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Shorinji Kempo

6月17日(土)の修練。

本日も泉田会館での修練。昼前からかなりの暑さが予想されましたが、「休みてえなぁ~!」という怠け心に立ち向かって鍛錬に励みます(笑)。

今日も泉田子供会からの体験組が参座してくれました。既に在籍してくれている門信徒達は、各種都合でスタートに遅れて参座する事がほとんどなのですが、体験組は市民館から徒歩2分の所に住んでいる事もあり時間通りに参座してくれるので、怠け心に打ち克って修練をプロデュースする励みに成っています。修練時間のほとんどは私がついての基礎の体験に成るのですが、今日は道衣組と馴染む練習内容にしようと、構えと身体操作の確認と運歩の習熟を相対で行う事を工夫してみました。当然万全な動きが出来る訳はありませんが、お互いにとって刺激がある様です。

送迎にみえてたお母さんが、今月体験に来られるのが今日が最後との事で正式に入門する為の手続きをして欲しい旨を伝えて下さいました。久々の入門者の誕生となりそうで、実に嬉しい事です。が、手続きの方法や金剛禅についての説明等で30分は欲しいところですので「しておかないといけない説明が~」と御話したら、来週木曜にもう一度来て頂けることに成りました。今日ある程度の説明は出来ましたが、本人にとっても保護者・関係者の皆さんにとっても有意義な関わりをしていきたいと思いますので、掛けるべき手間は掛けておこうと思います。

 

7月からの話ですが、火曜日夜に修練日を一日増やす事に致しました。R君が少年野球で平日にしか参座出来なくなった事や、中学生達も部活動その他で土曜日の参座が難しい日も増えそうでしたので、人の集まりは分散して更に寂しくなる事が予想されますが、それでも意味のある修行の空間を創り出そうと、泉田町や本山の許可も得て週3日の修練とします。それに伴い、近隣の子供会に新入門者募集の告知を御願いしているところなんですが、それが実現する前に別ルートでの3名の新入門者誕生と成れば、実に幸先の良い話です。が、週3回の修練に全員がフル参座する訳では無く、今日の体験組3人も一人は用事で14時半・二人はその後のプールで15時半と、各自の都合を優先して頂きながらの修行の継続となるでしょうから(今日は誕生祝いでお休みされたKさんは、7月22日に教員採用試験を控えています。その準備の時間を確保する為に、6月・7月は一般のみの道院修練は取りやめとしました)、しっかりと技術レベルも上げながら、各門信徒達のより良い人間関係を育める様な修練の在り方を意識したいと思います。

自由練習では7月の地区昇級試験に向けての習熟を行い、30分早く切り上げて泉田会館の清掃を行いました。昨年まで年3回だった泉田市民館の清掃の割り当てが、今年度は泉田会館を4回と回数が増えていました。昨年度その話を打診された際「負担が増えるなぁ~」と思ったんですが、今年度の公民館長さんは日頃から「少林寺さんが使った後は、汚れてないから掃除が楽だよね」と仰っている方で、「少林寺さんはいつも掃除してくれてるし、鍵も渡してあるからお任せします。僕らは来ないんで」と、暗に「やらなくて良いですよ」との事で。それも申し訳ないので、「土曜日の修練中に時間を取って掃除しちゃって良いですかね?」と伺ったら、「どうぞどうぞ」と成りました。若干居酒屋のトイレ等の「キレイに使って頂いて有難うございます」と同じ展開の様な気もしますが、それだけ信頼して頂けているなら、その信頼は損ねない様にしたいところです。

先日の愛知県大会では補助員として会場に赴いたんですが、多くの知人が声を掛けてくれる有難い場です。朝の会場外で久々に御会いした武専の同級生に「仕事、何してましたっけ?」と聞かれ、「フツ~の会社員ですよ」、「会社員やってて、よく道院長なんてやれますね!」「そりゃ修練日は、残業が有っても『お先!』って帰りますから」と言ったら爆笑してましたが、「7月から平日にもう一日増やすんですよ」と御伝えしたら苦笑いに変わってました(笑)。「『社会に貢献する人造り』とか言ってて、会社には全然貢献出来てないですけどね」と御伝えしたら、「ま、道院で頑張ってるって事で」との慰め?が。

