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Shorinji Kempo

10月14日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。今にも雨が降り出しそうな曇り空の中、鍛錬に励みます。

今日は近隣小学校の一つで運動会が有る事もあり、欠席者も多かったのですが、久々に「掛かり稽古」をやろうと予定していた日。4年生以上が一人ずつ前に立ち、交代で攻撃をし続けて来る相手を捌き切るなかなかに過酷な練習です。「強化合宿」の名物的な催しにしていたのですが、ここ何年かやれていませんでしたので、半年に一度ぐらいやるかと画策。「僕もやりたい!」と言っていた、小6五級のY君と小4七級のA君が運動会で休みでしたので別の日にしよう後も思いましたが、先日少年三級に合格した小6のY君が塾に備えて今日を境に休眠する為、ラストチャンスの今日としました。

Y君が15時過ぎの参座と言う事で、それまでの時間を来月少年四級を受験するE君の習熟も兼ねて、後ろの手で「上受」・「外受」・「打上受」をして順突を返す練習を反復しました。手での受けに意識が囚われがちですが、「正中線を外す」防御やそもそも「正中線を合わせて向き合う」と言う事も伝えて行くと、少し雰囲気も変わります。また新しい科目表に図解されている「裏・表」を説明しながら行うと、各法形の共通点と相違点が理解しやすかったようです。

15時過ぎにY君が到着したので、学科・法話で挨拶について話し、合格証書授与と茶帯の贈呈を。小2の夏に入門し精神的な脆さは度々見せながらも、4年間続けて来ただけあって、しっかりした挨拶をしてくれました。Y君には「あなたには恐らく鍛錬の時間が必要だから、自分で本当に修行が必要だと思った時に戻っておいで。その時が大人になってからだったりしたら、子供だけ習わせるんじゃなくて、自分も再開するチャンスだよ」と伝えました。

暫しの休憩を挟み、防具を着けて「掛かり稽古」を。今日は全員で5人でしたので、1人50秒で4人を相手にする事にしました。撮影係を小3八級のA君に御願いすると、初めての撮影係に嬉しそうです。近付き過ぎたり座り込んだりしていましたが、逆に良いアングルの写真を多く残してくれました。

3分強の動き詰めの時間はやはりキツい様で、中1一級のH君でも終えた後はかなり切迫した表情をしていました。「ビビるな!」「前に出ろ!」、「声を出せや!」と声が飛ぶ雰囲気の中、小6三級のY君は2人目を終えた時点で号泣。しかし、その後もギブアップせずに最後までやり切りました。途中、小5白帯のK君と小2白帯のRちゃんの兄妹が参座してくれましたが、「あなた達もしっかり応援して」と御願いして見学させます。

その後も過酷な状況に襲われるものの、右膝の打撲の痛みに苦しみながらも、攻撃役も含めてやり切った小6五級のA君や、中1一級のH君の上段廻蹴をモロに食らってふらついたものの、その後の3人の相手をしのぎ切った小6六級のA君と、全員が顔を真っ赤にしながら誰一人断念する事無く終えました。終了後に全員で車座に成り、「今日みたいな辛くて苦しい瞬間に負けずに乗り越えられたんだから、あなた達は大抵の事には負けないぞ。自信持って頑張れよ!」と伝え、K君・Rちゃんの2人に「あなた達はまだ先だから大丈夫だよ」と伝えると、Rちゃんは「あ~、良かったあ」とホッと胸を撫で下ろし、撮影係を務めてくれたA君に「あなたはいつも背中を向けて逃げてばかりだけど、4年生に成ったらやるんだよ」と伝えると、何故か「僕やる!」とやる気に成っていました。

ラストはK君・Rちゃんと小3八級のA君の3人で順突や内受突をやり、他の人には「動けそうなら逆小手か送小手をやって」と伝えると、各々が防具を片付け合ったり「キツかったなぁ」と声を掛け合いながら良い雰囲気で練習していました。また、締めの気合い出しと作務の後に皆を見送りながら、それぞれの人に「よく頑張ったなあ」と声を掛けると少し精悍さを増した嬉しそうな表情を見せてくれました。たまにはこんな練習もアリですね。

10月7日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。やや冷たさも感じる風の吹く中、鍛錬に励みます。

今日は近隣小学校2校で運動会が有りましたので、欠席者も多いだろうと予想される日。また、市民館に着いた時点でホールの鍵が開けられており、明日の泉田町のお祭りの準備が有りそうな日でしたので、普段の修練との違いにも上手く対応しようと意識しながら作務に入ります。

