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Shorinji Kempo

7月2日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。先週から続く「真夏の暑さ」の中、鍛錬に励みます。

市民館に着き、備品をホールに運んでいる最中に、昨年度&今年度の泉田子供会の会長さん(男性)が、お子さんらしき大柄な男の子を連れていらっしゃいました。今日が第1土曜日と言う事もあり、「少林寺拳法体験会に参加してくれるのかな」と思いましたが、その通りで。ただ、「前に1回来たんですが」と言われて、「え?」。木曜日に小6茶帯のH君と「マンツーマン練習」していた時に、持参していたここ数年の「見学者名簿」をネタに、「人の繋がり」で学科・法話をしたのですが、会長さんのお子さんのお名前を伺うと、その名簿にあった名前でした。私の記憶では小1ぐらいの年齢でしたが、今は小学5年生との事。風貌も変わっていますが、何よりその時にも一緒に来ていて、「前回は、見学していてビビっちゃって、見学だけで帰ったんですよ」と仰るお父さんに、昨年再会していた認識が全く無かった事に驚きました。

入門してくれている人より先に掃除機を掛けて貰いましたが、「今回、ようやくやる気に成りました」と会長さんが仰る様に、大人しい素振りながら臆せず取り組んでくれます。作務の後に、「暫く鬼ごっこやろうか」と伝えてその様子を観ていましたが、小学生達でスペースを区切る用意をしたりと自発性を見せてくれますし、体験参加のA君も楽しそうにやってくれます。

修練スタートで、体験会定番の逆突・逆蹴に入るのですが、A君が小5と言う事もあり、振子や膝上げと言ったウォーミングアップ・メニューも行い、開足中段構からの突き蹴りも行いました。A君にはほぼ細かいアドバイスはしませんでしたが、ひたむきな取り組みを見せてくれましたし、皆に説明している時に挟むジョークには笑顔を見せてくれていましたし、それなりに楽しんでくれていたと思います。

学科・法話では合掌礼のページを回し読みし、少林寺拳法には学科もある事を伝えます。「何故、学科が有るの?」と皆に聞くと、それぞれになかなか面白い事を答えてくれます。体験会が15時半までと言う事もあり、今日は鎮魂行をカットして、A君にあれこれやって貰おうと、間合いを離した「転身蹴」と「逆小手もどき」もやりました。緊張感も有るのかリアクションも薄いので、「今、何を感じているのかな?」と言う部分を図りづらくはありましたが、それなりの手応えはA君本人にもあった様です。迎えにみえた会長さんに、入門希望者は一月ほど体験入門期間を取っている事を御伝えしましたが、「もう大丈夫だよな?」とA君に聞き、即入門手続きをして欲しそうな様子。「5年生のこの時期に、何故始めようと思うのかな?」と言う不思議さも有りますので、「まあ慌てずに、一ヶ月体験でどうぞ」と御伝えして、A君にお礼の御菓子を渡し、皆で2人を見送りました。

自由練習に入る前に、皆に「残念なお話」を一つ。それも火曜日の時点で「残念な話が有るんだけど、土曜日にするか」と伝えておいたので、今日はスタートの時点で「残念な話は、いつするの?」と何人かがソワソワ。学科・法話の時間でも行わなかったら、「残念な話、早く聞きたい!」と言う人もいるぐらいでしたので、興味と関心の持たせ方の工夫の大切さを感じます。その「残念なお話」をしている最中にも、「これの何処が残念なんだと思う?」と全員に聞くと、それぞれが感じた残念なポイントを話してくれます。「この話には、残念なポイントが2つ有る」と言って考えて貰うと、その後の話の聞き方にも違いが出て来ます。最終的には「人の繋がり」に関する話をしたのですが、果たして何が伝わったでしょうか。

残りの時間の自由練習では、グループ分けして習熟を図ります。8月の「泉田町盆踊り大会」に向けてもそろそろ段取りをして行かないといけませんが、泉田町在住の小5A君と、お母さんはが泉田町出身でお祖母ちゃんが住んでいる小5Wちゃんで組演武をやって貰う予定で、自分達で内容を決めて貰いましたが、その内容や技術的水準はかなり心もとないレベル。まあ、当日も相当緊張して6構成続けられない可能性も有る2人ですので、ハードルを上げ過ぎずにステップアップしていって欲しいものです。

発明クラブ明けで16時過ぎに参座した小2A君の入ったグループは、団体演練用の練習を。A君のレベルに合わせて順逆の振身の区別を重視して進めてみましたが、今日のA君はいつもより集中力が有ったので、振身と手足の動かす側がようやく一致して来た様です。どの人にも、それぞれに適したペースとタイミングが有るでしょう。4年前に体験に来て、見学途中で断念して帰ったA君が再び顔を出してくれた事を思えば、「人造り」の可能性を常に信じて行く事の大切さを感じられた、今日の修練でした。

