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Shorinji Kempo

9月22日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。この数日、いきなり涼しくなったと思えば、今日は昼前から急に暑くなり、窓から入ってくる風を頼りに、鍛錬に励みます。

今日はNさん・Kさん・Hさんがお休みされる予定で、少ない一般が更に少なくなる状況が予想されましたので、参座したメンバーで、全員で同じ事をやる時間と、個々の組み合わせでやる事を変えて、私が全体を回る事をイメージして修練に入りました。実際には、全員が同じタイミングで来る訳ではないので、イメージ通りには進みませんが、極力全員の意識を高める事と、自発的・積極的に動く事を重視して進めました。

まずは、開足中段構からの蹴上を、組んでお互いの良い部分・直す部分を見付ける練習を。良い部分にしろ、直す部分にしろ、意識するべきポイントが認識出来ていないと、見付ける事は出来ません。普段から伝えているポイントを、皆がどれだけ理解し、意識して再現しようとしているか。一人一人のレベルを把握する良い機会となりました。その後、10月入門予定のS君・H君に、ウォーミングアップでやっている事を覚えて貰う時間も取りました。二人に説明しつつ、既に入門している人達には、この動きが少林寺拳法のどの動きに通じるものなのかを、説明。それを理解し、意識してやれるかはその人次第ですが、まずは伝える努力・工夫はしておきたいものですが、新入門者の誕生は、既に入門している人達に、改めて伝える良い機会となります。基本演練の最後は、皆でダッシュやリレーをする時間を。小学生は、何故か皆この時間が好きですね。これぐらいの積極性とテンションで、小難しい動きもやって欲しいものです(笑)。

今日は、手続き前に欲しいと所望していたS君・H君の道衣も届いた為、学科・法話の後に、お古の帯と肩章と共に道衣を渡して初着用。二人共、テンションは変わらないもの、ニンマリした笑顔を見せてくれます(笑)。法形演練では、試験の近いKちゃんの為に、少年六級の科目を皆で復習し、その間S君・H君は、突き蹴りや内受・下受の練習を。鎮魂行後の自由演習でも、引き続き少年六級の内容で「横転より起き上がり」をやりましたが、「武道体験会」で横転まではやっていたS君H君は、初めてやった起き上がりも、繰り返しやっていく中でマスターしていきます。意識の高い後輩の誕生をきっかけにして、先輩白黄帯組も奮起してくれると有り難いところです。

自由練習では小刻みにやる事を変え、私が泉田町の子供会さんから個人的に指導を依頼された、11月3日に開催される刈谷市の子供会の相撲大会に向けての練習をイメージして、腰を割った状態でのすり足や、「下手捻り」を活用した投げ技を10分程。その後最後の締めとして、「転身蹴」と「小手抜」を復習して、お茶の時間に入りました。当初イメージしていた内容とは、精度も含めてかなり隔たりがあり、茶帯のMちゃん・I君やW先生にとっては退屈な内容になってしまったかも知れませんが、3人とも後輩との向き合い方も上手でしたし、その後の作務の時間も含めて、皆で協力して良い修行の空間を創るという雰囲気にはなっていた気がします。

9月16日(日)、9月度道院修練(一般のみの易筋行)。

本日は、2ヵ月ぶりの専有道場での一般のみの易筋行。それぞれにあれこれ用事で忙しい中、皆で集まって研鑽に励みます。

昨日・今日と、あれこれ「抜け」の多い状態でして、昨日はデジカメの中にSDカードを入れ忘れていたり、合格証書授与後のMちゃんの写真を撮るのを忘れていたり。今日は、家を出て車に乗ってからマンションの鍵を持っていない事に気付き、引き返して再度向かった為、到着が5分ほど遅れ。いつも早めに到着しているKさんに、メールで遅れる事を伝えたのですが、逆にいつもやや遅れて参座されるNさんの車が駐車場に停まっているのを見掛けて、慌てて走って向かうと、携帯を見ながらマンションから離れて行くNさんの姿が。何とか追い付いて、易筋行のスタートです。

メールを送ったKさんから返信が無く、時間になっても現れなかったので、「夜勤明けで寝過ごしてるかな?」と思い電話をすると、寝起きの声で「誰ですか?」と(笑)。今日は少導師に補任されたKさんに辞令も交付したかったので、寝起きながら来て頂く事にし、それまでの間にNさんとKさんの演武の構成を、Nさんと合わせながら教えて頂く時間を取りました。

