最新の記事 | 刈谷北道院 | Page 40

最新の記事
Shorinji Kempo

4月9日(日)、4月度道院修練(一般のみ)。

本日は、専有道場で一般のみの易筋行。Nさん・Kさんと共に、技術の習熟に励みます。

今日は序盤は四級科目・後半は二段科目を行ったんですが、それなりに関連付けて練習する事が出来ました。

「外受蹴」の逆の直蹴バージョンは「半月蹴」とかなり似ていましたし、「送小手」・「送巻天秤」を練習した後に「吊落」・「吊上捕」をやり、同じ線上で流れを意識する事が出来た様に思います。

「吊落」は私の五段受験の抽出科目にも出て来たのですが、私が初段の時に教わった『「吊落」は「送小手」からの変化で、「吊上捕」はそれを仕掛けでやったもの』はどうやら違っていた様で。何とな~く、『昔ながらの「吊落」をやると怪我をする危険性が高いから、一旦攻者の反撃を止めて腕を極める。だから「吊上捕」に似て来たんだな」と思っていたんですが、連盟から出されたDVD「柔法原理3」でも新井先生がそれとは違う動きをしていて「ん?」と思っていた事を、五段受験時に考試員の先生から「腕の極め方が違うな」と御指摘頂いて、今までやって来た「吊落」を変える事にしました。それをNさん・Kさんと練習しましたが、上手く対応して下さっていて一安心です(笑)。

今週頭から特殊支援学校での講師の仕事も始まりましたので、Kさんは1週間ぶりの参座になるのですが、しっかりした取り組みをしてくれました。この4月より晴れて刈谷北道院に転籍して頂く事になり、只今「申請中」です(手続きはしたのですが、おそらく大学拳法部の時とメールアドレスが違う為、本山からのその後のメールが届かないだろうなあ)。まずは早く職場に慣れて役目を全うする事と、今年度の教員採用試験に合格する事を最優先して頂ければ良いですが、その中でも時間・機会を作って技術レベルの向上に励んで頂きたいですし、道院運営にも力を貸して頂ければ有り難いなと思います。

と、言わなくても向上心の高いKさんは基本の身体の動かし方や各法形の習熟にも熱心で、年齢的には細かい事を考えずにバリバリ身体を動かしたいくらいでしょうに、立ち方・構え方や突き蹴りの際の身体の使い方や意識の持ち方への「しつこい」指導にも、しっかり喰らい付いて来てくれます。この辺りは大学時代の拳法部での修行で身に付いたものなのか、それとも元々本人の持って生まれた性質の為せるものなのか。最近、結局は大半が元々の本人の性質によって決まってしまって、努力出来る人間は元々出来る人だし、言い訳して逃げ出す人間は少林寺拳法を何年やろうが強くは成れないし、嫌な事・辛い事からは逃げ出すだろうなと思ってしまいがちですが、本来修行によって少しでも人間性の向上への意欲やきっかけを提供してこその武道としての少林寺拳法の道院の存在価値ですから、真面目で熱心なKさんにとっても有意義な関わりの出来る空間にしていきたいと思います。

4月8日(土)の修練。

本日は専有道場でスタート。

先週同様雨模様という事もあり、先週に続いてR君・R君兄弟も参座してくれました。

道院修練では、金剛禅の「あ・うん」や連盟の会報を使用しての学科・法話を行うのですが、連盟の方は会報の発行される時期・期間が変わるそうで。世の中の数ある変化にも上手く順応して、良い刺激を吸収出来る在り方を心掛けたいものです。

今日は「あ・うん」の他の道院長の先生方のページを読みました。今後は愛知でも道院長を交代される方が多く出るでしょうが、その後を引き継ぐ方もそれなりに大変な想いをされるでしょう。それを回避して「自分はやりません」と言うか、目の前に巡って来た「役割」を「良い刺激」と思って受け取るか。「その人次第」ではありますが、「誰かがやらなきゃいけない事なら、『よし!自分がやるぞ!』という人間に成れよ!」との開祖の言葉にも有った様に、出来れば楽で安易な道を選択する様な在り方はしたくないものです。法話ではそんなまとめ方をしてみましたが、割りと皆しっかり聞いていてくれた気がします。