最初に参座した4人の顔触れを観て、また小6五級のY君が「後受身をやりたいです」と伝えてくれましたので、まずはウォーミングアップの膝上げ・脚上げメニューをやりながら、その後にキックミットを使用しての当身で、「直蹴」・「廻蹴」・「足刀蹴」・「返蹴」を練習しました。その際に、今日もお父さんに「行きたくない」と駄々をこねたであろう小3八級のA君に、「廻蹴」や「足刀蹴」の膝の挙げ方や足の伸ばし方のアドバイスを細かく行うと、いつもより集中して取り組み、上手く出来ると喜んで更に努力すると言う良いサイクルを作っていました。

学科・法話で達磨についてのエピソードを話していても、A君はいつもより目をこちらに向けて話を聞いていました。ですので受身の練習の後に、暫し打棒の打ち方を練習して、鎮魂行ではそのままA君に打棒役をやって貰いました。いつもは座っている時に、打棒の音に怯えて顔をしかめているA君ですが、自分が音を出し「起立」の号令を掛けられた後には、少し何かをやり遂げた様な表情をしていました。

休憩後には、Y君の為の後受身の練習の時間を挟み、自由練習では「逆小手もどき」と「送小手もどき」の練習を。子供会の役員さん達が、明日の祭礼行事のパレードの神輿の飾り付けをされたり、地区役員さんが机の運び出しをしている中で、3つの組み合わせで投げ技の原理を研究します。いつもは集中力も協調性も無い小4七級のA君と小3八級のA君も、投げ技の練習は楽しいのか協力して練習を進めています。自分が上手く相手を倒せた時の成功体験が、次への意欲を沸かすのは当たり前として、相手と協力してお互いにとって有益な関係を作り結果を残す。そんな成功体験もして貰いたいものです。

A君・A君組以外の4人は、そのまま「逆小手」や「送小手」の練習を行いますが、原理を先に積み上げていた分、四級・五級のメンバーでもそこそこ上手くこなします。それぞれの面々の表情に手応えを感じながら、ハロウィンの様な飾り付けが完成した神輿や、その周りの地区の皆さんとの交流の有り難さも実感する中で、締めの気合い出しを響かせて修練を切り上げました。

9月30日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。夏を思わせる陽気の中、鍛錬に励みます。

9月も最終日に成るとは思えない様な暑さ。結局修練時間中、ずっとクーラーを作動させていましたが、季節の移り変わりが昔と随分違って来ている様です。

基本演練では、身体操作における「軸の意識」と運歩の各種を。細かい部分の説明や、相対での向かい合っての練習等、基本的な部分を高めて行きます。半年に1度の「面談」で、小4七級のA君と話している時は、小学生達で習熟に励んで貰いましたが、10月入門予定のK君・Rちゃんも交えて、先輩達が良い声掛けをしてくれていました。

学科・法話では、「拳士の心得」の「作務」を回し読みしました。ただ、掃除や準備をするのではなく、「自分自身を磨く為の修行」として取り組む作務を説きましたが、果たしてどれだけ伝わったでしょうか。今後の取り組みを見たいと思います。

自由練習では、横転等の受身に繋がる動きをしてから「逆小手もどき」を。倒す・投げる原理も説明しながら何度か繰り返しますが、自分で動こうとしない人は、やはり説明の聞き方も散漫です。結果、積極的な取り組みもレベルの向上も実現しないと言う、当たり前のサイクルを自ら創り出しています。この辺りを、自ら変えようとしなければ何をやっても同じ事に成るのでしょうね。

夏休み期間中から体験期間に入っていたK君・Rちゃん兄妹のお母さんに、終了30分前に来て頂いて、組織の区別や入門手続きの説明をするのですが、その前にK君・Rちゃんそれぞれに少し話を聞きました。2人共に「意欲バリバリ」と言う訳でもないですが、逆にやる気を持っている部分も有りましたので、その辺りを上手く引き出して行ければと思います。

その後到着したお母さんに説明をしている間は、「逆小手もどき」の続きや上位者にはそのまま「逆小手」をやって貰いました。兄妹それぞれの精神的な部分の成長を期待されているお母さんの前で、楽し気に人を倒す練習をしている我が子や先輩小学生は、どう見えたでしょうか。少しでも良い支えをしたいと思いますし、皆で協力してそんな空間を創っていきましょうとの言葉を伝え、締めの気合い出しで修練を切り上げました。

