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Shorinji Kempo

9月5日(土)の修錬。

本日も泉田市民館での修練。徐々に涼しくなって来てはいるものの、日中は「夏の暑さ」を感じながら、鍛錬に励みます。

今日は第1土曜日と言う事もあり、「少林寺拳法体験会」も兼ねての修練ですが、6月からの参加のS君Sちゃんと共に、先月からに続いて小1女子のHちゃんも参加してくれました。実はHちゃんの年中の弟のS君も、お父さんに「この子も良いですか?」と連れられて来たのですが、来た時点で「半ベソ」で。どうやら「怖い~!」とグズッてたそうで、暫くお父さんと「もうゲームやらせないぞ。良いの?」と「交渉」をしていましたが、泣き続けていたので帰りました(笑)。また1年半後にでも、顔を出してくれると良いですね。

先月は既定の15時半で帰ったHちゃんですが、今日は「やれたら最後まで残るそうです」との事でしたので、剛法の体験と共に柔法の体験まで行こうかなとイメージしてスタートです。が、作務を終えた時点で「疲れた~。今日は卓球教室もやって、その後走って疲れてるんだもん」と言っていたので、「こりゃ、今日はダメだな」と判断。また足の裏の皮を擦りむいていて、ダッシュは全力でやるものの、「足が痛い~!」と頻繁に口にするので、「今日は無理にやらせないようにしよう」と思い、丸々Hちゃんだけ休ませて、他の人に集中して練習する時間も取りました。

今日は、全体的に雰囲気がダレていたので、メニューを進めるスピードを落としてこなします。またキックミットを使った当身でも、私自身が受ける役で体験者全員を相手にしたので、逆に言うとそれ以外の人は放っておいて進めました。全体的には「ペースダウン」でも、少しでもメリハリを効かせられる様に工夫します。

学科・法話では、「脚下照顧」と「合掌礼」を全員で音読。その後に、トイレのスリッパやホールからの出入りで不備があった時点で、全員を集めて再度の説明をしました。また聖句と信条の唱和の練習を全員で行い、その後にその2つだけの鎮魂行を行いました。Hちゃんは初めての打棒の音に驚いていましたが、問題無くこなしていました。

自由練習の前に、全員で走り回る時間を暫し取り、その後座布団を使用して受け身や転がる練習を。何とか柔法の時間として、「逆小手もどき」に漕ぎ着けました。上手く出来ているかどうかは別にして、やはり人を倒す練習は、皆楽しそうにやります。そこに如何に技術のポイントを伝えていくかが、課題でもありますね。

ラスト30分で今日やる予定の剛法の内の「転身蹴」に。体験者組も何度かやった事があったので、少ない反復回数で相対練習に移行。道衣組と体験者組に分けて、剛法を。組み合わせによって行う内容を変えて進められ、ここ何回かの修練での試行錯誤が活きて来ました。

全体的には締まりは無かったものの、最後の作務も全員が遊ぶ事無く協力的に動けたので、「終わり良ければ~」の印象を強く残しつつ、体験者の皆に「来月も来てね」と伝えて、帰りを見送りました。

 

 

8月29日(土)の修錬。

本日も、泉田市民館での修練。徐々に秋を感じさせつつも、まだまだ夏の日差しと気温を受けながら鍛錬に励みます。

愛知県独自の緊急事態宣言も明け、今週から修練を再開しました。この間、例年の夏休み期間を活用した「夏季武道体験会」も実施したのですが、「集会での修練禁止」の措置の絡みで立ち消えに。あれこれ思うところもありますが、まずは「行動する」と言う金剛禅の大原則だけは、少しでも維持しておきたいところです。

今日で8月の修練も終わると言う事もあり、「夏季武道体験会」に火曜日で申し込みをしていて、何故かそのまま土曜日の体験にスライドしていたA君のお母さんから、9月からの入門希望の連絡を頂きました。初年度の年会費が半額になる10月からの入門を提案し、9月中はそのまま体験入門期間として頂く事にしましたが、なかなか面白い素材だけに、大事に育てて行きたいものです。

