最新の記事 | 刈谷北道院 | Page 33

最新の記事
Shorinji Kempo

11月24日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。日々寒くなって行く気候の中、実に有り難い暖かな陽射しに恵まれて鍛錬に励みます。

今日は、先週行う予定だった12月入門予定のK君のお母さんに、16時から手続きや法人についての説明を行う&延び延びになっていた泉田会館の清掃を、16時から行う予定でして。その上で白帯組に天地拳第一系単演、色帯組に天地拳第二系単演を覚えて貰おうと考えていましたので、基本演練で打払受とキックミットを使用しての振突を練習しようとイメージしていました。が、ウォーミングアップをしている最中に、男の子を連れたお父さんが見学にいらっしゃいまして。見学者名簿に名前を記入して頂いて、少し言葉を交わしたところ、もう少し見学してから、出来る様なら一緒にやりたいとの事で。またNさんが、R君が刈谷球場での中日ドラゴンズ・ジュニアチームとの試合に、刈谷選抜で参加していて、14時45分頃に帰られるとの事でしたので、内容を若干変えて、打払受は何とかこなしつつも、キックミットはシンプルに逆突・逆蹴に変更。見学中の親子さんにも、参加して頂きました。

小1にしては大柄な男の子も、初めてやる事ながら、言われた事を少しでも理解して、何とかやろうとしてくれます。また見学者名簿には合気道の経験が有ると書かれていたお父さんも、軸はしっかりしている上に、脚や上半身の使い方も随分上手です。聞けば、ボクシングの経験もあるとか。久しぶりにやったであろう状況ながら、「ここまで出来るとは大したものだ」と驚きます。Nさんの帰られる時間に合わせて、基本演練を切り上げ、学科・法話の時間に。見学・体験して下さった親子さんも、この時点で帰られるとの事でしたが、「学科なんてあるんですか?」との質問が。少林寺拳法の修練の在り方等も絡めて、少し御説明し、息子さんのミット打ちに取り組む様子を見て感じた事で、少し言葉を交わしました。息子さんの成長に関して、大きな課題を感じられているお父さんとの話に、随分のめり込んでしまい、気付けば学科・法話の時間分、丸々話し込んでしまいましたが、その間小1男子は刈谷北道院の小学生達と一緒に、ホワイトボードに落書きを。その姿を見てお父さんも、「ここの子達も、親切に相手をしてくれて」と喜んでらっしゃいました。参座出来るのは、お父さんの時間的余裕の有る土曜日だけになりそうで、「正式な入門手続き等はしなくても良いですから、来られる時はいつでも来て下さい」と御伝えしましたが、はてさて。

時間も随分押しましたが、一応読本を携えて学科・法話の時間へ。が、何故か読本を開こうと思わず、「センス」と「ストレス」をテーマに話し始めました。行き当たりばったりで話し始めてしまったので、途中で自分でも「この話、どう落着させようか?」と思う程、取り留めの無い内容になってしまいましたが、何とか「自分で意識を高める」・「自分で自分に厳しくなる」・「仲間と助け合って、修行に励む」という方向に持っていけました。どんな内容で、どんな話し方をしようが、受け取る側の心構え次第でいくらでも変えられるもの。「良いものを受け取ろう」、「良い変化を自分にもたらそう」という意識=センスを持った人間なら、この程度の法話でも問題無いでしょう(笑)。

タイム・スケジュ-ルがグダグダになってしまいましたので、今日は丸々「行き当たりばったり」で行こうと覚悟を決め、鎮魂行と泉田会館の清掃をカットして、白帯組・色帯組・W先生とHさんで、それぞれの課題に取り組みます。16時になった時点で、体験入門中のK君のお父さん・お母さんが揃って来て下さいましたので、白帯組は茶帯のI君に任せて、手続きについての説明や、事前に提出して頂いたプリントについてのお話をしましたが、どの御家庭も多くの「課題」を持っていらっしゃいます。それにどの程度・どんな形で対応出来るのか。はっきりとしたヴィジョンは無いのですが、何れの保護者の方も、公式サイトで刈谷市の道院を御覧になった上で、「人数が少ないから来た」との要素もある様で。「在籍者数の多い道院」=「成熟している」事で、逆にハードルが高くなってしまう事もあるのかと、意外な側面にも気付かされます。「必要としてくれる人の少ない、未熟な道院運営ではいけない」と思いつつも、「自分に出来る社会貢献はこっちなのか」と、ある意味覚悟を決めなければいけないのかなと思わされた、今日の修練でした。