9月23日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。強い日差しながら、涼しい風も吹く中、鍛錬に励みます。

9月も下旬に成って、ようやく土曜日の午後でも涼しさを感じる様になって来ました。「そろそろ冷房代を節約出来るか~!」と期待して市民館のホールに入りましたが、掃除機を掛けている間に汗が滲んで来て、一緒に作務をしている小学生達から「暑い~!」の声が。1時間分の節約のみで、クーラーにコインインです(笑)。

今日は、「外受」と「打上受」の違いを説明しながら、2つの受けを練習しようと考えていましたので、スタートから関連する動きを。また、今日も16時頃に参座してくれるであろうK君・Rちゃんが来てくれた時に、ウォーミングアップの内容を2人に伝えて貰おうと、全員で復習する時間も取りました。

学科・法話の時間では、「拳士の心得」の「態度」の部分を読み、「先輩として手本を見せられる様に」と話しましたが、その際の聞き方自体がなっていない人や行動の伴わない人もいて、後々冷た~く雷を落とす事に成りました(泣)。

学科・法話の後に、半年に1度行っている「面談」を。今日は小6五級のA君を行いました。型を覚える事も、自分の態勢や動きを自分で意識・点検する事も苦手なA君。向上しようと言う意欲もその為の行動もあまり有りませんが、聞くと「中学生に成っても、少林寺拳法は続けたい」と言います。「この状態で続けさせてくれるか~?」と思いつつも、A君のお父さんもあれこれ有った少年時代に高校生まで少林寺拳法を続けていた人ですので、もしかすると可能性は有ります。A君に「お父さんお母さんから『辞めろ』と言われても、胸を張って『続けさせて下さい!』と言えるぐらい、しっかり取り組もうか」と伝えました。結局、後から雷を落としましたが、少しでも「続けたい」と言う気持ちが有るなら、せめて支えはしっかりやりたいと思います。

自由練習では、「外受」と「打上受」の法形の習熟に務めながら、K君・Rちゃんが到着してからは基本演練も交えながら、その後のグループ分けで小6三級のY君と小4七級のA君にウォーミングアップの「ジャンプ」を教えながら一緒にやって貰い、進めました。小6三級のA君は、弁が立つので声掛けも積極的に行えます。K君・Rちゃんそれぞれのペースに合わせて教えてくれますので、実に有り難いです。一方で、後輩の為に奮闘しているY君の隣りで「一人遊び」で時間を潰している小4七級のA君。呼び寄せて、「何してんの?」と涙目に成るほど静かに「説教」すると、その後のキックミットを使用しての当身では、Rちゃんの相手をしっかり務めてくれました。

締めの気合い出しの前に、全員で「8の字ジャンプ」を最初はスローテンポ・徐々に早く~とやると、皆が笑顔に。「全員が相手の事を考えて、お互いのレベルを挙げられる空間にしましょう」と伝えて、上段突で締めました。

9月16日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。9月中旬とは思えない程の強い日差しと暑さの中、鍛錬に励みます。

明日が泉田町での敬老会行事開催の日と言う事もあり、市民館のホールでも地区役員さんや女性の会の皆さんが、会場準備で忙しく動かれていました。地区の皆さんとの交流を持てる貴重な空間ですが、それを活かせている様な挨拶をして入って来る人も少ないですね。取り敢えず、作務をしっかりやってくれている姿を観て、一安心です。

今日も欠席者・遅れての参座も多い中、明日の地区合同昇級試験の内容も兼ね、始めたばかりの人にもプラスに成るメニューを繰り返します。10月に入門する予定の兄妹がいる事もあってか、「先輩」としての在り方を模索している人も見受けられます。その感覚・感情を、上手く技術面・精神面の世頴娃町に繋げて欲しいものです。

学科・法話も何周目かのスタートからの読み返しですが、「命の繋がり」の様な内容をしっかり理解出来る様な人達が増えて来ました。その瞬間を、自分の人生に活かしてくれる人に成ってくれると嬉しいのですが。少しず~つですが、そんな兆しを見せてくれる人もいます。そこが、次の道のりに対する励みに成りますね。

自由練習では昇級試験に向けての習熟も入れつつ、半年に1度の「面談」も進めます。今日は小6肋級のA君と小3八級のA君の面談をしましたが、どちらも「自分で考えて、自分から動く」と言う事の苦手な人。半年後に向けて、少しでもその辺りを強化して欲しいものです。