3月からの修練の休みの兼ね合いで、普段の修練の進め方やその管理の仕方で、一工夫加えたいところが出て来ました。ずっとイメージだけしているだけで、既に半年近く経ってしまいましたが、ようやくあれこれ試し始めています。体験者と色帯組が共に練習出来て、尚且つそれぞれの習熟度に沿った内容に変化させられる方法。ぼちぼち手応えもありますし、これに一般有段者が参座し始めた時に、どう変化させるか。なかなかに難しくまた面白くもあります。

今日は、体験のA君でも出来る内容にしつつ、柔法の払いの練習等、新たな段階にも入れました。今まで入門してくれていた人達にも、あまり噛み砕いてやれていない部分だったりしますので、プラスになる内容にも出来たかなと思います。新しい内容の練習をする時に、読本を持って集合させ、関連するページを音読してから始めると、また一味違った雰囲気にもなりました。

コロナウイルスの影響で、様々な変化が出て来ていますが、根幹の部分を揺るがす事の無い様に、大いに頭を使って行きたいものです。

8月1日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。ようやく梅雨が明け、突如訪れた夏の暑さの中、鍛錬に励みます。

今日の朝方は、まだ涼しい風が吹いていたものの、お昼が近付くに連れ、グングン気温が上がって行くのを感じ、泉田市民館に到着して備品を下ろす頃には、とてもマスクをしては居られない様な暑さになっていました。

私の後の1番乗りは、4月入門の73歳のSさんでしたが、実は木曜日の修練も「肩が痛い」と休まれ、今日も痛みが引かないので、休んで整形外科に診せに行くとの話でした。私も武専の同級生から治療法を教わったりしていますので、「もし来られそうなら、手当てしますよ」と御伝えしたら、顔を出して下さいました。聞くと、ゴルフクラブを新調したので、月曜日・火曜日と仕事明けに打ちっぱなしに行き、休みの水曜日に1日岐阜県でラウンドしていたとの事で、頑張り屋なSさんですが、「おいおい!」とツッコみたくなる生活ぶり。ストレッチ等も当然の様にしていないそうなので、体のケアを薦めつつ、暫しの手当てを。炎症を起こしているでしょうから、即痛みは引きませんでしたが、少しでも早く回復してくれると良いですね。

Sさんの手当てをしている最中に、今日は毎月第1土曜日の「少林寺拳法体験会」でもあるので、S君・Sちゃん兄妹と、平日に行っている「夏季武道体験会」参加者のA君が到着したので、皆で掃除機を掛けます。それが終わる頃に、お母さんに連れられた女の子の姿が見えます。「多分そうだな」と思いつつ待っていると、「少林寺拳法体験会」の参加希望者でした。泉田町在住の小1女子のHちゃん。土曜日の午前中にやっている卓球教室にも参加した経験もあり、泉田市民館にも慣れていて、物怖じする様子が全くありません。準備運動から何から、全ての動きを全力で楽しそうにやってくれるので、こちらも嬉しくなります。

いつもは13時過ぎに参座する小6緑帯のI君とS君が現れず、暫く体験会参加者の4人と一緒に身体を動かしていましたが、S君のお母さんから「2人で自転車で向かっているので、もう少し遅れます」との連絡が。2人が住んでいるのは、刈谷市の北端である井ヶ谷町であり、自転車では30分近く掛かる距離です。「この暑さの中を?本気?途中で遭難するんじゃないの?」と心配でしたが、何とか無事に辿り着いてくれました。二人に手本役を割り振り修練を進めますが、普段後輩の面倒を見ようとしないI君S君ですが、道筋に変化を付けると、時折り行動としては良い状態を見せる事がありました。意外な発見でもあり、指導上の工夫がまだまだ足りないのかなと、反省する部分でもありました。

「学科・法話」の途中から、先週少年八級の試験に合格したばかりのY君が到着。I君・S君と違って、「後輩」を見付けると途端に「先輩」としての自分を見せようとするY君。試験合格の喜びを感じている時期でもあるでしょうから、常にその意識を持てれば、より伸びて行くだろうと期待出来ます。

通常の体験会の終了時刻である15時30分でHちゃんは帰りましたが、積極性もあり、また整列の機敏さや、学校で言われたのか返事をする際に必ず右手を挙げる等、規範意識の高さも感じさせる存在でした。「楽しかった?」と聞くと満面の笑みを見せてくれましたので、迎えにみえたお母さんに、平日の「夏季武道体験会」の事もお伝えしておきました。また顔を出してくれると良いですね。

