒交代で相手を務めます。1番手の中1I君でも3人目あたりから呼吸が乱れ始め、4人終えた後の私相手の50秒間休まず攻撃し続ける時には、かなりのキツさだったでしょう。それでも途中でダメージも負い、体格・体力的に最もキツい小4白帯のA君も、必死な表情で動き続けましたし、最初はやや怖じ気付き、バタついた動きをしていた4月入門の小5H君も、中学生相手でも押し続ける様な気迫を見せてくれました。また、参加しない3人には時計係・撮影係・応援係を御願いしたのですが、大きな声で励まし続けてくれましたし、4年生でありながら、4月入門でもあり参座日数も少ない為除外したY君が、1番手のI君が終わった後から、「道院長、僕もやりたいです。だって、みんなカッコいいもん!」、「道院長、僕もやりた~い!」と何度も「直訴」して来る程の、雰囲気の盛り上がりでした。

終了後には全員を集め、今回のキツい練習を共に乗り越えた仲間を大切にして、協力して励んで行く事を説きましたが、何を受け取ってくれたでしょうか。作務も予定時間通りに終えられ、様々な助力を頂き、行事を円滑に進められた事に感謝しながら帰路に着きました。

いいね!>> いいね! 6 人
読み込み中...