16時前に10月入門予定のK君・Rちゃんが、道衣を羽織って参座してくれました。「先輩」に相手をして貰って基本の突き蹴り受けから始めますが、その「先輩」がじゃれ合う兄妹より先に遊びに入ってしまうところが気に成ります。それを「リラックス出来る時間だから」としてしまうのもアリでしょうが、「やるべき事」はしっかり取り組める様には成って貰いたいので、その事はきっちり伝えておきます。

幸い、技術的な興味は強い兄妹ですので、上手く出来てなくてもひたむきに取り組む2人の存在が、「先輩」達の刺激に成っている様です。お互いが刺激し合い支え合いながら関われる空間を期待して、2人が今日練習していた「中段突」で締めの気合い出しをして、帰路に着きました。

9月9日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。残暑の残る「秋」に、鍛錬に励みます。

外に出た瞬間には、「真夏よりは陽射しが柔らかいな」と感じましたが、じわりじわりと暑さを感じます。専有道場についクーラーを点けて待っていると、欠席者多数の中、5・6年生5人が参座してくれました。作務・鎮魂行の後の「あ・うん」を活用しての法話では、まずは「開祖語録」のページを回し読みします。目の前の5人が高学年と言う事もあり、質問も交えて少し難しめの話もしてみます。

その話の聞き方一つ取ってみても、作務や易筋行への取り組みと同様に、自分の意志を持っているかが、即、理解・習得出来なくても粘り強く向き合えるかを決める様で。ただ、全ての瞬間に100点満点の在り方を出来る人もいないでしょう。「伝える側」としても、粘り強く取り組まないといけませんね。

場を変えて、易筋行を。遅れて参座した人も数名いましたので、増えて来るメンバーに合わせて、内容や組み合わせを変えていきます。こちらも、自分の意志を持って取り組んでいる人は進歩・成長が早いですが、逆に完璧な取り組みを出来ている人も少ないのが現実です。如何に、自主的に意欲を沸かせられる様に導いていくか。長年の変わらない「課題」です。

今日は副道院長のNさんと中1一級のH君が共に休みの為、小6四級のY君の試験練習の相手は、小5五級のE君と小6五級のY君に攻者役のみをやって貰い行いました。どんな動きをして貰うか、ポイントは何処に有るかを理解した上で、それを的確な言葉で説明出来るか。意外にこの辺りの訓練も、「人生に益の有る修行」にする為には必要なところでしょう。

今日も16時前から、10月入門予定のK君・Rちゃん兄妹が参座してくれました。2人の出来る練習と言う事で、「内受」や「下受」、「開退」をまずは全員で行いましたが、2人が土曜日の16時頃からの参座に成る事を考えると、易筋行の順序を入れ替える事も考慮しないといけないかも知れませんね。2人共、集中力を欠く瞬間は有るものの、意欲的ではあります。センス的には特に無く、出来ない事への拒否反応の強いK君も、「入門する」と決めて以降は、「やるぞ!」と言う覚悟の様なものを感じます。逆に、日に日に「飽き」や「遊び」が見受けられるRちゃんも、瞬間瞬間では既に入門している人以上に、集中して率先して取り組む時も有ります。「面白い2人が入って来るな」と楽しみでもありますし、法話でも締めの気合い出しの前にも皆に伝えましたが、「先輩として、手本を見せられる自分造り」に、自発的に意欲的に取り組める集団でありたいものです。

 

9月2日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。まだまだ暑さの残る土曜日の昼に、鍛錬に励みます。

今日も欠席者や遅れtの参座の人も多くいる中、最近繰り返し伝えている「間に合う人は、5分前を目指して間に合わせましょう」の言葉に則って、4人程13時に間に合いました。その人数で小石が転がっているホールの掃除機掛けから始めます。

スタートの面々に昇級予定者がいなかった為、「自分に必要だと思う練習をリクエストして」と聞いてみると、単演を希望した人が多かったので、「天地拳第一系」と「義和拳第一系」の相対から始めました。その後の基本演練でも運歩の確認や移動稽古に進め、序盤の相対演練と関連する動きを行う事で、動きの良さに繋がって来ました。

学科・法話では、「聖句」に関するページを回し読みを、鎮魂行で繰り返し唱和している事ですが、時には意味を振り返ってみる機会も必要でしょうね。

鎮魂行後の自由練習では、久々に「対抗戦」を。じゃんけんで相手を決めての乱捕りの団体戦を行いましたが、毎回悔し泣きをする人が頻発するこの練習方法も、慣れて来るのか今回は無く人はいませんでした。ただ、当たらない突き蹴りを繰り返す人や、瞬間瞬間に「怯え」を見せる人もいましたので、今後の「課題」として各自がしっかり胸に焼き付けて欲しいですね。

