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Shorinji Kempo

12月23日(土)の修練。

本日は泉田会館での修練。やや暖かな気候の中で鍛錬に励みます。

年内は今日で稽古納め。年明け6日(土)の新春法会でのスタートまで、2週間程修練をお休みします。また年4回割り当ての泉田会館の清掃と修練後に「一品持ち寄り忘年会」を行う為、今日の修練は基本的な事の総復習的に行いました。突き蹴りや移動の際の軸の意識や、構えを確認する意識の持ち方から、受け手の形の確認まで。それぞれに習熟度で違いが有るものの、その違いを越えて協力して向上に努められるのが少林寺拳法の良いところ。共に修行に励む仲間がいる事に感謝して、且つ真剣に一生懸命取り組んで行きたいものです。

今日は新しい事はやるつもりは無かったんですが、自由練習でNさんとMちゃんに一般一級科目の習熟と、木曜日にMちゃんRちゃんに伝えた2月の「芸能音楽発表会」での茶帯の団体演武の練習をして貰ったので、私は白帯達と天地拳第一系単演の練習をする事にしました。それも順番全てを覚えた人と覚えてない人に分かれていると思ったら、一度左前で通したら全員順番だけは最後まで通せていたので、左前で一つ一つの動きを確認しながら右前でもやってみる事にしました。プラス繰り返しやっていると飽きて来る人間も出ると思い、号令を掛ける役も交代でやって貰う事で、緊張感も感じつつ集中してやる事が出来、時間までに左前・右前両方を全員が通す事が出来る様になりました。2週間の休みが有ると大半の人間が忘れて来るだろうなぁと思いつつ、左右両方を通せる様になって達成感を滲ませた表情をしている子供達にこちらも嬉しくなりました。そのまま白帯組も「芸能音楽発表会」での団体演練の内容を、集合・整列から通して貰い自由練習を切り上げ、泉田会館の清掃に入りました。

清掃時間、Nさんは忘年会への送迎の為早上がりしたので、私以外は小中学生のみ。それでも皆で協力して掃除機掛けから窓ガラス拭きまで率先して協力しながらやってくれ、なかなか良い連帯感が生まれて来てるなと嬉しいところです。場を変えての「一品持ち寄り忘年会」、私は今年はチャーハンとホルモン炒めを。午前中にフライパンを振って作ったのですが、それだけで手首に限界を感じる程に。世のお母さん達やプロの料理人達の凄さを改めて感じました。皆が持ち寄った料理を集めて忘年会を開始しましたが、開始20分で大半の小学生達が「お腹いっぱ~い」と隣りの部屋でゲームに入る小食ぶり。静か~な雰囲気にどうなる事かと思いましたが、机を少しずらして大人達の席を近付けて積もる話を。普段なかなか出来ないコミュニケーションを取る事が出来、門信徒それぞれの普段の在り方や性格的な事まで相談する事が出来ました。終盤には小中学生達に、「大人の人達に『今年も有難う御座いました』って言って、注ぎに行くんだよ」と一人一人回らせて、全員と顔合わせして貰いました。小学生や親子での一発芸も見せて貰えたりと微笑ましく温かい雰囲気で会を締めくくる事が出来ましたので、是非この雰囲気を来年に繋げて行きたいと思います。

 

12月16日(土)の修練。

本日は専有道場でスタート。一段と寒さも厳しくなって来る中、鍛錬に励みます。

本日は欠席者や遅れて参座される方が多く、私自身も準備が遅く渋滞もあった事もあって、時間ギリギリに到着。御陰でと言うか、送りにみえたお母さん達とコミュニケーションも取れ、また寒い中でも「俺達、寒くない!」と上着も着ずにベランダに出て、歌を歌いながら窓ふきをしている小2男子達の姿に温かい気持ちで作務に取り組めました。

鎮魂行の瞑目の最中にMちゃんの携帯の着信音が鳴りましたが、その音がネコの声の様な設定にしてあり、後ろから笑い声が。鎮魂行が終わった後に、「平常心」と「不動心」という言葉を伝え、心の強さが有る人と無い人の違いを話し、身心を練磨する為の修行に励む事の大切さを伝えました。スタートが遅かった為に、連盟の会報を使った学科・法話に入る頃には14時15分に。技術のページにしようかと「実に帰る」のページを読みましたが、内容が「押小手(両手)」だった為、白帯達にはピンと来なかった様で。途中で切り上げ、急遽「ファミリーDEキラリ」のページを、皆で役割分担して読み込みました。ちょっと寸劇的な要素もあって、笑顔の中で締め括る事が出来ました。