時間・体力・お金・想いと、様々費やしたに相応しい結果・成果が約束されている訳ではありませんが、取り組めている事自体に感謝して、「少林寺拳法をやって良かった」・「やらせて良かった」・「施設を使って貰って良かった」と多くの方に感じて頂ける在り方を心掛けたいと思います。

6月10日(土)の修練。

本日は専有道場でのスタート。荷物を運ぶだけでもポロシャツの下に汗が流れる様な暑さですが、鍛錬に励みます。

この暑さの中、午前中に部活動をこなした上で参座してくれたMちゃんI君の事を考え、まったりした空気の中でもしっかりと鎮魂行に取り組みます。二人のテンションに合わせながらも伝えるべき事を伝えて行くと、徐々に二人とのベクトルが合わさって行くのを感じます。学科・法話では、7月の地区昇級試験に向けての宿題の説明とその部分の学習を。一般二級の宿題は、いきなり「正信について」。読本のページも7ページに渡る「大作」ですので、少年から一般に移ったばかりの中1女子のMちゃんには難題だなと思いましたが、学力の高いMちゃん(何でも中学校の中間試験で、Mちゃんは学年8位・Rちゃんは1位だったとか!)だけに、「全ての段落の事を、少しはまとめて書いておいてね。出来れば「正信について」だけじゃなくて、前後の章を全て読み込んだ上で「正信について」をまとめてね」とハードルを上げておきました。意外に尻込みせずに読み込もうとしていましたが、部活動その他の疲れやスケジュール調整の難しさがそろそろ出始めている様子ですので、上手に支えながらハードルを乗り越えて貰おうと思います。

場を変えて易筋行を。先週の泉田子供会対象の体験会に参加してくれた3人が「続けて参加したい」と今日も来てくれました。このまま正式入門まで行ってくれると嬉しいですが、はてさて。

それだけでなく、今日は少年野球のスケジュールが午前中からの試合だけで終わったというR君が、泉田会館に移動した時にお母さんに送られて来てくれていました。一昨日の木曜日の時点で体験の3人がまた来てくれるという連絡を頂いていた&R君が野球に行くであろうと思っていたので、来週木曜日に想定していた4人の「初顔合わせ」が思いがけず実現した感じです。私は専有道場からの移動時に、Nさんにウォーミングアップを御願いして一旦帰宅して要る物を取りに行っていたんですが、遅れて荷物を運ぶ際には、Nさんの指揮の元、皆が楽しそうに身体を動かしている歓声や、「1回やっただけなのに、これだけ出せるのか」と驚くくらいの気合いが聞こえて来ました。

MちゃんI君の試験に向けた習熟をNさんにお任せして、私は4人と一緒に汗を流します。まだまだ入門もしていない4人ですが、ついつい細かい事を言ってしまいたくなる癖が出て来てしまいますが、飽きや「嫌がり」が出て来ない様に気を配りつつ、構え方や立ち方を説明して行きます。当たり前の事ですが、各自の性格や思考の方向性、集中力や意欲の差や違いが有りますから、全員がまとまって同じ様に進歩する訳は有りませんので、あまり「成果」に囚われずに関わっていければと思います。

開足中段構からの突き蹴りやレの字足からの逆突・逆蹴、キックミットを使用しての当身を一通りやった後、一昨日に「今度の土曜日に3人に教えるつもりだから、今日先にやっとくか」と、R君に教えておいた合掌礼や道場への出入りの際の挨拶の仕方を、R君に手本を見せて貰って行いました。「手本を見せて」と言うと必ず「え~!」と言いながらも、1回しか行っていない挨拶の仕方を意外にしっかりと且つ意慾的にやってみせてくれます。その姿勢に喜びを感じつつ、向こう側でテンションの揚がらないMちゃんI君の相手をしているNさんのイラ立ちを感じつつ、簡単ながらも「お茶の時間」を設けて修練を締めくくりました。

