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Shorinji Kempo

2月19日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。風が穏やかだったからか、寒さが厳しい2月にしては暖かく感じる気候の中、皆が集まります。

12月・1月と行事を開催していたので、通常の道院修練としては久しぶりの今日。2月入門予定(本日保護者の方に、手続きの御説明をする予定です)の小3男子H君は、初めての専有道場になりますが、13時の10分前に到着した大府市在住のH君に続き、2番手で時間に遅れずに無事に来てくれました。月1回、保護者の方に更なる送迎の負担を御願いする事に成りますし、専有道場から泉田市民館への移動にも、御協力を御願いする事に成ります。それに見合った意義を受け取って貰える様な、取り組みにしないといけませんね。

皆で作務を終え、瞑目の時間を長く取る鎮魂行とその後の法話へ。自分自身にとって意味の有る行いを意識する事と、後輩や仲間にとって「良い手本」で在り得る様な意識を持つ事を説きました。その意識を持てるかどうかで、「自己確立」と「自他共楽」の金剛禅の2本柱に近付いていけるかが決まるでしょう。上手くそこに導いていきたいものです。

学科・法話の時間では、「あ・うん」の師家の年頭挨拶の部分を皆で回し読みしました。読めない漢字の部分をお互いお教え合いながら読み終え、改めて「意味が解らない人居る?」と聞いて、その部分を捕捉しながらその内容を伝えて行きます。香川県に本山を置き、どの様な事を目指して活動をしているのか。せっかく届く会報ですから、少しでも伝えておこうと思います。

場を変えて、易筋行を。今回は移動の御手伝いを小1男子のМ君のお母さんに御願いしましたが、その際に御礼をする事や市民館に入ってからの迅速な作務を皆に伝えました。移動してからの皆の動きはなかなかなもの。祭壇も、私が達磨像を入れたカゴをホールに置き、玄関から入ってくる頃にはセットされていましたし、いつも遊んでばかりの小4男子A君も、チラチラこちらを気にしながらしっかり働いていました(笑)。

通常移動後の準備運動や基本演練を、小5緑帯のH君に御願いするのですが、今日はいきなり小5白帯のH君に御願いしてみました。指名された時点で、マスクの下でオロオロしているのが見て取れましたし、靴下を脱ぐのも忘れて、その後の号令の声もやや震え気味で、基本演練で指示する内容も自分自身でどう動くかも解ってない内容を選択する等、ある意味でH君らしい「心の弱さ」が判り易く出ていました。普段の修練中の振舞いの中からでも。「自分で考えて、自分で決断する」と言う事をしてないんだなと伺えるH君。専有道場からの移動の際に、私の車に同乗していたH君との会話の中で、同級生30人が全員携帯電話を持っていて、H君自身も小2から持たされている事を知りましたが、現代社会の流れに順応する事も大切ですが、自分の感性や能力を開発する時期に、発達した通信機器に頼る習慣に染まる事への危険性も感じ、易筋行での号令役に指名してみました。結果は予想通りで、皆に「ただ他人の号令に従って動いているだけじゃなくて、自分が代わって号令を掛ける立場に立てる様な聞き方をしろよ。そうすれば、僕と同じレベルには成れるだろ」と伝えましたが、当のH君はどんな聞き方をしてくれたでしょうか。

その後、3月に少年六級を受験するA君・Wちゃんの確認も見越して、運歩の確認を。昨日勤務中に御電話を頂き、今川町在住の小1男子が16時からの見学を希望されていましたので、それまでの間に少しでも試験に向けた習熟・確認を進めます。帯に色の着いた3人に前に立って貰い、号令役を任せて運歩の確認をしますが、型を覚えるのが苦手なA君にとっても、号令役をしている人間にとっても、それぞれのレベルに応じた練習内容に出来ました。

16時少し前に御夫婦と1人の元気な男の子が到着。暫し見学して頂きましたが、本人に「少しやってみる?」と聞くと「やれたらやりたい」と言っていましたので、見学者A君でも出来る様な内容に移行し、暫く後の私が抜けた後の修練内容もイメージして、キックミット等も使用します。16時20分から小3男子H君のお母さんに来て頂く予定でしたが、若干到着が遅れましたので、先に見学者A君に入って貰い、逆突・逆蹴の反復に入ります。

その後、H君のお母さんが到着されましたので、小5緑帯のH君に任せて、後ろのスペースで説明に入ります。1月の「成果発表会」時にもH君は参加してくれていて、観覧されていたお母さんも、本山が香川県に在る事も開祖が金剛禅の開創された理由も聞かれていましたので、かなり走り気味でほぼ手続き面の御説明で終了。抜けてた部分は後程LINE連絡で御伝えする事でフォローしました。

その間、体験者A君の相手も含めて、協力して進めてくれる色帯や高学年組の姿も見守りつつ、H君のお母さんが中座された時には、私もキックミットを持ってA君の相手をする事も出来ました。短い時間ながら、それなりに楽しんでやってくれていた様に思いますので、もし継続して体験入門してくれるなら、皆で協力して有意義な時間にしたいと思います。

 

2月5日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。細かい雪が降る程の冷たい空気の中、鍛錬に励みます。

2月に入って、更に寒さも増して来た様な気がします。体調不良で欠席する人も居る中で、参座してくれる人達には何かしらを手にして帰って貰いたいものですが。今日は3月に少年六級を受験する小4トリオのA君・Y君・Wちゃんの習熟の為のメニューと、久々に運用法を取り入れる事を想定してスタート。Wちゃんは家庭の都合で欠席でしたが、基本演練の内容を大幅に組み替え、「龍王拳第1系・単演」を伝えます。

先月の昇級試験で合格した3人を前に並ばせ、その後ろに並んだメンバーでグループにして習熟に励み、時折止めてはポイントを伝えたり、次の段階に進んだりとしてみましたが、初めての動きに戸惑いながらも、何とか覚えようとする人や、構えも覚束無い小1白帯のМ君相手に、何とか伝えようと奮闘する人等、それぞれに学ぶ事が多い時間に出来たと思います。

