最新の記事 | 刈谷北道院 | Page 39

最新の記事
Shorinji Kempo

8月12日(土)、泉田町盆踊り大会での演武披露。

本日から1週間夏休みとして修練はお休みするんですが、刈谷北道院の修練場所の在る泉田町で盆踊り大会が開催され、夜店の時間で演武披露を行いました。

地区の役員の方々からも「毎年の恒例」と認識して頂けている有難い状況で、在籍門信徒は地域の行事に親しむ事や、人前で演武披露をする事で胆力を磨く事も出来ます。今年は7月・8月に入門してくれたメンバーも居て、入門1ヶ月で人前での発表というのも若干厳しい気もしましたが、元気な白帯達の発表は少林寺拳法とは無関係の観覧者の方々にも喜ばれるだろうと、この1ヶ月準備して来ました。

午前中に雨が降った事もあり、例年よりも涼しい中で盆踊りも無事に開催され、若干人出も少ないかなと思う中で演武披露をスタート。小学生7人での団体演練・R君I君・MちゃんRちゃん・NさんKさんの組演武の4組の披露を行いました。白帯達の元気な気合いからNさんKさんの気迫ある演武まで、老若男女問わず行じられる少林寺拳法の良さを少しでもアピール出来たかなと思いますし、正面で観て下さってた保護者の皆さんの笑顔を見ると、「この行いも続けて来て良かったな」と感慨深いものです。

演武披露と撤収も無事に終わり、夜店券を配って残り30分を皆で楽しみます。「エサ」や「ご褒美」という意味合いもありますが、盆踊りという地域のイベントに家族で出掛ける「夏の思い出」としての意義もあるのかなとも思えるこの時間。多くの皆さんの尽力によって成り立っている場で、存分に楽しむのも一つの貢献ではあるでしょう。

18時から始まる子供の部では門信徒全員で列を作って踊ります。昨年よりも明らかに道衣の列が長くなり、地区の役員さんの表情にも「演武やるだけじゃなくて、ちゃんと踊ってくれるんだな」という「実績」が見て取れます。踊りと少林寺拳法・直接は関係ありませんが、何事にもひたむきに取り組む事と仲間と共に「楽しむ」事は、全ての行いに共通する「肝」なのかなと思います。個人の損得や好き嫌いを最優先させる事が「是」とされがちな昨今ですが、ある種理不尽とも言える地域の持ち回りの役割を、皆で支えながらしっかりこなしている人達の創り出す空間で、踊れる踊れないや踊りが好きか嫌いかではなく、「皆で盛り上げようね」の言葉だけで列を作って踊ってくれている門信徒達の姿に、喜びを感じながら時を過ごせました。

8月4日(金)・5日(土)、「強化合宿2017」開催。

昨日8月4日(金)昼過ぎから、本日5日(土)お昼まで、刈谷市の北部生涯学習センター体育室・洲原ロッジ・泉田市民館ホールを使用しての「強化合宿2017」を開催致しました。

昨年に引き続いての「ちょっと厳しめの合宿」として、近場の施設ながら体育施設と宿泊施設が隣接している施設を御借りしての合宿。場所の確保の段取りの方法を勘違いして、準備がひと月遅れて7月末の開催予定から1週ズレてしまいましたが、7月の新入門者にも多く参加して貰って開催しました。昨年同様、各自で考えて提出して貰った技術面・行動面での「強化ポイント」を前面の壁に張り出し、鍛錬に励みます。自分は「自分なり」の意識を持って取り組んでいるつもりでも、他人の意識する「課題」を目の当たりにする事は、多くの刺激が有り、自発的な意欲を引き出すには結構有効な気がします。皆それぞれの「課題」を背負いながら、鎮魂行を終え、キックミットを使用しての当身から始めます。

今年の主役は先週少年三級に合格したばかりのR君とI君と言っても過言ではないくらい、今回二人には活躍して貰いました。入門して丸4年、初めて誕生した「年下の後輩」を相手に、しっかり手本を示しつつ世話をするという事をどの場面でも口うるさく言いましたが、二人共割りと上手くこなしてくれました。入門し立ての子らには技術の強化も何もありませんが、せっかく参加してくれたなら少しでも意欲を引き出そうと、防具一式装着しての相対演練を行いました。防具の付け方から各種受け方・捌き方までR君I君に世話して貰い、上手く出来ないと「しっかり面倒を見ろ!」と叱咤が飛びます。それでも自分なりに考えて動いてくれた事で、後輩達とも良いコミュニケーションが取れた様です。

