「理事長通信」カテゴリーアーカイブ

5月 理事長通信 <増刊号>

合掌

『善悪の判断、自律、自由と責任▽正直、誠実▽節度、節制▽個性の伸長▽希望と勇気、努力と強い意志▽真理の探究▽親切、思いやり▽感謝▽礼儀▽友情、信頼▽相互理解、寛容▽規則の尊重▽公正、公平、社会正義▽勤労、公共の精神▽家族愛、家庭生活の充実▽よりよい学校生活、集団生活の充実▽伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度▽国際理解、国際親善▽生命の尊さ▽自然愛護▽感動、畏敬の念▽よりよく生きる喜び』

これは、学習指導要領が定める道徳の授業で行う価値についてあらわした内容です。小中学校の「道徳の時間」は1958年にスタートし、国語や算数などの教科とは異なる「教科外の活動」と位置付けられてきましたが、2006年に第1次安倍政権によって教科化が打ち出された時には文科相の諮問機関・中央教育審議会(中教審)が「心の中を評価することになる」と難色を示し、見送られました。しかし、2012年末に発足した第2次安倍政権は、再び教科化を検討。2014年にメンバーを入れ替えた中教審が教科への「格上げ」を求める答申を出して、実現した経緯があります。小学校では2018年春、中学校では2019年春から授業が始まりますが、教科化に伴って子どもの心の内面を教員が評価することになり、国による価値観の統制・画一化や、成績として評価されるために子どもたちが本音と建前を使い分けせざるをえなくなることも考えられ、真の道徳性を損なうのではないかとの懸念が指摘されています。これまでの教科外活動としての「道徳の時間」では検定を受けない「副読本」や教員が独自に作った教材が利用されてきたということですが、このほど教科化に伴い初めての教科書検定が実施されました。「パン屋」が「和菓子屋」に。“国や郷土を愛する態度”という項目に照らして扱いが足りないとの文部科学省の意見によって出版社が書き替えたという報道は大きな話題にもなりました。政府の「教育勅語」の教材容認論と合わせてますます言論統制の危険性が危惧されているところです。「教育勅語」が問題とされる核心部分と同様に戦前の国家主義と結びついたといわれる過剰な道徳主義は戦後その反動で後退し、社会環境の変化もあって、逆に最近では眉をひそめるような傍若無人な行動をよく見かけます。道徳教科化の発端となった数年前の大津市の中学校で起きたいじめ自殺問題、福島第一原発事故に起因するいじめも後を絶ちませんが、特に学校のような集団生活には最低限の規律や秩序への同調、自己抑制、目上の者に対する礼節等々は不可欠なものです。どう身につけさせるのかを考えた時、教科化することで全て解決できるものではないように思います。道徳的な感覚は、日常生活の中で、具体的な場面で、状況に応じた経験でしか身につかないのではないでしょうか?少林寺拳法が目指す人づくりとはそこにあるように思います。来年から始まる道徳の教科化。学校での授業内容と我々が道場で指導する価値観や目指すところに齟齬を生じさせないことが大きな課題となりそうです。

さて、ゴールデン・ウィーク真っ只中の5月1日(月)、この地方における少林寺拳法の布教・普及の先駆者であった高橋法昇先生(前名法道院長・元愛知県連盟理事長)が逝去されました。享年82歳でした。高橋先生は1953年の入門で、62年に小牧航空隊支部、翌63年に東海地方最初の道院として岡崎道院を設立され、以降も愛知県下は言うに及ばず近隣県、そして大学少林寺拳法部の設立にも大きな影響力を発揮されました。文字通り草分け的な存在感を十分に果たされた先生の逝去はこの地方における少林寺拳法の歴史にとっても大きな節目となりました。