今日は暑さが厳しかった事もあり、早々にクーラーを点け、窓を全開にしてクーラーを最も涼しい温度にしたり、風が通る様に2箇所だけ窓を開けてみたりと、熱中症予防とコロナウイルス感染防止の両面を意識して、あれこれ試してみました。健康増進にもなり、精神修養と護身練胆にもなる修行の在り方を、常に模索して行きたいものです。

7月25日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。例年になく雨が降り続き、結果としての涼しく過ごしやすい初夏の有難さを堪能しながら、鍛錬に励みます。

コロナウイルスの感染者数がまた増え始め、用心して休む一般門信徒も多くなっています。また中学生の休眠も相次いでいる中、逆に「今この瞬間に参座してくれる人と、有意義な修練にする」という意識が強くなっています。「共に修行に励む」事が当たり前な事ではなく、また永遠に続く時間でもない事を思えば、今この瞬間を充実させる為に、少しでも神経を使いたいものです。

今日の夜は、取り止めとなった明日の地区合同昇級試験の補填の為に、単独開催での昇級試験を安城の道院長の方に御願いしている日。夜に再度集合して出掛けるのですが、修練内容も試験に則したものにします。普段の修練の成果を発揮すれば良いはずで、改めて何か特別な事をしなければいけない訳ではないですが、「伝える側」も改めて足りなかった部分に気付くチャンスです。私自身もこの機会を活かしたいものですし、これまでやって来られた地区合同昇級試験が「当たり前」のものではなく、また単独開催の試験で他所の門信徒の審査を引き受けて頂ける事も「当たり前」ではないと思いますね。

「学科・法話の時間」で、開祖が金剛禅を開創された動機を話し、暫しの休憩に入ろうとしたところ、先週に引き続き、小1男子のA君が先週よりさっぱりした頭で顔を出してくれました。今週からスタートした平日夜の「夏季武道体験会」の参加者であるA君。今週火曜日には顔を見せなかったので、「あれ?参加を取り止めたのかな?」と思っていたのですが、土曜日の参加に切り替えたのでしょうか(笑)。どちらにしても、意欲的に身体を動かしてくれますので、ひと夏の武道との関わりの機会を楽しんで欲しいものです。

今日はA君にも鎮魂行を体験して貰いたいと思い、聖句・誓願・信条を、予備練習無しの状態で一緒に唱和しました。これまで「学科・法話の時間」に加わった事が無く、読本を手にするのも初めてのA君ですが、他の人より少し遅れたタイミングで、しっかり教典の文言を口にしていたのは、ちょっとした驚きです。「この手のタイプは、本を読んだり、理論的に考えるのを嫌がりそうだな」と見ていたのですが、意外に「学ぶ意識」も高そうです。

何事も手を抜かないA君の存在は、少なからず道衣組にも刺激になっている様で、夜に試験を受けるY君やH君にも、ちょっとしたはずみになりそうです。この瞬間が、お互いにとってプラスの時間に成る様に心掛ける。そんな日々を送る「訓練」としての時間に、道院での修練が成っていれば嬉しい事です。

 

 

7月18日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。梅雨が徐々に開けつつあり、湿気と暑さと涼しい風が入り混じる、「初夏」を感じながら鍛錬に励みます。

今日も欠席者多数の中、参座した人毎に課題となる部分を高める様な内容で、修練メニューを組み立てます。4月・5月の「自学自習」期間を経て、集会での修練を再開出来る様になって、「顔を合わせた人と、協力して有意義な鍛錬を行う」という感覚が、より強くなって来ました。目の前に居る人と、意義の有る修練を出来なければ、「修行」に邁進する事自体、難しくなってしまうでしょう。少ない人数なら少ないなりに、人数が増して来たならその変化に対応して、充実した修行の空間を創造したいものです。

来週土曜日の夜に、単独での昇級試験を予定しており、受験者であるH君Y君の習熟に繋がる様な内容を、個人で・または相対で行います。また新入門のSさんのレベルアップにも繋がる様に、組み合わせ毎に内容を変化させて進めると、それぞれにプラスとなる時間がプロデュース出来ます。