場を変えて、易筋行を。

今日は序盤は私がR君と基本の習熟を、Nさんに新中学生の「切返抜」・「切小手」と小学生緑帯の「十字抜」を見て頂き、後半は役割を入れ替えてみました。色んな相手からの毛色の変わった刺激が有った方が、受ける側にとっても「飽き」が来難く、集中して鍛錬に励み易いかも知れません。伝える側も相手によって伝え方に工夫をしなければいけませんし、根本に有る物が共通していれば、相手を混乱させる事無く幅を付けられる気もします。

動きの良いR君ですが、やはり基本の習熟には地道な反復練習が必要でしょうし、如何に良い方法・良い接し方をして、本人の意欲を引き出し且つ技術レベルを挙げて行くか。そして技術レベルと共に、如何に人間性を高めてそれぞれの人生にとって甲斐の有る時間にするか。簡単ではありませんが、常に模索して行きたいものです。新中学生のRちゃん・Mちゃんも新しい環境であれこれ忙しくなったり体力的にキツイ面も増えるでしょうし、一般の科目表になって「痛い技」も増えて来ますから、二人の今後の人生により良い刺激に成る様な易筋行の在り方に向けて、存分に「試行錯誤」したいものです。

4月1日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。昨日からの雨が修練前になっても降り続ける程でしたが、そんな中でも鍛錬に励みます。

全く意識してなかったんですが、今日は雨という事で少年野球が中止になって久々にR君が土曜日に参座してくれた上に、弟の新2年生のR君が道衣姿で参座してくれました。

このR君。姉兄のRちゃん・R君が入門していた縁で、幼稚園の時からちょくちょく修練に顔を出してくれていたんですが、小学生に成る時に「野球をやりたい」=「土日に野球が有るので、週1回しか参座出来ない&試験や大会が日曜日に多い少林寺拳法はやらない」との流れで、入門して貰えませんでした。それでも道院の忘年会や強化合宿のバーベキューの時には顔を出してくれていたんですが、2月末の「アルコール付き作戦会議」時にNさんから「この前Rが『2年生に成ったら、習い事が二つ増える。一つは公文で一つは少林寺拳法。』と言ってましたよ」との御話を伺いまして。R君の入門が実現した折に、ある方策を練って入門者増を図ろうと相談していたんですが、1年ぶりのR君の道衣姿での佇まいや取り組み方に「質」の変化が感じられ、入門者増の観点とは別に「この子と少林寺拳法をやりたい」と思わせるものがありました。

法形演練では一般と新中学生二人は一般二級科目を・小学生とR君はキックミットでの当身をと分けたんですが、Nさんがスッと小学生達の方に行き、付きっ切りで指導されていました。「そうか~。あの分け方では上手く行かないと思って、フォローして下さったんだな」と思ったんですが、一番時間を割いていたのがR君との時間で。その内容たるや、「そんなにシゴいて大丈夫か?」と思わせる程の濃さでして。R君も弱音を吐く瞬間も有りながらしっかり取り組んでいたので、この辺りも1年前とは違うところでした。

自由練習では、一般は「送小手」から「送天秤捕」を。ホントは私の五段受験にも出た「吊落」まで行きたかったんですが、これは後日の「お楽しみ」に。小学生には少年三級試験の組演武・新中学生には一般二級試験の組演武をやらせ、「R君の考えた練習をやって良いよ」と伝えたら、後半15分は完全に野球になってました(泣)。「おいおい、待て待て」とたま~に天地拳の第一~第六まで通させたら、それもきっちりやった上でまた野球。それでも突き蹴りの時よりもはるかに大きい歓声の中で、「たまにはこんな日も良いか」と私もマニアックな「理」の探究を楽しみました。

お茶の時間には、土曜日は1ヶ月ぶりの参座となるKさんの手作りケーキと、福井にいる弟さん宅に御両親と行かれた時の御土産の御菓子を皆で堪能して、充実した本日の修練を切り上げました。