学科・法話の時間では、3人に「好きな数字」を言って貰い、その数字を合計して回し読みをするページを決定。少林寺拳法の「三徳」に関するページでしたが、それぞれに何を感じ取ってくれたでしょうか。今の面々は、割りと「強く成りたい」と思って取り組んでいる人が多い様に思いますが、その中で多少なりとも「世の為、人の為」に行動しようとする要素を、自ら欲してくれると嬉しい事です。

スイミングに通う為に15時で早上がりするR君の為に、学科・法話後の15分程で拳サポーターとすね当てを着用しての運用法を。上段攻撃に対しての防御・反撃を反復しますが、相手と共に進歩・成長する事を意識出来てこその乱捕りや運用法でしょう。ともすれば、「自分さえ良ければ」と成りがちなメンバーが多いですので、「強く成りたい」と言う意欲は維持しつつ、金剛禅の在り方に沿った人造りの行としての鍛錬に少しでも近付けていかなければいけませんね。

鎮魂行後の自由練習では、メインは少年六級を受験する2人の習熟のメニューを、相手を変えながら。2列に並び、運用法時と同じ様に相手を変え、組合せ毎にやる内容を指定します。A君・Y君は「小手抜」の相対を反復しましたが、前半で「龍王拳第1系・単演」をこなしていた為、入門して1年3ヶ月が経過したA君も、ようやく鈎手守法やその後の体捌き・足捌きを理解しつつあります。また12月入門のМ君は、「正対構からの内受突」を行いましたが、振身が全く出来ていませんでしたので、ウォーミングアップ・メニューの振子の動きに戻り、組んだ先輩と一緒に左右の重心移動を繰り返して貰いました。結果、その後の輪になっての上段突では、しっかりした振子をしながらの突きに進化していましたので、その時その時で意味の有るメニューに変えて行く大切さも実感しました。

自由練習後半では、受身の練習として「横転からの起き上がり」と「大車輪」を。どちらもA君・Y君は不充分な出来ですが、ポイントを伝えて反復させると、徐々にながら向上して行くのが判ります。特に、自分の身体の状態や左右の違いへの理解度や、「出来ない事を、出来る様になるまで努力する」意識の乏しいA君は、度々集中を欠いたり意欲を落としたりしましたが、都度「今、何をする時間だ?」と叱咤し、左右の違いを意識して整える姿勢までは到達しました。自分が出来る様になった事に気付いた瞬間は、やはりA君も嬉しそうです。3月の昇級試験に向けての時間をきっかけにして、自信と自分で意識して自分を整える習慣を身に付けて貰いたいと思います。

せっかく皆で受身をやりましたので、締めの時間に急遽投げ技の「掛かり稽古」を入れてみました。座布団を数枚敷き、一人が前に立ち、「諸手巻小手」の要領で目の前に居る全員を投げると言う流れでやってみましたが、私が1度手本として全員を投げて回しただけですので、当然1度も練習した事の無い「巻小手」なんて出来るはずもありません。それでも「止まらずにどんどん行け!」と急かし続けると、皆それなりに投げを成立させますし、逆に下半身を使えずに、腕力だけで振り回そうとする人は、身体が前屈してスピードダウンすると言う結果を自ら感じ取り、有意義な時間と成りました。また少年三級に合格したばかりのH君は、「巻小手」の理法をほぼ体得しているので、私が見せた手本とほぼ同じペースで投げて回して見せましたので、なかなか大したものだと驚かされます。

年齢も技術レベルも集中力も意欲も、少人数ながらそれぞれに違いが有るメンバーが集っていますが、皆で協力して楽しく有意義な時間にする事は、変わらない大目標でしょう。それこそが「社会に貢献する人造り」の大原則でもあるでしょうから、常にそこを指揮して目指して行きたいものです。

1月29日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。冷たい空気ながらも、何処か暖かさも感じる陽射しを浴びながら、鍛錬に励みます。

先週の「成果発表会」を終え、何かホッとした気分で1週間過ごしましたが、昇級試験の段取り等、気を抜いてばかりではいけませんね。木曜日には少年三級を受験するH君と、マンツーマンで習熟に励みましたが、ふと少年五級を受験するY君と少年六級を受験するH君に、「試験の雰囲気」を感じさせる練習をしてないなと思い立ち、今日はその段階に来てない人も含めて、ちょっと高めの内容と厳しめの雰囲気で修練を構成しようと目論みます。

作務を終え、ウォーミングアップを割愛して、構えや運歩の審査をしてみますが、やはり付いて来られない人も居ますし、そもそも受験する人がオタオタする部分もあり、「やっておいて良かったわ」とホッとします。また上手く順応出来ていない人でも、何とか喰らい付いていこうとする姿勢が各自に見られ、この1年で入門した人達の、普段の雰囲気の良さを感じさせます。

学科・法話の時間では、3月に昇級試験を予定している面々に、その後に宿題について説明する事も踏まえて、合掌礼に関するページを回し読みし、挨拶の大切さやそこから始まる円滑な人間関係の構築について説きます。泉田市民館も利用者顔触れは高齢者が大半で、この2年間は行事開催や利用頻度が極度に減っていますが、それでも時折り訪れた方々が、小学生達から元気に挨拶をされるとやはり喜ばれる様で、後々「良い指導をされてますね」と声を掛けて頂く事もあります。技術の向上も大事ですが、地域の活性化に繋がる行動の強化も欠かせない要素でしょう。

修練メニューと順番・組み合わせを変えたので、少しゆとりを持って鎮魂行に入れますし、うがい手洗いの時間も取れます。自由練習では受験する3人の確認で、それぞれの組み合わせを呼び寄せ、他のメンバーにはそれぞれの時間で、課題を伝えます。まだまだ集中力の続かない人達が大半ですが、試験を3月に控えた人達を始め、自分の課題に取り組む姿勢が少し良くなって来ましたし、気持ちが崩れた後の持ち直しの時間も短くなって来ています。