ちょうど6構成を私が理解出来た頃に、Kさんが到着。昨日のNさん・Kさんの演武の合わせを観ていて、Kさんの下半身の使い方が硬かったなと思い、今日は「膝の抜き」をテーマに行おうと、四級科目の「突抜」と「打受突」から。如何に力まず、且つ使う部分は然るべき角度で然るべきタイミングで使う。ややこしく難しい部分ではありますが、型を通じて身体操作を練り上げるには、級科目の習熟は実に良い教材です。中拳士三段ながら、級科目の練り上げをほとんどして来なかったであろうKさんは、どうしても上半身が先行して動き、動きが固まる瞬間がありますが、夜勤明けで疲労も蓄積しているであろう中でも、熱心に取り組んで下さいます。

10時半も過ぎた頃に、地元での草取りを終えたW先生とHさんが到着。「皆、忙しいなぁ」と、そんな中でも足を運んで頂けた事を嬉しく思いながら、「切抜」と先日I君と練習していて「これにも膝の抜きが使えるな」と思った「千鳥返」を、燕返と先週の大垣での三県合同武専でも練習した「三日月返」も絡めて行いました。正中線をしっかり立てながら、下半身を柔らかく使う事で、上半身の力を抜きつつ速く強く使う。簡単ではないですが、是非目指して取り組みたい境地です。

今日は、8月1日付で権中導師に補任されたHさんと、少導師に補任されたKさんに辞令を交付する日としていたのですが、皆が練習している間に法衣を着ようとしたら、置きっ放しにしてあるはずの法衣の入れ物が見当たりません。後々7月に小教区の行事で使って、そのまま家に置いてあるなと思い出しましたが、「抜け」の多さに自分でもがっかりです。が、辞令交付の際の法話でも「自分なりのペースとやり方での、伝道に取り組む意識」について話そうと思っていましたので、「まあこれが、身の丈に合ったとレベルかな」と納得させながら、辞令を手渡し法話を10分程。何か偉そうな事を言える人間でもなければ、実績が有る訳でもないですが、臨席された皆さんが何か良いきっかけにしてくれればと思いながら話し、道院修練を締めくくりました。

9月15日(土)の修練。

本日は専有道場でスタート。時折、細かいながらも強い雨が降り出す中、皆が集まります。

今日は7月に地区昇級試験で一般一級に合格した、中2女子のMちゃんの合格証書授与を行いました。小3から始めたMちゃんも、いつの間にか次が准拳士初段というところまで来ました。部活動や学校の勉強等でも忙しい中、着実にレベルを上げて来ているMちゃん。中身の充実した初段になれるかどうかは本人次第ですが、その本人のやる気を引き出すと共に、しっかりとした支えをして行きたいところです。

専有道場では、学科・法話の時間に「あ・うん」を活用するのですが、今回は同じ西三河地区の道院に所属されている方のぺージを読みました。色んな場所で色んな取り組みをしている仲間達の存在に、皆それぞれに刺激を受けた様です。

場を変えて易筋行を。10月入門予定のH君・S君も、こちらから参座です。基本演練では、体験中の二人にも覚えて欲しいキーワードとポイントをいくつか伝え、順突・逆突・順蹴・逆蹴を反復。気温は高くないものの、強い湿気の中で皆良い汗をかいています。

その後、各自の課題・目標に向けて、鍛錬に励みます。昇級試験の近いRちゃん・Kちゃん・Mちゃんは、試験科目の習熟に務め、他の人間は11月の西三河大会に向けての習熟に励みます。2週間ぶりの参座のKさんは、W先生にも付いて頂き、Nさんとの演武を初合わせ。順番を覚えるのも大変でしょうが、是非これを良いきっかけとして、新しい「格」を身に纏う心構えを整えて頂ければと思います。

Kさんに限らず、新たな自分を造り出す為の努力や、その際に流した汗・費やした時間と労力を、喜びをもって受け止められない人間には、「良い修行」は出来ないでしょう。「宗門の行」に楽しんで取り組めるかどうか。100%ではないでしょうが、それを出来る人間を少しでも増やしたいと思う鍛錬の場となりました。

