3月22日(土)の修練。 | 刈谷北道院

3月22日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。初夏を感じさせる陽気の中、鍛錬に励みます。

やや出が遅れて市民館が到着すると、既に小1白帯のH君が駐車場で待っていて、妹のМちゃんも「道院長、久しぶり~!」と走って来ます。作務を行っている最中も、「副道院長に挨拶する!」と息子さんの受験明けのNさんに会う事を楽しみにしている様で、門信徒の家族・関係者が道院に馴染んでいてくれる事に有難みを感じます。Nさんの到着が14時半頃との連絡が有り、Мちゃんにお菓子を渡し、「また帰りに来てよ」と送り出します。

今日は会報に載っている技術ページを全員で体験しようと予定している日。また、それに付随して、投げ技の原理を練習する「逆小手もどき」と「送小手もどき」を伝える日としていましたので、序盤は小1白帯のH君用に正対構からの突き蹴り受けを反復します。姿勢や立ち方、脇の締め方等、細かい部分も伝えますが、なかなか簡単に理解・反映出来るものでは無い様で。それでも、4年前に小1で入門し、ずっとダラダラ取り組んでいた小5四級のA君の最近の上達ぶりを観ると、誰にでも可能性はあるなと感じますので、少しでも本人が向上を意識出来る様に、全体の雰囲気を考慮したいところです。 

「逆小手もどき」と「送小手もどき」それぞれのバージョン1とバージョン2を行いますが、小4六級A君と白帯H君はバージョン1を反復し、中2初段のH君と小5四級のA君は最終的に「逆小手」、「送小手」まで行いましたが、途中力の流れを立体的にイメージするのが苦手なA君のテンションはダダ下がり。それでも最終版にお到達出来るのなら良い練習方法だなと思いますが、木曜日に小4六級のМちゃんが、苦戦しながらも「送小手」まで到達した事を考えれば、「自分でやる気に成る」と言う事を、もう少し意識出来て良い気もします。

Nさんが到着されたので、H君と二段科目の習熟を。「裏合掌固」や「吊落」、「吊上捕」と言った、掛けられている姿を観ないと解り難い法形をようやく終えられましたが、途中「引胸落」をやった時に、「あれ?上手く出来ないな」と思う瞬間が度々。「どこが問題なのかな?」と何度か掛けさせて貰いましたが、やはり練習する回数が少ない法形は習熟度が下がるなと反省です。H君も二段科目は全て終えられましたが、部活動や高校受験に集中したいと中学生での二段受験は控える意向。高校生になっても続けてくれると信じて、更に習熟度を挙げておく事にしましょう。

鎮魂行後も習熟を続け、K君・Rちゃん兄妹が到着してから受身を少し行い、会報体験に。今回は、「あ・うん」の裏表紙の「肩打投」を選択し、まずその攻撃技である「肩車」から行いました。ただ、木曜日にH君相手に「肩車」を行った時に、60キロ強のH君を背負い切れずに潰れそうだったので、前に転がすアマレス式の「肩車」にしました。10年前は、80キロ強のNさんを肩に担いで「ファイヤーマン・キャリー」でたまに筋トレメニューをしていたのですが、筋力の衰えにショック大です(泣)。

「肩車」を全員で行い、その後「肩打投」に進みましたが、説明をしていても「聞いていない・観ていない」は当たり前の様にあります。まあ、それが「標準」なのかなと思い、伝え方を工夫するだけですね。「出来る人」にはその段階のメニューを用意し、そうでない人には先のメニューを提示しながら土台作りに傾注する。そんな違いを付けるのもありでしょう。

残り15分で来週の試験に向けた習熟も行い、締めの気合い出しと作務へ。今日は先の科目を見据えての内容が主でしたが、総じて投げ技の練習は楽しくやれる様です。H君の妹のМちゃんも再度来てくれて、Nさんと楽しそうに触れ合っていましたので、この良い雰囲気を来年度に上手く繋げて行きたいものです。

 

 

いいね!>> いいね! 10 人
読み込み中...