例年で行けば、来週から学校は夏休みに入ります。今年は、刈谷市では半日授業が1ヶ月近く組み込まれる様ですが、来週からの平日の修練を、「夏季武道体験会」として近隣地区や子供会さんから体験参加者を募ります。火曜日の修練に、小1男子の参加希望者がありましたので、「土曜日の、人数がまとまっている時に見学や体験をして貰った方が、やる気が盛り上がるだろう」と思い、前週の土曜日である今日の見学をお誘いしていたのですが、鎮魂行に入る前に、お父さんに連れられた男の子が現れました。

人数的には平日と変わらない少なさでしたが、普通に鎮魂行を観て貰い、その後に体験参加を勧めてみましたが、申し込みをして頂いたお母さんからのメールでは、「ドキドキとワクワクが、半々みたいです」との話でしたが、お父さんと話している時点で、側転を繰り返したり、「動きたくてしょうがない」という風情(笑)。当たり前の様に、列に並んで身体を動かします。

1時間ほどの残り時間で、定番の「逆突」・「逆蹴」から始めますが、今まで特にスポーツをしていないというA君ですが、動きも機敏で細かいアドバイスをしていないのに出来ている不思議な状態。初めて体験した人は、大抵手足だけの突き蹴りになって、「真っ直ぐの突き」など突けないものですが、何故かA君は後ろの足を寄せ、腰を押し出して、真っ直ぐ突きを伸ばします。「何で、それが出来るの?観ただけで再現できるタイプなのかな?」と不思議な感じですが、逆突を繰り返しているだけの時間でも、休憩中には順突も繰り出したりと、非凡さを見せてくれます。キックミットを使用しての当身や走るメニューを、喜んで全力で取り組むA君。時折、マスクの下の呼吸が苦しそうなので、休憩や寝ているだけの時間も織り交ぜましたが、座布団を使用しての受身も、他の人と同様に繰り返します。

お父さんのお話を伺うと、「話を聞かないんですよ~!」と仰ってましたので、その辺りの立ち居振舞いの面を強化したいのかなとも感じましたが、体験してくれたA君に「また来週から頑張ろう!」と声を掛けると頷いてくれましたので、また来週からの平日の修練も、楽しみになって来ました。

7月11日(土)の修練。

本日は専有道場からのスタート。連日続く雨が上がり、蒸し暑さが増してくる中、皆が集まります。

4月入門のSさんにとっては、今日が初めての専有道場。私より早く、マンションの入り口に到着されていました。普段お借りしている修練場所と、専有道場の意味合い位置付けの違いを説明し、作務もしっかりやって頂きましたが、作務や鎮魂行、学科・法話のみの時間はどう思われたでしょうか。

およそ5か月ぶりの専有道場での修練は、個人的にはやや気の引き締まるものでした。ただそれが、それぞれの人と共通する訳でもありませんので、少しでも何かを伝えられる様にしたいものです。学科・法話の時間では「あ・うん」を活用し、開祖語録のページや兵庫や神奈川の知り合いの道院長さんが載っているページを引用し、「何かを為そうと意識する事」の大切さと面白さを説きました。何かと変化の多い世相の中で、自分はどう在ろうとするか。20年後・30年後の彼らに、何かしらのきっかけを宿していられたら良いのですが。

場を変えて、易筋行を。先に市民館の中で、防災会議を開かれていた地区役員の皆さんからスイカの差し入れを頂き、まずそれを頬張ってからの鍛練です。

今日は、小4黄帯のH君の友人が体験に来てくれるとの話を頂いていまして。2年前のこの時期の「夏休み武道体験会」をきっかけに入門し、私の20年弱の拳歴で出会った小学生の中で、少林寺拳法に対して最も意欲的に取り組んでくれているH君。これまでにも、保護者の方も含めて「一緒にやろう!」と声を掛けて下さっていた様ですが、ようやく体験に来てくれた友人の存在に、この1~2週間ちょっとソワソワしていたH君です(笑)。