場を変えて、易筋行を。ここ最近、逆突の際の後足の絞りが大事だなと強く思っているので、繰り返し逆突や逆手での受けの練習をしています。なかなか理解出来ない人・理解出来ていても上手く出来ない人と色々ありますが、粘り強くやってナンボでしょうから、繰り返しやるだけです。

今日は易筋行の時間が短い上に、2月の「芸能音楽発表会」での出し物を決める時間を取る予定にしていましたので、更にタイトなスケジュール。Mちゃんに指揮を取って貰い、全員の希望曲の中から2曲を選曲。その際のそれぞれの立居振舞いを見て、「自己確立」と「自他共楽」を心掛けた行動の在り方を説きました。

Mちゃんが送迎のお母さんの都合で16時で早上がりしたので、残り30分を白帯達の順・逆と逆・順の上中二連突の練習に割き、その後レの字での「内受突」と「上受突」を。こちらも理解度・再現度・習熟度にそれぞれ違いが有りますが、それでも全員にそれなりの進歩がみえるのが嬉しいところです。やや時間をオーバーしたので、「上受突(表)」がちょっとややこしい事を説明し一度やってみせたら、全員の顔に戸惑いの色が。「基本の順突・逆突・順蹴・逆蹴をしっかり練習していたら、難しい技でもいつの間にか出来る様になっているから、しっかり頑張ろう!」と言うと、「学科でやった押小手を見せて」とリクエストが。Nさんに相手をして貰いやってみせたら、驚きの声が。それでも「この技はかなり難しいし、しっかり掛けると結構痛い!それでもね。やっぱり投技は楽しいぞ~!こんな投技が出て来るまで、皆でしっかり頑張ろうな」と言うと、「楽しみだなぁ」と言った感じのニンマリ笑顔を見せる人間がチラホラ。ここら辺の意欲のある人間ならしっかりやって伸びて行ってくれるだろうとの期待を胸に易筋行を切り上げ、「お茶の時間」と致しました。

12月9日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。相変わらず空気は冷たい(来週火曜日は雪が降るほど寒くなる模様。今年初めて暖房を入れる事になりそうです)ものの、昼間の日差しの温かさの恩恵を受けた中で鍛錬に励みます。

今日の基本演練では、各種受けの確認と全転換も含めた運歩の復習を中心に。動き自体は皆かなり覚えて来ていますが、移動をすると構えが崩れ易いもの。そこは、そもそもの立ち方・構え方に戻って復習して意識を高めて行くしかありません。飽きが来ない様に気を付けつつ、しっかりした意識を持たせたいものです。

今週から廻蹴や足刀蹴等の練習も始めています。何か新しい事をやり始める時は全員揃った状態で始めるのが本来でしょうが、なかなか全員が揃う事が無いので、参座した人間から都度始めて行き、同じ説明でも何度でも聞かせて意識も動きも高めて行ければと思います。

自由練習では前半はキックミットを使用しての逆突の身体と足の使い方の復習を・後半は法形の復習に充てました。基本の突き蹴りの身体の使い方の習熟を心掛けないと、どれだけ法形を反復しても功は薄いものでしょう。更に当身自体の威力が上がる=自分の強さに自信が持てる、その上で積極的に行動出来る様になって欲しいもの。「ケンカに強く成る」為の修行ではないにしても、「少林寺拳法をやっていてケンカに負けました」では寂しいものですし、多少の緊張感を持って修練に励む為にも、当身の効果・進歩も意識して基本を高めて行きたいものです。

12月2日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。空気は冷たいものの、お昼の日差しの暖かさを有難く感じながら鍛錬に励みます。