9月8日(土)の修練。

本日は泉田会館での修練。昨夜からの雨があがり、風も吹いているので涼しいのかと思いきや、陽射しと蒸し暑さに悩まされる中、鍛錬に励みます。

今日は、7月~8月の夏休み期間中の木曜日に「武道体験会」として催した集まりに参加し、10月からの正式入門を視野に、9月を体験入門期間としている、小4男子のS君と小2男子のH君が、土曜日の修練に初参座してくれました。曜日によって顔触れが違う為、二人共に「かなり緊張していて」とお母さんが言っていましたが、徐々に徐々に馴染んでいきます。逆に先輩門信徒達には、「後輩の面倒を見る」という責任が付いて来ます。「自分の為に頑張る」事すらしない人もいる世の中で、「他人の世話をする」、「他人に手本を示す」という「面倒くさい」行いをする。そんな取り組みを出来る自分を造り出す事こそ「自分磨き」の本質ではないでしょうか。

終盤の自由練習では、小6茶帯のI君に「転身蹴」をテーマに、白黄帯と体験入門者の二人の練習を指揮して貰いました。それぞれのペースで、それぞれのやり方で、他者の支えに成る経験を積んで行って貰えればと思います。今日のI君は、最終的には良い感じの「先輩らしさ」を発揮してくれていた様に思います。

今月23日の地区昇級試験で、中2女子のRちゃんが一般一級を・小5女子のKちゃん・Mちゃんが少年六級の受験を予定しています。Rちゃんはテンションはダラダラながら、技量はボチボチ及第点に届いていますが、Kちゃん・Mちゃんはテンションだけでなく、技量もなかなか挙がって来ません。修行に励む「心構え」・「覚悟」が整っていないものには、「体構え」・「技量」は伴って来ないという典型例だなぁと思いますが、せっかくの昇級試験ですので、少しでも良い成長・進化を手にして欲しいところです。

11月11日に、2年に一度の西三河大会が刈谷市で開催されます。それに向けて全員出場と行きたいところですが、仕事や勉強で参座の都合がつかず、なかなかそうもいかないかも知れません。9月中は仕事が忙しく、今日も休まれたKさん。出場は難しいかと思いましたが、本人に意向を伺ったところ、何とか出場したいとの事で、Nさんと組んで三段の部に出場する方向で進めています。今日はNさんが考案してきた構成を、W先生・Hさんの県大会常連組と共に実際に動いて頂き、更に練り上げる時間を取りました。これを来週以降、KさんとNさんで高めていく事になりそうですが、これもKさんの「覚悟」・「心構え」に大きく掛かって来ます。Nさんと協力してしっかりとした取り組みになる様に、充分な支えをしたいと思います。

 

9月1日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。暦も9月に入り、若干涼しくなり雨の影響もあって、今日はクーラーは必要無いかなと期待していたのですが、ホールに入った瞬間のムッとする暑さに、クーラーの終日使用を決断しました(笑)。

今日は、今月23日に地区昇級試験での初の受験を予定している、小5女子のKちゃん・Mちゃんの習熟を目指しての修練内容としました。5月・7月と二度の受験予定を延期したKちゃん・Mちゃんですが、なかなか意欲・集中力・技量が上がって来ません。最初の試験だから、それほど硬く考えなくても、という面もあるでしょうが、同時期に入門して先に少年八級に合格した小3男子4人の成長を見ても、適当に流してしまうのも良くないなとも感じます。結果はともかく、残り3週間で少しでもレベルを上げておきたいところです。しかし「拳禅一如」という言葉通り、心構えの整っていない人間がどれだけ練習回数を重ねても、身体の動きの成長は乏しくなるんだなと、改めて実感します。運動神経の良し悪しやらとは違う、単なるスポーツではない修行を目指すなら、人間性も含めた精神面にも目を向けて行かないといけないのでしょうね。