11月17日(土)の修練。

本日は、専有道場でスタート。大会が終了して、皆ホッと一息ついているであろう中、鍛錬に励みます。

今日は鎮魂行の後に、大会に出場された皆さんに、当日の感想・これまでの反省・今後の抱負を語って頂く時間を取りました。と言って、皆が同じ日に集まる事が難しい状況ですので、今日はI君・Mちゃん・Nさんの3名だけ。それぞれに感じた事も色々あり、聞いているこちらもやる気を頂けます。集まり的に、全員2回は発表する機会がありそうですので、聞く側も語る側も、自分を燃やすきっかけとして大いに活用したいところです。

学科・法話では、「あ・うん」を活用して。どうしても「開祖語録」のページを読む事が多くなりますが、そこに読本の内容や技術的な部分を絡めて伝えると、多少切り口が変わって伝わりやすくなるかと思い、あれこれ考えます。いずれも、本人が何をどの程度求めているかによって、伝わるものも伝わる程度も変わって来ますが、すこしでもアツい何かを受け取って貰えたらと思います。

場を変えて、易筋行を。年明け1月27日(日)の「泉田町芸能音楽発表会」に向けて、或いは各自の昇級・昇段に向けて、少しずつでもレベルアップしていきたいものです。基本演練では、下受を中心に。開足中段構で下受のみ・上段突を足して・蹴上を足して、と3パターンで行いましたが、新入門者には構えの大切さや、「軸の意識」、下半身と上半身の連動等を身に付けるには、基本の反復は欠かせません。極力飽きの来ない様に工夫したいですが、結局は本人が何処まで高めたいと思っているかに掛かっているのでしょう。如何にそこをくすぐるか。粘り強く、且つ優しく長い目で見ながらやっていきたいものです。

易筋行後半は、グループ分けしての法形の習熟を。一般の3人は、四段科目の習熟に努めます。私も交ざろうと時折入りますが、「あれ?これ、どうやってやるんだっけ?」と思うものばかりです。W先生とHさんは3月の正拳士四段受験を目指して進めていきますので、少しでもその支えに成れる様に、私自身も予習・復習をしておきたいところです。何をきっかけにしてでも、如何に自分を燃やすか。金剛禅は、そんな訓練をしているのだと思っていますので、その事を楽しみつつ、自分自身のレベルを少しでも挙げていきたいものです。

11月10日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。冷たく強い風が吹きつつも、暑いくらいの暖かな陽射しの中、鍛錬に励みます。

今日も、いよいよ明日に迫った西三河大会に向けての練習を中心に。と言って、例によって欠席者が多く、演武を組める組があまりありません。大会出場者にも、新入門者にも体験入門者にも、有意義な練習とは。やはり基本の習熟となるでしょう。今日は、開足中段構からの内受と上受を繰り返し、そこから突き蹴りの連の動きを。体験者や新入門者より、やはり帯に色の付いている先輩のレベルは高く、「頑張って積み上げて来てくれているんだなあ」と嬉しい想いが強くなります。また新入門者でも、意欲の高い人間は気が付くと出来る事がどんどん増えていきます。先輩・後輩がお互い刺激し合って、良い成長をして欲しいものです。