今日は夜から名古屋で愛知県連の所属長懇親会があり、私もそちらに出席する為に、修練を15時半で切り上げる事にしていました。その為新しい事をやるのではなく、今までの復習の時間に充てようと考えて修練をスタート。蟹足・十字足の復習を中心に基本演練を組み立てたんですが、単独でやるのもネタが切れて来たので、相対演練で門信徒間の親睦を図りつつ、少し頭の体操も入れようと、向かい合って運歩の復習を行ってみました。2列目の白帯組に号令を掛け、向かい合っている茶帯・黒帯は同じ運歩を逆方向に行う様にしたんですが、左右をどちらに動くか判断する事自体が難しくなって、茶帯組にはかなりハードルが上がり刺激に成った様ですし、向かい合っている白帯達には先輩が難しい中でも頑張ってやっている事で、楽しく且つ自分も頑張れる雰囲気になりました。ちょっとクイズ的な要素を入れると、知的好奇心の強い人間は集中力が上がりますね。逆に「難しい」と思っただけで、テンションを下げてしまう人間も居ますから、説明の仕方への工夫は欠かせてはいけないみたいですが。

新しい事をやる気は無かったのですが、今日は少年野球で休むだろうと思っていたR君が参座してくれたので、急遽「十字足」の延長線上として「全転換」をやる事にしました。白帯達にはかなり難解であり困難であろう「全転換」ですが、ホワイトボードを使用してあれこれ説明してから工程を3つくらいに分けてスタート。1工程目は全員何とかクリアしたものの、2工程目で移動を大き目にすると体の動かし方や向きの変え方や移動する場所で混乱する人間が続発。そんな中、大抵の動きで理解力の低いK君が、タイミングはゆっくり目ではあるものの移動する場所や向きは完璧にこなしていたのには、嬉しい驚きでした。これで3工程目の「打払受」を付けてもバッチリ決めてくれると有難いのですが。

出来なかった人間にとっては、辛く高いハードルだったかも知れませんが、その後の学科・法話でリクエストに応じて「いのちとは」のページを読み、先祖の誰が欠けても自分は存在出来なかったんだという事を説明し、その上で鎮魂行の信条に出て来る「報恩の誠」とは何ぞやという事を話しました。「自分を大切にする」とは、ただ安全に自分を守るのではなく、目の前に有る課題に対し精一杯取り組む事であると伝えると、その後の鎮魂行もなかなか良い雰囲気で進める事が出来、やや時間をオーバーしたものの、修練を切り上げ名古屋に向かう事が出来ました。県連懇親会の会場に向かう前に、名駅チャンスセンターで年末ジャンボ宝くじを買う予定でしたが、その大行列を見て断念。駅から少し歩いたどて煮のお店(こちらも行列)で持ち帰りでどて20本を購入した後無事に会場に到着。今年も多くの先生方から貴重な体験談を御聞きして、懇親会出席を終えました。

11月25日(土)の修練。

本日は専有道場でスタート。暖かい日差しは有るものの、空気や風は冷たく刺す様な感じもある中で鍛錬に励みます。

今日の学科・法話では、連盟の会報と「あ・うん」を使用して行いました。「あ・うん」の「元気の素」のページには、私の道院長研修会の同期であり、技術審査を組んだ相手でもある群馬県の道院長さんが載っていました。その方の様々な困難を乗り越えて来たエピソードや、これまでの着実に成果を挙げて来ている道院運営の在り方を話し、その先にある人造りや世の中との関わり方が、開祖が少林寺拳法を創始した動機と重なっている事を伝えました。皆最近の学科・法話の内容が飲み込めて来ている様で、良い伝わり方をしているなと感じられました。

場を変えて易筋行へ。今日は先週から行っている運歩の復習と、受身を重点的に行う事にしました。ただ運歩の確認をするだけでも構えが崩れて来たりしますが、これに受けや突き蹴りが加わると体捌や重心移動等の身体操作はかなり疎かになって来ます。ここは只々時間を掛けて繰り返しやるしかないなと思います。そこに耐えられるだけの精神的強さを身に付けさせなければと思いますし、それだけではなく自分の動きの何処が出来ていて何処が出来ていないのかを判り易く伝え、尚且つやる気に火を点け、出来る様になった部分を自分で発見出来る様にサポートしなければいけませんね。