毎年夏の暑さが話題になるこの季節。「毎年毎年、『稀に見る暑さ』って言ってるよな」と思ってしまうのですが、今年の暑さはやはり「異常」だった様で。御会いした地区長さんから、泉田町内での御不幸が例年の倍近くになるとのお話を伺いました。また7月くらいから小3男子のK君が、毎回「お腹が痛い」とトイレに頻繁に行くようになりました。プレッシャーに弱い面もあるK君なので、「少林寺拳法をやる事がストレスなのかな?」と心配になりますが、聞いてみると暑さから冷たいジュース・アイスを食べてばかりで、下し気味だそうです(笑)。少し安心しつつ、今日も万全ではない状態ながら参座してくれたので、無理せず休憩を入れさせながら身体を動かしました。途中、雨で少年野球の試合が中止になり参座してくれたR君も、「頭が痛い」と言い出し、二人揃って受身の練習用に準備した座布団にくるまって休憩です。体調が悪くても、気分がノラなくても参座して、鎮魂行や学科・法話等、やれる事だけでもやったり、回復してきたら易筋行に交ざったり、と。辛いからやらないという選択をするのではなく、状態や結果が悪くとも、意識を高めて行動し続けてこそ、長い目で見ての自身の成長を期待できるのだと、「行動禅」という言葉を出しながら皆に伝えました。

自由練習でも、少年六級の内容に相当する動きを反復します。やったらすぐ忘れ、またやってはまた忘れ、という人間が多いのですが、まずは繰り返しやるしかないでしょう。今日は「十字足退」の説明に時間を割けたのは大きかった様に思います。それも「流水蹴」から続けて説明・練習したのでは理解・再現できない人間がいるのも、残念ながら現実です。「じゃあ、分けてやるか」と「十字足退」だけ取り出して練習したところ、再現度は多少上がりました。出来る様になったらなったで、出来ていない部分が気になってしまいますが、これも、習熟を目指して繰り返し行うしかありません。少しでもレベルを上げられる様な工夫をしつつ、それぞれの「自分でやる」という意識を少しでも高めていきたいものです。

8月25日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。台風の影響で風はあるものの、厳しい蒸し暑さに迫られながら、鍛錬に励みます。

先々週に行う予定だった、泉田町盆踊り大会での演武発表。台風の影響で盆踊り自体が中止になってしまい、皆で準備してきた演武披露も、実施出来ずに終わりました。が、次なる目標に向けて、弛まざる精進に励まなければなりません。まずは、9月23日に開催される地区合同昇級試験で、一般一級を受験するRちゃんと、少年六級を受験するKちゃん・Mちゃんの習熟をメインの目標にして、修練を組み立てます。基本演練でも少年六級の試験に出そうなものを中心に。他の白黄帯にとっては勿論、茶帯以上の人間にとっても、基本の身体操作の習熟は有益な時間です。勢いやリズムで終始してしまうのではなく、しっかり意識して身体を動かしたいものです。

法形演練では、白黄帯組は天地拳第一系の相対を。茶帯以上は、天地拳の第二系・第三系・白蓮拳第一系・龍王拳第一系の相対を。白黄帯組は今日初めて天地拳第一系の相対をやったのですが、最初に間合いを離して自分の動きをしっかり覚える時間を取ったので、その後の基本間合いでの相対もほとんどの人間が理解・再現していました。

自由練習では、白黄帯組は引き続き天地拳第一系の相対を行い、茶帯以上は小手巻返・押小手の投げの原理の体感を行いました。白黄帯組は能率良く左右を覚えられる段階まで進めましたので、皆の顔には喜びを湛えたやる気が表れていましたし、茶帯のMちゃん・I君姉弟も、原理を理解出来て来るに連れて、練習に取り組むノリが変わって来ていました。やはり「出来た!」と実感出来る瞬間こそが、自発的な意欲を引き出す最高の薬なのだなと、改めて思いました。

自由練習後半は、白黄帯組は座布団を使用しての受身の練習から、転身蹴・内受突(裏)・(表)を。茶帯組はそのまま押小手の習熟に入り,NさんとW先生は押受巻投の習熟を。何れの組も意欲的なノリが続いていて、自らアドバイスを求めて来る者もいる程。この良い雰囲気を、少しでも回数多く再現してくれればと思いますが、はてさて。そろそろ切り上げようかとしていた頃に、W先生から「挟倒を教えて下さい」とリクエストが。私自身ほとんど練習したことがありませんし、「どんなんだっけなぁ?」と悩みましたが、やってみると意外にすんなり出来るもので。ちょうど白黄帯組が使用した座布団もありましたので、頭を打たない様に気を付けつつ、Nさんも含めた3人で何度か練習しました。結果、「お茶の時間」が15分間に削減されましたが、作務も含めて皆で充実した修練を堪能しました。

8月11日(土)の修練。

本日は、泉田会館での修練。盆踊り大会を明日に控え、荷物がホールに置かれているからという理由で、市民館のホールが使用出来ない為、久々に隣接する泉田会館での修練となりました。