3月25日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。

若干の風や空気の冷たさはあるものの、徐々に身体も心も弾んで来るこの季節。「快適」に鍛錬に励める数少ない時期ですので、頑張らないといけませんね。

個人的な話ですが、今週は月に1週だけ夕食を抜いてウォーキングやジョギングで身体を絞る週です。が、先月末にやや体調を崩して以来、五段受験を控えて「季節の変わり目」に無理をしない様にと、3月はウォーキングも軽い筋トレもほぼやらず終いで。今朝おそらく1ヶ月ぶりのジョギングをしたんですが、修練が始まる頃にもまだ足腰や心肺機能に「余韻」の残る状態でした。それでも春の連休での一般のみの自主練や夏の「強化合宿」の予約や内容をイメージし始めていたからか、「今日は鍛えるぞ~!」と燃えていました。

ウォーミングアップも基本演練での反復も割りとしっかりやった後に、「天地拳第二系単演」の細かい部分を詰める時間を取りました。小学生達も、Nさんや私の受験に絡めて全ての単演を覚えたのですが、順番は覚わっても細かい部分は疎かになってしまいがちです。たまには、一つ一つの動きを掘り下げて取り組む時間を取りたいものです。

法形演練では、7月での昇級試験受験を目指してI君の為に少年三級の組演武の練習を全員でやりました。同じ日にRちゃんMちゃんも一般二級にチャレンジして欲しいので、これからの3ヶ月でしっかり仕上げて行きたいと思います。

自由練習では、始まる前から「やろう!」と思っていたキックミットを使用しての当身の練習と、それでコンビネーションを練り上げてからの乱捕りを。少林寺拳法では「定番」の連反攻があり、受身の後には何故か上・中・蹴り。「ホントに中段突が当たってたら、蹴りって出せるか?それに自分が攻撃されてそれを避けて受身を取ったのに、上段突で反撃するの?」と、ちと不思議なんですが。それに「上中二連突」というと、順突・逆突の流れは繰り返しやるのに、何故か逆突・順突の流れはほとんどやらないとか。そんなこんなを考えながら各種当身を繰り返しやっていたら、時間が無くなって乱捕りをやれませんでした(笑)。その間Nさんに私の突き蹴りを受けて頂き、Nさんの蹴りを私が受けてとしていたんですが、明らかに私の当身より重く鋭い感触が有りました。「ヤバい!このままではヤラれる!」と戦慄を覚えましたので、新年度は身体の絞り込みと共に、号令だけ掛けて実は休憩してるという時間を少しでも減らして、「動けるデブ」を目指して鍛錬に励むぞ!と決意も新たにしました。

この自由練習に入る前の休憩中に、ある男性が机をホールの収納スペースにしまおうとされてました。少し手助けしたら全部で5つ有るとの事でしたので、本人はお断りされたものの「どうせ全部片付け終わるまで、キックミットは使い難いな」と思い、「は~い、皆で手伝うぞ~!」と声を掛けたら、面倒臭がりの小学生達も割りとテキパキ動いてくれました。片付けを終えた後にその男性の奥さんがみえたんですが、4年前に泉田町の子供会会長として様々力を貸して下さった方でした。新年度からは婦人会会長を務められるそうで、やはり「面倒臭い」・「何で私がやらなきゃいけないの」等の気持ちに負けずに他人の為に行動出来る人には、「役目」が回って来る様です。それを「損している」と感じるか「やる事があって幸せだ」と感じられるかでその人の人生が決まるんでしょうし、「生き様」みたいなものも決まって来るのでしょう。今度の学科・法話の時間に、そんな話をしたいと思います。

3月19日(日)、特別昇格考試五段受験。

本日は、本山での五段受験の日。

前日の午前中にNさんとの「最終調整」を終えて、昼過ぎに愛知を発ち順調に多度津に到着。行きつけのお好み焼き屋さんで、うどん入り肉玉と骨付き鳥のわかと生大で夕食を済ませ、ホテルに戻って当日の学科と試験のイメージトレーニングをしようとしたんですが、予定されていた大学合宿の「打ち上げ」の喧騒が中止になったのか全く無く、お風呂に入ってのんびりしてたらそのまま眠ってしまいました。