ゴールデン・ウィーク最終日の5月7日(日)、愛知県武道館において創始70周年記念の技術研修会を開催しました。講師は新井庸弘先生(前一般財団少林寺拳法連盟会長)、参加者は105名で3時間半にわたる技術指導と1時間の講話をしていただきましたが、参加者からは大満足の感想(アンケート)を寄せていただくことができました。前日の来名時から新井先生に身近に接してみて、あらためて感じたことは”ひたむきさ“と”思いやりの深さ“でした。研修会当日の朝も会場到着後、着替えられてから一時間近くかけてのウォーミングアップと基本動作の確認、持てるものを全てさらけ出しての指導方法、参加者全てに声をかけ、手を握り、アドバイスをされたのではないかと思うほど精力的に動き回られる小柄な姿を時には見失ってしまうほどでした。あちらでもこちらでも先生を取り巻く輪ができ、笑いがあり、驚きの声が上がる。何とも温かい人柄を感じずにはおれませんでした。あっという間に過ぎたように感じられた一日。閉会式での参加者の満足げな表情が印象的でした。最後まで、参加者の要望に応じて写真撮影や書籍へのサインに応じられる姿からは先生ご自身の充実感も感じ取ることができました。参加された全ての皆さん、大変お疲れ様でした。そして、貴重な時間を同じ思いをもって共有できたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。

 今回の様子を早速事務局が県連サイトにアップしました。ご覧ください。

 

※少林寺拳法“グループ愛知”ポータルサイト構築計画に伴い以下のサイトが立上っています。

 

(愛知県連盟サイト:https://shorinji-aichi.jp/wp/kenrenにて紹介)

  ■11支部サイト掲載(スポーツ少年団・大学・実業団)

 

(愛知県教区サイト:https://shorinji-aichi.jp/wp/kyoukuにて紹介)

   ■54道院サイト掲載

再拝

2017 年 5月 15日

愛知県連盟理事長 多月 文博




5月 理事長通信

合掌

先週末の4月22日(土)、本山にて全国都道府県連盟・各連盟理事長会議が開催されました。午前中に今年度新任の理事長研修も行われ、午後からは全国都道府県教区長会議との合同開催でした。組織機構改革を経ての5年間の総括、そして今後5年間の事業計画について具体的な取り組み方針が示されました。(詳細については所属長ページに後日掲載されると思いますし、内容分析については別の機会にお話ししたいと思います。)当然のことながら安定した組織運営のためにはその基盤となるものがしっかりしていなければなりません。ここ数年間に失われた部分をどう取り戻していくのかが大きな、そして喫緊の課題であることは言うまでもありませんが、どれほどの危機感をもってこの度の会議内容が受け止められたのかも今後に大きく影響を及ぼすのではないかと思います。国の公益法人制度改革に伴う組織機構改革(組織の明確化・区別化)によって公共施設における活動範囲が狭められ、結果として「少林寺拳法」の社会への露出度が大きく後退したことも事実です。グループ全体としての取り組み方に問題はなかったのかどうかについては様々な意見があるでしょうが、しっかりと総括し、分析を重ねたうえで今後の取組みに生かしていくしか手はありません。愛知県では一昨年から「ポータルサイト計画」に基づき広報手段の強化を中心とした県内組織の活性化に取組んでいますが、『真の武道団体』としての目指すところ、在り方を、広く社会にシンプルに発信し続けていくことが必要だと思っています。現役拳士の継続率を高め、休眠拳士の復帰をサポートする、そして新たな普及拡大に向けて一過性の増減に一喜一憂することなく、しっかりと地に足をつけた取組みを進めていかなければなりません。そのためにも各所属の活動内容を“見える化”するポータルサイトへの参加を引き続き呼びかけていきます。徐々に問い合わせや見学希望だけでなく入門者の増加につながってきたという報告もあがって来るようになりました。引き続き県内の全所属が“点”ではなく“面”で活動することで必ず効果が出てくるものと確信しております。ご協力をお願いします。