法形演練では、演武練習を中心に。演武練習になると、大会に出場しない新入門と体験のS君・H君・K君は、若干「やる事が無い」状態になりがちです。なので先輩達より一足早く、来年1月末の「泉田町芸能音楽発表会」の団体演練練習を。一昨日木曜日に初めてやったのですが、「発表はしないよね?」と聞かれて、「しない、しない!」と言いつつ、いきなり発表をして貰ったのですが、以外に3人共しっかり取り組んでくれます。習熟度で見れば大した事はなくても、精一杯やっている後輩の姿を見て、「自分もやるぞ!」と思う人もいれば、そうでない人もいます。少林寺拳法をやっているなら、どんな関りからでも、自分を燃やせるきっかけを見付けられる人間になって欲しいものです。

自由練習スタートでは、大会本番を意識して、名前の呼び出しや入り方や移動のタイミングも意識しながらの発表を。私も相手のいない3人に合う動きをそれぞれ覚えて、それぞれの相手をします。が、小中学生の相手を3回やっただけで、汗だくになりゼ~ゼ~息が切れてしまいます(泣)。「人前で発表する」となっただけで、緊張感で動きも気合も縮こまってしまう人もいます。そこを突き破る意識を持って、且つ身体を動かす事が出来れば、「発表」をする意味も大きく成るでしょう。

発表後は、最後の締めの練習に入り、ラストの発表に向けての総仕上げを。相手のいない白黄帯組には、W先生とHさんに相手をして頂きました。全国大会に出場するレベルの方に相手をして貰える小学生も、なかなかいません。この貴重な機会を、是非今後に活かして頂きたいものです。最後の発表も、W先生・Hさんに小学生達の相手をして頂き、なかなか良い雰囲気の盛り上がりを見せ、「お茶の時間」に移れました。

作務も順調に早めに終わったので、早く帰って、明日の大会会場での前日準備に向かおうかと考えていましたが、大抵そんな時はW先生とHさんが、動きの確認で盛り上がります。来年3月での正拳士四段受験も視野に入れている事もあり、熱が入っていましたが、そんな時玄関先には明日の大会を契機に休眠に入るMちゃんK君姉弟のお父さんの姿が。近所で行っていたウェート・トレーニングを中断して、わざわざ挨拶に来て下さいました。力に成れなかった自分の指導力の無さを詫びながらも、そんな相手とも良い関係を築いていける在り方をしたいものだと、改めて思いました。中に戻っても、W先生・Hさんの「自主練」が続いていましたので、私も少し交ぜて頂き、技術を楽しみます。時間も迫っていましたので、切り上げていったん帰宅しようかとしましたら、市民館の鍵を紛失してしまうオマケ付き。結果としては、私のズボンのポケットに入れっ放しにしていただけでしたが、そこそこ肝を冷やしながら、泉田市民館を後にしました。

11月3日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。ここ数日の厳しい寒さとは打って変わった様な陽気の中、鍛錬に励みます。

今日は作務の時間に、お父さんに連れられた小1男子の見学者が1人。先月の近所の神社の祭礼で御会いした厄年の42の方が、息子さんを連れて来て下さいました。今日は泉田子供会さんで募集している体験会の日でもあるので、暫く見学して頂いて、やる気に成ったら一緒にどうぞという感じで、振子突やキックミットを使用しての当身等、見た感じで解り易そうなものを選択して反復。プラス全国大会から戻って来られたW先生・Hさんと、体験入門中のK君を始め、小学生達が上手く交われる様な内容を意識して修練を進めました。

西三河大会を来週に控えているのもあり、ガンガン気合を出す様に持っていきましたが、結果的に見学している小1男子が気後れしてしまった様で、何度かお父さんから「やってみたら。せっかく来たんだから」と声を掛けられても、最後まで一緒にやろうとはしませんでした。お父さんと初めて言葉を交わした時に、「ちょっと精神面を鍛えたくて」と仰っていたのを思い出しましたが、あらゆる面で「弱い」・「自信が無い」人に、強くなり自信を付けて貰うのが少林寺拳法の役目だとは思いますが、その第一歩を誘う為に、気合いに満ち溢れた空間の方がやる気に成るのか、楽しそうで交わりやすい雰囲気の方が始めやすいのか。両方を兼ね備えた空間であれば良いのでしょうが、なかなかに難しいものです。鎮魂行後に帰られる2人に、お菓子をプレゼントして、「またいつでも来て下さい」と御伝えしましたが、果たしてどうなるでしょうか。