朝何とか起き、軽くストレッチをしてうどん屋さんで朝食。試験で使用する防具と荷物を抱えたまま、ホテルからうどん屋まで20分・うどん屋から本山まで15分歩いた時点で汗だくになってましたが、時間的にはスムースに進み、本堂に入った時はどうやら「一番乗り」だった様です(笑)

お陰で小1時間ストレッチをする時間も取れましたが、整列する前にいつも御世話になっている本山職員さんと談笑していて、「昔は学科試験ももっと多かったですよね」、「それもどれが出るか判らない状態で。制度的に甘くなっているのは確かだし、例え甘くなっていても4つの範囲全てを自分でちゃんとまとめた上で、当日出る2つを集中的に覚えれば良い訳で。でもやっぱり2つしかまとめなかったですね。相当安きに流れてるなあ(笑)」と、試験が始まる前から自分に対するハードルを普段から相当低くしている事を再認識しました。

学科試験では、書き続けによる手首の痛みと時間制限に苦しみながらも、「せっかく覚えたんだから全部書こう」と粘り、終了5分前に何とか書き上げる事が出来ました。実技では、肩に力が入らない様に意識出来たんですが、脈がいつもより早くこめかみ辺りに圧を感じたので、「やっぱり緊張してるのか」と実感しました。考試委員の御二人が多少顔見知りの方だった事もあり、割りとリラックスはしていたものの、それでもいくつかの不備を御指摘頂き、「まだまだ甘いんだなあ」と痛感しました。

実技試験も順調に進んだので昼食を食べる時間も取れ、考試を担当して頂いた御二人と相席してカレーライスとうどんを頂きながら、様々な御話も伺えました。昼食後の口述試験は何の準備もしていなかったんですが、私も「道院長」という事もあり、担当して下さった先生がかなり遠慮して下さった様で。それでも返答に口ごもってしまったり、答えている事が設問に対するものとズレている事を感じたりと、「イマイチだなぁ」と思わせるには充分でした(泣)。最後に「僧階で学んだ事を、少林寺拳法の用語を知らない人達にも理解出来る様に、平易な言葉で嚙み砕いて伝える。それが出来る様にしっかり勉強して下さい」との御言葉も頂き、「本当にそうだなぁ」と思いました。

結果的には、それなりに力を出せた上で何とか合格。総裁から允可状を頂き、同じグループで受験された皆さんとも、無事に全員合格の写真撮影も出来ました。それに以前愛知で高校拳法部の指導をされていた顔見知りの女性が挨拶に来て下さり、可愛いお子さんを抱かれていました。今は結婚されて香川に住まわれているそうで、その旦那さんが学科試験の時に隣の席に座られ少し言葉を交わした方でした。また昨夜夕食に出る時に、ホテルにチェックインされる方に挨拶をしたのですが、その方とも無事四段合格の記念撮影を出来ました(大学拳法部出身の神奈川の方で、今回25年ぶりに帰山したら多度津の街並みがすっかり変わっていたそうです(笑))。本山から多度津駅まで歩いて行く道すがら御一緒した福岡の六段合格者の方は、41歳で少林寺拳法を始めて35年・つまり76歳の方でした。「若いですね~!正直僕は、60歳になって道衣を着て動いている自分をイメージ出来ないんですよねぇ」と言うと、「何言ってるの。私の道院には、私より高齢の方も居るよ。昔からしっかりやってる人は、身体も柔らかいよねぇ」と御話を伺う事も出来ました。何れの方々との関わりからも、プラスのエネルギーを感じられる嬉しい時間でした。

刈谷北道院を設立して6年半。毎年道院長研修会で帰山していると、慣れや「当たり前」的な感覚に陥ってしまい、門信徒の皆さんやその保護者・関係者の皆さんのお陰で帰山出来ているんだという「感謝」の想いを忘れ、いざ研修会でも「今年も変わり映えしないだろう」と、ダレたテンションで過ごしてしまいがちですが、今回「自分で」・「自分から」プラスの影響を吸収しようと向き合えていた上で反省点も多く見付けられたので、「これが出来ているうちは、まだ可能性が有るか」と思う事も出来ました。今回の五段合格によって受けた良い影響を、少しでも他の方々に還元出来る様に精進を続けたいと思います。

