8月10日(土)、「泉田町盆踊り大会」での演武披露。

今日は、2日続けて行われる「泉田町盆踊り大会」のお初日に、少林寺拳法の演武披露を行いました。

昨日、休院中の碧南の道院まで出向き、例年通り柔法マットを御借りして臨んだ演武披露。準備・段取りに忙しい地区の役員さん達に御会いする度に、演武披露のスケジュールや下に敷くブルーシートの受け渡し等を相談して来ました。また演武自体も、まだ入門手続き前の小1H君を始め、今回初の女子2人を前面に並べた小学生団体演練。5月に入門したばかりのSさんと私・中1四級のA君と小5五級のA君・10月に転籍復帰手続き予定のSさんと私・副道院長のNさんと中2初段のH君の組演武の5つを準備しました。

日々の修練の中で、時間や組み合わせをやり繰りして習熟に励んで来ましたが、毎年司会役だけの私が2つの演武を組むのも一つの挑戦ではあります。今日も毎年この時期に1週間程「里帰り」をする小5五級のA君が、泉田市民館での修練中に全く顔を出さず、「中1四級のA君の組演武を取り止めにするか。私の出番が2つ続くのはキツイよなぁ」と思った直後に、「中1四級のA君の相手もやれば良いのか。3つ連続に成っても関係無ぇ!」と思い、A君にも「場合によっては、僕が相手をするわ」と伝えました。結果的に小5五級のA君も間に合ってくれましたが、最近の道院の雰囲気の良さに、私自身やる気に成っているのかなと、少し驚きます。

演武披露に先立ち、少しでもギャラリーにアピールしようと、今年は初めてやぐらの上の太鼓を本山での道院長研修会スタート時と同じリズムで叩き、演武披露スタート。皆それぞれに緊張感をまとっていましたが、課題を残しつつも頑張ってやっていた様に思います。私も自分の出番の時は、周りの反応を観る余裕も有りませんでしたが、他の人の演武の際に周囲に目を向けてみると、夜店の列に並びながら演武を注視している人も見受けられました。

演武披露の後は、短い時間ながら夜店を楽しみます。事前にグループLINEで観覧して下さる御家族の人数を把握して、夜店券を購入しようと考えていましたが、段取りされている公民館長さんに枚数を伝えたところ、地区長さんから「必要な分だけ持ってって」と夜店券の束を頂きました。毎年の様に無料で夜店券を頂き御礼を御伝えすると、「良いよ。身内みたいなもんだから」との嬉しい言葉が。これまでの、出来る範囲での地域行事への参加の積み重ねの賜物でしょう。

夜店の時間には、道衣姿のSさんに少林寺拳法への興味を持っていそうな女の子が話しかけて来たりもします。演武披露のやり方においては、地区への働き掛けや諸々の面で、まだまだ工夫の余地が有りますが、今回は女の子2人の存在のアピール度以上に、今の道院の雰囲気の良さが何かしらの空気や流れを作っている事も感じました。

盆踊りの本番が始まり、道衣を着た一団が列を作ります。決して踊りが好きで得意なメンバーが集まった訳でも無いですが、その時間を楽しめるかどうかも、「人の質」と言えるでしょう。嫌々やっている人もいるでしょうが、「笑顔で踊れよ~!」と皆で取り組みます。途中、小1H君がやぐらの上に上がろうとしていたので、「H君、いかんいかん!」と止めたのですが、やぐらを観るといつの間にか妹のМちゃんとお父さんのSさんが道衣姿で踊っていました。「ありゃ~!やぐらに上がるグループの割り当てがあるけど、大丈夫か~?」と少し心配でしたが、Мちゃんの隣りで踊っていたのが、10年程前の婦人会(現・女性の会)の会長さんで、その後も引き続いて盆踊りの段取りをされていた方で、自分の前で踊るМちゃんを嬉しそうに導きながら踊っていました。積極的な行動が人に喜ばれる一例を観た気がしましたし、その女性からは踊る人数が増えて来た時に、「児玉さん、内側にもう一列作って」を声を掛けて頂き、道衣組が率先して行事を盛り上げる機会も頂きました。

撤収を予定していた時間よりも、3曲程長めに踊りの輪に加わっていた為、送迎の保護者の方々には迷惑を掛けてしまったかも知れませんが、解散後も会場に残り、夜店を楽しんだり景品を受け取っている人もいましたので、逆にもっと踊りを盛り上げたりイベントを楽しんだりの時間を長めに取るのも良いなと感じました。せっかくの演武披露の場ですから、もっとアピール度を挙げる工夫もするべきでしょうが、何よりも地域の人々からの協力も得られ、この場に参加出来る事。その場に参加する為の努力をしてくれる門信徒と、その行いを支えてくれている保護者の皆さんの存在に感謝したいと思います。

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