6月3日(土)の修練。

本日も泉田会館での修練。暑いんだか寒いんだかよく解らない気候ですが、そんな中でも鍛錬に励みます。

今日は数年前から行っている、泉田の子供会さんから修練への体験参加を受け付ける日です。6月から年度末に掛けて第一土曜日に行っているんですが、昨年は参加希望者が一人も居ませんでした(泣)。毎年子供会の役員さんも変わって行くので、意思疎通が大切に成りますね。今年も参加希望者からの連絡は無く「運用の仕方に一工夫要るな」と思ってたんですが、泉田会館の階段を荷物を持って上っている時に見掛けた、建物の反対側の道路を歩いている親子連れの視線がこちらを向いている気がして「もしや」と思っていたら、話し声が段々階段を上って来て、思い掛けない体験会参加者の登場と成りました。

今日は小学2年生の男の子が二人。若干緊張しながらも元気に身体を動かしてくれます。親御さんも見学されている中、細かい事よりもとにかく「元気に一生懸命」を楽しみながらやって貰おうと汗をかきます。道衣組には退屈な時間になるかも知れませんが、時折「手本」を見せて貰う役を振ると、照れながら自分の出来る事を見せてくれます。「ビシッ!」とした手本ではない事が残念だったりしますが、それくらいの方が「自分も出来る」とやる気になるかも知れません。

途中から、遅れて見学に来ていた小4女子のお姉ちゃんにも参加して貰い、逆突と逆蹴だけを気合いを出しながら練習。単純な動作の繰り返しですが、徐々にながら各自が少しずつレベルアップして行くのが嬉しいですね。

学科・法話の時間では「拳士の心得」のページを。少林寺拳法とはどんなものか・その修行をしている人は、どんな事に気を付けるのか・その修行で身に付けた力を、どう使うのか、といった話をしました。皆で回し読みをした後の「小難しい話」ですが、意外にしっかり聞いてくれます。

多少「型稽古」も体験して貰う為に、「転身蹴」を。体験組は、I君にも混ざって貰って間合いを離して行い、道衣組は「転身蹴」から波及する仁王拳の復習を行いました。初めてやる人にも理解出来る&動ける様に成る説明と練習方法。そんなものが有れば良いんですが、常にあれこれ工夫して試してみてそこに近付いて行くんでしょう。今日やった練習方法はなかなか良かったんじゃないかと自画自賛です(笑)。

締めに鎮魂行を行い記念撮影をして、15時半過ぎに体験会を終了しました。残った道衣組は7月の試験に向けての復習を続けたんですが、先日のR君の修練参加時と同様に、自分よりも未熟な存在と汗を流した後の自身の習熟では「見えるもの」が違う様です。しっかりした「手本」を示せる存在を自発的に目指せる様に成れば、修行の価値も高まるというものでしょうね。

5月27日(土)の修練。

本日も泉田会館での修練。

小学生が「みどりの学校」で休みの為、中学生も含めて「一般のみ」の修練となりました。

月一で行っている専有道場での易筋行は中学生達には声を掛けてないんですが、今回はそれに近い事もやれるなと密かにニンマリしてました(笑)。実際はそんなに小難しい事はやっていないんですが、筋力・体格的には中1女子としてのものしかないRちゃんMちゃんですが、基本の身体の使い方の習熟度は下手な一般有段者より上だと私は自負してますので、高いレベルの事を体現してくれます。この辺りは、あまり良い事ではないんですが人数が少なく一人一人をしっかり見る事が出来るメリットではありますし、小難しく退屈な基本の反復練習を小学生の頃から二人がこなしてくれていた賜物ですね。