 

 

3月16日(木)の修練。

本日も泉田市民館での修練。だいぶ陽が沈むのが遅くなって来ましたが、風も強く寒さも増す中で鍛錬に励みます。

大学が春休みに入った事もあり、3月になってKさんが木曜日も参座してくれています。木曜日は小学生達は20分くらい遅れて来るので、それまでは私とマンツーマンなんですが、先週は最近整法に興味が有る&お母さんのマッサージをする機会が増えたとの事で、肩の筋肉のほぐし方と手首の調整の練習をしたりしました。今週は突き蹴りと受けの基本をやり、私の試験に関連して「天秤投」を。意欲や向上心が高く、実に有難いです。

全員が揃って五段の試験に出て来る単演を通し、学科・法話と進んで法形演練へ。今日はKさんに小学生達を見て頂き、一般六級・五級科目の復習を。私はNさんと試験に向けての習熟に努めました。小学生達に「余った人は、休憩がてら写真も撮っといてね。どのタイミングでどんなアングルで撮るか、センスが必要だよねぇ」と伝えると、どんな写真を撮ろうかと各自が工夫し始めます。どんな事に対しても、興味と関心と意欲を触発出来る空間でありたいものです。

明後日は私の五段受験での帰山の為に修練を御休みするんですが、その日程に関連してちょっとした「手違い」が。正月休みに論文を完成させて本山に送付し、馴染みにしている多度津の民宿を予約しようとしたら、春季大学合宿とカブっていて宿泊出来ないとの事。一旦丸亀のホテルを予約したんですが、前日に行われるという希望者のみの技術研修会も含めて、タクシーで何度も丸亀と往復するのも大変だと思い、多度津の提携宿舎を当たってみる事に。1件大学合宿の打ち上げをやっている予定の宿舎が、部屋は空いているとの事。「相当騒がしいですよ。以前、寝られなかったと苦情も有りました。本当~に大丈夫ですか?」と2~3度確認されましたが、どうせ緊張で寝付きも悪いでしょうから、「全然問題無いです」と予約しました。

2月の頭には、昼からの技術研修会に間に合う様に朝イチで愛知を発って、お昼ごはんは民宿の御主人御薦めの多度津のうどん屋さんで食べて、それから本山で汗を流して、とスケジュールをイメージしてたんですが、本山からの当日の日程等の連絡がマイページにも一切来ません。「おっかしいなぁ~?四段の時は、封書が送られてきたと思うんだけど」と不思議だったんですが、「もしや?」と思い昨日家を探したところ、一通の封書が。2月17日付で当日の日程や諸注意が送られており、その中に「3月18日の技術研修会は行事等の日程の調整がつかず、中止となりました」の一文が。前日の技術研修会で試験の雰囲気や求められるレベルや傾向を掴むという目論見と、美味しいうどんを食べてしっかり汗をかこうという幸せなイメージが、ガラガラと崩れて行きました(泣)

「今更ジタバタしても変わらないか」と思いつつ、朝イチではなく昼過ぎに愛知を発つ事にして、その分空いた午前中に急遽Nさんに最終調整の相手を御願いする事にしました。あれこれドタバタしていますし、試験本番でもガチガチに緊張してしまうでしょうが、そんなこんなも含めて段々楽しみに成って来ました(笑)。出来不出来に関わらず、精一杯取り組んで来ようと思います。

 

