11月27日(土)の修練。

本日は、泉田会館での修練。日差しは暖かいものの、冷たい風が吹く中で、鍛錬に励みます。

先週から、足首のケガで松葉杖を突いている小5白帯のH君。今週は、ギプスは外せたものの、まだ痛みが残ると言う事で、見学中心の状態ながら参座してくれいています。若い内に「捻挫癖」を付けると良くないので無理は禁物ですが、「怪我で動けないなら休みます」と成らない点は嬉しいところです。杖を突いた状態では作務もままなりませんが、「僕は何をしたら良いですか?」と聞くので、「自分の出来る事を探してみ」と伝えると、座布団を出す事をしようとします。他の面々にとっても、「怪我をした仲間を支える」良い経験に成ると思いますが、H君にとっても「自分でやる気になる」を練習する期間として活用して貰えればと思いますね。

因みに、明日は泉田市民館で「泉田町文化展」開催されるので、前日準備の為に市民館が使用出来ないので、泉田会館での修練に成ったのですが、コロナウイルスの感染状況も徐々に回復して、地域行事も活性化しそうです。ただ、例年1月に行われる「芸能音楽発表会」は、無観客・出演者限定での開催と成り、今年は演武披露は出来なくなりました。その代替案に、1月の土曜日の修練時間中に、保護者の方に集まって頂いて「成果発表会」的な行事をやりたいなと予定中です。怪我をしたH君には、その「成果発表会」で組演武をやって貰おうと考えていますし、再来週の道院修練での入門式では、入門式表白文を奉読して貰う予定で練習して貰っていますので、早く怪我を治して貰いたいものです。

今日の修練終了後に、安城市の道院に御邪魔して、昇級試験の審査をして頂くのですが、少年八級を受験するR君と一般三級を受験するI君共に、ボチボチの仕上がり具合い。中学校の定期テストで2週間程休んでいたI君も、思ってた程覚えた事が抜けていなかったので、本番ではしっかりとした取り組みをして欲しいところです。また前回、A君の相手として試験の場に臨む経験をし、自分の努力不足を認識したR君も、徐々にテンションとレベルを挙げて来ました。また事前提出の学科宿題も再提出と成り、1回目に「ダメ出し」をされた「入門した頃の気持ちと今の気持ち」も、実に読み応えの有る文章に仕上げて来てくれましたので、このまま夜の実技審査も、今後に繋がる取り組みにして貰いたいですね。

自由練習では、私は一般三級の確認に当たり、他の面々はNさんにお任せで。小4コンビのY君とA君に、「刈谷北道院の小中学生のナンバー3とナンバー4なんだから、Nさんをしっかりサポートして」と伝えましたが、後ろから試験組の確認をしつつ眺めた姿は、実に心許無いもの。ただ小学生の意識や集中力なんてそんなものでしょう。その中でも、「先輩らしさ」を出そうと意識している瞬間も、時折みられますので、その辺りを伸ばせる様にしたいものです。

自由練習も終盤に入り、Nさんの苦戦ぶりも相当なものでしたが、その中でも体験入門中の小1男子М君が、今日は「拗ねモード」であまり真剣に取り組んでいる様には見えません。今日、道衣サイズを確認する予定でしたが、「このままだったら、その必要は無さそうだなぁ」とくすぐりますが、なかなか意欲は高まりません。締めの気合い出しの前に、М君に「来週の土曜日に、あなたのお父さんに来て貰って、手続きの説明をするはずだったけど、それも止めとくか。やる気が無いなら、入門せんで良いぞ」と伝えると、涙目になって首を横に振ります。「やる気が有るって言うなら、もっとしっかりやれよ!」とМ君に伝え、他の面々には「先輩がタラタラやってるのを見て、後輩がしっかりやるか?後輩がダラけたら、自分の責任だと思うぐらいの、取り組みをする様に」と伝えました。

最後の気合い出しは、М君も含めてしっかりやれましたので、雰囲気的には良い感じで締めくくれたと思います。様々な紆余曲折が有るでしょうが、皆で協力して、仲間と共に成長・進歩出来る人が育つ空間を構築していきたいものです。

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