先日来行っている、乱捕りの前段階の動きの練り上げの練習をKさんだけはやっていなかったので今日皆で行ったんですが、さすがに大学拳法部出身のKさんは難無くこなします。皆が高い水準での突き蹴り受けの身体の使い方の中で行う相対演練は、不思議な楽しさを醸し出してくれます。これから更に一歩進んで、お互いを支え合いながらの「組手主体」の上での切磋琢磨を皆が意識してくれればと有り難いなと思います。

今日の法形演練&自由練習では、7月末に一般二級の受験を予定しているRちゃんMちゃんを中心に二級科目を。「送小手」の理論は理解していても上手く攻者の肩を「送る」事の出来ていなかったMちゃんに、木曜日に伝えた二つのアドバイスがどうやらヒットだった様で、随分と上達してくれました。そのうちの一つ、「ラケット打ち」が「横天秤」にも今日行った「内押受蹴」にも共通する身体の使い方をしている部分もあったので、皆にも解かり易かった様です。

今日の学科・法話では「組手主体」のページを読んだんですが、「裏固」や「送固」やS字の法形はお互いが痛い想いをしながら向上を図る事になります。自分の動きの習熟だけではなく、相手の意識や力の生み出し方を感じ取りながら、お互いの意識を添わせ合っていてこそ「組手主体」も成り立つものでしょうから、そんな意識を醸成出来る様な易筋行を心掛けたいと思います。

5月18日(木)の修練。

本日も泉田市民館での修練。

今週末の土曜日に中学生達が「部活動参観日」の時間がモロ被りで休む&保護者の方の送迎が出来ないとの事で、急遽土曜日を御休みにしたので木曜日に投稿です。

今日もR君が修練に参座してくれました。初の平日夜という事で若干の眠気が有った様ですが、元気な気合いで盛り上げてくれます。このR君、三姉弟の中ではある意味一番「フツ~」の集中力をしていて、一つの事をどんどん掘り下げていくタイプではない・つまり地道な反復練習に対する飽きが来るのが早い様です。ただフツ~の小学生なんてそんなものでしょうし、地道な事にも集中して取り組める様に導くのが「指導者」の責務ですから、本人の意欲を引き出す関わりを心掛けたいと思います。

今日はNさんに小学生達をみて頂き、私は中学生達の「上膊抜」・「上膊捕」の復習と「送小手」からの固めの練習を。小学生達は「十字受蹴」をやっていた様ですが、逃げ腰に成りがちなI君にしっかりした態勢を身に付けて貰うのも一苦労です。誰しも痛い想いを喜んではしないものですが、無理の掛からない様に気を付けつつ、充実した進歩をして貰いたいものです。

中学生達にも、一般として身体に負担の掛かる法形が増える中・そして新生活で修練に参座するのも難しくなって来る中でも、充実した取り組みをして貰いたいものです。その為にそんなサポートが出来るのか。それを模索していく事自体が、「自分を磨く」事になるのでしょう。

5月14日(日)、5月度道院修練(一般のみ)。

本日は専有道場で一般のみでの易筋行を。NさんKさんと技術の探究に励みます。

今日は三級科目・二段科目・四段科目をそれぞれ1時間ずつ行う予定でスタート。実際にはなかなか科目を進める事は出来ません。「両手寄抜」と「巻抜(両手)」があったので、片手の「寄抜」だけ「巻抜」だけの復習から入ったらそれだけで30分が過ぎてしまいます。ただ級の科目の理解度・習熟度が低いと結果有段科目のレベルも低いものに成ってしまいますから、時間を費やしてでも丁寧に練り上げて行きたいものです。

時間もおして来ましたので、「肘抜より前天秤」の次に「内押受突」をやって三級科目を切り上げました。この「内押受突」、私が級拳士の時には無かった法形ですが実に重要な法形だとやる度に思います。「先の先」を踏まえてやれるかという剛法としての重要さもそうですが、「後の先」でやった時の身体の向きや重心移動・そしてその根幹となる膝の使い方が出来ているかどうかで、その人の「五花拳」のレベルが判ってしまうくらい重要な法形だと思います。そんなこんなを考えながらやっていると、級の科目の進み具合がどんどんゆっくりに成ってしまいます(泣)。