昨日は部活動で夕食のバーベキューのみの参加の予定だったMちゃんが、部活動が無くなったとの事で初日修練にも参加してくれて、Rちゃん・Nさん・Kさんと9月に順延した一般二級受験に向けての習熟の時間を取る事も出来ました。相変わらず「おしゃべり」の時間が多いですが、一昨日の修練で来週の盆踊りでの演武発表の構成について伝えたところ割りとしっかり練習してくれたので、昨日もその延長線上のテンションでやれていた様です。ラスト1時間は各自の演武練習に充てたのですが、NさんKさんには30分前に切り上げてバーベキュー場での火起こしに向かって頂いたので、初日修練の切り上げの作務と会場整理は小中学生を中心にやって貰いました。「まだまだ」な部分も散見されながらも時間通りにバーベキュー場に移動出来たので、「まずまず」と言うところでしょうか。

夕食のバーベキューには、宿泊する大人3名・小中学生6名以外の保護者の皆さんにも参加して頂き、大人8名・小中学生9名の刈谷北道院としては酸素不足に成りそうな大賑わいとなりました。当初出欠を募った時は、昨年肉も野菜もかなり余って分配した事もあり、全員の会費を500円安くして朝食も自分達で作る事で会費負担を減らしても十分賄えると思っていたんですが、昨日午前中の肉の買い出し時に突然「肉が足りなくなるんじゃないか?」というビビりが入り始め、予算ギリギリまで買ったものの気が気ではありません。開始時に送りにみえた7月入門のK君のお母さんが、「バーベキューに来る前に買って来ましょうか?」と言って下さっていたので、修練途中にメールで御願いして買い足して頂きました。結果としては元々の分量でも肉も野菜も余ったのですが、保護者の方に素早く且つ当たり前の様に気遣いや骨折りをして頂ける状況の有難さを痛感した次第です。

遅れて出席された7月入門のKちゃんとそのお母さん、MちゃんI君のお父さんお母さんも、到着された都度に保護者同士で挨拶をササッとして下さり、「質の良い人達ばかりで良かった」と嬉しい限りです。特にMちゃんI君のお父さんは、後を継がれた経営者という事もあり仕事がかなり忙しく、その為なのか盆踊り以外は「お酒好き」という話の割りに、道院行事にはあまり出席して頂けませんでした。今回「行けたら」との注釈付きながら出席の意思表示をして頂けたので驚いていたのですが、開催場所が自宅や職場から近かった様で、「少しでも顔を出したい」と来て下さった様です。他の保護者の方に対する頭の下げ方も「見事だなぁ~!」と感嘆するレベルでしたし、また戻って仕事に行くとの事でアルコールは控えてらっしゃいましたが、隣りになって肉をつつきながら今までなかなか伺えなかった御話も伺えて実に有意義な時間となりました。

合宿2日目は、朝6時起きで小学生達はNさんの指揮の元バーベキュー場の再清掃と、私とKさんでの朝食作りで始まります。昨年洲原ロッジに宿泊した時から「来年は、皆で同じ自分達で作ったご飯を食べればもっと合宿らしくなるな。内容は米を炊いて野菜と豚バラを焼肉のタレで炒めたもので充分だろう」と思っていたので、朝からの調理にチャレンジ。自分の手際の悪さにイライラしながらも、料理上手なKさんに助けられ、県大会参加賞の福島産のお米を使用しての米炊きやすまし汁作りもやって頂き、「格闘家の合宿」の映像でもよく観られる様な朝食が出来上がりました。片付けもKさんNさんの監督の元、小学生達でかなりやってくれて、私の働きの悪さを充分補ってスケジュール通りに場所を移動する事が出来ました。

2日目の修練は、過酷な使用頻度による抽選で撃沈し北部生涯学習センター体育室を確保出来なかった為、泉田子供会さんの卓球教室から場所を譲って頂いて泉田市民館ホールでの開催。小雨が降った事もあり、手の甲に汗が浮き出る蒸し暑さの中での鎮魂行を終え、長めのゆったりストレッチを。「強化合宿」という事もあり、冷房は使用しない中、全員でテーマを統一しての相対演練を行い、ラストに演武練習と発表をこなして修練を切り上げ。迎えに来て下さった保護者の皆さんと共に余ったお酒・肉・野菜・御菓子の分配となりました。