6月25日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。うだる様な蒸し暑さの中、鍛錬に励みます。

今日の午前中に自宅で過ごしている段階で、旋風機だけではとても耐えられない様な暑さ。例年、7月第1週目をきっかけにして、市民館のホールのクーラーを使用していましたが、気温的にはやや涼しかったコロナ禍の2年間を経て、蒸し暑さも復活して来た様です。

今日は、暫く身体のあちこちの痛みで参座を控えられていたNさんも顔を出して下さったので、大人の目がいつもより多い状態。その分、私もゆとりを持って全体に目を配る事も出来ます。基本演練では、「外受」や「上受」の様に逆の振身の受けの習熟を。この辺りの身体的感覚も、なかなか簡単には把握出来ないものでしょうが、やはり常に意識して目指しておきたいところです。全体的に集中力の無いメンバーが多いのですが、時折り質問を挟む事で、何とか意識と興味を持続させようと努めますし、Nさんもいらっしゃる事で、注意する「口」が増えるので逆に私が口を出す回数を減らす事も出来ます。

道院長研修会で学んだ「問い掛け」や、本部道院への出稽古時に一般拳士の方に頂いた、「遊ぶ時間を作ると、参座のノリが違って来ますよ」とのアドバイスを活用し、時折りエクササイズも兼ねた「鬼ごっこ」等を交えていますが、徐々に積極性で違いを見せる人が増えています。それが技術レベルの向上に繋がって欲しいのですが、「ただ、けじめが無いだけ」に成らない様に、手綱捌きを上手くやらないといけませんね。

今日も用事で遅れて参座する人が多数いましたが、その内の1人、小5緑帯のY君が散髪をして、3年前の小2の6月に体験入門した頃の髪型に成っていました。「その髪型、懐かしいな」と声を掛けると笑みを見せていましたが、何か今日は雰囲気が違います。普段は「一生懸命やっている様に見せる」段階で終わっているのですが、今日はやろうとしている事をしっかり意識している事が見て取れます。また、廻し蹴りをする際の、一字に構えた手の張りについて違いを判らせようと、「2種類やるから、違いを見付けて」と何も説明せずに皆に見せたのですが、急遽3種類に増やした蹴り方の違いを、Y君だけ全て理解し、言葉にして説明してくれました。「普段はこんなに集中してないのに、どうした?」と驚きましたが、この辺りが「問い掛け」や「遊び」を入れている効果だとしたら良い傾向ですね。

先週に引き続き、今日は刈谷市の「5年生大会」の日だったのですが、遅れて参座したサッカー部のY君が、試合に出ていない応援だけだったのに水筒のお茶を飲み干してしまった事や、熱中症で何人も倒れて救急車が来ていた事を話してくれました。その1時間後に、隣りの小学校のサッカー部の4年生で、試合の応援に行っていたH君がお母さんと一緒に参座してくれましたが、挨拶してホールに入ってくる顔を観て、「随分日焼けしたなあ(笑)」、「顔、真っ赤だぞ。大丈夫?気持ち悪く成ったりしたら、無理しなくて良いぞ」と伝えると、お母さんが「ホントその通りで。もし調子が悪く成ったら、休ませてください」と、サッカー部の試合会場の過酷さを話してくれていました。既にクーラーにコインインして涼しい中で修練していましたので、H君に「クーラーに当たっときん」と伝えて喜んだその顔は、赤くなっているだけでなく、目も充血していましたので、「世の小学生達は、大変だなぁ」と自分の置かれた環境の平易さを実感します。

自由練習では、グループ分けをして習熟を図ります。昇級試験や、今日公民館長さんから正式に出演依頼を頂いた「泉田町盆踊り大会」での演武披露等、それぞれの「課題」に向けて、どれだけ「自分で」やる気に成り、「自分で」意識するか。更に、意識して取り組んでも上手くいかなかった時、その時点で諦めるのか。それとも、「何とかしよう」と粘り強く取り組むのか。冷房の効いた涼しい空間であっても、「不撓不屈」の精神を養える様な修行を心掛けていきたいものです。

6月18日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。いつ雨が降り出してもおかしくない空模様の中、鍛錬に励みます。

やや遅めの準備で家を出た途端、横殴りの雨が降り出す始末。市民館に着き、玄関まで走り込むと、用事を終えられた公民館長さんに御会いしましたので、来たる8月に「泉田町盆踊り大会」が開催されるのかを御聞きしました。刈谷市の「わんさか祭り」や花火も行われる事もあり、2日の開催日を1日にし、「夜店を楽しむ」時間も、規模は縮小し飲食物は販売しない形で行われるとの事で。「3年前まで、夜店の時間で少林寺拳法の演武を披露させて頂いてましたので、今年は是非宜しく御願いします」と御願いしましたら、快諾を頂きました。まだ何も段取りはしていませんが、地域行事を盛り上げる為にも、しっかり取り組みたいと思います。

