本日も泉田市民館での修練。真夏?の暑~い土曜のお昼に、鍛練に励みます。
小中学生の夏休みも中盤に入り、長めの里帰りで休まれる方もチラホラ。そもそもこれまでの主要パターンである平日+土曜日の週2日参座と違って、土曜日に参座しない方も誕生しつつある状況ですので、常にこじんまりとした状態ではありますが。それでもこの人数が来てくれるかと有り難い想いです。
今日は、10月入門予定の小1H君の初道衣の日。白帯を先に渡した時も嬉しそうでしたが、やや大きめの道衣に袖を通し、張り切っている姿が可愛らしいですね(笑)。入門前にいきなり人前での発表をやる事に成りますが、張り切ってやって貰いましょう。技術面の細かいポイントを伝えるのには時間が掛かりそうですが、先輩にも負けない気合いを出してくれますので、今後への期待は大きいですね。
腰の状態も考え、木曜日のみの週1参座をされている白帯のSさん。今週木曜日は体調不良で休まれたので、演武の合わせもある為、今日は学科・法話の前に参座して下さいました。私自身全く気が付かなかったですが、先週の「強化合宿2024」を体調不良で休まれた転籍復帰予定のSさんとは今日が初対面。2人が挨拶をされ、言葉を交わされている様子を観て、「やっぱり一般がいると良いねぇ」と改めて思います。なかなか一緒に練習する機会は無いかも知れませんが、白帯のSさんには道院修練時にはそちらにも参座して頂きたいと考えていますので、その歳はSさん同士の組み合わせも考えて行きたいですね。
今年の盆踊りでは、私が2人のSさんのお相手をする予定ですので、2人と交互に演武の合わせをします。それ以外の時間は、他の人達と組み合わせを変えて違う内容を進めますが、今日は中1四級のA君の為の「巻小手」と「天秤固」の練習を、演武の合わせもメドが着いた副道院長のNさん・中2初段のH君・二段のSさんの4人でやって貰いました。「難しい事」が目の前に現れると、思考回路がシャットダウンするA君。技術の細かいポイントが伝わる事も望み薄ではありますが、時間を掛けて習熟に励んだ事を、次の参座時にはすっかり抜け堕ちた状態で来るのも困りもので。「それで進歩するの?」と4年間言い続けていますが、なかなか変わって来ませんねぇ。「人生に益有る修行」としては、せめて困難に向き合った時に、心構えを整えて全力で臨む胆力と知恵を身に付けて欲しいと思いますが、まだまだ時間が掛かりそうですね。
A君の為の時間ではありますが、級科目の復習は有段者にとっても有益な時間です。24年ぶりの新着道衣を着た二段のSさんにも、細かい技術的なポイントを御伝えしますが、感覚的な事や身体操作のややこしい部分まで、少しでも何かしら身に付けて貰えれば有り難いですし、相手を代えながら黒帯を締めた人が練習している姿を観ているだけで、嬉しくなって来ますね。
後ろでは小学生達が演武の内容から、級科目に繋がる動きを反復していますが、自分のテンションを整えられない人がチラホラ。そんな中でも小3白帯のRちゃんは「先輩として、後輩の手本に~」と言う話をする度に顔つきが変わります。「その自意識を整えられない人は、努力をしても効果は薄いし、そもそも努力しないわなぁ」と思いますが、そこをサポートするのも指導者の役目。昔から、「入門したての人間の相手は、道院長がやれ」や「毎回、全員の手を取り、全員に声を掛けろ」と言われていますが、「自分が練習相手をした時が、一番上手くなるよな」と言う時間でなくてはいけませんし、それだけの意識や熱意を持っていないといけませんね。時間の工夫も必要ですが、今回盆踊りで2つの演武を組む事を良いきっかけとして、もう少し精力的に動ける自分を造って行きたいですし、それを有効活用してくれる人が集う空間を創っていきたいものです。