例年、盆踊り大会は夏の連休初日の土曜日・日曜日に行われていた為、土曜日の修練はお休みになり、そのままその日に演武発表という感じでしたが、今年は日曜日・月曜日開催となった為、前日に最終チェックを行う事が出来ました。休みが一日少なくなった気もしますが、その分良い発表に繋げたいところです(笑)。まだまだ暑い日が続き、泉田会館もスタート時からクーラーを使用しなければいけない状態でしたが、体調不良になってしまってはいけません。私自身、午前中に刈谷市体育館の柔道場でNさんと演武練習を行い(1時間半やるつもりが、疲労と暑さで1時間で撤退しましたが(泣))、「いっぱいいっぱい」の状態でしたので「まったり」とスタート。市民館からマットを運び込み、演武発表の内容に沿った形で進めました。

基本演練では、白黄帯組の団体演練の内容をそのまま反映。開足中段構からの4つを反復した後に、3つにグループ分けして、単演3つを各グループで点検し、皆の前で発表してみました。これがなかなか良い感じで進み、各自のレベルアップに繋がっていた気がします。

学科・法話では、地域の行事に対して関われる事の有難さと、その際のそれぞれの頑張りが、そのまま地域貢献に繋がる事を話しました。どんな行いでも、「大変な事」や「面倒な事」が付き纏います。それをただ悲観して愚痴をこぼして終わるのではなく、少しでも自分を成長させる「きっかけ」にしてくれれば思います。

法形演練や自由練習では、各演武の発表の時間も織り交ぜながら進めます。私もNさんと1回発表しましたが、自分の動きの悪さに演武発表を辞めたくなるくらいに落ち込みました。が、そこでへこたれずにチャレンジし続けてこその修行でしょう。明日は皆で精一杯の発表をし、笑顔で踊り、良い取り組みにしたいと思います。

8月3日(金)・4日(土)、「強化合宿2018」開催。

昨日の午後から今日のお昼まで、刈谷市の北部生涯学習センター体育室~洲原ロッジ~泉田市民館ホールを利用しての「強化合宿2018」を、豊田市の松平スポーツ少年団支部との合同で開催しました。

連日の厳しい暑さにより、刈谷市の小中学校の出校日や部活動も大きな影響を受けており、強化合宿も開催自体が危ぶまれていましたが、北部生涯学習センターは空調設備も完備されている為、開催を決行。松平スポーツ少年団支部から、W先生・Hさんと共に小6女子のNちゃん・小5女子のNちゃん・Kちゃんにも参加して頂き、鍛錬に励みます。

「強化合宿」と銘打っているからには、肉体面でも精神面でも少し負荷のかかる「キツめ」の内容にしたいのですが、過酷な暑さの中で、初対面の者同士での修練になるので、ややソフトに。自己紹介・鎮魂行を経て、少しお互いを馴染ませた後に、早速冷房を点けて頂きました。4月より活動を開始した支部の新入会のメンバーとの修練であり、また今月Nちゃん・Kちゃんが少年六級受験を予定している事もあり、試験科目の習熟の為にもなる内容で行いました。刈谷北道院の白黄帯組がやっている内容と同じでもあった為、どの組み合わせでも一緒に鍛錬に励めます。「お互い協力し合って向上に励む」少林寺拳法のあるべき姿が、法人の枠組みを超えて、実践されていた様に思います。また技術面・行動面での各自の意識する「強化ポイント」を前面の壁に張り出し、それらをお互いが目指した上での修練により、単なる「懇親」ではなく、「鍛錬」の空間になっていた様にも思います。

中2女子のMちゃんが、林間学校での出し物の練習に参加する為に早上がりする予定でしたので、盆踊り大会での演武発表の演武と試験科目の習熟の為の時間を取り、その後はキックミットを使用しての当身と、剛法の運用法的な動きを加味しての法形演練を終えて、初日の修練を終了。隣接する洲原ロッジに移動して、バーベキュー場へ。今年はNさんの奥さんがフルタイムでの仕事を始められたので、昨年御願い出来ていた冷やし麺の用意や野菜の差し入れ等を、K君のお母さんとI君のお父さん・お母さんに依頼。どちらの方にも、忙しい中での御支援を頂きました。特にI君のお父さんは、有給休暇も取って下さっていた事もあり、少し早めに来て頂いての火おこしも御願いしました。どの役割を担って下さった方も、「自分が楽しむ」事はそっちのけで、気配りも含めて役割を果たして下さり、実に有り難かったです。遅れて参加された方も含めて、大人9人・小中学生15人の集まりとなり、大いに懇親を深めて頂けたように思います。