今日も、体調不良や刈谷市の小学5年生のサッカー部・バスケ部の大会があったりで、欠席者多数。自発性を引き出す取り組みの一環として、準備運動で皆に2つずつ号令を掛けて貰いましたが、先回よりも意欲を挙がっている様ですし、そこに「動きの説明を言葉でして」と課題を足して行くと、少しずつレベルも挙がる様に思います。

基本演練では、下受の受け手の感覚を相対で確認し、その後打払受から半転換まで進みました。「問い掛け」の影響なのか、先週からやたらと意欲的な瞬間が増えた小3黄帯のA君。下受の際に、打払受の様に腕を伸ばしがちなので、その2つの受けに半転換を交える事で、違いを認識し易かった様に思います。

先週の道院修練を取りやめにして、入門式は7月に延期したのですが、「あ・うん」を活用した学科・法話をやりたかったので、グループLINEで告知して各自に「あ・うん」を持参して貰いました。先月末の3年ぶりの道院長研修会時に、こちらも3年ぶりに成る前日金曜夜の本部道院への出稽古を行ったのですが、小学生の学科・法話の時間で「あ・うん」を使用していまして。今回の号から小学生の為のページが出来るとの事でしたが、目の前でそのページの使い方を見せて貰えましたので、今回「モロパクリ」でそのままやってみましたが、各自の積極性を引き出すには実に良い方法だと実感しました。

鎮魂行を終え、自由練習の時間に長めの時間を取って「鈎手守法」の説明をしました。ホールの中にあった椅子を使ったり、人に相手をして貰ったりの中での、小難しい感覚の説明でしたが、出来る出来ないはともかく、「何とな~くそんな感じなのかな」的なニュアンスは、伝わった様に思います。

自由練習後半では、組み合わせと内容を変えながら、柔法中心の法形の習熟に努めます。実際にレベルが挙がったかどうかはともかく、集中力の無い人が多い中で、全般的に意欲的な取り組み方が持続出来ていた様に思います。実際にはもう少し技術レベルも挙げたいのですが、そこに向かう前に「自らやる気に成る」と言う部分をクリア出来るかが、大きな鍵に成るでしょう。その部分に対する工夫は、常に心掛けていきたいものです。

 

6月11日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。いつ雨が降り出してもおかしくない曇り空の中、鍛錬に励みます。

実は今日は専有道場での道院修練でスタートし、2月入門の小4H君と4月入門の小2A君の入門式も挙行する予定でしたが、朝方H君のお母さんから胃腸風邪の様な状態の為、欠席するとの旨を御連絡頂きました。主役が休むのに入門式をやっても仕方ありませんので、グループLINEでの日程の変更と、振替えの道院修練日の都合の確認を連絡しました。コロナ禍も3年目が進み、オンライン修練等の対応も全く進んでいませんが、少しでも内容の充実した修練に成る様に、連絡の取り方は工夫していきたいものです。

元々、家族行事や怪我で欠席者が多かったのですが、スタートも私を入れて5人。「今日は少ないなぁ」と言う小学生の言葉を聞きながら、「かつては、これが日常の風景だったよなぁ」と感慨深いですし、いつその状態に戻るかも判らない「諸行無常」を、肝に銘じたいと思います。

先月末の道院長研修会での学びの中で、「問い掛け」と言うものが有りましたが、例えば作務を集中してやれていない人に、しっかり作務をやる様に指示する前に、ホールで掃除機を掛けている人達の姿を見せて、「あの人達の姿を観て、あなた達のやるべき事は何だと思う?」と聞いてみます。結果的に、しっかり作務をやる様に伝えるのですが、一回自分で考える~自分で決めて行動すると言う手順を踏む事で、何か内面的な変化を促せる様な気がします。

今日は、準備運動から基本演練まで、参座してくれた人にじゃんけんで決めた順番でやる事を決めて貰いました。自分で決めた内容だからと言う訳でもないでしょうが、その取り組みに対する集中度が多少違う様に思います。特に、常に気を散らし手を抜いている小3黄帯のA君が、今日は何故か集中して取り組む瞬間が多数あり、「しっかりやれよ!」と言われなくてもやろうとしている姿が見て取れます。これが「今日だけ」でない事を願うばかりですが、例え今日だけであったとしても、そんな瞬間に出会えた事だけでも幸せな事です。

学科・法話でも3人の人に「好きな数字」を言って貰い、それを足したページを回し読みしました。「白衣殿の壁画」のページだったのですが、「開祖って何した人?」、「開祖は、何で少林寺拳法を創ったの?」と聞くと、知っている人は率先して手を挙げますし、その補足説明や関連するエピソードの聞き方も、途中で「問い掛け」を交えると、集中度が変わって来ます。今日は「膝を怪我してるから」と、お母さんに連れられて来るまでに、1時間家で泣いたり隠れたりしていたと言う小2白帯のМ君が、学科・法話が終わった後に、何も言わずに近付いて来て、「拳禅一如、力愛不二、」と自分が「少林寺拳法の特徴」6つを言えるとアピールします。その姿を観て、「自分も言える」と寄って来る人もいたりと、雰囲気の変化を実感します。