今回新入門者本人達の頑張りや、その保護者の皆さんの協力的な姿勢にも助けられ、且つ以前からの門信徒達が「先輩らしさ」を磨く機会となり、その保護者の方達と新たな「家族」達との友好的な関わりを醸成出来た気がします。皆さんに支えられないと道院運営は出来ませんし、それをした甲斐を感じて頂ける様な結果・進化を提供しなければいけないなとの想いを強くしました。

7月29日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。先週同様午前中は然程でもない日差しと感じるものの、昼を過ぎると風が無いのも相まってかなりの暑さに成る中、鍛錬に励みます。

今日は、明日の地区の行事の準備の為にホールの中に机や椅子が出されている状態での修練です。少林寺拳法の修行が最優先される環境ではないからこその現象ですが、そもそも社会において「自分」が最優先される環境を整えられる人などそうは居ないものでしょう。自分の置かれた環境に不足不満を感じるか。そんな環境でも多くの方々に支えられて構築出来るのだと、感謝して精進するか。金剛禅の修行を通じて、どちらの人間を育てるのかと言えば。「暑い中でも、そんな困難にチャレンジしている瞬間を楽しめるぐらいの方が面白い人生に成るよ」と皆には伝えるものの、ウォーミングアップを終えて早々にクーラーをスイッチオン!今季初めて、3時間クーラーを点けました。

今日の基本演練では構えの需要さと意識を伝えたくて、白帯達には数少ない相対演練の時間を取りました。間合いの説明も交えながら、攻撃する意識・守る意識を持ちながら=心構えを整えながら、体構えを意識して行きたいものです。学科・法話でも、「攻防の機会と間合い」を。新入門者はなかなか実感出来ないでしょうが、徐々にながら技術と学科をリンクさせて欲しいものです。

法形演練では、私がI君・MちゃんとI君の少年三級試験に向けた習熟・Nさんに白帯を見て頂き団体演練の習熟を。I君R君はいよいよ明日が試験。R君は今日明日と少年野球の合宿ですが、明日の2日目の参加を取り止めての受験。各自がそれぞれ都合をやり繰りして取り組んでくれているので、それに見合った「収穫」を都度の修練や昇級試験でも手にして欲しいものです。

自由練習では、二組ともNさんに見て頂き、私は7月の泉田子供会対象の体験会に来てくれたK君のお母さんに入門手続きについて説明する時間を取りました。7月入門のK君の友達でもあり、「早く道衣が欲しい~!」と言っていたそうで、正式に手続きする前に道衣を購入して修練に参座していたK君(K君ばっかりや!)。やや恥ずかしがり屋な面もありますが、頑張って取り組んで欲しいですね。

今回は、先月の保護者の皆さんの説明の際に思い付いた資料を用意しての説明で、時間的にも予定の半分くらいで終えられたんですが、その後のお母さんとのコミュニケーションを取る時間も有意義に過ごせました。7月入門のK君のお母さんからの強い勧めもあっての今回の入門ですし、この1ヶ月の体験期間で何かしらの意義を感じて頂けたのだと思いますが、伺う御話からも「護身術」としての少林寺拳法の技術と、金剛禅の教えを基とした人としての在り方を説く学科・法話。その両方を丁寧に積み上げて行けば、地域に貢献出来る道院の在り方を実現出来るのではないかと、やる気を頂ける時間となりました。説明終了後も少し修練を見て頂き、「お茶の時間」を一緒に過ごして頂きました。今日はKさんが地元のお祭りで手筒花火を上げる為にお休みされたので、またKさんの手作りスイーツも味わって頂けると嬉しいですね。

7月22日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。午前中に子供会さんの理科研究でホールを使用していた為、クーラーがまだついている状態での到着で「何たる有難さや~!」と普段の行いの良さ?に感謝しながら鍛錬に励みます(笑)。

毎月「刈谷北通信」という道院内機関紙を作っているんですが、来月号は新入門者4名の集合写真を表紙にしようと考えています。が、修練日を増やした事もあり、参座の形態が分散し易い形になっており、なかなか全員が揃う事がそもそも無い環境に成りました。一昨日の木曜日がラストチャンスかと考えていたんですが、土曜日に少年野球で休むであろうR君が、疲れて眠ってしまったとの事でお休みに(泣)。が、今日は野球が無かったのかR君が参座してくれたので、無事に集合写真撮影が実現しました。因みにこの4名、下の名前がR君・K君・Kちゃん・R君と、今までの門信徒も含めてやたらとK率R率が高い状態に。ナイツの漫才みたいですね(笑)。4名で楽しみながらも、協力し合って有意義な修行にして頂きたいものです。