3月11日(土)の修練。

本日は専有道場でスタート。作務・鎮魂行・法話・学科と進めて行きます。

今年度から必要になった「道院活動実態調査」的な書類。月1とは言え普段使っているから良いかとあまり気にしてなかったんですが、いざ過去の写真ファイルを見返してみると、使えそうな写真があまり有りません。と言って、「写真撮影の為の法話をしているフリ」なんてしたくもありませんから、最近ダラケ気味の小学生達に木曜日に話した「聞く態度」の3つのポイントと6年前の東北地震の事を絡めて、『「聞く態度」を自分で気を付ける事は、「人の縁」を大切にする第一歩。「伝えよう」と行動している人の想いに応える為にも、自分で気を付けてね。6年前の東北地震で大勢の小学生が亡くなって、その人達の為に何が出来る訳でも無いけど、同じ時期に小学生として生きられているあなた達は、せめて「人の縁」を大切にして毎日を精一杯生きてね。「報恩の誠を尽くす」って、そういう事でしょ』と話しました。一昨日・今日の2回に限ってですが、学科・法話の時間だけでなく、易筋行でも小学生達が締まって来ている気がします。

Nさんに市民館の鍵を渡し、小学生達に「僕が着く頃には、Nさんの号令でウォーミングアップが始まっているだろうなぁ」と言って先に移動して貰い、いざ市民館に着いてみると、実際に始まっていました。昨年12月に中拳士参段に合格したNさん。「自分も指導者として副道院長として」との想いも強く持って下さっていて、実に心強いです。元々運動神経は私なんかより遥かに良く、他のスポーツの経験も知識も豊富で、私の出来ない動きやトレーニング方法等も持ってらっしゃいますので、今後大いに活用して頂きたいと思います。

ラスト1時間は、私の五段受験の為に詰める時間としたくて、小学生達にはRちゃん中心に一般六級・五級科目の総ざらいをして貰い、私はNさんと有段科目の習熟に努めました。先週頭から気温差の為か体調を崩してしまい、技術も当日学科の暗記もあまり進められませんでしたが、「今更そんなに向上しないか」と何故か余裕ぶっこいてます(笑)。修練後に会社の送別会があり、翌日の武専の事もあり早めに切り上げたんですが、喋り過ぎで喉の痛い状態。思い返せば、体調を崩す直前にNさん・Kさんと「アルコール付き作戦会議&Kさんの社会人デビュー壮行会」と称して、宮崎地鶏の絶品料理と焼酎で楽しく喋り過ぎた翌日に、祖母の13回忌で寒い中で1日過ごしていましたので、五段受験1週間前の今回は、体調管理にも充分留意したいと思います。

 

 

3月4日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。春の陽気も感じる中で、鍛錬に励みます。

本日はKさんが4月から講師で赴く学校からの要請で健康診断に行っており御休みでしたが、代わりにではないですがWさんが出稽古に来て下さり、キビキビした動きを見せてくれました。久々に「一拳一足の間合」よりも遥かに遠くした間合いでの、運歩と構えの確認を行ったんですが、やはり攻防の手足に意識が行きがちですね。体の軸を意識した上での手足の駆使と行きたいものです。

法形演練では、少年三級の科目を全員で。「外押受突」も「突天一」も先程の構えや運歩での「軸の意識」がしっかり持てているかどうかで、全く違ったものに成って来ます。有段者でも丁寧に練り上げて行きたいものです。

自由練習では、一般だけで「濃密に」やりたかったのでRちゃんに「Rちゃんがリーダーシップを取って、一般六級・五級の科目を総復習して。もし誰かがサボってたら、全てRちゃんの責任として『Rちゃん~、アウト~、けつキック~』ね」と伝えて、Wさんの希望する法形を中心にNさんと3人でみっちりやりました。

五花拳を希望されていたWさん。「上受投」や「上受逆手投」・「押受投」・「押受巻投」をしっかりとやって下さっていたので、それなりに楽しんで頂けたんじゃないでしょうか。私自身も五段受験の事はすっかり忘れて、「理」の研究に没頭出来ましたし(笑)。その間小学生達の事は全くもって「ほったらかし」でしたが、最終的にはRちゃんを中心にそれなりにやってくれていた様です。良かった良かった。

2月25日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。当たり前の話ではありますが、2月末ともなると「3月も近い」=「春が近い」との事で、日照時間も長くなり随分暖かい日が多くなりました。2010年10月の刈谷北道院設立直前の2月から3~5月に掛けても痛感した事ですが、春が近付くと人間の「テンション」や「モード」が揚がって行くものだなと改めて想います。