「対抗戦」は2回行ったのですが、1回目が終了した時点で7月~8月の「夏休み武道体験会」への参加を経て入門を希望している、今川町在住の小5男子のK君と小2女子のRちゃんが参座してくれました。体験会は火曜日のみで土曜日は水泳が有る為来られないとの事でしたが、水泳が15時までなので「体力的に無理が無ければ、16時くらいからの参座でも良いですけど」とお母さんに御伝えすると、連れて来てくれました。

全員での自己紹介を終えた後、2人には「対抗戦」の応援で参加して貰いましたが、初めて見る乱捕りにも意外とビビってはいない様です。その後、グループ分けしての習熟に入り、K君Rちゃんの相手は小4七級のA君に務めて貰いました。「後輩の為に」と言う意識を、これまでほとんど見せては来なかったA君ですが、これからは役割を与えて「自分のやるべき事」をしっかり認識して貰おうと思います。

各グループにちょこちょこアドバイスをして回りますが、全体的にそこそこ良い雰囲気で進んで行きました。最後の締めの気合い出しも、新たな2人の仲間も先輩に負けないレベルで出せていましたので、今後の鍛錬への取り組みをしっかり支えていこうと、新たな意欲を沸かせて帰路に着きました。

8月26日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。猛暑の余韻を感じながら、鍛錬に励みます。

1週間の夏休みが明けた今週。休まれる方も多数ですが、お盆の行楽土産も多く、祭壇の前に御菓子を並べての修練です。帰省等に際して何かお土産を買って行こうと考えて貰える場である事に有り難さを感じます。

8月のイベントや昇級試験等のきっかけを終えて、次の段階に進む人も多くいます。「そんな時こそ基本の確認」とばかりに、今日は「上受」の習熟を。またその相対演練に向けて、「手刀打」や「手刀切」を繰り返します。その後の法形演練の土台を固められる様な時間にして欲しいものですが、なかなかそこまで意識出来ない人が多いのも、切ない現実ですね。

学科・法話では、読本の回し読みをした後に、「他人に手本を見せられる自分を意識出来手こそ自分のレベルを挙げられる。自分の事しか考えていない人は、実は自分の事すら考えられていない」と説きました。技術レベルにしろ、態度や言葉遣い等の在り方や行動にしろ、自分のレベルを挙げられる人は、「自分が周りからどう見られているか」を客観視する感覚を身に付けられているのでしょう。そんな感覚を養える様な易筋行を心掛けたいものです。

自由練習では、9月に少年三級を受験する小6Y君の見極めを、中1一級のH君に相手を御願いして行い、その他の人は少年八級の合格した小3A君の次の段階に向けての習熟を。どちらの2人も、「自分のレベルを挙げる」と言う意欲に欠ける点が多く、なかなかに向上しませんが、それでも出来る様になった事も多く有るのも事実です。また、その相手をしている人にも、それぞれの水準に合わせたアドバイスをする事で、お互いにとって有益な修練に成ってくれるでしょう。

それぞれの人に、少しは上達した部分があったかなと思える状態で、修練を終了。次の地区会議の準備が始まりつつある状態で、締めの気合い出しと作務を行い、帰路に着きました。

8月12日(土)、「泉田町盆踊り大会」での演武披露。

本日は、4年ぶりに開催された「泉田町盆踊り大会」で演武披露を行いました。

2011年の4月に泉田市民館での修練を開始して以降、夏の盆踊り大会では「夜店を楽しむ」時間に演武披露を行って来ました。1回雨で中止になったのみで継続して来た活動も、この3年間コロナ禍により中断を余儀無くされていました。地区の役員さん達の判断も間近に見て来ましたが、再開が決まった今年度は新たな役員さん達からも、多くの支援を頂いての再開と成りました。

前日に小教区内の道院から柔法マットを御借りして、13時からの通常の修練時刻から演武練習を始めます。その集まり方や練習への取り組み方でも、意識の高さの差が見え隠れしますが、時折り静かなトーンの説教も交えて、レベルアップを図ります。