今日は、午前中は「若干涼しいのかな?」と思う日照りでしたが、午後に入ってやはり温度が相当なものに。武道を嗜むものでありながら、ついついクーラーに頼ってしまいます。が、クーラーの入っている時間は「しっかり動けよ!」と言い易い・思い易いもので、皆も基本演練・法形演練と割りとしっかりやってくれます。

法形演練では、私は白帯の盆踊りでの団体演練の練習を・NさんにI君・Mちゃんの組み合わせで、I君の試験に向けての習熟を見て頂きました。実は7月に一般二級受験を目指していたRちゃん・Mちゃんですが、「もう少し習熟度を上げてからの受験」とする為に9月に順延としました。中学校入学と共に新たな課題が目の前に押し寄せて来ますから、なかなか少林寺拳法に集中する事も難しいでしょう。前回の少年三級受験から丸1年経つ今回に受験を果たしたかったんですが、やはりせっかくの試験を「ただ受けただけ・ただ合格しただけ」にはしたくありませんので、私自身の指導力不足を二人に詫びつつ、もっと自分でテンションを揚げて行く様に伝えました。9月の試験まで然程時間もありませんから、次こそはしっかり支えて行きたいと思います。

自由練習では、「クーラーの入ってる間に」と私はNさん・Kさんの演武のKさん役をやってNさんと演武練習を。その間、Mちゃん・I君に白帯達の団体演練を仕切って貰いました。Nさん達の演武も、やってみて「おお~、良い感じだなぁ」と思うものでしたし、その間後ろでMちゃん達が後輩にアドバイスをしている声が聞こえて来て、こちらも良い感じだったと思います。最後に二人の前で成果発表をして貰い、自由練習後半はまた役割を入れ替えてたっぷり汗をかき、「お茶の時間」・作務を経て修練を切り上げました。

7月15日(土)の修練。

本日も泉田会館での修練。ここ数日の雨の影響か若干の風の涼しさも有りながら、修練中に相当な暑さに成るであろう事が予想される中、鍛錬に励みます。

今日もウォーミングアップや基本演練は、新入門者の出来る事が中心に成ります。こんな暑い中でも頑張って参座してくれる訳ですから、少しでもレベルアップして貰える様な修練の在り方にしたいものです。とは言うものの、進歩・習熟は一朝一夕に出来るものでもなく、反復練習が必要になりますから「飽き」が来易いものでしょう。少しでも意欲を維持しつつ且つレベルも挙げていける様に心掛けたいものです。基本演練の最中に、誰よりもしっかり気合いを出してくれているR君が時折苦しそうな表情を見せているのに気付き、今年初めての冷房を入れる事にしました。「冷房を入れたんだから、今まで以上にしっかりやれよ~!」と言って何が変わるものでもありませんが、それでもその瞬間に「よし!やるぞ!」という表情を見せる人間もいます。何をきっかけにするか・何がきっかけに成るかは、その人次第。「リレーやりた~い!」とのリクエストに応じて、ダッシュその他の走る動きを幾つかやって基本演練を切り上げました。

法形演練では、8月の盆踊り大会で白帯拳士達にやって貰う団体演練の内容を間合いを離して正対構から行いました。単独で身体・手足を動かせる様になって来たら相対で行ってナンボでしょうし、一人で行っているだけではイメージ出来なかった事が、相対で行って初めて実感出来る面もあるでしょう。こんな時に「やってみせて」と緑帯のR君・I君に手本役をふるんですが、その時の二人の動きを見て改めて「上手になったなあ」とやや感動します。徐々に先輩らしさも見せてくれてますし、後輩達も自分達の出来ない事を出来る先輩の「凄さ」を徐々に実感して来ている様です。

自由練習では、I君と体験中のK君・Mちゃんは法形演練の続きとキックミットを使用しての当身を。NさんKさんは盆踊り大会での演武の構成を考える時間に。冷房も切れ蒸し暑さも相当な中で、NさんKさんもしっかりした鍛錬をして下さっています。Kさんも来週に教員採用試験を控えた中での鍛錬ですので、充実した時間に成っていれば幸いです。私自身は後半は相当動きをセーブしていましたが、皆さんのやり切った表情を見ながらの「お茶の時間」で修練を切り上げました。