今日は後受身の前段階の足上げ腹筋の更に前段階の柔軟体操を行い、私が手本を見せて後受身を行う際の注意点と意識する点を伝えました。茶帯のI君も後受身で横回りしがちなのですが、その説明を聞いてやや修正が効いた様です。その後茶帯組はNさんと「突天三」と「蹴天三」と「小手巻返」を・私は白帯組と「横転より起き上がり」と「大車輪」の復習を。以前体操を習っていたKちゃんR君の姉弟は、片側の側転は得意なのですが反対側はやった事が無い様で、他の人よりかえって混乱し易い様です。二人共ややプライドが高く失敗している姿を他人に観られたくない気持ちが強いので、苦手な方はやりたがらないのですが、今日は改めて大車輪の手の付き方や身体の向きの変え方を説明して、意識するべき点を再認識させたら、終わる直前には二人共左右両方で出来る様に成ってました。「出来た~!初めて出来た~!」というR君の嬉しそうな声を聞き、「毎回の修練でこんな感じで締め括れればなぁ」との高望みをしてしまいましたが、少なくとも今日は良い感じで終われる事に感謝して、皆で作務をして帰路に着きました。

11月19日(日)、11月度道院修練(一般のみの易筋行)。

本日は月1開催の専有道場での一般のみの易筋行の日。先月は台風の来襲とかち合い中止にしたので2ヶ月ぶりになりますが、Nさんが町内の運動会に参加する事になり欠席されたので、Kさんとマンツーマンで行いました。

まず序盤は級科目の復習として一級科目から始めたんですが、参座出来ても週1回・今月は体調不良やボランティア活動の為、土曜日に一度も参座出来ていないKさん。ただ法形を反復練習するよりは、それに付随する身体操作の基本的部分もやった方が良いなと思い、そんな時間も作りました。

少し前に茶帯組に「天地拳第四系」の相対の創作版(下段返~飛連蹴プラスα)をやらせようと、少年科目には無い「下段返」をやったのですが、Kさんは「下段返」を経て二段科目の「払受段突」を。Kさんは横の運歩をしながら蹴りを受けて反撃する法形の際に、若干身体を折り曲げて受けに行ってしまう癖があるので。軸の意識を持ちながらの、ポジション取りや攻者との向きの合わせ方を行う事を伝えました。「逆転身蹴」では、身体の向きを変え難そうだったので、移動しながら逆転身を繰り返す練習を。法形の反復の前に、体捌や足捌や受け手や反撃の腕・脚の使い方を特化して行うのも悪くなさそうです。

身体の向きの変え方を意識する為に、「開身突」の復習を。その後初段科目の「押小手」に戻りましたが、抜いて逆の形を作る際の膝の使い方や身体の向きの変え方に似てる部分がある様にも思います。手先だけで形を作ろうとすると手先にモーメントが掛かりますが、膝~腰~肘~手先と行くと相手への力の伝わり方も違って来る様で、その後の投げ方のポジション取りも含めて、身体操作が大事であり且つ柔法も剛法も同じなんだなと再認識します。最近小中学生に手首を痛めない様な「小手巻返」モドキをやらせ始めてますが、「押小手」でも手首を痛めないバージョンから始めようと、Kさんと「こんな感じですかね~?」と繰り返し試しました。

残り10分程でもう少し何かやりたいと「送捕」の復習をしましたが、まずKさんに掛けて貰ったやり方が、「ポジション取りが違うなあ~」という感じだったんですが、その前・そして昨日にも行った「閂固」への連絡と共通点の多い掛け方になっており、「これはこれで面白いな~!」と新たな発見です。それも含めて3種類の位置と身体の向きと掛け方の「送捕」を行い、修練を締めくくり帰路に着きました。

11月18日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。深夜3時頃から降り出した雨が止んだかな~という、やや肌寒い空気の中で鍛錬に励みます。

今週は、基本の時間に「蟹足」と「十字足」をやってまして。ホワイトボードを活用しての説明の後での反復練習で、意外に皆すんなりと理解し出来る様になってますが、横の移動を練習すると腰が浮いたり構えに不備が出たりし易いもの。運歩プラス当身を加える事で安定した状態での体捌・足捌と、常に攻撃と防御に備えた構えを意識させたいものです。蟹足をした後に逆蹴を付けると「転身蹴」と同じ様な動きになり、6月・7月の泉田子供会対象の体験会を経て入門してくれたメンバーには、その時体験した間合いを離しての「転身蹴」と今回の練習が繋がり、この数ヶ月で進歩した自分自身を実感する機会にもなった様です。