自由練習では、身体の動きを機敏にさせる事と、引き続き一般と小中学生の交わりを意識して、最近新入門者と体験入門者3人に頻繁にやらせている間合いを離した空乱を。まだ受けの練習をしっかりやれてませんので、乱捕り自体は当分先に成るでしょうが、この半年で入門してくれたメンバーは「強くなりたい」という意識が強い様で、自分一人で突き蹴りを繰り返す「シャドーボクシング」を前に相手を立たせて行うと、大喜びでこなします。それを全員で行いましたが、演武練習に飽きて来つつある中という事もあって、皆笑顔で取り組みます。更にスピードを40%という条件付きで、「当たる間合い」での空乱を。これが技術レベルのアップにどの程度意味があるかはともかく、どの練習をやるにも必要な「自分自身で沸かした意欲」というものを触発するには、良い効果がありそうです。

自由練習後半は、演武練習で締めを。今日は、組演武で出場する4人が全員相手のいない状況。W先生に新入門・体験入門の3人を観て頂き、HさんにNさん・I君の単演出場者の相手を。組演武出場者各自が一人で動きを確認した後に、私が全員の相手をする事にしました。私自身も良い汗をかけましたし、皆のテンションも良い感じで揚がっていました。これが1週間後の大会本番にどう活かされるか。私自身楽しみになる、内容の良い今日の修練でした。

10月27日(土)の修練。

本日は専有道場での修練。風は冷たいものの、暖かな陽気の中で鍛錬に励みます。

今日は午前中に、私が歯の治療と会社の健康診断に出向き、想定外の時間超過を犯してしまい、保護者の皆さんに30分遅くしての参集を御願いしたりしました。結果的に定刻には間に合えたのですが、それぞれの保護者の方が、こんな時にどんなリアクションをするのか、それなりに違いがあって面白いものです。

集まった順に作務・鎮魂行を終え、今日は珍しく法話の時間を取りました。実は来月11日(日)の西三河大会を契機に、休眠に入る姉・弟がいるのですが、これに私の姉の飼っている犬が、夏までは元気だったのに、現在いつ逝ってもおかしくない状況になっている事。先々回の道院修練時に、網戸に掴まったまま絶命していた蝉が、先回はベランダに落ちていて、今回の作務の時に葬った事。昨年夏に治療した私の左下奥歯が、菌の浸食が進み、神経を取らなければいけない状態の可能性がある事。小3黄帯のK君の鎮魂行時の読本の持ち方が、入門1年を経過して、随分と様になって来ている事を絡めて、「一期一会」や「諸行無常」をテーマに話しました。聞いた人間が、何を心に留め、どう行動に反映させるかは人それぞれですが、大事だと思う事は伝えておく努力をするべきでしょう。

学科・法話の時間では、連盟の会報と「あ・うん」を使用しました。会報の秋号には群馬県で開催中の全国大会の記事も載っていますが、ちょうどW先生とHさんが全国大会に参加中です。また群馬県には、私の道院長研修会同期の方もいらっしゃり、その頑張りにいつも刺激を頂いていますので、そんな事も話し、頑張っている人達から、少しでも良いものを受け取る意識を持って修行に励む事を伝えました。

場を変えて易筋行を。基本演練で、逆突の膝の絞りと、下半身と上半身の連動を意識した後、西三河大会の演武練習に励みます。

今回は組演武の相手が居ない組ばかりでしたので、それぞれが自分の動きを確認した後に、私が回って相手をする様にしましたが、木曜日と違って今回は上手く回せませんでした。その結果、遊んで走り回る人間も出て来て、いつもは「まあ、そんな時間もあって良いか」と流す事も多いですが、「一期一会」・「諸行無常」を話した後である今回は、小6茶帯のI君と小3黄帯のR君を呼び付け、キツ~いげんこつを落としました。

