1月20日(土)の修練。

本日は、泉田会館での修練。やや小雨のパラつく天候の中、鍛錬に励みます。

明日の「泉田町芸能音楽発表会」の会場設営の為、場所を御譲りして隣りの泉田会館に荷物を運び込みます。ポツポツと集まり始めた人から作務を行い、演武披露や昇級試験に絡めた内容で基本演練を進めます。飽きの来ない様にメニューを組み替えつつ、土台の積み上げにも成る様に心掛けますが、白帯の人が行う様な内容でも級が上がった人にとっても有益ですし、逆に上の級なりの動きが出来ていないと次の段階に進む事も難しくなります。より高い水準に進める様な、その意欲を沸かせてくれる様な人に育って欲しいものです。

今回の「泉田町芸能音楽発表会」ですが、当初申し込んだメンバーから続々と脱落者が。その都度、組み合わせを変えて組演武を構成したり、団体演練のメンバーを変えたりしましたが、今日は小4六級のA君の相手が誰もいません。ですので、A君にも出て貰う事にした団体演練をリーダーとして進めて貰い、ある程度まとまった後に私がA君の相手をして組演武の習熟に務めました。

普段、少林寺拳法に対する意欲も集中力もあまり無く、「先輩として手本を見せる」という意識も低いA君ですが、時折り「レベルを挙げようとしてるんだな」と思わせる点もあります。今日、私が相手をした時の動きに関しては、驚く程完成度が高い状態を見せてくれました。周りの事を考えて行動する事がほとんどないA君が、目線や動くタイミングを私に合わせようとしているのも感じましたし、A君自身が自分が上手く出来ている事を感じて喜んでいるのが見て取れました。少しアドバイスを挟みましたが、そのアドバイスを普段全く活かそうとしないA君が自分の動きに反映させようとしていましたし、「じゃあ、もうj1回やろうか」と言うと嬉しそうに頷きます。2回目の合わせも実に出来が良く、後ろで見ていた副道院長のNさんからも驚きと喜びの空気が出ているのを感じる程の在り方でした。

最後の締めはA君には団体演練に入って貰いましたが、新入門のK君・Rちゃんも先週になって子供会行事の為に出られないとの話が出ました。ただ、高学年対象の行事でK君は出られないものの、Rちゃんは送迎が出来ないから不参加との事でしたので、「小さい女の子が頑張ってる姿は観客が喜ぶので、僕が送迎するので出て貰えませんかね?」と打診すると、「出る方向で送迎を検討します」との返答が。結果、普段土日も出勤に成って忙しいお父さんが、休んで送迎をして下さる事に成りました。「あなたが主役だから頑張れよ」と伝えると、嬉しそうにしているRちゃん。高校時代に部活動で少林寺拳法をやっていたと言うお父さんが、娘の頑張っている姿を楽しんでくれると良いなと思いつつ、締めの気合い出しで修練を切り上げました。

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