鎮魂行を終えて、「40分まで休憩しよか」と伝えますが、今日は何故かやる気に溢れる小3A君が5分前に整列し、他の人もそれに続きます。自由練習もじゃんけんで決めた順番で「やりたい練習」を選択します。それも段階を付けて、「僕にじゃんけんで買ったら、やりたい練習。僕が買ったら、僕が決めるわ」と伝えると、そのじゃんけんの瞬間すらも楽しめる様になります。6人の人にそれぞれ10分ずつで始めましたが、最初の5人で私がじゃんけんで5連敗。それだけで、「遊び」の雰囲気が醸成されるので不思議なものです。

最初の2人が選択したのが、「鬼ごっこ」と「馬跳び」。少林寺拳法とは全く関係無いですが、多少エクササイズ的な負荷と変化を付けて行うと、蒸し暑さもあってか、皆汗だくで走り回ります。3人目となった小5緑帯のY君の選択が「ダッシュ」だったので、「あなたさあ。これまでの2人は遊んでただけだぞ。週1しか来ないあなたが、ダッシュで本当に大丈夫か?ちゃんと考えたか?」と注文を付けて、再度選ばせましたが何も決められず、私が「天地拳第1系・単演」を選択。Y君に前に立って貰い、そのまま指揮して貰う時間も取ります。

その後自分では決めれない小2A君の時間は、「正対構からの内受突」や、帯に色の付いている人は他の法形を正対構で行う時間を取ります。残る2人は受身とキックミットを使用しての当身を選び、「自分で考える」自由練習を終えましたが、総じてプラスの意識と雰囲気で、修練への取り組みが続けられていた様に思います。この雰囲気と技術レベルの向上がイコールに成らないところが課題ですが、先ずは修練に対する意欲を湧かせられる事は出来る様です。次回以降の課題と手応えを感じながら、帰路に着きました。

6月4日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。強い日差しと涼しい風の吹く、6月ならではの気候の中、鍛錬に励みます。

先週は3年ぶりの道院長研修会受講の為に、修練をお休みして本山に帰りました。出向く前の愛知県にいる時から数々のハプニングがあり、様々な刺激と学びの有る3日間でしたが、それを少しでも今後の道院運営に活かしたいものです。

今日は体調不良や、運動会やみどりの学校等の学校行事で休む方が多数。その方が何か落ち着いてやれる気がしてしまうのは、良くないですね。人数も少なめで真ん中辺りの世代の人にまとまっていたので、基本演練で「しちゃいけない」方向に動きを足してみて、それからやるべきやり方に戻すと言う方法を試してみました。皆、やり難さを実感した後に適した方法を行うと、「意識するべき点」がより解りやすく、「何故、それをするのか」も実感しやすかったようです。また、「しちゃいけない」事をするのは、ちょっとした遊び感覚に成り、その「遊び」の部分が全体的な積極性にも繋がる様な気がします。

その中で、基本演練で受け手の接触の仕方等の、細かい部分を練習したりしますが、技術や修練に対する「自発的」な積極性があってこそ意味を成すでしょうから、その「遊び」の部分をどう入れていくか。先週の帰山で得た学びを、大いに活かして行きたいと思います。

そろそろ基本演練を切り上げようかと、更に小難しい説明も加えていると、ホールの外の玄関先にこちらを気にしながら入って来た、お母さんと2人の男の子の姿が。希望者の連絡も無く、すっかり忘れてましたが、6月から12月までの第1土曜日は近隣地区や子供会に回覧板で告知して頂き、「少林寺拳法体験会」を行う期間でした。

「ちょっと見学させて貰って良いですか?」と言うお母さんに、私が何も言わなくても小学生達が座布団を用意していた事に驚かれていました。この辺りも、修練に対する積極性があってこそでしょう。ただ、2人の男の子が幼稚園児と言う事もあり、今日の参座してくれた面々を観て、「小学生以降の方が良いですか?」と仰ってましたので、「入門は小学生から御願いしてますが、体験は幼稚園でも構わないですよ」と御伝えしました。2人の様子を観ると、始めて来る空間で道衣を着て動いている「お兄ちゃん」達を観て、やや緊張して気持ちが引けている様でしたので、全員でダッシュをしている姿を見せ、その後学科・法話に入る前に「後で鬼ごっこをやるけど、一緒にやる?」と聞くと、緊張の強いお兄ちゃんが表情が一瞬ほころんだので、「しめしめ(笑)」と思いながら読本を用意し、車座で学科・法話を行います。