本当にげんこつされなきゃいけないのは、伝えるべき事を伝えられない、自発的なやる気を引き出せない指導力の低い私自身なので、げんこつした右手以上にかなり心も痛みましたが、今、仲間と一緒に少林寺拳法に取り組める事を当たり前と思わずに、自分でやる気に成る・自分で自分を高めると言う意識を持ちつつ、そんな人達が仲間と協力して頑張る「自己確立」・「自他共楽」の空間を、少しでも目指していきたいものです。

10月20日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。風は強く涼しいながらも、穏やかな気温と陽射しに恵まれた中、鍛錬に励みます。

今日も欠席者・遅れての参座者が多数で、大会の組演武の組み合わせも難しい状態でしたが、序盤は10月入門のS君・H君に天地拳第一系を練習して貰う為に、外受を初練習。その後、相対でこれまで習った4種類の受けの受け手の使い方の習熟を図ろうとしたのですが、相対になると、やはり進みが遅くなるもの。何とか内受と外受の2種類をこなすのが精一杯でした。

基本演練中に私の携帯電話が鳴り、出られなかったものの番号を確認したら、未登録の刈谷市の局番からの御電話でした。先週の泉田会館での修練の帰りに、市民館で翌日の神社の祭礼の準備にみえてた厄年の方から、「見学って、いつ来ても良いんですか?小1の息子がいるんですけど」と聞いて頂きましたので、「いつでもどうぞ~!」とお答えしていた事もあり、その方からの電話だったのかなと思っていたら、基本演練の途中に親子連れの見学希望者がいらっしゃいました。が、泉田町在住ではなく、少し離れた所からの見学者で、本山の公式サイトを観て、いらっしゃったそうです。見学出来る時間を伺ったら、「いつまででも」との答えでしたので、「こりゃ、体験もしたがってるな」と思い、「もし良かったら、少し一緒に動きます?」と聞いたところ、お母さんに聞かれた小3の息子さんが、満面の笑みで頷いていました。今日は、大会での演武の練習がほとんど出来ていない中2女子のRちゃんMちゃんが、地元の祭礼の前夜祭でお囃子をやるとの事で、15時半で早上がりする予定だったので、「ちょっと大会が近くて、詰めて練習したいので、15時半からで良いですかね?」と御願いして、暫く見学して貰いました。

法形演練では演武練習を中心に進めたのですが、小中学生含めてダラけた状態で締まりの無い雰囲気。遅れて一緒に見学されたお父さんも本人も、若干「こんなにダラダラしてるの?」と戸惑っている空気を出されてましたが、鎮魂行に移って雰囲気が一変した事により、見る姿勢にも緊張感が出ていました。

鎮魂行後の自由練習では、Nさんに大会出場組を見て頂き、私はS君・H君と見学者のK君と、逆突と逆蹴の反復を。まずは突き蹴りを繰り返しやりながら、時折キックミットへの当身を挟みます。体験のK君も気合を出すのは苦手の様ですが、笑顔で突き蹴りを繰り返します。最終的には間合いを離した相手の攻撃を避けて、蹴り返しを行う「転身蹴」チックな練習まで進めました。小1時間の体験でやる気になってくれたかは判りませんが、常に笑顔で楽しそうに取り組んでくれましたし、一緒に練習していた私も幸せな汗をかけました。

 

 

10月13日(土)の修練。

本日は、専有道場でのスタート。修学旅行や部活動、定期テストで欠席者は多かったものの、10月の道院修練なので達磨祭も挙行しました。

今日は人数が少ない事と、10月入門のS君・H君の初の道院修練である事・また今月は最終土曜日の27日も専有道場でスタートする事もあって、より人数が多い27日に達磨祭を延期しようかとも思いましたが、27日では全国大会に出場されるHさんと同行されるW先生が列席出来ないので、より僧籍取得者が多く列席出来る今日の挙行としました。人数は少なかったですが、初の専有道場となるS君にも理解して貰いたいと、「達磨が何をした人か」、「開祖がどんな人間を育てたくて、達磨を本尊としたか」等を、導師法話に交えて伝えました。