さて、4月23日(日)に2017年度の県連定期総会(並びに県教区全体会議)が開催され、2016年度事業報告・収支報告、ならびに2017年度事業計画案・収支予算案を承認していただくことができました。決算報告書、収支予算書に誤りがあり、訂正版を出させていただきました。また、事前質問も寄せられたこともあって、限られた時間ではありましたが出席された皆さんと有意義な意見交換ができました。次回所属長会議(5月28日)で具体的な説明を加えますが、2017年度も引き続き昇格考試(昇級・昇段・考試員講習会)の受託費収入を各支部・拳友会の会費・広告費の減額(5,000円)に反映させることとしました。また、11ヶ所の地域開催昇級考試に対する経費支出についても少し手厚くしていきます。来月以降の実施状況を検証しながらより良い方法に落ち着けたいと考えています。危機管理(事故・ハラスメント対応)を含めて課題となっている分野についても早急に対処していきます。定期総会・全体会議を通して所属長各位との率直な意見交換ができたことに感謝申し上げると共に、この活動を次の世代にどう繋げていくのかという大きな課題に対しても皆さんからの意見をしっかりと受け止めて共有できるようにしていきたいと考えています。少しずつでも地方組織が前進することがこの組織の活性化に繋がっていきます。

 

※少林寺拳法“グループ愛知”ポータルサイト構築計画に伴い以下のサイトが立上っています。

 

(愛知県連盟サイト:https://shorinji-aichi.jp/wp/kenrenにて紹介)

  ■11支部サイト掲載(スポーツ少年団・大学・実業団)

 

(愛知県教区サイト:https://shorinji-aichi.jp/wp/kyoukuにて紹介)

   ■54道院サイト掲載

再拝

2017 年 4月 27日 

愛知県連盟理事長  多月 文博




4月 理事長通信 

合掌

昔から、「花」といえば“桜”を指すほど日本人は桜が大好きです。『諸行無常』の感覚に例えられることもあり、満開の時の華やかさとは対照的な散り際の儚さや潔さが日本人の心情をつき動かすからだと言われます。桜が日本精神の象徴のようなものとして扱われることもあって、国花の代表例(正式には国花は存在しませんが)として“菊”と共に国民の中では自然に受け入れられているようにも感じます。

さて、日本人にとって琴線に触れる要素でもある“潔さ”ですが、最近の政治の世界を見る限りではどこを探しても欠片すら見つけることができません。先日の国会中継をみても、首相をはじめとして議員は言うに及ばず、最高学府を出た高級官僚といわれる人たちにおいてもただただ政権側の代弁者としての答弁に終始しており、各々の主張の核心部分をぶつけ合ったうえで国民のための合意形成を図ろうという意図が全く感じられません。まさに党利党略、私利私欲にまみれた見苦しいまでの執着心と、政治家としての自らの責務を忘れているとしか言いようのない非常識な言葉遊びのような言い逃れ発言や言い訳がまかり通る“永田町の論理”とやら。一般社会では到底通用しないようなやりとりに対して怒りや呆れを通り越して空しささえ感じてしまいます。

もう一つ、日本人にとって独特の心情を表す言葉として脚光を浴びているのが“忖度(そんたく)”です。典型的な官僚世界の用語であるこの言葉は言わずと知れた学校法人森友学園の国有地売却問題で複数の関連する省庁や地方公共団体がそれぞれこの学校法人に便宜供与したとされる大きな理由の一つとして扱われています。一般的には「相手の真意(心)を推し量る」という意味で使われるということですが、「周囲の状況を良く考えて思いめぐらす」“慮る(おもんぱかる)”や「事情・心情を汲み取って手加減する」“斟酌(しんしゃく)”といった日本人独特と言ってもいい“行間を読む”とか“言わずもがな”の世界を表すことに通じる言葉(同類語)としても紹介されています。“忖度”というのは、終身雇用制、年功序列制のピラミッド型官僚組織の中で、役人が生き残り、昇進していくために、わきまえておかなければならない「習性」のようなものだとの説明もあり、有能な官僚であればあるほど、意識しないで、自然に上位者の意向を裁量権の許される範囲内で「忖度」することになるというふうに言われています。直接的な表現ではないが、十分にある意図を含んで発せられた言葉から推測し、理解して対応することは日本人独特の上下関係と言えばそうかもしれませんが、当然のことながら、外国人には理解しがたく、この問題の中心人物である森友学園前理事長の籠池氏の外国人記者への説明では“舞台裏の力”といった表現でも説明されています。同じように、来年4月から科目化する道徳の教科書検定においても文科省の指摘に対して出版社が“忖度”をしたと報じられました。文科省の「愛国心が足りない」との指摘に「パン屋」が「和菓子屋」に、公園の「アスレチック遊具」で遊ぶ写真が「和楽器店」の写真に差し替えたらOKが出たとか。文科省が言うところの“愛国心”とは一体何なのでしょう。何よりも「道徳の教科化」で子供たちに評価がつけられるようになるということで、個人の心にまで優劣がつけられるようになるという事実、教科書を通して国が個人に対してひとつの価値観を強要していくことも可能になるということです。私たちは少林寺拳法の修行を通して子供たちに「良いことは良い、悪いことは悪い」とはっきり言える人になろうと伝えています。私利私欲のない善悪の判断基準をもって、自分の意思を明確に表すことができる勇気、何物にも屈することのない強い意志、そして他者を思いやる優しさを身につけようと努力することの大切さ、尊さを説きます。授業の中で、子供たちが決して迷うことのないような強い心を身につけさせていかなければなりません。最近は、特に弱者を狙い撃ちするような事件が後を絶ちません。「弱きを助け強きをくじく」日本人の心意気、礼節の伝統は、「愛国心」を唱え、道徳の教科書の文語を変えるだけで醸成されていくものでは決してないことを。

