10月7日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。やや冷たさも感じる風の吹く中、鍛錬に励みます。

今日は近隣小学校2校で運動会が有りましたので、欠席者も多いだろうと予想される日。また、市民館に着いた時点でホールの鍵が開けられており、明日の泉田町のお祭りの準備が有りそうな日でしたので、普段の修練との違いにも上手く対応しようと意識しながら作務に入ります。

最初に参座した4人の顔触れを観て、また小6五級のY君が「後受身をやりたいです」と伝えてくれましたので、まずはウォーミングアップの膝上げ・脚上げメニューをやりながら、その後にキックミットを使用しての当身で、「直蹴」・「廻蹴」・「足刀蹴」・「返蹴」を練習しました。その際に、今日もお父さんに「行きたくない」と駄々をこねたであろう小3八級のA君に、「廻蹴」や「足刀蹴」の膝の挙げ方や足の伸ばし方のアドバイスを細かく行うと、いつもより集中して取り組み、上手く出来ると喜んで更に努力すると言う良いサイクルを作っていました。

学科・法話で達磨についてのエピソードを話していても、A君はいつもより目をこちらに向けて話を聞いていました。ですので受身の練習の後に、暫し打棒の打ち方を練習して、鎮魂行ではそのままA君に打棒役をやって貰いました。いつもは座っている時に、打棒の音に怯えて顔をしかめているA君ですが、自分が音を出し「起立」の号令を掛けられた後には、少し何かをやり遂げた様な表情をしていました。

休憩後には、Y君の為の後受身の練習の時間を挟み、自由練習では「逆小手もどき」と「送小手もどき」の練習を。子供会の役員さん達が、明日の祭礼行事のパレードの神輿の飾り付けをされたり、地区役員さんが机の運び出しをしている中で、3つの組み合わせで投げ技の原理を研究します。いつもは集中力も協調性も無い小4七級のA君と小3八級のA君も、投げ技の練習は楽しいのか協力して練習を進めています。自分が上手く相手を倒せた時の成功体験が、次への意欲を沸かすのは当たり前として、相手と協力してお互いにとって有益な関係を作り結果を残す。そんな成功体験もして貰いたいものです。

A君・A君組以外の4人は、そのまま「逆小手」や「送小手」の練習を行いますが、原理を先に積み上げていた分、四級・五級のメンバーでもそこそこ上手くこなします。それぞれの面々の表情に手応えを感じながら、ハロウィンの様な飾り付けが完成した神輿や、その周りの地区の皆さんとの交流の有り難さも実感する中で、締めの気合い出しを響かせて修練を切り上げました。

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