やや遅れて、親子3人連れで市民館に来てくれたS君。おとなしそうな雰囲気でしたが、「やってみる?」と聞くとすぐに頷きます。体験者用の定番である、「逆突・逆蹴」の反復をやろうと思いましたが、時間がやや短めでしたので、その後のグループ分けも意識して、先ずは逆突とキックミットの当身を繰り返します。S君の相手は、まずは私がしていたのですが、アドバイスを素直に聞いて運動神経も動きも悪くないので、全くやっていなかった蹴りをやらせてみると、なかなかの威力の蹴りを繰り出します。またキックミットの当身を始めると、一緒に来ていて体験を尻込みしていた弟のE君も、後ろで身体を動かし始めました。

易筋行終盤は、NさんにS君を始めほとんどを任せ、私は今月末に少年六級を受験するH君と、相手をする小6緑帯のS君をみます。全体に目を向けながら進めていると、Nさんも上手く体験のS君や他のメンバーを動かしています。また近くでずっと身体を動かしていた弟のE君にも声を掛け、最終的にはキックミットへの当身に進めるまでになっていました。

運動神経も良さそうなS君が、この後入門に至るかは判りませんが、1回でも2回でも一緒に汗をかけた瞬間を幸せに思い、次に繋げたいと思います。

7月4日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。晴れ間ものぞく中、時折激しく打ち付ける雨にも負けず、鍛錬に励みます。

今年は、例年より涼しいのでしょうか。毎年7月の第1週目には、この道院ブログにも「暑さに負けて、冷房を始動!」と綴っている気がしますが、今年はまだそれ程でも無い様子。それでも強い湿気とマスクの為に、汗がまとわりついて来ます。時折マスクを外したり、休憩を小まめに入れる等、あれこれ気配りをしながら、充実した修練にしたいところです。

今日は第1土曜日という事もあり、泉田子供会さん対象の「少林寺拳法 体験会」も兼ねた修練ですが、先月に続きS君・Sちゃん兄妹が参加してくれました。先月の参加時に「1ヶ月間復習して来て」と自主練メニューを渡したのですが、週に2回はやってくれていたとの事!当然、正確な動きは出来ていないのですが、それでも入門もしていないのに、練習に励んでくれている事自体が、有難い話です。二人のやれる事で、且つ入門している人にも有益な内容を目指します。

前回の帰り際に、S君がキックミットを見て、「これ、やりたかった」と言っていたので、各種当身の反復をした後に、キックミットを使用して感覚の実感を。一人で動いている瞬間と、実際に当てた時の感覚が、離れ過ぎない様に気を付けつつ、「実」の有る動きを目指します。

今日も、Sさんが15時過ぎに早上がり。それと入れ替わる様に、鎮魂行後にMちゃん姉妹が参座です。

この何回かの修練の休憩中に、小3白帯のY君やMちゃん達が鬼ごっこをやりたがっていたので、S君兄妹も含めて、「遊びの時間」として暫し鬼ごっこを。小6男子組はシラケてやりたがりませんが、「増え鬼」にして、鬼は両腕を挙げて追いかける等、負荷や変化を付けて行うと、短時間ながら全員全力で行っていました。

「自由練習」の後半は、今月末に単独開催で少年八級を受けるY君と、少年六級を受けるH君の為にも、試験科目を全員で復習。その間、S君達は二人で今日の内容をふり返る内容としました。どの時間も、習熟度を上げる為の濃密さは薄い状態と成ってしまいましたが、世の中の小中学生が活動的になれない世相の中で、身体を動かす事を奨励する空間は必要だなと再認識して、皆で作務に取り掛かりました。

6月27日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。茹だる様な暑さの中、鍛錬に励みます。

まだ梅雨の季節ながら、気温と蒸し暑さによる不快指数は、グングン上がって行きます。今日はまだ、曇り空であり風も吹いていたのでマシでしたが、皆マスクの下の汗を頻繁に拭きながらの修練となりました。来週からは7月に入りますので、そろそろ冷房の季節かなとも思いますが、コロナウイルスへの感染防止にも留意しつつ、無意味な苦行・苦役に成らない様に、気を付けたいところです。