15時半から会場の泉田町中央広場に移動したのですが、その前に市民館で先月昇級試験に合格した小6六級のA君・小3八級のA君に合格証書と帯の贈呈を行いました。2人共、充実した取り組みと着実な進歩をしたとは言い難い状態ではありましたが、やはり嬉しそうです。特に小3A君八級は、表情や言葉にも喜びや次への意欲が表れていました。

3年間の中断もあって、それまでのやり方とも様々な違いが有りましたので、会場に移動する前に役員さんとも発表場所の打ち合わせを行う等、コミュニケーションを取っておきましたが、今夏「最も気温が高い」日となった炎天下であまり迅速に準備や撤収が出来たとも言えません。それでも団体演武2つと中1一級のH君と副道院長のNさんの組演武を披露出来たのは、それぞれの人達の頑張りがあってこそでしょう。その過程で、自分のレベルを挙げようと行動出来た人達の、今後の成長に期待したいところです。

演武披露後は、役員さん達から頂いた夜店券を保護者の皆さんにも配って御家族で楽しんで頂き、その後17時からの盆踊り大会本編にも踊りで参加しました。例年、踊りの部のスタートには輪に加わる人がまばらなのですが、今年も道衣を着た集団が櫓の周りで踊っていた事で、他の人達が輪に加わって「祭り」を形成する手助けが出来たと思います。櫓の上では、太鼓の指導役を長年担っていた同級生が、小学生達の出来映えに苦戦していましたが、その下で刈谷北道院の面々で40分誓う踊り続け、場を盛り上げました。

その後、撤収して泉田市民館に移動。役員さんから頂いた御菓子を、撮影係を務めてくれた小4七級のA君のお兄ちゃんも含めた全員に配って解散しましたが、夏のイベントをやり終えた皆の表情は、一様に明るいものが有りました。

8月5日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。強い日差しと高い気温の中、鍛錬に励みます。

先週の「強化合宿2023」を経て、プラスの空気の漂う修練の空間。来週末の「泉田町盆踊り大会」での演武披露に向けて、完成度を高めたいところですが、夏休み期間と言う事もあり、欠席者多数。それでも集まってくれる人がいる有り難さを感じながら、組合せと内容を変えて習熟に努めます。

少ない人数で作務を終えた後に、小6五級のA君を呼び寄せて修練開始時刻の確認を。火曜日の夜と土曜日の昼間に参座しているA君ですが、基本的に時間を考えて行動する事が出来ません。それ以外にも「抜け」が多いので、メモ用紙をプレゼントして、必要な行動や持ち物をメモして確認して行動する様に伝えましたが、メモ自体を忘れて来る状態です。強化合宿初日夕食の懇親のバーベキューの際に、複数の保護者の方ともコミュニケーションを取る事が出来ましたが、お子さんの普段の振舞いに対して、学校の先生とも相談している方もいらっしゃいました。技術の探求を通じて、人生に通じるプラスを手にして貰う事がメインの目的ですが、それ以外の習慣も少し意識しておく必要も有る様です。

来月予定されている地区での合同昇級試験では、小6四級のY君と小5六級のR君・H君それぞれの受験を予定しています。土曜日のみの参座と成って久しいY君ですが、「習熟度を挙げる為に」と7月の受験を回避した割りに、その分努力をしているかと言えばそれ程でも無い様子。「強化合宿2023」での自己紹介でも、自分の級を自覚出来ていない状態でした。学科・法話の時間に少年三級の学科宿題について説明し、該当するページを回し読みしましたが、前回の試験時には学科宿題の事をまるで認識していなかったY君が、順調に宿題を仕上げて来るか。期待して待ちたいと思います。

入門してそろそろ丸3年に成る小4七級のA君。集中して全力で取り組む事がほとんど無い彼ですが、最近時折り意欲的に取り組ん瞬間が出て来ました。今日も、鎮魂行での打棒役をやりたいとアピールして来ましたのでやって貰いましたが、そこそこ集中して「質の良い自分」を顕そうとしていました。相当な時間が掛かっているものの、成長・変化の兆しが見えて来ているのなら、可能性は有るのでしょう。こちらも今後に期待です。

自由練習でも、内容組み合わせを変えて盆踊り大会での演武披露と昇級試験に向けての習熟を。それぞれに課題は有りますが、何よりもその課題を認識出来ない事や、その課題に向けて「自分で考えて行動する」と言う事が出来ないと言う問題が有ります。「まあ、小学生の自発性なんてそんなもの」と気長に観つつも、「目指すべきところ」はしっかりと伝えた上での修練を心掛けたいと思います。