3組それぞれの組み合わせで、「なかなか上手いなあ」と思わせる部分と、もう少し強化したいと思える部分もあり、「試験の為」では終わらない弛まざる精進の大切さを再認識します。また入門して1年以上経っても、「小手抜」の動きを覚えられない小4白帯のA君も、3月の受験を意識させ続けていく内に、徐々にながら動きを向上させつつあります。運動能力や身体操作の感覚が鋭い面々ではないですが、少しでも上手に成ろうと努力する習性は身に付けて貰いたいですし、それを仲間で協力しながら出来る様になってくれればと思います。

また今日受験するY君・H君を「小手抜」を練習するグループに入れた時は、2人共に上級者である自分達が練習台に成る事で、ポイントを相手に伝えようとする姿勢が見て取られ、「良い雰囲気だなぁ」と嬉しくなります。受験組の確認を済ませ、締めの気合い出しと作務を良い感じで終えると、今日で休眠するI君のお父さんが御菓子を持って挨拶に来て下さいました。「高校合格してからの復帰」と言うのも簡単では無いでしょうが、今日の受験の相手をバッチリ決めて、その可能性を少しでも高めおいて貰いましょう。

1月22日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。ここ数日の中では、穏やかな陽気も感じる気候に恵まれながら、鍛錬に励みます。

今日は、先月から予定していた「成果発表会」開催の日。コロナウイルスの影響や「まん延防止措置」の絡みで、世間的には中止も検討するべき状況なのでしょうが、「行動禅」の修行者としては、如何に工夫して、環境・状況と「調和」しながら「為すべき事を為す」かが命題と成るでしょう。「より良い人生」、「より良い社会創り」を目指す意味でも、歩みを止めない事が肝心でしょう。

スタートの作務の時点から皆の集まりが良く、また私が指示を出さなくても、「成果発表会」の観覧者用に座布団を多めに用意する人が居たりと、若干皆が発表会を楽しみにしているであろう空気を感じます。そんな中での修練は、少し趣向を凝らし、突発のメニューに如何に集中し、全力で取り組むかを課題にします。発表会用の練習・来週の昇級試験の為の習熟・全く別の易筋行を候補にして、代表者のじゃんけんでメニューを決めたりと、多少ゲーム的要素も加えて雰囲気の盛り上げにも心を配ります。

今日の「成果発表会」では、私はNさんと技法紹介する予定でしたが、Nさんも県庁勤めと言う事もあり、この状況での参座に対して、御家族の理解を得るのもなかなかに大変です。そんな中でも、15時以降にと「時短」で参加して下さることに成り、実に有り難い事で。そのNさんの到着と同時に、舞台の幅を広げる作業に入ります。自ら率先して手伝う人間もいれば、当たり前の様に鬼ごっこで遊ぶ人間もいます。当然の事ながら、遊んでいた人間は呼び寄せてセッキョーです(笑)。

今日の発表会に際して、デジカメでの撮影係を刈谷北道院の入門第1号であり、「愛する一番弟子」であるR君に御願いしておいたのですが、約束していた16時より少し早めに到着してくれました。ホールの入り口のドアの外に来たであろうR君を出迎えると、そこには「誰、このおっさん?」と思う人が。そこには3年ぶりに会い、マスク越しに大人びた顔に成長した高校2年生のR君が立っていました。バスケットボールを長くやっていた事もあってか、身長も私と同じぐらいに成り、脚の長さや顔の小ささによる等身の違いは、「あんた、何人だ?」と思う程のカッコ良さです。現役門信徒への紹介や挨拶や、R君を中心とした集合写真を済ませた後に、R君にデジカメを渡して、座布団による観覧席設置を済ませると、小学生達がR君を囲んではしゃいでいる様子を、嬉しく微笑ましく眺めていました。

保護者の方に御伝えした集合時間も近付き、一人で自分の動きを確認する人や、緊張せずに遊んでいる人も居る中、準備万端で時を過ごしますが、観覧者が全く現れません。ちらちら駐車場を覗き、「30枚以上座布団を用意して、1人2人じゃ寂しいなあ」と不安に成りましたが、「1番乗り」を嫌がる日本人の気質なのか、1組保護者の方が現れると、続々と入館され、ホッと一安心です。白黄帯の団体演練の号令役を御願いしているA君のお父さんお母さんがいらっしゃらず、A君がソワソワして市民館の入り口で待っていましたが、妹のNちゃんを連れて定刻までに無事到着。「成果発表会」をスタートします。

内容は、初めに私が金剛禅に関する紹介をし、その後8名による団体演練、私とNさんによる少林寺拳法の技法紹介、小4緑帯のY君と小5白帯のH君・中1茶帯のI君と小5緑帯のH君による組演武2組。金剛禅の紹介も、例によって特に内容も考えずに、ぶっつけ本番でその瞬間瞬間に頭に浮かんでくる言葉を繋げて、何とか文章を組み立てます。話が長くなり過ぎない様に時計も気にしつつ、本山が香川に在る事・金剛禅を開創した開祖が、何を経緯にして何を目的としていたのか・金剛禅の主業でもある少林寺拳法は、技術的にどんな特徴を持ち、結果どんな人間を育てようとしているのかは、そこそこ説明出来た様に思います。

その後の団体演練は、人数的にも保護者の方にとってはメインと言う雰囲気で、スマートフォンを構える手が、一気に増えます。舞台の横で発表者の姿を見守りつつ、保護者の方の様子も見ますが、それなりに満足して下さっている様に思えました。その後の技法紹介では、Nさんと団体演練にも絡めた動きで剛法を、そして抜技・その発展形である逆技として柔法を紹介し、力をぶつけるやり方と力を吸収するやり方の比較も交えて、金剛禅の目指す「調和」に根差した人造りの在り方を説明します。保護者の方がどう受け取って下さったかは定かではありませんが、帰宅後の疲労感はハンパ無いものでした(笑)。