愛知県における少林寺拳法の歴史は1962年に始まり、今年で55年目を迎えました。『少林寺拳法創始70周年』を前に長年にわたって県内への普及に尽力されてきた先生方が4名同時に指導現場の第一線を退かれることになりました。2016年度は7所属が廃止の決断をされました。社会環境の変化をはじめここに至る様々な要因がありますが、まずは自分たちが創始の目的に立ち返って愚直に「教え」を実践し続けることだと思っています。引き続きご協力をお願いします。

 

 

※少林寺拳法“グループ愛知”ポータルサイト構築計画に伴い以下のサイトが立上っています。

 

(愛知県連盟サイト:https://shorinji-aichi.jp/wp/kenrenにて紹介)

  ■11支部サイト掲載(スポーツ少年団・大学・実業団)

 

(愛知県教区サイト:https://shorinji-aichi.jp/wp/kyoukuにて紹介)

   ■54道院サイト掲載

再拝

2017 年 4月 4日

愛知県連盟理事長  多月 文博

 




3月 理事長通信

合掌

教育勅語を幼稚園児に素読させている。運動会の選手宣誓で子供たちが「日本を悪者として扱っている中国、韓国が心改め、歴史でうそを教えないようお願いします」「安保法制国会通過、よかったです」と唱和している。学校法人森友学園が運営する幼稚園での偏ったメッセージ性の強い光景が連日報道されました。同学園が4月に開校を目指した小学校用地の超破格値での国有地払い下げに端を発した問題に付随して紹介されたものですが、この学園に安倍首相夫妻が関わっていたとされる疑念も生じていることで、参院予算委員会ではおよそ私たちの常識で理解しがたい答弁が連日にわたって交わされました。議論と言うにはあまりにも恥ずかしいような論点のすり替えや感情的なやりとり、売買契約を検証するための重要な交渉記録は契約締結と同時にすべて廃棄した等々、問題解明に向けて誰も説明責任を果たすわけでもなく、党利党略・私利私欲にまみれた国民不在の呆れたやりとりだと言わざるを得ません。さて、渦中の森友学園の教育法について注目してみますと、特に園児たちがそらんじている教育勅語は1948年に「基本的人権を損ない、国際審議に対して疑いを残す」などとして衆参両院で排除と失効確認が決議されているものです。そういう経緯からしても現在の教育現場での暗唱は教育法としては相応しくなく、戦前回帰を進めようとする時代錯誤の教育法と言われても仕方ありません。国有地の不正取得が取り沙汰されている渦中の学校であることもあってその教育方針や実際行われている教育法がクローズアップされ、別の意味でも注目を浴びているところもありますが、国民の血税数億円が絡んだ事件、メディアに対する政権からの圧力もあるでしょうし、今後も委縮報道が大いに危惧されるところですが、国民が納得できる解明を期待したいものです。