場を変えて易筋行を。専有道場には参座出来なかったI君・H君・Kちゃん・R君も、しっかり身体を動かしてくれます。今日は、先週体調不良で手続きについて御説明出来なかったS君のお母さんに、16時に来て頂く事になっていましたので、10分ほどの基本演練で、逆突の動きを反復した後、私が白帯3人と順突・逆突の習熟を。W先生に大会に出場する小学生3人に付いて頂き、単演の構成を考えるのが得意なHさんに、Kさんとの組演武で大会に出場する予定だったものの、Kさんの仕事の都合で練習する時間が取れず、単演での出場に切り替えるNさんと、大会用の構成を考える時間として貰いました。私の方は今イチな進み具合だった様に思いましたが、他の2つのグループは気合のノリと言い、動きの良さと言い、なかなかの充実ぶりを見せてくれていました。

16時過ぎにS君のお母さんが到着されたので、引き続きW先生に大会出場組を、NさんとHさんに「単演の練習をしつつ」白帯3人に順突・逆突の習熟と、それを応用しての「天地拳第一系単演」の1、2の指導を御願いして、私は説明に入りました。既に先週入門手続きに関する用紙をお渡しし、今日までの時点でマイページの取得までは済ませて頂いていましたので、少林寺拳法の法人の区別等の組織面の説明や、地域に貢献する事を目的とした道院の在り方等を御伝えしました。先週行えなかった事で「二度手間」にはなりましたが、それぞれのお母さんが自分の子供にどう変化して欲しいと思っているかを、ゆっくり伺う事も出来ましたし、それぞれが昨今の世間の教育や子育ての在り方や、この2ヶ月程で少林寺拳法にどんな印象をもたれたか等を伺う事も出来ました。なかなか時間のやりくりは難しいですが、入門の際の説明は各家庭単位で行った方が良いのかもとも思います。

説明を終えて、少しの間お母さんにも修練の模様を見学して頂きましたが、ちょっとやんちゃで「内弁慶」な面もあるS君の姿を、その事を理解した上で、「周りを気にせず、しっかり自分を鍛えて欲しい」と期待されてるお母さんが、微笑ましそうに観られていました。またそれぞれのグループをお任せしたW先生・Nさん・Hさんが、実に上手に皆を盛り上げてくれていまして、それぞれの練習には成らなかったかも知れませんが、たまには皆さんに預けた方が、小学生達のノリも良くなりそうだなと、改めて有段者が多数居てくれる事の有難さを実感します。

易筋行の締めの全力の気合を出しての蹴上を観て、その迫力にビックリされてたS君のお母さんにも、「お茶の時間」に混ざって頂き、皆で談笑しながらお菓子を堪能。その後、作務を終えて着替えているHさんの着ていた、愛知県少林寺拳法連盟アトラクションチームのTシャツを観られたS君のお母さんがその事を質問され、「息子をしっかり鍛えて下さい」と笑顔で仰っていたのを観て、「良い雰囲気だなぁ」と嬉しく思いながら、帰路に着きました。

10月6日(土)の修練。

本日は、泉田会館での修練。明日の泉田町内の文化展開催を控えて、多くの展示物の準備が行われている中、鍛錬に励みます。

今日は、実に不思議な天気。この数日、寒いくらいの気温だったのですが、今日は朝から蒸し暑く、昼過ぎからは目に見えないくらいの小雨がパラつく状態。泉田会館は2階の為、窓を開ければ強く涼しい風が吹き込むのですが、それよりも激しい雨が吹き付け始め、慌てて窓を閉めたら、異様な蒸し暑さに。若干内容とペースを緩めにして、体調にも気を付けながら、10月入門予定の2人が出来る内容で、他の先輩達の習熟にも成る様なメニューにしました。