7月8日(土)の修練。

本日は専有道場でスタート。当たり前の事ですが、7月になって明らかにレベルの違う暑さが身に堪える様になって来ました。熱中症等に気を付けつつ、鍛錬に励みたいところです。

7月入門の4名のうち3名は、今日が初の専有道場。「挨拶や気合は常に全力で!でも、専有道場は心に刻む様に小声で」なんて言われてサッと切り替えが出来る訳も無く、時々本息の挨拶をしてくれながら作務・鎮魂行・学科・法話と進めて行きます。今日は送って来て頂いたお母さん達が、「私達も良いですか?」とそのまま専有道場の一角(一般的なマンションで言うと、リビング?)で過ごして下さっている中での修練。初めて送って来た今日だけかも知れませんが、「あ・うん」を使用した学科・法話も奥で聞いていて下さったので、「新入門者が誕生すると、新たな家族が新しい形の関わり方をして下さるんだな」と嬉しい想いがします。

場を変えて易筋行を。腹の底から気合いを出せる空間なので、フルパワーで行きたいものです。

今日はNさんと受け持ちを入れ替えながらの修練としました。序盤全員で基本を行い、その後白帯組はNさんとその習熟を・私はI君と少年三級の試験の組演武を行いました。過去、昇級試験前には必ず私自身が「マンツーマン」で相手をする時間を取り、それぞれの習熟に手応えを感じた上での受験とする事が出来ていたのですが、今回は新入門者の相手をしている時間が長く、また受験者が修練の時間を確保するのが難しくなって来ているのもあって、なかなか直に手を取って汗をかく事が出来ない状態にあります。I君には最近特に「手足の動きだけでなく、立ち方・構え方をもっと意識して!」と伝えていますが、その確認も含めての組演武の練習。「意外に出来てるじゃないか~!」と思う面もあれば、「相変わらずじゃのう!」と思う面も(笑)。それなりに成長・進歩をしていましたので、残り半月をビッシビシ行きたいと思います。

ラスト10分で役割を入れ替え、私は白帯組を。今日の修練の総まとめを、集合・整列も組み込んで発表という形で締め括りました。先週の泉田子供会対象の体験会に来てくれたK君が引き続き参加してくれていて、お姉ちゃんのMちゃんと切れの良い蹴りを見せてくれます。姉弟共に気合いや号令は小さめですが、楽しんでやってくれているなら嬉しい事です。かな~り喉が渇く環境でしたが、「お茶の時間」と作務を終えて修練を切り上げました。

7月1日(土)の修練。

本日も泉田会館での修練。道衣の下に着るシャツをうっかり忘れてしまったんですが、「それで丁度良かったな」と痛感する程の正に「茹だる様な暑さ」の中でも鍛錬に励みます。

今日は、月1開催の泉田子供会さん対象の体験会も兼ねた日です。先月の体験会に参加して頂いて今月入門予定のK君のお母さんが、K君の同級生を誘って下さり小2男子が1名参加です。息子さんがいざ入門するとなった上で、同時期に始めた同じレベルの仲間が居た方が良いとの判断も有るでしょうし、「良いものだから、知人にも薦めよう」との想いを持って下さっている様にも感じる様子で、お母さん繋がりで声を掛けて下さっています。これまでも余った会報にチラシを挟んでポスティングをしたりもしていますが、やはり「自分の子供がより良い変化をしてくれた」と実感して下さっているお母さんの「口コミ」の方が遥かに効果が有りますので(まだ今月から正式に始めるんですが)、是非今後も積極的に声を掛けて頂きたいですし、その結果体験に来てくれた人達の「やる気」を引き出せる関わりをしてかないといけませんね。

今日来てくれた小2男子は、「K君の友達」という事で予想していた「元気な子」とはちょっと違った「照れ屋さん」でして、泉田会館の玄関を上がるのに5分掛かる程の臆しぶり。「まさか、僕がそんなに恐く見えるのか?」と弱干焦りつつも、やはり同級生が元気に気合いを出して動いている空間という事もあり、徐々にながら良い動きを見せてくれるその様に手応えを感じます。同級生が来る体験会には是非道衣姿で参座したいからと、お母さんに「早く道衣を注文して来て!」と駄々をこねていたというK君も、キックミットを蹴る時等は「俺の事を見てくれてるかな~」と友達の視線をチラチラ気にしながらの練習ぶりでしたが、それでも間合いを離した「転身蹴」では、友達に動く方向や蹴る脚の側を教えたりと「先輩」らしさをみせてくれて、微笑ましくもあり頼もしくもありでした。