ラストの組演武2つは、発表も演武を組む事も初めてのH君を始め、なかなかの気迫を見せてくれました。特にメインのI君とH君は、来週のH君の少年三級の試験の組演武を発表する予定で練習していたのですが、先週その様子を観ていて、「投げ技が一つも無いんだな。あなた達投げ技できるのに面白くないから、柔法2つを逆小手と送小手に代えて」と急遽変更し、今日座布団を敷き終わった後に練習している二人の姿を観て、同じ人が逆小手と送小手を掛けている事に気付き、「それだと面白くないなぁ。先週やった巻落、やれたらあれを7構成目に入れようか」と無茶ブリしましたが、守者攻者を交代した2回発表も含めて、そこそここなしてくれました。その後舞台横で待っていた兄の元に行き、皆にあやされていた小2黄帯のA君の妹のNちゃんも一緒に舞台上で全員で合掌礼し、私だけ達磨像の方に行き、皆はそのまま舞台の上で最後の気合い出しを行い、「成果発表会」を締めくくりました。

中止も検討するべき状況での開催でしたが、今月末でいったん休眠するI君のとお父さんがお祖父ちゃんお祖母ちゃんも連れて観覧して下さったり、今年度の泉田町の公民館長さんの息子さんが、小5緑帯のH君の学校の担任をされているそうで、娘さんを連れて観覧に来て下さり、H君のお母さんに紹介されて、挨拶に来て下さったりと、行動するからこそ構築出来た「人の縁」を実感出来ました。またお店の営業開始直前の時間に観覧して下さった、12月入門のМ君のお母さんや、作務を終え、もう用事は無くなったのに、市民館の外で「今度は2人で組演武やれよ」とお子さん達と楽しそうに話されている保護者の皆さんの姿を観るにつけ、感謝の想いを抱くと共に、「やって良かったな」と思う事も出来ました。その後、暫しNさんと今後の見通しや対応を話し、その間「お母さんが帰ったから帰れません。車で送って下さい」、「道院長、早く送って下さい」とねだっていたМ君を200m離れた家に送りがてら、帰路に着きました。

 

1月15日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。爽やかに晴れているものの、冷たい空気の流れる中、鍛錬に励みます。

コロナウイルスのニュースも、また騒々しく成って来ている様ですが、「行動禅」の修行者として、如何に弛まざる修行への邁進を維持して行くか。各自・各家庭の判断に委ねられる部分ですが、参座してくれた人達には、自分自身でやる気に成り、行動していく姿勢と意識を植え付けたいものです。今日も、遅れての参座や早上がりの人も居ましたが、刈谷北道院の全小中学生が参座してくれた事に成るので、有り難い事でもありますし、少しでも実りの有る時間を提供したいものです。

スタートのウォーミングアップから、私自身もしっかり身体を動かし、基本演練では来週の「成果発表会」での団体演練の内容を踏襲し、更に相対での動きに進化させます。一人で動くだけでも、向上する為には努力が必要ですが、相対でと成ると「自分だけ」の頑張りでは上手く成り立ちません。相手をしっかり見て、相手と呼吸を合わせる。一人間としての在り方にも通じる易筋行の在り方を、常に求めて行かなければいけませんね。

学科・法話の時間では、「拳士の心得」のページを皆で回し読みしながら、「修練で出来る様になった事は、普段の生活でも行う様に」と説きました。「道場チャンピオン」では無いですが、技術面でも『修練中はやたらと強く、技も上手いのに、「本番」ではカラキシ』と言う様な在り方に成らない様に。それ以上に、姿勢や挨拶、履き物や物の取り扱い方等、修練中に大事だと伝えた事は、日常生活でも大切に出来る様な人を増やさないといけませんし、自らの意識でそこを目指せる様に、上手く導いていきたいものです。

休憩時間中に来週の「成果発表会」で、Nさんと行う「技法紹介」の為に、久々に胴を突いたり蹴ったりしたらどんな感じになるか、Nさんに着胴して頂いて試しましたが、久しぶりにイサミの硬い胴を突いたら、まずジャストミートせず拳が擦れ、しっかり2~3回当てただけで、拳が赤黒く色付いて来て、「こんなに硬かったっけ?」と、この2年間での自身の鍛錬のサボり具合を痛感する状態でした。蹴りを出しても、体勢が押されたりもしていましたので、今年の「1年の目標」でも掲げた様に、もう少し自身の鍛錬にも励みたいと思います。

鎮魂行の後の自由練習では、「成果発表会」の内容と月末の昇級試験の習熟に努める時間を組み合わせて、グループ分けをしましたが、そればかりでも飽きが来ますので、後半は「逆小手もどき」を始め、銃砲の投げ技を楽しむ時間を。特に月末に受験を予定している「上級者組」には、「巻落」や「内天秤」の簡略版を伝えると、茶帯のI君や緑帯のH君は原理の理解度が高いので、スイスイこなして行きます。また小4緑帯のY君は小5白帯のH君も、有段科目に繋がる練習に、目を輝かしていました。

人間的な成長も大事ですし、技術レベルの向上も大事ですが、目の前に居る共に修行に励む仲間との時間を大切にする意識を、まずはしっかり身に付けて貰いたいものですし、それが出来るに連れ、強くもあり優しくもあり、金剛禅の目指す人造りの在り方に、近付いて行ける様な気がします。

1月8日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。冷たい空気ながら、何処か清々しい雰囲気の日中、皆が集まります。

今日は、2022年の修練初めと言う事もあり、新春法会も挙行しました。例によって、大した段取りもせずの「出たとこ勝負」。しかも家を出る直前まで、道院だより的なプリントの作成に追われ、準備もままならない状態で専有道場に赴きましたが、その時その時の状況の変化に合わせて、自分の「為すべき事」を的確に見極め、適切な対処・変化を訓練しているのだと思えば、それなりに意義も増して来るでしょう。「道院長年頭挨拶」も内容もあまり考えず、目の前にいる人達との目線の合わせ方で喋る内容を決めて行った様なものでしたが、そこそこの着地には成った様に思います。