地区での合同昇級試験は、9月以降まで実施されない流れですので、3月に引き続き、7月末に単独開催での昇級試験を予定しています。本来は全ての級で、他所の先生に審査して頂ければと考えていますが、2月の時点で、5月に初の昇級試験をと考えていたY君の少年八級と、4月・5月の「自学自習」の時期を、最も熱心に取り組んで来たH君の少年六級は、事前に済ませておこうと思います。

試験が近付くと、その内容に則した修練が中心になりますが、特に序盤の級の科目は、全ての人にとって有意義な基礎の習熟がメインと成ります。しっかりと、「底上げ」をしていきたいですね。

今日は、今年度初となりますが、年3回の割り当ての有る「泉田会館」の清掃を行いました。本来は3回ですが、折角なので3ヶ月に1度の年4回を予定しておいて、皆に活躍して貰おうと考えています。また「学科・法話の時間」では、「作務」のページを読み、ただ「掃除をすれば良い」に成らずに、「自分の心を綺麗にするんだ」と意識して行う様に、伝えました。身体の使い方と同様、その人が何を目指して、どう意識して行動するか。また、時間に遅れずに参座した人だけが作務を行い、遅れた人は何もしない状況が起きますが、社会にもそんな不条理は必ず存在します。そんな時、「自分だけやるのは馬鹿馬鹿しい」と手を抜くのか。それとも、不公平感を抱きながらも、自分の出来る精一杯をやるのか。それらによって、その人の人生は決まるでしょう。そんな話をしましたが、何を汲み取ってくれたでしょうか。

鎮魂行後に、Mちゃん姉妹も参座してくれたので、暫しNさんにお任せして、全員で六級科目の復習を行い、ホールの後方でY君と少しお話を。先週、昇級試験に対する学科宿題をY君に説明したのですが、帯の色が変わる試験の時には、保護者の方に「少林寺拳法に入門させて、我が子に対して想う事」という一文をしたためて頂いています。その事をお父さんに説明出来ないY君の代わりに、私が説明をしたのですが、その間Y君は「車に行ってて良い?」とお父さんに聞き、車の中で野球の試合を見ていました。今日Y君を、「あなたにやって欲しい事が有るんだけど」と呼び、「自分の受ける昇級試験の事で、大人の人が二人、時間を使ってたんだけど、その間あなたは車の中で野球を観ていた。これ、どう思う?」、「これからは自分の為に他人が何かをしてくれている時は、何かが出来る訳ではなくても、その場にいて、何か出来る事を探す。或いは、次の機会には出来る様に成る為に、他の人がどんな行動をしているか見ておく様に」と伝えました。自分の「不備」を伝えられる事への「痛み」の強いY君は、若干涙目になっていましたが、「やってくれるか?」と聞くと、「はい!」と返事をし、「じゃあ、頑張ろう!」と肩を叩き背中を向けると、自分から練習している一団に近付き、同じ内容を動こうとしていました。

そんなこんなを経て、泉田会館の清掃に取り掛かると、そこはやはり小学生。全ての人間が万全の働きをしてくれる訳ではないですが、総じて取り組み方の意識は挙がっていました。協力して手早く且つ全体をしっかり綺麗にした上で、市民館に戻り、10分程易筋行を続けましたが、そちらも万全ではないものの、意欲的な取り組みと、少しでも意識をしようと言う佇まいが見て取れます。

万全の結果なんて、そもそも人間には望めないもの。「やろう!」としてくれている人の、取り組みや在り方を支えてこその「社会貢献」なのだなと再認識して、修練を切り上げました。

6月20日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。徐々に近付きつつある「夏」を感じながら、鍛錬に励みます。

「梅雨の中休み」とも言える快晴。気温も高くなって、先週よりも明らかにマスクの中の汗の量が増えてます。ウイルス感染防止に努めつつも、熱中症等で体調を崩しては元も子も無いですので、休憩を小まめに挟んだり、マスクを外す時間を設けたり、工夫をします。新入門のSさんが73歳という事もあり、ウイルスよりも心肺機能に負担が増す事の方が気に掛かります。目配り・気配りを欠かさない様にしたいものです。