この何日かは、逆突をする際の「蹴り足の絞り」を意識しての反復を行う時間を取っています。しっかり下半身を使いつつ、使い過ぎて力の方向がズレない様に、「止め」も意識する。簡単な様でなかなか難しく、入門して時間が経っている人間の、意識しているレベルを確認するには、適している練習に思えます。中段突や逆手での受けにも共通する、この下半身の使い方。新入門者の二人にはちょっとややこしいでしょうが、細かい部分もしっかり伝えていきたいものです。

昨日から、Nさんの娘さんでもある中2女子のRちゃんが、吹奏楽部の大会で金沢まで行っているそうで、おかあさんも「応援」という名の小旅行で金沢まで行かれたそうです(笑)。また今日の朝には、教員採用試験に集中されているKさんから久々に連絡を頂き、今年は二次試験に見事に合格されたそうです。門信徒達が、少林寺拳法以外の「勝負」の場で、それぞれに好結果を残していますが、その礎となる精神的強さ・人間的太さや幅を身に付けられる修行にしたいものです。

今日は自由練習の時間に、10月入門のS君とH君のお母さんに来て頂き、入門手続きや組織の在り方に関する説明を30分程する予定でしたが、Nさんは奥さんの代りに少年野球に行っているR君R君兄弟の送迎をする為、早上がり。W先生御夫妻も欠席されていたので、残りの30分を茶帯のMちゃんI君姉弟に仕切って貰って、後輩達の面倒を見て貰う時間としました。二人共、あまり高いテンションで声掛けをする訳でもないですが、意外に面倒見も良く、後輩達との時間を楽しんでいた様です。私の方も、S君のお母さんは体調不良で欠席されましたが、H君のお母さんには整然と説明も出来、コミュニケーションも上手く取れました。新たな「家族」の誕生を、皆で協力して迎えられる様に心掛けたいと思います。

 

9月29日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。迫り来る台風に恐れおののきながら、鍛錬に励みます。

元々今日は、近隣にある3つの小学校全てで運動会が行われる日でして、その上豊田大会も開催されるので、保護者のNさんだけでなく、W先生とHさんも欠席される予定だったので、修練をお休みにするか、日勤+夜勤明けのKさんとマンツーマン練習にするか、思案に暮れていました。Kさんはマンツーマン練習を希望されてましたが、結果として3校共に運動会が中止になり、代替授業での出校となって、遅れながらも参座出来る事になりましたので、通常の修練を行う事にしました。Kさんは職場が繁忙期の為、夜勤を終えた後にそのまま日勤を行う事になり、結局欠席。最初に参座した小3のK君の顔を見るまで、一人で30分程作務を行っていました。ホールのカーペットに念入りに掃除機を掛けながら、普段これをなかなかやれていない事を反省しつつ、それを他の人がやってくれる在籍状況に感謝しつつ、でした。

パラパラと集まりつつある小学生達に、掃除機の掛け方や、10月入門予定のS君と一緒に帯の結び方をレクチャーしていて、易筋行が始まったのは、結局1時間後。S君にも出来る練習からという事で、まずは上段突の膝の使い方を伝えた後に、足を寄せて中段突。その足の寄せ方を応用しての上受と、短くなった基本演練をフルに使います。

学科・法話では、先日の地区昇級試験での考試員の先生の御言葉にも絡めて、「気合・気勢」のページを。新しくなった少年読本のこのページの写真が、実は考試員の先生の門下生だったりしまして、昨年度末3月の地区昇級試験で、写っている3年後の彼が試験を受け、私が考試員を務めた縁もあって気が付いたのですが(笑)。今回受験し合格した3人共に、あれこれ不備は噴出したのですが、それぞれに収穫はあった様です。特に少年六級に合格したKちゃんは、気持ちを集中させて取り組む事の大切さと、気合はただ大きな声を出しているだけでなく、集中力の無い人間には出せない事が、解り掛けている様に思います。