今日は、新春法会と言う事もあり、列席してくれた人達に、「1年の目標」を少林寺拳法面と生活面の2点で発表して貰いましたが、それぞれになかなか聞き応えの有る目標を述べてくれましたし、他の人の目標を聞いて、どんな刺激を受けるか・その後のどんな行動に繋げていくかは、全て「その人次第」。と言って、「ほったらかし」にしておくのも何ですので、それぞれに適した刺激をちょこちょこ与えて行こうと思います。その「適度」の見極めがあまり得意では無いのが根本的な問題ですが、コロナ禍も含めてあらゆる「制限」がいつ訪れるかも判らないのが「人の一生」でもありますし、そんなこんなも含めて、今年も「より良い支え」を心掛けていきたいものです。

場を変えて、易筋行を。思っていた程、時間に遅れずに移動出来たので、暫し小5緑帯のH君に、準備運動や基本演練の主座を任せます。言葉での説明はあまり上手ではありませんが、多くの後輩が取り組んでいる「成果発表会」での団体演練の内容を絡めてメニューを極めたりと、彼なりの配慮が随所に見て取れます。自身のレベルアップももちろんですが、「伝える側」としての意識を高めて貰いたいH君には、しばしばこんな機会も与えて行こうと思います。

その後を受けて基本演練を行いますが、ついつい小難しい部分に入り込んでしまうのが、難点で。時間を使った割りには、皆のレベルは然程挙がっていないと言う事がよくありますので、もう少し工夫をしなければいけませんが、基本的な立ち方や構え方に関しては、常に細かく伝えて行きたいものです。

その後はグループ分けをして、「成果発表会」に向けた習熟と、1月末の昇級試験に対する習熟を並行して行いましたが、連休明けと言う事も影響していたのかも知れませんが、試験を受ける当の3人が科目に関して初歩的な間違いをしていても、お互い全く気付かなかったり、そもそも組んだ演武の順番を連休中に覚えて来なかったりと言った状態でしたので、低いトーンで「本当に真剣に取り組む気持ちが有るなら、休み中に順番ぐらいは覚えて来るだろ?そう思わないか?」と問い掛けます。あまり委縮させ過ぎてもいけませんが、常々の修練を楽しみながらも、「自分で本気に成る」・「自分でやる気に成る」為の訓練をしているのだと言う事は、しっかりと伝えて行きたいところです。

ラスト20分程でメニューを変え、易筋行の締めに入りますが、3月に初の昇級試験を予定している人達の「小手抜」の出来具合に、「どうすれば覚わるかなぁ」と頭を悩ませながらも、この「苦しみ」も目の前に共に修行に励む仲間が居てこその有り難い「苦しみ」なのだと、再認識します。暖房の入ったホールの入り口のドアの外に地区の役員さん達の気配を感じながら、締めの気合い出しもなかなかのレベルでしたし、役員さんや保護者の皆さんと新たな1年に向けての挨拶を交わせる幸せな空気を感じながら、帰路に着けました。

12月25日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。刺す様な冷たい空気の中、鍛錬に励みます。

2021年の修練も、本日が最終日。コロナ禍の影響が残る1年も、何とか活動を継続させて終えられる事は「当たり前」の事ではないなと有難く思います。また、今日は体調不良や家庭の行事で休まれる方が多かったですが、それでもこの人数で集まれる事に、「前はフル参加でも、今日の数より少なかったよなぁ」と、有り難さも倍増します。

修練納めと言う事もあり、また昨年に引き続き修練終了後の「一品持ち寄り忘年会」も取り止めにしたので、何か特別な事が無いかとも思いましたが、特にアイディアも用意せず、「通常通り」の修練を。この「特に何も無い」状態に、どれだけ価値を見出し生み出せるかが、「修行の価値」の確立にも成るでしょうし、取り組んでいる本人達の意欲の根源とも成るでしょう。「いつも通り」の内容ながら、「どう伝えようか」と言う点を少しだけ意識出来ました。

年明けの「成果発表会」の内容に繋がるメニューを繰り返し、基本演練を終えた後に、学科・法話の時間を。今日は、先週休んだI君の合格証書授与と茶帯の贈呈を行いました。試験前2週間が中学校の定期テストの時期と重なり、修練を休んだものの、小5緑帯のH君と協力してレベルを高め、参座していない期間も家で復習し高い水準で受験してくれたI君。これまでとは違う取り組み方と成果を見せてくれましたし、「皆の御礼と後輩へのアドバイス」では、「他の人に教えていると、自分でも出来ていなかったポイントに気付けるので、どんどん後輩に教える様にしましょう」と、4年生で入門し初の昇級試験で合格した時、一言もコメント出来なかった時に比べて、人間的にも随分成長してくれたなぁと、感慨深いものが有ります。

学科・法話の後に、基本演練中のトイレ休憩で黄帯のA君が道衣のズボンの紐を半分抜いてしまったので、I君に修練を任せて紐の修繕を。私自身はやった事は無いのですが、以前他人から「鉛筆や割り箸に紐を結んで、突っ込んでいくと直せるよ」と伺っていましたので、会議室からボールペンや割り箸を持って来てチャレンジします。普通に割り箸に縛って入れて行っても、途中で紐がすっぽ抜けてしまうのですが、割っていない割り箸に紐を挟んでおくと、難無く修繕が完了しました。「これは、良い手を見付けたわ~!」と、秘かに感動です(笑)。

キックミットを使用しての当身と鎮魂行を終え、暫しの休憩の後に自由練習を。そのスタートに、面談を終えていなかったWちゃんとA君の面談を済ませました。2人共に集中力の有る方では無いですが、やっている瞬間は楽しそうに取り組んでくれるところは、有り難いところ。特にWちゃんは運動能力が高い訳でもなく、御両親が「足を引っ張っててすいません」と気にされる程ですが、ただ一人の女の子と言う状況でも、嫌がらずに取り組んでくれます。これも「当たり前」と思わず、高い水準の取り組みを求めつつ、必要なサポートと気配りを欠かさない様にしたいと思います。