自由練習では、NさんKさんは8月の泉田町の盆踊り大会での演武発表に向けて演武構成を考える時間に。MちゃんI君は、3ヶ月程前から伝えていた修練場所の外に掲示する為の看板の書き上げを。残りの白帯組は私が付いて基本から~と思ったんですが、「僕達も書きた~い」と白帯全員がMちゃん中心にホワイトボードに張り付く始末(泣)。何とか引き剥がして開退と順突の習熟を行いましたが、終了後に全員で看板を囲んで楽しむ姿や、締めにNさんKさんに2構成だけ披露して頂き、基本の突き蹴りの大切さを説明したりと、その後の「お茶の時間」も含めて「皆が馴染んで来て良い雰囲気だなぁ」と充実した想いの中で修練を切り上げました。

6月24日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。かなりの暑さながらも、外から入る風の心地良さを喜びながら鍛練に励みます。

今日も体験組3名の内の2人と少年野球の無かったR君が参座してくれて、入門前の3人が盛り上げてくれました。入門前の人達でも出来る練習が中心になると道衣組には退屈な内容に成りがちですので、今日は開足中段構からの蹴り上げをポイントを3つに絞って2列で向かい合って行い、最後の組み合わせでは道衣組に体験組に対してアドバイスをして貰って、その後二人で舞台で発表する時間を取りました。普段「先輩としてしっかり手本を見せろよ~!」と言っても大抵はしっかりやってくれないのですが、学科・法話や鎮魂行でも組み合わせを変えたりする事で、徐々に「世話をする」事に慣れて来たのか、接し方や伝え方も上手くなって来ている気がします。

一昨日の修練時に体験組のお母さん達に手続き等の説明を終え、道衣の注文も済ませて、7月に入ってからですが正式な入門手続きを経て久々に刈谷北道院の「家族」が増えそうです。ただ「増えれば良い」だけではなく、各自にとって有益な取り組みに成り、門信徒同士が支え合って励まし合って向上出来る空間を提供しなければいけませんね。

法形演練では私が体験組に下受と開退を教え、Nさんに道衣組の試験に向けての習熟を御願いしたので、自由練習では担当を入れ替えて私がRちゃんMちゃんに「送巻天秤」と「巻十字小手」を教え、Nさんに体験組とI君を見て頂き、「運歩と下受、その後転身蹴と下受蹴をやって、出来れば内受突も。その他あれこれやって頂いて良いですよ」と御伝えして行いました。

中学生としての忙しさや集中力の散漫さも重なって、ようやく一般二級科目までを伝え終え、尚且つ小学生の時にやり終えていた法形を忘れてしまっている状態で習熟度もなかなか上がって来ないですが、7月末の地区昇級試験までにはもう少しレベルを上げておきたいものです。それでも今日初めて伝えた巻天秤の動きをほぼ再現してくれていて、「そこらの一般有段者よりも遥かに理法を理解しているなあ」と密かに感動です。反対側ではNさんがたっぷり汗をかきながらしっかり指導して下さっていて、「ここまではいけないだろうなあ」と思っていた内受突まで到達し、更に今まで一度も行っていない順突まで教えて下さっていました。その能率の良い指導ぶりにこちらも密か感動です。

休憩中に廊下に地区長さんがいらっしゃったので、先日の地区の回覧板での新入門者募集の告知への御礼を御伝えして、更に隣りの町内でも告知をしたいのでと地区長繋がりで連絡先を御存知ないか伺ったとこら、「多少繋がりも有るから、判ったら連絡するわ」と快諾して下さいました。その時に電話番号を教えて頂こうと私の携帯を「ワン切り」して頂いたら、既に登録されている番号でした。