学科・法話では、基本演練で話題にした「当身の五要素」を回し読み。その後見学のA君・K君の2人にも入って貰い、ホールを半分に区切って普通の鬼ごっこを。入門している人達の方が嬉々として走り回りますが、こんな時に有りがちな、「仲の良い人達だけで楽しんで、新しく入ってきた人を交えない」と言う傾向が出ていましたので、「解ってねぇなぁ~」と口を出そうとした頃に、WちゃんがゆっくりA君やK君に触り、2人があまり追い掛けられないと、自分からタッチを受けに行くと言う気配りを見せてくれました。

その後「ゾンビ鬼ごっこ」に移行し、全員でかなりの走り込みをした後に、A君・K君に「ちょっと突きとかやってみる?」と聞くと、全く臆せず参加してくれました。20分程の時間でしたが、突きと蹴りを繰り返し、キックミットを使用しての当身まで体験してくれた2人。お母さんもその様子を観て、「やっていけそう」と感じられたのか、「入門は小学生からですか?」と仰いましたので、12月までの体験会や「夏休み武道体験会」。年明け2月・3月の「体験入門者募集期間」を御伝えしました。実は今の刈谷北道院には少ない、泉田町在住の方々でもありますので、今後も関わってくれると有難いものです。

2人にお菓子を渡し、皆で挨拶をして帰られた後、自由練習では組み合わせを変えながら、それぞれでやる内容を変えて習熟に努めます。16時過ぎに発明クラブ明けの小2白帯のA君も参座してくれましたが、集中してやれる人もいればそうでない人もいます。それでも、何も知らない幼稚園児との練習の後もあってか、割りとそれぞれの組み合わせで良い修練をしていた様に思います。

その後の作務でも、自発的に動く人もいれば、ダラダラと時間を費やす人もいますので、その辺りをどうしようかと思案の必要を感じますが、15時にスイミングに向かう為に早上がりをした小4黄帯のR君が、小5緑帯のY君の出迎えの為に、自転車に乗ったお父さんに連れられ、15分程の距離を走って戻って来て、誰よりも作務を積極的に行っていた事に、「それぞれのペースでそれぞれなりの成長をしているのかな」と幸福感を抱き、帰路に着きました。

5月21日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。軽く雨のパラつく曇り空の中、鍛錬に励みます。

今日も、体調不良等で休まれる方が数人。それでもそこそこの人数で集まれる事に感謝・感謝です。少しでも、技術的な向上の為に自分で意識を高める為に、技術への興味を湧かせる為に、あれこれ伝え方や内容を工夫します。なかなか簡単には進歩しませんが、同じ理論の動きでも、内容を変えて行う事で、目先が変わって本人なりの「気付き」が起きるかも知れません。その可能性に期待ですね。

今日の基本演練では、蟹足と順蹴を組み合わせて行いました。運歩を覚えるだけでも大変なのかも知れませんが、あれこれパターンを加える事で、法形や運用法に繋がるレベルまで届いて貰いたいものです。

学科・法話の時間では、読本を回し読み。先週の開祖忌法要の後と言う事もあり、最後の部分を読みましたが、その理解度も人それぞれです。「家でも時間が有ったら、少しでも読んでおく様に」と伝えますが、それも人それぞれでしょう。やる気を引き出す工夫をすると共に、それぞれのレベルに合わせた向き合い方をして行く必要も感じます。

鎮魂行では、「しっかり腰を立てる事」と、「一言一言、周りの人と心を合わせながら声を発する事」を伝えて、唱和します。それぞれの人が何を意識しているかは判らないのですが、何となく意識の高まりを感じます。

自由練習では、グループ分けしてそれぞれの習熟を図る時間と、全体で同じ事をしてレベルを挙げる時間を交互にしてみました。グループ分け前半を剛法、全員での前受身の練習を挟んで、グループ分けしての柔法と返家を付ける事で、割りと集中力と技術の進歩への興味と意欲を維持出来た様に思います。

各自の技術レベルや進歩のスピードにも違いはありますが、そんな人達が自分自身の上達と共に協力し合ってお互いの向上を目指す。「自己確立」と「自他共楽」の両輪を目指した上での易筋行の在り方も簡単ではないですが、そこを目指して修行に励んでこそ、人生にも易有る取り組みに成るでしょう。そんな修行への取り組みを期待出来そうな雰囲気を感じながら、締めの気合い出しをばっちり決めて、修練を切り上げました。

5月14日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。やや小寒い空気の中、皆が集まります。

今日は、開祖忌法要を挙行しました。コロナ禍で行事開催どころか、通常の修練を円滑に継続させる事も容易ではない状況で、昨年に続き開祖忌法要を行えた事は有り難い事です。先週はGWで1週間のお休みで、今週の平日の学科・法話の時間で開祖の事に関するページを読み込む事をしていなかったので、グループLINEで「予習」をして頂く連絡を回しました。結果として大半の人は読み込んで来てくれた様ですし、過去に何度か読んでいる事もありましたので、導師法話の内容をどうしようかと思案します。