自由練習の後半は、柔法の原理の練習として、「逆小手もどき」を。11月・12月を体験入門期間とし、年明けに入門してくれる事になった小3男子のH君も、同級生のE君と楽しそうに取り組みます。また、上手く出来ないのは当たり前として、そこで凹んだり、ダラけたりする事も無く、ポイントを伝えてそれが上手くいくと、嬉しそうにしています。こちらも「入門して、ほったらかし」に成らない様に、的確なサポートをしたいところです。

先週の反省も込めて、いつもよりは早めに修練を切り上げ作務を終えた後に、I君から「話が有ります」と言われ、年明けの「成果発表会」とH君の昇級試験を終えた後に、中3か高校入学するまで休眠するとの申し出が有りました。先週休んだ時に、お母さんから勉強との両立が困難になって来たとのお話を伺っていましたので、「これは、年度更新はしないかも知れないなぁ」と予測はしていましたが、かなりコツを掴んで来ている状態でもありますし、「展開が早いなあ」と驚きを隠せませんでした。ただ、年内での休眠では無く、H君の相手を済ませてからとの判断は、それまでの繋がりを重視してくれての事でしょうから嬉しい事ですし、I君が「辞める」ではなく「休む」と言葉を発してくれた事に、数%の可能性を信じて、2年後まで道院活動を継続しなきゃいけないなと、新たなやる気を頂きました。年明けの「成果発表会」が、御両親に御見せ出来る最後の機会と成りますので、「開催する事にしておいて良かった」と思いますし、約4年間の修行の成果をしっかり見せて貰える様に、上手にサポートしていきたいと思います。

12月18日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。ついに到来した「極寒の寒さ」の中、鍛錬に励みます。

昨夜の雨から、刈谷市でも雪に変わった地域もあった様で、今日は晴れたものの刺す様な寒さが残っています。そんな中でも集ってくれた人達には、何かしらの「意味」を手にして帰って貰いたいものです。

今日は、夏の「強化練習2021」で「掛かり稽古」に参加しなかった小4緑帯のY君と白帯のY君に、その辛さを乗り越えて貰おうと、実施を予告していた日。また先月末の昇級試験での合格証書が届きましたので、受験した2人に合格証書授与と帯の贈呈を行う予定でしたが、NさんとI君から欠席の連絡が。来週全員が揃った時にしようかと順延も検討しましたが、もう一人の当事者であるR君が、来週土曜日はクリスマスキャンプで休むとの事で、合格証書授与と写真撮影も2度に分けて行う事にしました。

I君が休むと言う事で、1月のH君の昇級試験や「成果発表会」での組演武の練習が行えなくなった分、修練内容を「掛かり稽古」に繋がる内容に変更しました。体験入門中のH君やまだ運用法をやった事の無いM君に、連反攻に近い動きが出来る様にと、突き蹴り受けと運歩を組み合わせた内容を反復します。最初はこちらが指定した動きを繰り返し、終盤は選択肢を与えて受け方を自分で決めて動くパターンにしてみましたが、やはり基礎の積み上げの量が少ない人ほど、動きのバリエーションや鋭さに限りが有るのだなと、当たり前ではありますが基本の身体操作の大事さを再認識しました。

基本演練を長めに行い合格証書授与に移りますが、R君のトイレタイムが長引いたので、その間に少し法話を。地区での合同昇級試験が来年度も実施が無い状態に成りましたが、審査は他所の先生に行って頂くので、その想いを無駄にしない様に、しっかりレベルを挙げて受験をする事。また時間と場所を都合して頂ける事も当たり前の事ではないので、「感謝」を忘れない事を説き、それを踏まえてしっかり合格し、堂々と合格証書と帯を受け取り、「当日の感想」・「次の目標への抱負」・「先輩や後輩への御礼やアドバイス」を述べる様にと説きました。その後のR君の合格証書授与では、促されてのコメントと成りましたが、それを観ていた来年1月と3月に少年六級を受験する予定の4人には、ある種の意識が宿ったように思います。

スイミングの為に15時で早上がりするR君と12月入門のM君の写真を急いで撮り、再度法話を。自由練習での「掛かり稽古」に向けての意識付けに、「辛さ・苦しさに負けずに、自分を奮い立たせる事」、「カッとなったり、相手の迫力にビビったりせず、精神的に揺らぐ事の無い様に」、「仲間で協力してレベルを挙げる為の取り組みである」事を説きました。特に今日の主役の2人は、自分以外の存在への認識がやや弱い側面も有りますので、ここはしっかり伝えておきたいところです。

法話が長くなってしまったので、面談の時間を取る為に今日は鎮魂行を割愛し、それぞれにやる内容を伝えて小4白帯のA君と小5白帯のH君の面談を。それぞれに課題は有りながらも、意識しなければいけない点を指摘されると、ある程度の理解と納得はしてくれている様で。難しさや面倒くささは感じているものの、少林寺拳法に取り組む事を楽しんでくれている2人ですので、進歩出来る様にしっかり支えて行きたいものです。

「掛かり稽古」の前に、ボディプロテクターを着けての運用法を行い、H君とM君にも「こんな練習も有るよ」と体験して貰います。「新しいアイテム」を与えられると、誰しもワクワクして来る様で、その後の運用法も俊敏には動けないものの、意欲的に動きます。また、「掛かり稽古」では参加しない2人には時計係と応援係をやって貰いましたが、普段あまり大きな声を出さない2人が、「頑張れ~!」と声を張り上げて担ってくれていたのは、嬉しい姿でした。

本番の「掛かり稽古」では、I君が休んだ分、夏より1人少ない4人を相手にする事に成りましたが、序盤の小5緑帯のH君・小4白帯のA君を終えた時点で、どちらのY君もフェイスガードの下で号泣していました。「自分には出来る」と自信を持っていたであろう「掛かり稽古」の体力的な辛さや苦しさ。全く遠慮せずに攻撃してくる仲間を、上手く捌き切れない悔しさも有るでしょう。「ビソビソ泣いとるなっ!気合いで乗り越えろ!」と檄を飛ばして続けさせますが、ついさっき自分を攻撃して来た仲間達が、「頑張れ~!」、「横に動け!」と常に応援し続けてくれていた事には、その後の踏ん張りへのエネルギーを貰っていた様です。