法形演練では、引き続き上受の確認を、相対で間合いを空けた状態と、当たる間合いでの両方で行いました。相対になると、なかなか自分のペースでは動けませんが、雑にならずに丁寧な練り上げを出来る人間も見受けられますし、何より皆テンションが上がります。

鎮魂行後の自由練習では、Nさんに西三河大会に単演で出場するI君と、同級生でもあるS君の基本の突き蹴りを指導して頂き、私が白黄帯組の大会の組演武の指導をしながら、Rちゃん・R君姉弟のやる「片手押抜」と「小手巻返」の原理の習熟を見つつ、Nさんにも交代で見て頂く流れとなりました。それぞれの人間が万全の動きをしている訳ではありませんが、少しずつでも進歩している様に思いますし、それを仲間と協力してやれているとしたら、それが一番だなと思いながら、「お茶の時間」と致しました。

9月22日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。この数日、いきなり涼しくなったと思えば、今日は昼前から急に暑くなり、窓から入ってくる風を頼りに、鍛錬に励みます。

今日はNさん・Kさん・Hさんがお休みされる予定で、少ない一般が更に少なくなる状況が予想されましたので、参座したメンバーで、全員で同じ事をやる時間と、個々の組み合わせでやる事を変えて、私が全体を回る事をイメージして修練に入りました。実際には、全員が同じタイミングで来る訳ではないので、イメージ通りには進みませんが、極力全員の意識を高める事と、自発的・積極的に動く事を重視して進めました。

まずは、開足中段構からの蹴上を、組んでお互いの良い部分・直す部分を見付ける練習を。良い部分にしろ、直す部分にしろ、意識するべきポイントが認識出来ていないと、見付ける事は出来ません。普段から伝えているポイントを、皆がどれだけ理解し、意識して再現しようとしているか。一人一人のレベルを把握する良い機会となりました。その後、10月入門予定のS君・H君に、ウォーミングアップでやっている事を覚えて貰う時間も取りました。二人に説明しつつ、既に入門している人達には、この動きが少林寺拳法のどの動きに通じるものなのかを、説明。それを理解し、意識してやれるかはその人次第ですが、まずは伝える努力・工夫はしておきたいものですが、新入門者の誕生は、既に入門している人達に、改めて伝える良い機会となります。基本演練の最後は、皆でダッシュやリレーをする時間を。小学生は、何故か皆この時間が好きですね。これぐらいの積極性とテンションで、小難しい動きもやって欲しいものです(笑)。

今日は、手続き前に欲しいと所望していたS君・H君の道衣も届いた為、学科・法話の後に、お古の帯と肩章と共に道衣を渡して初着用。二人共、テンションは変わらないもの、ニンマリした笑顔を見せてくれます(笑)。法形演練では、試験の近いKちゃんの為に、少年六級の科目を皆で復習し、その間S君・H君は、突き蹴りや内受・下受の練習を。鎮魂行後の自由演習でも、引き続き少年六級の内容で「横転より起き上がり」をやりましたが、「武道体験会」で横転まではやっていたS君H君は、初めてやった起き上がりも、繰り返しやっていく中でマスターしていきます。意識の高い後輩の誕生をきっかけにして、先輩白黄帯組も奮起してくれると有り難いところです。

自由練習では小刻みにやる事を変え、私が泉田町の子供会さんから個人的に指導を依頼された、11月3日に開催される刈谷市の子供会の相撲大会に向けての練習をイメージして、腰を割った状態でのすり足や、「下手捻り」を活用した投げ技を10分程。その後最後の締めとして、「転身蹴」と「小手抜」を復習して、お茶の時間に入りました。当初イメージしていた内容とは、精度も含めてかなり隔たりがあり、茶帯のMちゃん・I君やW先生にとっては退屈な内容になってしまったかも知れませんが、3人とも後輩との向き合い方も上手でしたし、その後の作務の時間も含めて、皆で協力して良い修行の空間を創るという雰囲気にはなっていた気がします。