2014年3月末期限の活動形態の変更。その際に「どうすれば道院を継続出来るだろうか」と町内の同級生に相談したところ、「自分の親戚が以前公民館長をしてた人で、何かアドバイスを貰えるかも知れないよ」と紹介をして貰い電話で相談したら、「私が公民館長をしてた頃は、公民館で葬式もやってたし、私は公民館で結婚式も挙げたよ。一度、市にしっかり確認してみろ」とアドバイスを頂き、刈谷市の許可と泉田町の承認を得て、泉田市民館を修練場所として道院を継続する事が出来ました。その時は電話で報告と御礼を御伝えしただけで顔は拝見してなかったんですが、まさか昨年から地区の役員さんとして関わって頂いていたとは。「あの時は有難うございました。御陰でこうして活動出来ています。これからも宜しく御願いします」と改めて御礼を御伝えしたら、「いいよいいよ、とにかく色々やってみろ」と、熱の無い風貌ながら熱い激励を頂きました。多くの方に支えられて活動が継続出来ているんだなと改めて実感しましたし、その支えに見合った「益」を多くの方に返して行こうとの想いを強くした一日でした。

 

6月17日(土)の修練。

本日も泉田会館での修練。昼前からかなりの暑さが予想されましたが、「休みてえなぁ~!」という怠け心に立ち向かって鍛錬に励みます(笑)。

今日も泉田子供会からの体験組が参座してくれました。既に在籍してくれている門信徒達は、各種都合でスタートに遅れて参座する事がほとんどなのですが、体験組は市民館から徒歩2分の所に住んでいる事もあり時間通りに参座してくれるので、怠け心に打ち克って修練をプロデュースする励みに成っています。修練時間のほとんどは私がついての基礎の体験に成るのですが、今日は道衣組と馴染む練習内容にしようと、構えと身体操作の確認と運歩の習熟を相対で行う事を工夫してみました。当然万全な動きが出来る訳はありませんが、お互いにとって刺激がある様です。

送迎にみえてたお母さんが、今月体験に来られるのが今日が最後との事で正式に入門する為の手続きをして欲しい旨を伝えて下さいました。久々の入門者の誕生となりそうで、実に嬉しい事です。が、手続きの方法や金剛禅についての説明等で30分は欲しいところですので「しておかないといけない説明が~」と御話したら、来週木曜にもう一度来て頂けることに成りました。今日ある程度の説明は出来ましたが、本人にとっても保護者・関係者の皆さんにとっても有意義な関わりをしていきたいと思いますので、掛けるべき手間は掛けておこうと思います。

 

7月からの話ですが、火曜日夜に修練日を一日増やす事に致しました。R君が少年野球で平日にしか参座出来なくなった事や、中学生達も部活動その他で土曜日の参座が難しい日も増えそうでしたので、人の集まりは分散して更に寂しくなる事が予想されますが、それでも意味のある修行の空間を創り出そうと、泉田町や本山の許可も得て週3日の修練とします。それに伴い、近隣の子供会に新入門者募集の告知を御願いしているところなんですが、それが実現する前に別ルートでの3名の新入門者誕生と成れば、実に幸先の良い話です。が、週3回の修練に全員がフル参座する訳では無く、今日の体験組3人も一人は用事で14時半・二人はその後のプールで15時半と、各自の都合を優先して頂きながらの修行の継続となるでしょうから(今日は誕生祝いでお休みされたKさんは、7月22日に教員採用試験を控えています。その準備の時間を確保する為に、6月・7月は一般のみの道院修練は取りやめとしました)、しっかりと技術レベルも上げながら、各門信徒達のより良い人間関係を育める様な修練の在り方を意識したいと思います。

自由練習では7月の地区昇級試験に向けての習熟を行い、30分早く切り上げて泉田会館の清掃を行いました。昨年まで年3回だった泉田市民館の清掃の割り当てが、今年度は泉田会館を4回と回数が増えていました。昨年度その話を打診された際「負担が増えるなぁ~」と思ったんですが、今年度の公民館長さんは日頃から「少林寺さんが使った後は、汚れてないから掃除が楽だよね」と仰っている方で、「少林寺さんはいつも掃除してくれてるし、鍵も渡してあるからお任せします。僕らは来ないんで」と、暗に「やらなくて良いですよ」との事で。それも申し訳ないので、「土曜日の修練中に時間を取って掃除しちゃって良いですかね?」と伺ったら、「どうぞどうぞ」と成りました。若干居酒屋のトイレ等の「キレイに使って頂いて有難うございます」と同じ展開の様な気もしますが、それだけ信頼して頂けているなら、その信頼は損ねない様にしたいところです。