その後相対での運歩の練習に入り、「内受突」をしながら移動したり中段突に対して蟹足+打払受してからの順蹴で移動したりと、新たな動きも加えてみましたが、一部混乱して表情が曇る人間も居るものの、皆そこそこ様になっており、その進歩が嬉しい限りです。

自由練習では、茶帯組はNさんにみて頂き、各種投げからの「裏固」と「閂固」の練習を。白帯組は私が付いて、「天地拳第一系・単演」の3の兵馬立を意識しての鈎突と前受身に入る前の体捌の練習に当てました。金剛拳は、関節の軟らかい小中学生には手首を壊さない様に配慮する必要のある拳系になりますが、筋力・握力で無理から掛けたり引っ張ったりするのではなく、投げからの連絡技も含めて「理」に適った身体操作とコツを伝えて行きたいものです。

白帯達も割りと受身の練習を嫌がらないので、有難いところです。身体を痛めない様に、受身に対して恐怖心を抱かない様に気を配りつつ、上手く感覚を磨いていける様な伝え方を工夫ししなければいけないですね。今回の前段階の動きは割りとその後に繋がり易そうで、手応えアリ!後受身の前段階の「足上げ腹筋」も含めて、「良い方法」で「良い伝え方」をして、やっている本人の自発的な進歩への意欲を引き出したいものです。

11月11日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。暖かさもあり、風の強さもあり。日に日に冬が近付いて来ている事も感じつつ、鍛錬に励みます。

本日は欠席者が多かったんですが、それでも半年前の在籍者全員と同じ数の参座数が有り、改めて「有難いなあ」と痛感します。とは言え、人が増えただけで全て良しではありませんし、入門してくれた本人や御家族にとって有益な変化が無ければ、直ぐに離れて行ってしまうでしょうから、日々「人造り」の道に精魂込めなければいけないでしょうね。

今日は白帯組と茶帯組が程良い人数だったので、先輩が後輩の相手をしつつ、自分の科目の習熟に努める組み合わせが実現出来ました。白帯のR君K君は正対構からの内受突・上受突をやり、茶帯はそれにプラスして他の受けと反撃も行う様にすれば、茶帯と白帯でも体格に差が有っても一緒に練習出来ます。この辺りが少林寺拳法の良さでもあるのだと思います。

後半の自由練習では、Nさんに白帯2人を見て頂き天地拳第一系の4までと受身各種の練習を・私が茶帯3人と「突天二」と「小手巻返」モドキを。「小手巻返」モドキは、茶帯全員がそれぞれ大分上手くなって来ましたし、特に中1女子の二人は「理」の理解度・再現度が高く、今日は最終的に「突天二」と「小手巻返」モドキを演武風に繋げて行うくらいまではいけました。反対側ではNさんの指導の下、白帯達が座布団を敷いて受身の練習を。「痛い~!」という叫び声が時折聞こえるものの、二人共果敢にチャレンジしていた様です。

今日は7月から使用している、ホワイトボードに書いている看板の修正も行いました。茶帯組の中から一人ずつ「絵の上手い人」・「字の上手い人」を指名し、15年前の会報の「少年拳士サスケ」のイラストを模倣して書いて貰い、残った2人で組んで練習する形で書き換えました。以前は市民館のホールを修練で使用していても、「これは柔道?空手をやってるの?」と聞かれた事もありましたし、子供会の集まりでホールを通りすがる小学生達が「何をしているんだろう?」と覗いていく感じでしたが、今は少林寺拳法をやっているとはっきり判る様になり、以前から顔見知りの敬老会の役員さん達からも「良いの作ったね~」と笑顔で話し掛けられる様になりました。認知度が上がれば、それに見合った内容があるかどうかが問われて来るものでしょう。その課題をしっかり乗り越えて行きたいものです。

 

11月4日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。市民館に向かう車中でも汗ばんで来そうなくらい暖かな気候の中、鍛錬に励みます。