2日目朝食は、昨年同様に自炊で。今年は、Nさんに福島産のお米を使用しての米炊き・Hさんに味噌汁作りをやって頂き、3人で行えたので割と手際良く準備出来た様に思います。またロッジを共同使用していたバスケットボールの団体さんは、ご飯の準備から後片付けまで、全て保護者の方が大勢でやられていたのですが、食事をしている時の在り方や、後片付けを自分達で行っている少林寺拳法の小学生達の姿を見た方が、目を細めて微笑んでらっしゃったのが印象的でした。

会場を泉田市民館に移して、2日目の修練を開始。鎮魂行・ストレッチを経て、茶帯以上と白黄帯に分けて、相対演練を。白黄帯組は「上受突」・「小手抜」を行い、茶帯以上は「天地拳第二系」・「天地拳第三系」を相対で行い、その後「逆小手」と「送小手」の習熟を。その内容も踏まえて、2構成程の内容の「プチ演武」を、刈谷北と松平のメンバーが混ざる様に組み合わせて行いました。初めて一緒に練習する相手ですので、お互いに照れがありますが、そこはそれぞれがどのレベルで相手を意識して鍛錬に励んでいるかで、いくらでも変えられます。いつも一緒に練習している相手でも、お互いの事を考えられずに終わる事も、「よく有る事」です。最後に皆の前で発表して頂いたのですが、刈谷北と松平で組んだ組の方が、良い演武になっていた様な気がします。

やや早めに修練を切り上げ、「メインイベント」お酒やジュースやお肉等の残り物の分配を。こちらはジャンケンによる順番決めも含めて、随分手際良く進んだ様で、かなりの量があったのにも関わらず、10分弱で全ての残り物が「完売」。皆それぞれに、喜びの表情を見せていました。

今年も、強化合宿を無事に終えられました。ただ「やれば良い」というものではないでしょうが、多くの方の協力が無ければ、やる事すら出来ない事を考えれば、「成果」はともかく、やれた事自体にしっかり感謝して、次の歩みを進めたいと思います。また、今までもこれからも多くの先達や仲間からの支えを頂いての運営となりますが、今まで受けた「恩」を循環させる為にも、新たに活動を開始した支部や仲間と、「支える側」としても関わっていけたらと思います。

 

 

7月28日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。台風の影響なのか、一昨日くらいから、それ以前の暑さが嘘の様に涼しくなって来た中、鍛錬に励みます。

今日は、少年野球の合宿に参加する為に休む予定だったR君・R君兄弟が、「最悪だ~!」と言いながら参座。「夜に台風が来て、バーベキューが出来ない」という理由で、合宿が中止になったそうで。「可哀想に」と思いつつも、雨でも降らない限り土曜日に参座出来ない二人の登場に、心が弾みます。熱中症で倒れる方が全国的に続出し、学校行事も軒並み中止になっている昨今。「そこをチャレンジしてナンボだろう!」と血が騒ぎますが、修練に参座した事が、体調不良等の原因になってしまってはいけませんので、若干の涼しさや風は感じたものの、早々に方針転換してクーラーのスイッチを入れました。

今日はR君が参座してくれた事で、おそらく8月12日の本番までに、1回も全員が揃わないであろう事が想定されていた、盆踊り大会での白黄帯の団体演練の合わせが、可能となりました。なので、基本演練もその内容に沿ったものを中心にして、プラス明日に迫ったMちゃんの一般一級受験の予行になりそうなものも入れました。その過程で、「打上受」も白黄帯組には初伝授。意外に他の受け方の時よりも、全員の理解度・再現度が高く、それなりに形になっていたのは、嬉しい驚きです。