私自身、刈谷北道院を設立する前の時期に、開祖の生誕の地を訪れ、地元の道院長の方や金剛禅の元代表の方から、開祖の幼少期の話を伺う機会に恵まれた事もありましたので、開祖が岡山県で生まれ、どの様な気質でどう過ごしていたか。戦時中に、軍の特務機関員として中国に渡り、どの様な経験をしたか。その後、日本に戻り、何故金剛禅を開創されたのかを話しました。共に少林寺拳法を修行する仲間のいる、ロシアとウクライナが紛争をしているこの時期に、「開祖は『絶対に戦争を起こしてはいけない』と言ってたそうだよ」と言う私の言葉を、皆はどう聞いてくれたでしょうか。

場を変えて、易筋行を。Nさんは右足の親指の調子が悪く、送迎を終えた時点で帰られたのですが、その途中で用事で出ていた奥さんもピックアップしての移動でした。久々にNさんの奥さんに御会いすると、「随分、元気な小さい子が増えましたね」と声を掛けてくれました。道中、賑やかだった事でしょうが、何となく嬉しそうな表情に見えました。

基本演練では、振子の動きを重点的に。4月入門の小2A君の習熟度を挙げる為でもありますが、他の面々にとっても、基本的な身体操作のレベルを挙げる事は必要な事でしょう。細かい部分を含めて、入門して1年経つ人達でも「まだまだ理解出来ていないんだな」と感じる点も多いので、簡素な内容を反復している間に、少しでも意識とレベルを挙げて欲しいものです。

易筋行後半は、緑帯以上は「龍王拳第一系・単演」を、残る4人で「天地拳第一系・単演」を。小2A君の為に、3までの動きを繰り返して貰いましたが、集中力の無いA君と一緒に、よく頑張ってくれていたと思います。緑帯組はその後更にグループ分けして柔法の法形の習熟を。白帯組もグループ分けして、それぞれのレベルに合わせた内容にします。私は各組合せを見て回り、ちょこちょこアドバイスを挟みますが、少しずつながら進歩を見せてくれる人もいます。

締めの直前には、一番上のグループには柔法のちょっとした「遊び」を伝えて、技術に対する興味や喜びも触発しておきます。それぞれに楽しそうにやっており、開祖忌法要での法話の最後に述べた、「人間は、完璧な生き物じゃない。そんな人間同士が援け合って幸せな社会を創る事を目的に、開祖は金剛禅を開創された。今ここで出会った仲間とは、出来るだけ良い雰囲気で練習出来る様になりたいね」と言う言葉を体現してくれている様な姿でした。その後、締めの気合い出しをビシッと決めて、作務を終え帰路に着きました。

4月30日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。やや涼しい風も吹く春の午後に、鍛錬に励みます。

GW期間と言う事もあり、家族行事等で欠席者も多い中、参座してくれた人達で意義の有る時間・空間を目指します。

一旦、昇級試験受験の流れに間が空いたので、あれこれ練習方法を試せます。これまで培ったものを、一度も体験していない人も多くいますので、一定のパターンで向上を目指しつつ、そこで行き詰ったら違う方法を足してみる機会も必要でしょう。先日少年六級に合格したものの、上半身の反動を付ける事で身体を動かしがちな小5Y君に、他の人達と同じメニューで、腕の自由度を制限した形で何度かやってみました。「下半身主導」や「丹田起動」と言う感覚は、簡単に養えるものではないでしょうが、少しずつでも求めていって欲しいものです。

基本演練では、前重心と後ろ重心の体捌きと、その為に必要な足捌きを中心に。ウォーミングアップメニューも織り交ぜて反復しましたが、1年以上繰り返している人達でも、姿勢が歪んだり足捌きが適切ではなかったりします。基本的な体捌き・足捌きが出来てこそ、質の高い法形に繋がって来ますので、土台からしっかり積み上げて行きたいものです。

6月に誕生日の小5Y君と小4E君2人の写真を撮り、学科・法話の時間では2人の誕生日を足した数字のページを選択。そのページが試験の際の学科宿題に向けての取り組み方を記したページだったのですが、改訂版を手にしている小4H君と小2A君の少年読本には、そのページがありません。小学生達からも、「このページ抜いたらダメなんじゃない?」との声が挙がりましたが、他の人に借りて一緒に読み込みます。

その後の法話では、「自分自身のレベルを挙げる為に、しっかり取り組む。しかし、他の人はそのレベルではないかも知れないし、そもそもレベルを挙げる事を意識していないかも知れない。そんな時に相手に不満を抱いたり、自分が損をしている様な気持ちに成らない様に」と話しました。自分がしっかり取り組む事も簡単ではないですが、それをやれている事自体が、周囲の支えがあってこそであっり、幸せで有り難い事でしょう。その結果としての自身の進歩も当たり前では無く、そこへの「感謝」があれば、他者への不満も少しは和らぐ事でしょう。その心持ちがあってこそ、「自他共楽」の心境に近付けるのではないでしょうか。