二段科目の「対天一」と「逆天一」を行った時にも、体捌・足捌を上手くこなすと共に受けの手先や反撃の蹴りの足先の力みを無くす為にも、膝を柔らかく使い下半身を充実させて動く事が大切だと感じましたし、結局は級科目でやった「寄抜」や「巻抜」といった柔法も同じ事だなと感じました。

「引天秤」・「逆引天秤」を行いましたが、柔法には更に「皮膚の遊び」を取る為にどんな接触の仕方をするかといった「ややこしい」要素も出て来ますし、それをクリアする為には「手先を力ませない」↔「肩の力を抜く」↔「下半身を安定させる」といった基本的な立ち方・構え方を精査する必要も出て来ます。また天秤を極める瞬間の体捌は順突が出来ないと出来ませんし、結局は基本的な突き蹴りの習熟が必要になり、「剛柔一体」の意識も大切に成って来るというリンクの仕方をします。

結果的に四段科目を行う時間は30分弱しか取れず、今日は送り系の法形が多かった事から「閂捕」と「閂送」をやって修練を締めくくりました。昨日はKさんは予定が重なり参座出来ず、Nさんは中学生の相手を務めて自分の科目はやれませんでしたので、やはり月一とは言え一般のみで技術の研鑽に励む時間は貴重だと思いました。社会人ですと土日も決して暇ではありませんから、日曜日の午前中の時間を確保するのも大変でしょうが、出来る限り機会を作りたいと思います。

5月13日(土)の修練。

本日は専有道場でスタート。開祖忌法要も挙行しました。

副道院長のNさんは、本日が法衣デビュー。「頂き物」ですので若干サイズが小さめではありますが、やはり道衣姿に輪袈裟を掛けているのとでは厳かさが違って来ます。外見をどれほど着飾っても中味が高まる訳では無いでしょうが、中身を高める努力をしているのなら「外っ面」を良くする努力も怠ってはいけないなと思いますね。普段からよく鍛錬して下さっているNさんですが、自身の法衣姿の価値を高める意味でも更に精進に励んで頂きたいものです。

今年の開祖忌法要での導師法話では、昨年との違いを付けようと開祖の幼少期のエピソードを交えて内容を構成するつもりでいたのですが、学科をやった事が無いR君も参列してくれてたので、「開祖って、何した人?」という質問を法話に交えたら、結果として昨年と同じ「戦争は起こしてはいけない」という結びに到着してしまいました。開祖忌法要を終えてもまだローソクの灯が残っていたので、僅かな時間ながらも学科・法話を。と言って今日は読本も会報も持って来てなかったので、たまたまI君がバッグに入れたままにしていた連盟の会報の3月号の開祖の言葉のページを全員で回し読みする事に。その内容が今日の導師法話とほぼ同じものになっており、皆にも改めて法話の内容が伝わり易かった様に思います。

場を変えて、易筋行を。Nさんと中学生二人は上膊抜と上膊捕の復習を。私はR君I君にR君の相手をして貰いながらの練習に付きました。

その内容は、木曜日に行った連盟から出されたDVDを参考にした乱捕りを行う前段階での攻防の上達を目的とした練習なんですが、基本の突き蹴り受けも運歩も体捌もやっていないR君には困難だろうと、内容を半分くらいにして更にそれを分解して行ったところ、R君も形自体はクチャクチャながらもなかなか上手に動きます。またR君I君には「相手のレベルに合わせて動いてあげるのが、先輩の役目だよ」と伝えて相手をして貰ったので、レベルを下げて動いていた分、二人で組んだ時は全開で意欲的に動きますし、自分よりもレベルの低いR君の動きを見た事で、自分達には出来ている「やるべき事」とそんな自分達が上手く動けていない「やるべき事」が、木曜日の修練時よりも認識し易かった様です。やはり自分の中身を高める為の努力を出来る人には、自分が手本を示さないといけない存在が大勢居なければいけないんだなと再認識しました。

