12月21日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。冷たい空気の土曜日の昼間に、鍛錬に励みます。

今日が本年の最終修練日。終了後には、恒例の「一品持ち寄り忘年会」も行いますので、何処かしら雰囲気も浮ついてる気もします。ただ、修練はそれなりに充実させたいものですので、1月に昇級試験を受験する予定の小4七級のA君と小5五級のA君の予備審査と、「芸能音楽発表会」の演武練習の2本立てで進めます。

まずは「自主練タイム」としてそれぞれに任せ、なかなか同じ日に参座出来ない副道院長のNさんと中2初段のH君には演武構成を練る時間に当てて貰います。その後全員で、予備審査の基本の部分を。そして、少年六級の予備審査をA君2人と行い、それ以外の人には演武練習を進めて貰います。少年六級を受験するA君は、正直「もう少し、何とかしようと思わんのか」と言うレベルですが、残り1ヶ月で課題を浮き彫りにする事は出来ました。

学科・法話の時間では、最近力を入れている「あ・うん」を活用しての取り組みを。巻頭の短編小説を皆んなで回し読みし、相手と協力して「調和」を目指す修行の大切さを説きました。それぞれの人に、何が届いたでしょうか。

鎮魂行をカットして、小5五級のA君の予備審査を、中2初段のH君に相手をして貰って行います。未だに真剣に取り組む瞬間の少ないA君ですが、単独の動きに関してはなかなかのレベルです。本人が「小学生のリーダーに成ろう」と思ってくれたら、もっと伸びるでしょう。

K君・Rちゃん兄妹が到着したので、先週の入門式に列席出来なかった人達の自己紹介の時間を取りました。その後、打ち上げの時間として盛り上げる為、拳サポーターとすね当てを着けての運用法を。上段攻撃に対する「流水蹴」や連反攻を中心に組み立て、私自身も締めとして混ざろうと防具を着けて準備していましたが、小1白帯のH君が整列の指示を受けてもフザけて相手を攻撃していたので、力を抜いた軽い蹴りを前三枚に。「虚」の状態で喰らった蹴りに、H君も嗚咽を漏らしながらうずくまります。「最終日に、これやっちゃイカンよなぁ」と自分でも思いましたが、周りの人達もそれ以上にドン引きです。

「まあ、しょうがないか」と、H君のケジメの無さや相手の事を考えられない部分を叱る時間にして、その後H君には少し休憩させましたが、その際も中2初段のH君が面倒をみてくれたり、普段小1白帯のH君と張り合っている小3八級のRちゃんが「大丈夫?」と慰めに行ったりと、「良い先輩が育って来たな」と嬉しい光景を観られました。また、H君自身も完全にトーンダウンしていましたが、「休憩だけど,戻れそうなら戻れよ」と声を掛けると、トイレに行った後に運用法の列に戻り、最後の限定無しの乱捕りの締めには、順番を変えて指名した私を相手に、ビビりながらも最後まで動き続けました。

締めの気合い出しの後は、和室に場所を移し、皆んなで持ち寄った料理で「一品持ち寄り忘年会」を。コロナ以前は、ほぼ全ての家庭から保護者の方もいらっしゃってましたが、昨年の再開後には大人の参加者は少なくなりました。ただ、今年は10月入門のSさん一家が奥さんやH君の妹のМちゃんも含めて全員で出席して下さったり、普段土曜日は参座しない小4白帯のМちゃんや、今年3月に休眠した中1のA君が、強化合宿のバーベキューや盆踊り大会での撮影係に続き、忘年会にも出席してくれたりと、なかなかな集まりに成りました。

料理も油淋鶏・焼豚・シーザーサラダ・黒豚餃子・肉団子・おにぎり・クッキー・さつまいもボール・サーターアンダギー・ガトーショコラと多岐に渡り、私もびんちょうマグロのヅケと豚肉の野菜炒めを用意しましたが、いつもは余る料理が楽しい雰囲気で進む空間で見事に食べられていきました。大人も小学生もお互いに両手を添えて「お酌」をしたり受けたりしながら、「今年1年、有難うございました」と御礼を伝え合う空間に心地良さを感じながら、来年以降もより良い時間・空間を創っていこうと言う想いを新たにし、2024年の道院活動を締めくくりりました。

いいね!>> いいね! 7 人
読み込み中...