今日も少数精鋭ながら、ウォーミングアップから基本演練まで「マニアック」なアドバイスを入れつつも「遊び」の要素も踏まえつつ、そして私の五段受験にも関係する内容を絡めてみました。その中でも本来は小学生には無縁の「紅卍拳」の単演を、各工程を区切って目の前に人に立って貰い行ってみました。「この動きの時にはここに攻撃が来るから、ここに受けを付けてここに反撃をする」というのが実に解り易かった様で、その後の総仕上げとしての最初から最後まで通しての「紅卍拳」の単演では、一味違った出来映えだった様に思います。

法形演練では、小学校卒業後少年科目表から一般の科目表に移行するうRちゃん・Mちゃん(Mちゃんは、今日は部活の打ち上げ?の食事会で「食べ放題」のお店に行ったらしくお休みでしたが)と、Kさんの級科目の復習の為にそろそろ始めようと思っていた一般科目表の六級から洗い出しの為に「流水蹴(後)」・「転身蹴」・「小手抜」から入り、「逆小手」に進めました。各種複雑な剛法の法形や「逆小手」を経験してからの六級科目は小学生にとっても「白帯の時と同じ内容ではダメだ」という意識が伝わり易かった様で、ちと小難しい「注文」にも何とか食らい付いて来てくれた様な気がします。

「自由練習」でも同様に級科目の洗い出しを全員で行った後、ラスト10分でNさんに五段試験の組演武の通しを御願いして締めようかと思いましたら、組演武の通しもサクサク終わり「お茶の時間」前に5分余ってしまったので、その5分は真の「自由練習」に。キックミットを使っての当身や打棒を使っての「親子の触れ合い」等、「こう在らねばならない」というカリキュラムの中では現れない様な笑顔やアクシデントも有りつつ、それでも「易筋行」が成り立っている光景に、私自身肉体や身体操作だけでなく、頭の「中身」ももっと柔軟に練り上げて行かなければと思いました。

 

2月18日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。今週中頃から少し気温が上がっていて、だいぶ冬の寒さも緩んで来ましたが、まだまだ空気には冷たいものを感じます。ウォーミングアップも、通常行っているメニューと少し変えて、身体を温めつつ筋トレと遊びの要素を加えたものにしてみました。

基本演練では、「天地拳第一系単演」~「天地拳第六系単演」を通して行いました。いつの間にか一か月後に迫った私自身の五段受験に出て来るので、これから毎回号令を掛けさせて貰おうと考えていますが、左右を一度ずつ通しただけで暫く休憩が必要になってしまうのが悲しいところです(泣)

法形演練では、全員で少年三級科目の「突天一」、「外押受突」、「逆小手」を。既に合格している級の法形でも、暫くやっていないと名前と動きが一致しなくなってしまうもの。小学生茶帯組にも度々は下の級の科目もやって貰わないといけませんね。

自由練習では、久々に乱捕りで汗を流し、その後打棒を持っての「天地拳第一系単演」を。と言って打棒もそんなに有りませんから、打棒を順番に回しつつ他の人はタオルや市民館の備品のホウキ等を使ってですが(笑)。

最近小学生達の修練への取り組みに対する集中がかなり散漫になっています。小6女子達は少し間が空けば「恋バナ」に花を咲かせますし、かと思えば兄弟ケンカで(泣)。小学生高学年や中学生くらいの時期はある程度しょうがないなと思いつつも、如何に「自主的」な取り組みに対する意欲を引き出すのかという難題に苦心しています。取り敢えず自由練習ではメニューを小まめに切り換える事で、ラストの1時間はそれまでの「ダルダル」な状態に比べればかなり締まった感じには成りましたが、暫くはまだまだ難しい状態が続きそうですね。ま、その「難しい状態」に関わっているからこそ、私自身の「人間修行」になるんですから、あまり当人達の負担に成らない様な、良い関わりと結果を心掛けたいと思います。