またR君が小学生低学年特有の「挨拶や返事にひたむきに取り組む」姿勢を時折見せてくれている事が、ダレてしまいがちな高学年や中学生達にも刺激に成っている部分も多く有ります。「良いね~、この雰囲気!」と思う瞬間も多く有る修練と成りました。

4月29日(土)、一般のみの「自主練」。

本日から1週間、GWで通常の修練は御休みするんですが、昨年に引き続き一般のみで泉田市民館に集まって自主練を行う事にしました。

序盤はキックミットを使用しての当身。3人で交代しながら、順突単発から突き蹴りのコンビネーションまで確認を含めて行いました。昨年同様、1時間後には手足が疲労して構えの腰が浮いて来る様な状態でしたが、その中でも自身の当身の感覚を確認する事も出来ました。

当身の実感を終えた後に、防具一式着けてのガチ乱捕り。私自身はNさんKさんに続けて相手をして頂いて、1度目は全ての攻撃をかわす・2度目は全ての攻撃にカウンターを合わせる・3度目は自分から攻撃を仕掛ける、のテーマを意識して行ったんですが、何れも御二人の気迫や攻撃の鋭さに「なかなか上手く出来ないなあ」と悩ましい出来。それでもお互いテンションを揚げながらの攻防は身心共に刺激の有る時間でした。

補足として、「上段への突き攻撃」や「蹴り攻撃」と限定しての「先の先」や「対の先」でカウンターを取る練習をして乱捕りを切り上げ、ラストは「理の探究」へ。と言いつつ何も内容を用意して来なかったので、崩れ易い方向の体感とそれに対して末端の力みを無くして複数方向の力の伝え方の体感を行いました。ビッシビシの乱捕りの後に「ややこしい世界」を訓練しましたが、お互い「あ~でもない、こ~でもない」と試行錯誤する時間は楽しいものです。

あっという間に4時間が過ぎ、顎やらスネやら体のアチコチに痛みが有る上に明日以降の筋肉痛が怖いですが、濃密且つ充実した空間を味わえました。私は今日から9連休なんですが公務員のNさんKさんは平日は通常勤務だとか。そんな過密スケジュールの中でもマニアックな時間に付き合って下さった御二人に感謝・感謝です。

 

4月22日(土)の修練。

本日も泉田会館での修練。

MちゃんI君姉弟が三重県に泊り掛けでレジャー施設巡りに出掛けて御休みなので、一般の比率が高い状態で鍛錬に励みます。

来週末から1週間、GWとして修練を御休みするんですが、一般3人でちょっと身体をイジメる「自主練」をやる予定です。何なら今日行っても良い感じでしたが、昨年は「自主練」後の1週間筋肉痛で階段の上り下りも辛い様な状態でしたので、明日からの仕事に差し障りの無い様にソフト目に(笑)。

基本の逆突で、「腰のキレ」と「肩の差替え」を意識しての反復に時間を割き、その後キックミットを使用しての当身に移りました。「腕力」や身体を傾けてもたれるだけの突き方に成らない様に、身体操作の一環としても効果の有る突き方・蹴り方・受け方の習熟を目指したいものです。

法形演練では、Rちゃんの為に一般二級科目の習熟を。取り寄せた一般の読本と科目表を「中学生になって忙しくもなるし、技も痛いものや難しいものが増えて来るけど、上手くなる事も大事だけど、今後の人生において諦めずに挫けずに取り組める人間に成る為の訓練として、しっかり頑張って」と伝えて渡しました。「無理!」と即答していましたが、小学生時代から、身体操作や「理」の理解度のレベルは高いRちゃん。「上膊捕」や「切小手」といった新手の法形でも、時折「光る」動きを見せてくれます。