相対演練の時間も限られていますが、個々の動きを高めつつ、それぞれの級の科目にも通じる且つ全体での技術レベルや雰囲気の盛り上げにもなる修練メニューを、あれこれ想定し、実践してみます。手応えのあるもの・一過性でも楽しそうにやってくれるものと様々ですが、一つ一つの時間を次に繋げられる様に、イメージを膨らませます。

今日は、Sさんに「全転換」・「半転換」を覚えて頂こうと、その前段階の「打払受」の時間を取りましたが、「天地拳第一系・単演」等関連の動きを絡めて行くと、どんどん時間が経過して行きます。結果的に、早上がりされたSさんは、全く「全転換・半転換」をやらずに帰られましたが、次回の楽しみに取っておく事にしましょう。

残ったメンバーで、確認も兼ねて「全転換・半転換」を行いましたが、3ヶ月近い「集会」での修練の中止期間があった割には、全員が即座に思い出していたのは、嬉しい驚きです。これも4月・5月のLINEを活用しての「通信教育」が功を奏したのかなと、自画自賛です。

その後、残された時間で、各自の次の昇級試験に向けての段取りの説明と練習を。9月までは変則的な試験の実施になりそうですが、少しでも意味のある受験に出来る様に、考えられる部分はしっかり考え、打てる手は打っておきたいと思います。

6月13日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。梅雨入りし、時折激しく打ち付ける雨の中、鍛錬に励みます。

今日も、単独で個々の動きを高める練習を中心に、時折り相対でその動きの精度を高めます。単独での動きだけでイメージを固めてしまうと、いざ相対で合わせると、イメージしていたものと全く違う結果を生んでしまいます。その辺りの乖離を、少しでも小さくしておきたいものです。

またウイルス感染防止の為の、アルコールでの手指消毒やマスクの着用も、長い目で見れば、殺菌作用の強いアルコールを、頻繁に経皮で体内に取り入れる事の弊害や、例年の9月頃の「季節の変わり目」に順応出来ずに亡くなる方が、暑い夏の時期のマスク着用で体力を消耗した為に、相当数増える事も予測されますので、コロナウイルス感染への防止にも努めつつ、「何の為にやっているのか」をしっかり踏まえた上で、適切な頻度と内容を考慮・実践して行きたいところです。

今日は、3月に昇級試験を受験したI君・Mちゃん・Mちゃんに合格証書授与と、帯の贈呈を行う日。が、Nさんが仕事の影響でお休み。W先生・Hさんは、松平スポーツ少年団支部がまだ活動休止中という事もあり、参座をせず。Mちゃん姉妹と同級生のRちゃん・R君姉弟も、家庭の都合でお休みと、ギャラリーが少ない状態に。来週に延期しようかとも思いましたが、Mちゃん姉妹に緑帯を渡すのを2ヶ月延ばしていますので、予定通り執り行う事にしました。

Mちゃん姉妹が、大抵15時頃に参座するので、それまでは修練のメニューを変えて法形演練を。4月入門の73歳のSさんも、やや自分の動きを意識するのが苦手な傾向が強いですが、マスクの下の汗を拭きながら、一生懸命に取り組まれています。

15時頃に、Mちゃん姉妹とY君が相次いで到着。少し突き蹴りで気合を出してから、合格証書の授与と帯の贈呈に。合格証書の授与の際は、毎回「当日の感想」・「今後の抱負」・「先輩や後輩への、御礼やアドバイス」を述べて貰うのですが、普段の修練では常にダラダラ手を抜くI君が、「しっかり意識をして動いて、手本を示せる様にしたいです」と、「お前、正気か?」と思う様なコメントをしてくれました(笑)。それを実際にやってくれるかが問題ですが、入門当初は人前で話す事すら満足に出来なかった彼が、「模範解答」をスラスラ口にしただけでも、大いなる驚きです。またMちゃん姉妹も、それぞれに当日の感想で面白味のあるコメントを残し、「覚えの悪い私に、丁寧に教えてくれて有難うございました」と、しっかりした「御礼」を述べてくれました。

その後の法話でも話しましたが、「何の為の受験なのか」という目的意識を、しっかりと認識すると共に、合格に向けて培った力と積み重ねた経験を、是非今後の人生に活用して欲しいものです。またそれが出来る様な、推進していける様な、修練の在り方や昇級試験の段取りをしていきたいものです。