結果、2人とも泣きながらもギブアップせずに、私に対する50秒間の休み無しの攻撃も、最後までやり切りました。終えた後の皆を集めての法話でも、皆の集まり方がいつもより自然と近くなった様に、不思議と仲間意識や連帯感も強く成るこの練習方法。達成した2人に、「この経験を活かして、しっかり自分のレベルを挙げて」と伝えると、強い意志を感じさせる眼差しをしていました。いつも以上に、修練の切り上げが遅くなり、公民館長さんから「次の準備も有るから、ちゃんと17時に撤収する様に」と御注意を頂きましたし、迎えにみえた保護者の皆さんを20分以上外で待たせる事に成ってしまい、反省点山盛りではありましたが、年1企画の「掛かり稽古」を良い雰囲気で終えて、修練を切り上げました。

12月11日(土)の修練。

本日は、専有道場でのスタート。穏やかな陽気の中、皆が集まります。

今日は、今年度4月以降に入門してくれた6名の入門式を挙行しました。本来は、入門したその月に行うものなんでしょうが、「何も解ってない状態で、『修行への邁進』を誓わせてもねぇ」と思い、大抵入門して2か月後ぐらいに入門式を挙行して、改めて普段の取り組みへの意識を高める様にしていたのですが、今年は4月・5月の緊急事態宣言や、入門者の1人のY君から6月から9月頃まで毎週家族でキャンプに出掛ける予定を聞いていましたので、12月の今日まで日延べしていました。その間「夏休み武道体験会」に参加してくれたE君・M君も入門してくれましたので、専有道場も狭く感じられる様になり、今日はNさんの車での輸送の人数が減ったので、保護者の方にも送迎の手伝いを御願いし、新入門のМ君のお母さんが協力して下さいました。

皆の集まりも良く、家で入門者代表としての誓願文奉読をしっかり練習して来てくれたH君の出来の良さもあり、スムースに式も進行。入門式の導師法話では、いつも「4つの約束」を述べる様にしているのですが、今日列席してくれた面々には、どう響いたでしょうか。集中力の無い人が多いので、引き付ける為のエピソードトークがついつい長くなってしまいましたが、しっかり聞いている人の目には、強い「意志」が見て取れる光が有りました。

最後の自己紹介では、氏名や学年の他に「好きな有名人or好きなアニメキャラ」を交えて皆に述べて貰いましたが、普段の修練とは違う話題でもあり、和やかな雰囲気が増しました。意外に今の小学生にも、ドラゴンボールやポケモンが人気な事も、知る事が出来ましたし(笑)。

場を変えて、易筋行を。小5緑帯のH君に、ウォーミングアップや基本演練の主座を暫し任せて、皆の取り組みを見守ります。年明け1月22日(土)に予定している「成果発表会」の白黄帯組の団体演練も、大半が基本の突き蹴りなので、H君からバトンを受け取り、そのまま習熟に努めました。

小1時間程、基本演練を続け、その後私は延び延びになっていた小4緑帯のY君との面談に入り、Nさんに団体演練をお任せし、1月に昇級試験を予定しているH君・H君の小5コンビは、少年六級の科目の確認に入ります。4月から学習塾に通い、土曜日のみの参座となったY君ですが、自宅での復習や読本の読み込みを推奨しています。また「参座した時に、どれだけ集中して取り組むか、だよ」と常々伝えていますが、思っていたより少年五級に向けての進歩が順調に進み、1月の受験も可能と成りました。面談では、「自分の進歩だけではなく、後輩も含めた他者に対して力を尽くす事」を、如何に普段の生活で意識するかを説きましたが、これからの半年間で、どれだけの変化を見せてくれるでしょうか。

面談後は、「成果発表会」で組演武を行うY君と小5白帯のH君で、I君と組む緑帯のH君はNさんに相手をして頂き、少年三級の組演武の練習に入りました。先月末のI君の一般三級の試験の相手を務めたH君ですから、少年三級の組演武には然程苦労はしません。Nさんにアドバイスを頂きながら、しっかりと取り組んでくれます。一方、あまり「自分で考える」と言う事をしない白帯のH君と、実は話をほとんど聞いていないY君は、「自分達が受ける五級と六級から、自分達で3つずつ選んで、演武を組んでみ。5分で決めてね」と伝えましたが、まず5分で決まらず、決めた後もすぐに練習には入らず。促されて始めた練習も、「何故、その順番でその内容なの?」と問われて、改めて組み直すものでした。と言って、すぐに万全な結果を出せるものでもないでしょう。それぞれの課題はしっかり把握した上で、「自分で高める」、「自分で意識する」と言う事は、出来るだけ推し進めて行きたいものです。

3つのグループに分かれて行った易筋行。団体演練は同じ内容の繰り返しでしたが、それで高まる人もいれば、そうでない人もいます。その中で、小2黄帯のA君はМ君が入門した事により、初めて「年下の後輩」が誕生した事が余程嬉しいのか、彼の世話をしたがりますし、基本集中しない取り組みながら、時折随分高いレベルの結果を出してくれます。火曜日の修練時の彼の掛けた号令が実に見事でしたので、急遽団体演練の号令役を任せました。М君以外のメンバーは、全員A君より年上ですが、年下のA君の頑張りから何を感じ取るか。修練を切り上げる直前に、NさんとH君に少年三級の組演武を見せて貰い、「強く成りたい人、上手くなりたい人は、まずは自分でそこを目指す様に。自分で意識して、自分でやる気に成ってこそ、上達するよ」と伝えました。その後の最後の気合い出しは、実に良い感じでしたが、雰囲気だけでなく、実際にレベルを挙げてくれるかどうか。それを達成出来る様に、しっかり支えて行きたいものです。、