鎮魂行後の自由練習では、あみだくじで相手を決め、その相手との相談で練習内容を決める「リアル自由練習」を久々に。小2A君の相手に成った人と、一組だけ番号を選び、その2組には私が決めた事をやって貰いましたが、他の3組は自分達で決めました。その水準としてはなかなか高くは成り難いですが、「自分達で決めた」と言う意識が、「自分のレベルを挙げよう」と言う意識に繋がってくれれば有り難いもの。その合間合間にアドバイスを挟むと、積極的な意識が有る状態なので、その後の取り組みに違いが出ていた気がします。

「リアル自由練習」は2回やりましたが、まだ体力・集中力が持続しない小2A君の相手に成った小5Y君とY君には、基本の突き蹴りと「発声練習」をして貰いました。やる気の続かないA君の相手は、先輩としてもなかなか難しいものですが、発声練習の相手を御願いした六級のY君は、大きく張りのある声で一緒に声を出してくれたので、普段の挨拶や気合いが小さくなりがちなA君も、実に良い声を出していました。

作務に入る前に、「道院長、発声練習楽しかったです!」と伝えに来たY君の姿に、自分のレベルを挙げるだけではなく、他者の水準で時間を過ごす事に楽しさを感じられる精神性も、「幸せな人生」に必要な要素なのかも知れないと、学ぶ機会を頂けた想いを抱き、帰路に着きました。

4月23日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。暑さを感じる程の陽気の中、鍛錬に励みます。

今日は、参座率と集まりが実に良い日。作務の時間からほぼ全員が集まってくれていました。なので、あえて指示を出さずに、それぞれが何を考え、どんな動きをするかを観てみました。ウォーミングアップの時間でも同様に、ほぼ説明をせずに1回やって見せて、「はい、やりましょう!」と動き、「違うんだよなぁ!」と意識するポイントを伝えると言うパターンで。その間、「考えてるか?」、「もっと意識して」と声を掛け、普段から伝えている基本の身体操作の根幹の部分が、意識しなくても出来る様になるまで浸透する事を目指します。

今日はNさんも含めて、上の級の人達に「外受蹴」を3パターン程やって貰おうと考えていましたので、基本演練の時間で外受を練習しました。「軸の意識」を中心に下半身への意識を高めて、その上で手足を動かし、更に相手と接触している部分から、相手に力を伝える。これを、あまり説明をせずに「考えて観ろよ!」と伝えて何度か手本を見せ、何度か反復した上で、「もう少しこうしたい」、「その先にこの動きが有る」と、それぞれの人達の意識を触発する事を目論みます。それが上手く通じる相手ばかりでは無いですが、少しずつ皆の意識が高まっている事を感じます。

学科・法話の時間では、先月昇級試験に合格したA君・Wちゃん・Y君への合格証書の授与と緑帯の贈呈を行いました。その際には、全員に「当日の感想」・「今後の抱負や目標」・「先輩への御礼や後輩へのアドバイス」を述べて貰いましたが、緑帯を締められた喜びを感じさせながらも、それぞれに反省点を述べていたので、今後に向けての期待も感じさせます。一昨年11月に小学3年生で入門して、初の昇級受験に1年半掛かったA君を始め、精神面や運動能力的に秀でた面々ではありませんが、お互い協力して進歩していって欲しいものです。その後の法話では、自分自身で目標をしっかり意識して修行に励むと共に、仲間や後輩が順調に進歩しているかも皆で考えていく。それこそが、「自己確立」と「自他共楽」の金剛禅の人造りにおける2本柱である事を説きました。「競争社会」にはそぐわない考え方かも知れませんが、ここは大切にして行きたいところです。

鎮魂行後の自由練習では、幾つかにグループ分けして習熟に努めます。予定通り、上のグループには「外受突」から「外受蹴」に進み、その後バリエーションを付けるまで。緑帯を巻いたばかりのの3人と、その後に続く存在であるR君・E君・H君の小4トリオを含めた6人は、少年六級の科目の復習を。小3黄帯のA君と新入門のA君は、基本の突き蹴りやウォーミングアップの動きを反復します。それぞれのグループで集中力の無い人が散見しますが、一緒に鍛錬に励む仲間がサポートする事で向上して行ってくれると有難いですね。

Nさんが30分程早上がりされましたので、グループ分けをし直して、上のグループにWちゃんを加えて、柔法の練習に進みます。少年六級を合格したばかりですが、2か月先に合格したH君の練習を観て、「自分もやりたい」と次の科目次の科目と進みたがります。当然1回2回で次に進める程向上はしませんが、自分で「やりたい」と思う気持ちが有る事は、重要なポイントでしょう。同じ日に合格していながらも、意欲と集中力に欠けるA君とY君に、「それで大丈夫か?」と何度か問い掛けました。それぞれに適したペースが有る事は、しっかり認識し考慮した上で、お互いを支え合いつつも、刺激し触発し合える空間を、皆で創って行きたいものです。