先日の愛知県大会では補助員として会場に赴いたんですが、多くの知人が声を掛けてくれる有難い場です。朝の会場外で久々に御会いした武専の同級生に「仕事、何してましたっけ?」と聞かれ、「フツ~の会社員ですよ」、「会社員やってて、よく道院長なんてやれますね!」「そりゃ修練日は、残業が有っても『お先!』って帰りますから」と言ったら爆笑してましたが、「7月から平日にもう一日増やすんですよ」と御伝えしたら苦笑いに変わってました(笑)。「『社会に貢献する人造り』とか言ってて、会社には全然貢献出来てないですけどね」と御伝えしたら、「ま、道院で頑張ってるって事で」との慰め?が。

時間・体力・お金・想いと、様々費やしたに相応しい結果・成果が約束されている訳ではありませんが、取り組めている事自体に感謝して、「少林寺拳法をやって良かった」・「やらせて良かった」・「施設を使って貰って良かった」と多くの方に感じて頂ける在り方を心掛けたいと思います。

6月10日(土)の修練。

本日は専有道場でのスタート。荷物を運ぶだけでもポロシャツの下に汗が流れる様な暑さですが、鍛錬に励みます。

この暑さの中、午前中に部活動をこなした上で参座してくれたMちゃんI君の事を考え、まったりした空気の中でもしっかりと鎮魂行に取り組みます。二人のテンションに合わせながらも伝えるべき事を伝えて行くと、徐々に二人とのベクトルが合わさって行くのを感じます。学科・法話では、7月の地区昇級試験に向けての宿題の説明とその部分の学習を。一般二級の宿題は、いきなり「正信について」。読本のページも7ページに渡る「大作」ですので、少年から一般に移ったばかりの中1女子のMちゃんには難題だなと思いましたが、学力の高いMちゃん(何でも中学校の中間試験で、Mちゃんは学年8位・Rちゃんは1位だったとか!)だけに、「全ての段落の事を、少しはまとめて書いておいてね。出来れば「正信について」だけじゃなくて、前後の章を全て読み込んだ上で「正信について」をまとめてね」とハードルを上げておきました。意外に尻込みせずに読み込もうとしていましたが、部活動その他の疲れやスケジュール調整の難しさがそろそろ出始めている様子ですので、上手に支えながらハードルを乗り越えて貰おうと思います。

場を変えて易筋行を。先週の泉田子供会対象の体験会に参加してくれた3人が「続けて参加したい」と今日も来てくれました。このまま正式入門まで行ってくれると嬉しいですが、はてさて。

それだけでなく、今日は少年野球のスケジュールが午前中からの試合だけで終わったというR君が、泉田会館に移動した時にお母さんに送られて来てくれていました。一昨日の木曜日の時点で体験の3人がまた来てくれるという連絡を頂いていた&R君が野球に行くであろうと思っていたので、来週木曜日に想定していた4人の「初顔合わせ」が思いがけず実現した感じです。私は専有道場からの移動時に、Nさんにウォーミングアップを御願いして一旦帰宅して要る物を取りに行っていたんですが、遅れて荷物を運ぶ際には、Nさんの指揮の元、皆が楽しそうに身体を動かしている歓声や、「1回やっただけなのに、これだけ出せるのか」と驚くくらいの気合いが聞こえて来ました。

MちゃんI君の試験に向けた習熟をNさんにお任せして、私は4人と一緒に汗を流します。まだまだ入門もしていない4人ですが、ついつい細かい事を言ってしまいたくなる癖が出て来てしまいますが、飽きや「嫌がり」が出て来ない様に気を配りつつ、構え方や立ち方を説明して行きます。当たり前の事ですが、各自の性格や思考の方向性、集中力や意欲の差や違いが有りますから、全員がまとまって同じ様に進歩する訳は有りませんので、あまり「成果」に囚われずに関わっていければと思います。

開足中段構からの突き蹴りやレの字足からの逆突・逆蹴、キックミットを使用しての当身を一通りやった後、一昨日に「今度の土曜日に3人に教えるつもりだから、今日先にやっとくか」と、R君に教えておいた合掌礼や道場への出入りの際の挨拶の仕方を、R君に手本を見せて貰って行いました。「手本を見せて」と言うと必ず「え~!」と言いながらも、1回しか行っていない挨拶の仕方を意外にしっかりと且つ意慾的にやってみせてくれます。その姿勢に喜びを感じつつ、向こう側でテンションの揚がらないMちゃんI君の相手をしているNさんのイラ立ちを感じつつ、簡単ながらも「お茶の時間」を設けて修練を締めくくりました。