12月4日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。寒さの中でも、若干の温かさを感じる中で鍛錬に励みます。

今日は、10月・11月を体験入門期間とした、小1男子のM君のお父さんに、入門手続きや法人の区別について御設明する予定の日。事前の修練欠席の連絡を多数頂いており、その中にはNさんも入っていたので、説明している時間中、小中学生だけでも修練を進められる様に、段取りもイメージします。第1土曜日の「少林寺拳法体験会」と言う事もあり、Hちゃん・S君の姉弟も参加してくれましたが、2人には少し難しい内容ながら、年明けに予定している「成果発表会」での白黄帯組の団体演練に繋がる、基本の突き・蹴り・受けを反復します。

М君のお父さんが、泉田町で飲食店を経営されていると言う事もあり、これまでの様に送迎の30分前に早めに来て頂いての説明ではなく、開店時刻とカブらない学科・法話を終える14時45分からの30分間を御伝えしていましたが、それより20分以上早い時間にお父さんが到着。中に入って頂いて、基本演練や学科・法話を見て頂いた後に、先週土曜日に一般三級に合格したI君に皆の修練を任せて説明に入りました。

実はこのМ君のお父さんは、私の20年前の少林寺拳法への入門のきっかけのひとつとなった、地元の消防団への同期入団に当たる方で。その長男さんは、刈谷北道院の入門第1号と成る「1番弟子」のR君と同級生。しかも、刈谷北道院の中学生での准拳士初段まで到達した第1号の1人であるМちゃんと、保育園で同級生だったそうで、小3で入門したМちゃんが、4年生の時に「泉田町盆踊り大会」で演武発表をした時に、「Мちゃんが、拳法やってた~!」と、珍しく家で興奮していたそうです。それから時を重ねて、盆踊り大会の際は、会場に最も近いМ君のお父さんのお店の駐車場に車を停めさせて頂いてましたが、R君・Мちゃんとその長男さんが高校2年生になった今、2人の娘さんを挟んで小1の末っ子のМ君が入門を希望してくれるとは、不思議な縁を感じます。

また、今日泉田市民館に到着した際に、鍵を閉めて地区の役割りを終えて退出された方が、10年前の4月に泉田市民館での土曜日午後の修練を開始した際に、公民館会計をされていた方で。普段から、小学生の登校に合わせて、朝早くから交通当番をされている方でもあり、暫し言葉を交わしている中で、「もう何年経ちました?」、「お陰様で、何とか10年もちました」と会話も弾み、その中でのお互いの在り方の貴重さや、地域の方との縁や支えを実感する瞬間でもありました。

М君のお父さんへの説明中も含めて、小中学生のみの修練の様子を眺めていましたが、あまり他人とのコミュニケーションに対してマメではないI君がなかなか奮闘してくれていました。徐々にながら、「後輩の面倒をみる」と言う事への抵抗も少なくなっている様で、自身の技術の進歩も含めて、今後の成長に大いに期待が持てます。そのI君のサポートを御願いしておいた小4トリオの面々は、「しっかりサポートしよう」と言う意識が垣間見えるものの、総じてその意識が長持ちしません。「まあ、小学4年生なんてそんなもの」と思いつつも、他者の奮闘ぶりから良い部分や学ぶポイントを見付けられない人間に、成長する要素を感じませんので、チクチク刺激していきたいところです。特にこの小4トリオは、「強さ」への欲求が強く、「自分さえ良ければ」と他人を痛めつける事への躊躇が無い面も有り、今日の学科・法話の時間で回し読みした、「本当の強さとは」の部分を、しっかり肝に銘じて欲しいですし、教えの部分も疎かにせずに伝えられる様な在り方をしたいものです。

鎮魂行を終えての自由練習では、前半はI君の為の投げ技の原理の練習・後半は防具を着けての運用法を予定してスタート。約2年後の中3の9月での准拳士初段受験を見越して、今から初段科目の「押小手」や「小手巻返」を練習していこうと考えてますが、まず「怪我の防止」の意味も込めて「横転からの起き上がり」から始めると、小4白帯のA君が早速躓きます。それでも段階によってコンビ分けをして、受身の種類を変えて進め、先ずは「逆小手もどき」からスタート。この「逆小手もどき」でも習熟に差が出来たので、小2黄帯のA君とМ君のコンビはそのまま「逆小手もどき」と受身を反復し、I君・Y君の緑帯組は、「巻小手もどき」と正式な「巻小手」を。A君・Y君の小4白帯コンビも同様に進めますが、やはり緑帯組と白帯組では、基本の身体操作や柔法への理解度に差が有るなと、当たり前の事を再認識します。また今日は小5緑帯のH君が、学校の行事でお休みしたのですが、少年四級のH君と六級のY君とでもやはり差が有り、相手をしているI君がアドバイスしながら練習を進めている姿を観て、「先輩らしさ」を感じると共に、I君本人も普段相手をしてくれているH君の存在の有り難さを感じた事と思います。

残り時間も少なくなって来ましたので、当初予定していた「小手巻返」をゴールからスタートする練習に移行。これをスムースにこなせたのは、想像通りI君のみで、自分の動きを客観視する感覚が乏しいA君は、言われている事と自分のしている動きを全く合致させる事が出来ずに時間を過ごし、集中力の無いY君は、手本を再現出来る様な聞き方をしないので、これまた違う動きをし、唯一の緑帯4年生のY君は、I君の相手で何とか形にするものの、これまでとの体捌きの違いを再現出来ずに、マスクの下で涙目になっていました。

全てのメニューを終えての気合い出しの前に、4年生トリオを中心に「強く成る為にも、技術を楽しむ為にも、自分の弱さに打ち克って、しっかり集中して取り組む事」と、「その強さを持って、後輩に信頼される先輩に成る事」を話しました。それをどの様に受け取ってくれたか。今後にどう活かしてくれるかは、それぞれ次第ではありますが、在籍数の少ない刈谷北道院で生まれた数少ない「縁」を、出来る限り大切にして行きたいと思い、帰路に着きました。