4月16日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。暖かな陽気と涼しい風が吹く中、鍛錬に励みます。

台風の影響も有るのか、暑さを感じたここ数日の中では、涼しさもある絶好の「鍛錬日和」。年々、こんな日が長く続かない気候に成って来ましたので、出来る内に「自ら鍛える」時間を充実させておきたいものです。

4月入門の小2A君が、13時からの泉田市民館での修練に参座する初日の今日。「体力が無い」とお母さんが仰る以上に集中力が無いA君ですので、フル参座で修練に励む時間を全う出来る状態ではないでしょうから、ペースや内容も考慮しなければいけないでしょう。今日もまずはA君に伝える内容&その応用形からスタート。同じ小2白帯のМ君も同じ日に参座してくれると、同じ内容で同じペースで進むと言う「楽」が出来ますが、今日はМ君が御休みでなかなか2人が揃いません。「先輩達」には「退屈」な内容が続くかも知れませんが、逆に先輩達がそれ程高く離れたレベルで存在していないので、良いのか悪いのか。

今日は、基本の身体操作の中から、振子・膝上げを選択してウォーミングアップの動きから高めます。また基本技術の順突・逆突・順蹴・逆蹴をA君に説明し、順突から進めます。説明をほとんど聞いていないA君ですが、横についてポイントを伝えると割りと高い水準で再現します。「意外とこの子は伸びるかもしれないなぁ」と少し驚きますし、逆に「どうせ出来ないだろう」と伝える側が可能性を諦めてしまわない様にしなければと、自戒します。

学科・法話の時間では、先ずは腰を立てる座り方と意識を、A君を手本にして皆に伝えます。まだまだ「姿勢を整える」事を意識しなければいけない段階のA君ですが、それは誰もが常に意識しなければいけない事でしょう。法話の中でも、誰かが「日本人は、努力すれば幸せになれる・努力する事は良い事だと信じている『努力教の信者』が多い」と揶揄していた事を伝え、「僕も、モロに『努力教の信者』だね(笑)。努力したからと言って必ずしも良い結果が得られる訳でもない。それでも努力しないよりはした方が良いんじゃないかと、僕は思う。あなた達は、今その訓練をしているんだよ」と伝えました。「やるべき事」を意識して求め続けていられるかで、その人の到達出来る場所が決まって来るでしょうから、その精進の基と成る部分を自ら構築して欲しいものです。

鎮魂行でも、唱和の注意点だけではなく、整列の仕方や合掌礼の意識するポイントも伝えます。「先輩達」はこれまでもやっているはずの事で、新鮮味と興味を抱かせる為にも工夫は必要でしょう。それは本人次第ではありますが、その支えをしてこその「指導者」と言えるでしょう。

自由練習では、3つにグループ分けしてそれぞれの科目を進めます。少年六級に合格した以上のグループは、「下受蹴」と「片手寄抜」を。新しい柔法を教わった時点で、そこに興味と「上手くなった自分」を想像して意欲を以て取り組むWちゃんと、「解らない事をやっている」と思った時点で、思考と身体の動きが完全に止まってしまうA君。どちらも、自分の身体の状態を「自己点検」する感覚に恵まれている訳ではありませんが、「努力教の信者」としては、「意識して努力すれば変われるぞ!」と、声を掛け続けたいものです。

同じ学校の同学年であるR君・E君・H君の小4トリオは、剛法の復習を。集中力も意欲も低いR君ですが、半年後に入門したE君とH君にはやはり負けたくない様で、2人と練習する瞬間は割りと意欲的に取り組みます。最も「強く成りたい」と言う想いの強いE君は、「上受突(表)」の仮バージョンの説明と練習をしていると、「正式バージョンもやりたい」と求めて来ます。あまり自発的に行動するタイプではないH君も、徐々にながら意欲的に取り組む様に成って来ましたし、ポイントを伝えた後のそれを踏まえての成長が、数回後の修練で最も多い存在でもあります。仲間が居なければやる気に成れない様では困りますが、やはり仲間の存在は大きな影響を及ぼすものでしょう。お互いに良い影響・刺激を受けられる様な関係を、構築していって貰いたいものです。

自由練習を終え、締めの気合い出しでの上段突もなかなか良い感じ。小2A君の気合いも徐々に大きく成って来ていますし、他の人達のその瞬間の気持ちの張りもなかなかのもの。その気持ちの張りを、お互いが良い影響を授受出来る様な空間の構築に繋げていって欲しいですし、普段の生活や将来の人生においても、有効に活用していてくれたら嬉しい事です。