自由練習では、私はMちゃんとマンツーマン練習で、試験に向けた最終確認。R君・I君で、こちらも茶帯4人が揃う機会が1回あるかどうかの、団体演武の復習を。白黄帯組は、Nさん・Kさんについて頂き、団体演練に出て来る3つの単演の確認を。Mちゃんの習熟もそれなりに出来て来ましたが、明日の試験は初めて他の所属の方と組んでの受験となりそうです。私個人としては、「同じ所属の人間同士で組んで、確実に試験に合格する」というノリを「面白くないなぁ」と思いますが、やはり二人一組にして受験させたり、一人で受験する時は、相手を準備して試験に臨む事が多くなっています。「せっかく地区で合同で試験を実施しているのだから、他所の人間と協力して合格する経験をするチャンスなのに」と、惜しい気もします。Mちゃんには、「相手と協力して、合格をつかみ取るんだよ~!」と言ってありますが、「いや~、極度の人見知りですから」と、心にも無い「言い訳」をしています(笑)。台風も迫って来ている様ですが、中止にならないと良いですね。

白黄帯組の中でも、4月入門のI君は3つの単演を覚えるのに苦戦中。その支えを出来る様に、皆が意識して動かないといけません。が、その先輩となる他の白黄帯達に、あまり「先輩としてしっかりとした手本を示して、援けに成ろう」という意識が感じられません。逆に、自分よりレベルの低い人間の存在に安心して、集中力や意識を持続出来ない人間の方が多い事が気になります。この辺りは、学科・法話を通じても意識付けを常に行わないといけないところですが、同じ時間・空間を過ごしても、どんな影響を受け、どんな成長をするかはその人次第。「少しでも良い結果を残して欲しい」と願って、伝えるべき事はしっかり伝え、その成長を待ちたいと思います。

 

7月21日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。連日の暑さで、部屋に滞在するのも困難なくらいの状態ですが、クーラーの力を借りながらも鍛錬に励みます。

今日は想定外で欠席や中座や遅れる方が多かったので、予定していた修練メニューを大幅に変更。月末の一般一級を受験する中2女子のMちゃんの習熟と、8月の泉田町盆踊り大会での白黄帯の団体演練の習熟を最優先して、そこに繋がる内容を全てに組み込みました。開足中段構からの「外受突」と「上受蹴」を一人で行い、それを向かい合って間合いを離して行う事で、身体操作を意識しつつ、相手の攻撃から身を護る事も意識して行いました。今週木曜日に、体験に来てくれた小学生が二人いて、その際の二人に対する自分の接し方と、既に入門してくれている門信徒達への接し方に、大幅な違いが有る事を自分自身で感じたので、もう少し普段から「丁寧」で「優しい」接し方をしなければと思いました。今日は、どの練習をしている時も、「相手を励ます」意識をもって声を掛ける事が出来ていた様に思います。

今日は、珍しく土曜日にRちゃんが参座してくれました。が、中学校の部活動で吹奏楽部に入っているRちゃんは、先日のコンクールで好成績を収めて、県大会に進む事になり、結果として月末の地区合同試験で受験する事が出来なくなりました。あからさまに、試験に向けての集中力を落としているので、笑いながらも「Mちゃんは受験するんだから、友人として少しはテンションを揚げて、支えに成ろうとせんか~い!」と檄を入れます。学科・法話でも、2年前の冬にまだ小学生だったRちゃんMちゃん達に伝えた事を改めて皆に話し、先輩として後輩の前で手本を示そうと意識出来る人間と、自分の事だけを考えて時間を過ごしてしまう人間の違いを説きました。

今日Rちゃんが来てくれた事により、やっておきたかった試験での基本科目の総点検を、二人が揃った状態で行う事が出来ました。レベル的には心配してないんですが、その場の雰囲気や試験官の違いによって、実力を発揮出来ずに終わる事もありますので、それなりに準備はしておきたいところです。

自由練習では、私が白黄帯の団体演練のポイントの伝授。RちゃんMちゃんはNさんに見て頂いて、新たに購入した試験用のヘッドガードを装着しての運用法の練習を。法形は上手くこなすものの、運用法では「待ち」の姿勢とタイミングが如実に表れてしまうMちゃん。今回の試験だけでなく、初段受験に向けても、その辺りの意識も高めておきたいものです。自由練習後半に私がMちゃんRちゃんに付いて、剛法・柔法の運用法を。NさんとKさんで、演武の動きの確認。白黄帯組は自分達で号令を掛けて、反復する時間としました。何れのグループも、それなりに充実していた様ですし、「どんな取り組みをして、どんな人間になるかは、自分が決める」という意識も持って取り組めていた様な気がします。