今日は、基本演練で白帯達に順・逆の動きと逆・順の動きの区別をしっかり頭で理解し身体で覚える&それを茶帯が相対演練で支える時間を作りたく、整列時の並びからウォーミングアップの内容まであれこれ試してやってみました。週1回しか参座しない子や開足中段構での連の動きを理解出来ていない子もいる中で、そこそこ効果を上げた気がします。学科・法話では、ここのところ続けて読んでいる「自己確立」と「自他共楽」のページを。続けて読んでいると理解度も上がって来る様で、開祖が「人造り」の為に少林寺拳法を創始した事と、「どんな人間を育てたかったのか」を皆解って来ている様です。

法形演練では白帯達は「天地拳第一系」の3の鈎突を。スピードを落としてゆっくり丁寧に反復する事で、形を丁寧に覚えて貰おうと試みますが、小学校2年生くらいの体格・筋力ですと、姿勢を維持する事がまだ困難である様で、なかなか正確には伝わりません。それでも繰り返し行う事で、やはり時間が経てば変化・成長していますから、粘り強く行いたいものです。

鎮魂行を経て、自由練習に。白帯達は今日行った事を総ざらいして復習。茶帯・黒帯組は「片手押抜」と木曜日にRちゃんMちゃんに伝授した「小手巻返」モドキを。「小手巻返」の投げの原理だけを取り出して行ったんですが、意外にも二人共あっさり体得したので今日は少年三級のI君にも覚えて貰いました。当初は初めてやった「片手押抜」にも「小手巻返」モドキにも戸惑っていましたが、ホワイトボードを使用しての説明を加えたりと、何度か止めて練習するうちにそこそこ出来る様になって来ました。

片や正対構からの「内受突」の裏・表と「上受突」の裏・表に飽きて来た10月入門の小4女子のMちゃんが、「レの字でやりた~い!K達にも教えたら」と言い出したので、残り10分で単独での運歩・体捌・受け手・反撃と攻者の上段逆突を練習して、いざレの字での「内受突」の裏を。ようやく正対構からの振身と受け手・反撃を覚えた小2男子のK君・K君にはちょっと早いかと思いましたが、こちらも意外にこなせていました。左右が変わると運歩の方向や受け手で混乱する事が多い様ですが、傾向が掴めて来れば、必要な説明や反復する内容がより明確に見えて来ます。これを早く頑張って修練に励んでいてくれる皆のレベルアップに繋げて行きたいものです。

 

10月28日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。2週続けて台風が近付いている様で、あいにくの雨。欠席者が多かったんですが、少年野球が休みになってR君R君兄弟が参座してくれたので、皆で協力して鍛錬に励みます。

今日は、開足中段構での順・逆と逆・順の振身の区別を全員に理解して貰うつもりで修練メニューを構成しようとしていたんですが、やはり個々の理解度に差が有って、皆が思う様な動きをしてくれる訳ではありません。そんな中でも、「どうすれば出来る様に成るか」を工夫して工夫して修練を進める事は有意義でしょうし、その過程で先輩には「先輩らしさ」を発揮して貰う機会を設ければ、それはそれで貴重な時間となります。今日はMちゃんに前に出て貰い、皆に背を向けた状態で突き蹴りの反復を行いました。私が主座を務めている時は、皆の方を向いていないといけませんから、振身を逆にして鏡に映した様な形で行うんですが、逆に背中を観て真似る方が理解し易い人もいるかも知れません。あれこれ試してやって行きたいものです。

法形演練で白帯達に正対構での上受突をやらせたかったので、基本演練の最後に間合いを離して相対で行いました。当たる間合いだと、緊張して手足しか動かせない人も多いので、動きを身体で理解出来るまでは離れた間合いで行うのも有効でしょう。

学科・法話では、「自己確立」と「自他共楽」に対する少年読本と一般読本の書かれ方の違いを読み比べ、法形演練・鎮魂行へ。今日は、自由練習の時間に年4回の割り当てのある泉田会館の清掃を行いたかったので、前半30分で白帯組は「横転より起き上がり」と開退しながらの下受の復習・茶帯組は逆小手や二級科目の習熟に当てました。

後半30分の泉田会館の清掃も意外に皆しっかりと行い、サボろうとする人間が少なったのが嬉しい驚きです。泉田会館が使用出来なかったら、修練を行う事自体がかなり大変になる事を皆に説明し、改めて「感謝」の想いを抱く事とその想いを行動で顕すことの大切さを伝えて、「お茶の時間」といたしました。