8月28日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。ぶり返して来た暑さと日差しの強さを感じながら、鍛錬に励みます。

愛知県も「緊急事態宣言」の対象地域と成りましたが、施設も20時までは使わせて頂けますので、有り難い事です。いつ何時、各方面からの制限が掛かるかも判りませんので、感染防止にも留意しつつ、「やれる事」はやれる内に精一杯やっておきたいところです。

感染防止の努力と言っても、やれる事は皆やっているのでしょう。私自身も、肌が弱くマスクの紐で耳が裂けて血が滲んで来ている状態ですが、何とかマスクをし続けていますし。普通に整列していても、2m以上の間隔が空いてしまう在籍者しかいませんので、そちらの方が運営費的に「緊急事態」ですが、逆にその少ない人数を、更に精査して絞り込みたい欲求にも駆られます。

今日も割りと自発的に取り組めていた作務が早めに終わったので、「後で全転換を発表して貰うから、不安な人は先輩に確認しておいて」と伝えて、スタートまでの時間を各自で過ごしますが、先週土曜日に休み、火曜日にも時間が取れずに一度もやれなかった小3白帯のR君が、同期の小4白帯Wちゃんに聞きながら、少しでも出来る様にしようと取り組んでいるのに対して、先週最も理解度の低かった小4白帯のA君は、自分が出来ないであろう事を理解した上で、復習もせず先輩に聞こうともせず、ただ繰り返しお茶を飲んで時間を潰して、「現実逃避」しているだけと言う有り様でした。ウォーミングアップ前にいきなり全員でやってみると、結局出来なかったのはA君だけでしたので、「出来ない事が判っていて、何故何もしなかった?それで『やる気が有る』と言えるか?」と問います。「自分で考えて、自分で行動する。その自分を以て、周囲と協力する」と言う修行に取り組む姿勢の根本を説きましたが、果たして何が伝わったでしょうか。

最近活用している、各自の科目の履修を踏まえた上での、易筋行や学科の事前計画ですが、「時短修練」に成ると徐々に遅れが増えて来ます。それでなくても、各自の習熟のスピードによって思う様には進まず、反復の回数が増えれば更に遅れて来るのですが。遅れている事が理解出来れば、出来る様になるまで反復するだけですし、その援けに成る様な修練メニューの考案をする等の工夫をするだけですね。

今日も、予定していた「半転換」・「前受身」・「防具を着けての運用法」には進めなかったですが、時間を掛けて「鈎手守法」を反復し、緑帯組はそのまま科目を進め、白帯組は「小手抜」に進みます。緑帯組も一般三級の試験に向けての習熟を図る組と少年五級科目を進める組に分け、白帯組も結果的に「鈎手守法」を終えられない組と、「小手抜」の抜き方のコツを伝えられる組に分かれて行きましたが、「各自のペース」に適した進み方と言えば、そうなるでしょう。その中で、少しでも「技術の面白さ」を感じて貰おうと、それぞれの組に合わせて課題とコツを伝えて行きますが、その後目を輝かせてテンションを挙げて取り組む組もあれば、集中を途切れさせて習熟の進まない組もあります。それぞれに合わせて支えていくだけですが、限られた時間と機会を得て修行に励み、その後の人生に繋げて行く事が目的ですので、それに繋がる意識だけは植え付けておきたいもの。

最後の全員での気合い出しでは、良い兆しは見られました。このテンションを、少しでも各自で維持して貰いたいものです。

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