3月9日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。陽射しは有るものの、冷たい空気と風が吹く中、鍛錬に励みます。

寒暖差の大きい時期だからなのか、身体が冬仕様から変化していく時期だからなのか、最近体調不良で休む人が多い状況です。今日の専有道場からの送迎の協力を小6五級のA君のお父さんに御願いしたのですが、A君自身がのどの痛みや腹痛でお休みし、送迎だけして頂く事に成りました。中1一級のH君の准拳士初段受験も延期と成りましたし、改めて体調管理から意識して行きたいものです。

鎮魂行後に、「あ・うん」を活用しての学科・法話を。それぞれの人の意見を聞いていきますが、自分の考えをまとめる事が苦手な人が増えている様な気がします。そもそも質問を聞いていない人は論外ですが、他の人の意見を聞いていない・聞いた上で自分の考えはどうだろうと組み立てていない人も見受けられます。小学生の時期に「周囲の人と会話してはいけない」3年間を過ごして来た人達には、その辺りの「訓練」が必要なのだろうと危惧されます。少しでも、その「訓練」の足しに成る時間・空間であって欲しいものです。

場を変えて、易筋行を。その道中に、空に白い雪が舞っているのに気付き、そんなに気温が低いのかと驚きます。市民館のホールでは、明日の地域の日本舞踊の流派の発表会の準備がされており、和室ではお囃子の練習もしており、その娘さん?らしき小学生の女の子達がホールでカードゲームで遊んでいたりと、少林寺拳法と直接関係無い地域の人達と関わる瞬間が有るのも貴重な事です。

その後、市民館から参座予定だった中1一級のH君が体調不良・小5五級のH君が部活動で足を痛めた為に欠席と、更にお休みが増える状況に。せっかく副道院長のNさんがあ参座してもH君の初段受験に向けての習熟も、なかなか捗りません。そんな巡り合わせも含めて「人生」であり、その「人生」に益有る修行を目指すには、様々な状況の変化にも変わらぬ姿勢で鍛錬に励まないといけませんね。

来週に控えた地区合同昇級試験に向けた習熟を進めつつ、基本の身体操作の応用も絡めます。K君・Rちゃん兄妹が到着して以降は、「試験モード」として運歩法の確認をして、K君・Rちゃんの為に「全転換」や「半転換」の説明も足しておきます。全員で受身の練習をした後は、拳サポ・すね当てを着けての運用法を。中段に対しての蹴り攻撃に対する防御・反撃を反復します。スイミング明けのK君・Rちゃんが、消耗して集中し切れていない状態でも、意欲を失わずに取り組んでくれている事で、全体的にも意欲が落ちずに保たれている側面が有ります。そんな2人にも着実に技術レベルを挙げて欲しいものですし、何よりも「人生に益有る時間」にして貰えたら有り難いなとの想いを胸に締めの気合い出しをし、お母さんと一緒に兄の迎えに来た小4六級のA君の妹ちゃんにもお菓子を渡し、皆を見送りました。

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