4月より社会人と成ったKさん。エリアサポートとのやり取りを経てこの度無事に刈谷北道院の門信徒と成って下さり、一般財団への兼籍手続きも済ませて下さいました。忙しい中でも熱心に通って下さいますし、先日の道院修練でも「採用試験を最優先しつつしっかりレベルアップに励んで、早ければ2年・出来れば3年くらいで少拳士二段を受験出来るくらいに成って下さい」と御伝えしたのですが、充分クリア出来そうな取り組み方を見せてくれます。

KさんにしろRちゃんにしろ、時間・体力・お金・意識を費やした上で修行に励んで下さるのですから、それに応えられるだけの「収穫」を提供出来る関わりを心掛けたいと思います。

4月15日(土)の修練。

本日は泉田市民館のホールが町内の住民会議で使えない為、別棟の部屋(正式に「泉田会館」と命名されたそうです)で。

昼前からゲリラ豪雨的に降り始めた雨が然程降り続かず、若干の蒸し暑さも感じる中での修練です。

先週の修練で専有道場から移動した際、Nさんに先にウォーミングアップを始めて頂いたんですが、その時に行っていた動きがなかなか面白く。その中の一つ「ブラジル体操」を私も少しやってみたところ、「これはイカン!」と思う程動けませんでした(泣)。スポーツニュースのサッカーの場面で映像で観た時は「ヒジョ~に簡単そう」に選手達は動いてたんですが。理由は簡単で、普段「身体を捻じらない」事を心掛けて身体を動かしたり、極力末端の筋力に頼らずに身体の中心を動きの中心に持っていく様に意識している事プラス腰痛持ちで普段から身体を折り曲げない様にしている為、腰や体幹の筋肉が伸びなくなっていて、「簡単な」身体を捻じる動きもスムースには出来なくなっているのです。

少林寺拳法の技術にとって必要かどうかは別として、身体操作の幅の拡大という点では色んな動きが出来る方が良いなと、今日のウォーミングアップでもNさんに指揮を取って頂き、「ブラジル体操」を皆で1列になって行いました。私も時折手足が逆になる事もありましたが何とかこなしましたし、普段胸椎の真ん中辺りに引っ掛かりを感じるんですが、今日はその部分が事前に動かされていたのか、今日の修練中ずっと体幹を動かし易かった気がします。木曜日の修練でも、普段「筋力に頼らない為に」とあまりやらない筋トレをやりましたが、せっかく少林寺拳法をやってくれている小中学生達が、格闘技も何もやっていない同級生に「ケンカで負けた」とかでは寂しいですから、たまには筋力アップの為にやろうかと思います。木曜日は腕立て伏せを種類を変えて遊びも入れて行ったんですが、最近の小学生の体力低下を目の当たりにしました。それでも皆楽しそうにやっていましたし、今日聞いたら「筋肉痛になったよ!」と言っていたので、何がしかの刺激は有った様です(笑)。

今日の修練が始まる前に、MちゃんI君のお母さんがI君のボディプロテクターを届けに来て下さいました。どうやら二人を送って来て帰りかけてから、ボディプロテクターが1個残されている事に気付いて引き返された様で。「せっかく届けて貰ったんだから、今日はしっかり使うか!」と言うと、I君が「乱捕りはヤダよ!上手く動けないもん。」と言っていたので、少し違う方法を試してみました。

法形演練では「外押受突」と「内受蹴」の少年三級科目をやった後に、自由練習で法形の応用変化の練習としての「運用法」を。単純に「内受突」や「転身蹴」を攻撃を順突・逆突や対構・開構の限定をせずに行っただけですが、これがなかなか難しく。これに守者側の動きに「外受突」・「外受蹴」と幅を付けると段々やり易くなりますが、それでもスムースに連反攻までにはなかなか繋がってはくれません。I君も相変わらずの「逃げ腰」ぶりでしたが、徐々に動けるようには成って来ました。「いざという時」に少しでも身体が動かせる様に、その為の気持ちの強さが身に付く様に、修練方法を工夫して鍛錬に励みたいと思います。