ところで、唱和すると言えば私たちも鎮魂行で教典(経典と区別)を唱和します。当然のことながら拳士の中には未就学児童もいることでしょう。しかし、一方的に教育勅語を幼稚園児に素読させているとされる森友学園のケースとは明らかに異なっていることを私たち自身が日頃の修練の中で明確に区別しておかなければならないのではないでしょうか。開祖は先の大戦での敗戦経験から、戦前・戦中下の国の在り方や考え方の反省に立って復興への確かな道筋として少林寺拳法を創始されました。教典には、私たちが目指すべき目的地と、そこへ向かうための道筋と、そのための実践方法が明確に示されています。私たちは拳禅一如の修行を通じて「自己確立・自他共楽」の理念を胸に開祖の教えを実践し続けます。教典はそのための規範であり、道標でもありますが、部外から見た時に果たして今回のケースと区別化されているでしょうか。教育現場で教育法として相応しくないとされている内容であっても結果として子どもの躾に実績をあげているとの声が保護者からあがっていることも事実です。そこに通わせる価値が見出されているということです。少林寺拳法は「教え」と「技法」と「教育システム」が一体となったところにその独自性があります。教育法の一つとしての存在ではなく“生涯修行”としての位置付けも“目指すところ”もそのための方法も決して一過性でないことを含めてこの取り組み全体を広く社会に理解していただく努力を続けていかなければなりません。

今、世界は大きな転換期を迎えています。“自分さえよければ良い”とする時代にそれでも“半分は他人のことを考える”という考え方を実践するには非常に負荷がかかるといえます。それでも確固たる信念を持ってこの教えを実践することが自分たちに課せられていることを忘れてはなりません。

 

※少林寺拳法“グループ愛知”ポータルサイト構築計画に伴い以下のサイトが立上っています。

 

(愛知県連盟サイト:https://shorinji-aichi.jp/wp/kenrenにて紹介)

  ■11支部サイト掲載(スポーツ少年団・大学・実業団)

 

(愛知県教区サイト:https://shorinji-aichi.jp/wp/kyoukuにて紹介)

   ■53道院サイト掲載

再拝

2017 年 3月 5日

愛知県連盟理事長  多月 文博

 

 




2月 理事長通信

合掌

立春を過ぎました。暦の上では早くも春ですが、一年のうちでもっとも寒い時期を迎えています。かつて、一年の始まりは「冬至」を基準に考えられてきたとのこと。「冬至」は一年で一番昼が短い日。この日から一日一日昼の時間が長くなっていきますが、気温はまだまだ下がっていきます。そこで、気温が最も低くなる「立春」の日に近い新月の日を一年のスタートの日にしたそうです。一番どん底の日をスタートの日にしようという考え方は、一番たくさん希望が持てる日という昔の人のそんな思いが込められているのだそうです。“希望”を持つと言えば、政権移行によって新しい指導者の手腕に国中の期待・希望が集まるものですが、就任後もアメリカ・トランプ大統領の口撃が止まりません。選挙期間中からの過激な発言はさらに激しさを増し、ツイッターによる一方的な主張、大統領令の連発に対しても世界中で抗議行動が巻き起こっています。特に、特定の国出身者やイスラム教徒を排除しようとする政治手法に対し、アメリカ国内でも大規模な抗議デモが行われ一部が暴徒化するなど、わずか就任2週間あまり、政権人事も含めてある意味では世界を震撼させる波乱の幕開けとなりました。意に沿わない意見や批判には批判を繰り返し浴びせ、高圧的にしかも一方的に攻撃する政治手法からは自由と人権尊重を標榜する国アメリカの大統領をイメージすることができません。しかし、大統領令に真っ向から“NO”を突きつける国民や司法当局、そしてメディア各社等々、アメリカ国内だけではなく国際社会も一致して撤回を求めている点では救いがあります。今月11・12日には安倍・トランプ会談が行われます。対日貿易赤字をことさら問題視し、日本企業に対してアメリカにおける雇用創出への貢献を求められることに対し、真偽はともかく今月2日の日本経済新聞は「日本の公的年金をアメリカのインフラ事業に投資する」と報じました。昨年7月初旬に約5兆3000億円もの運用損が発覚、そのツケを国民に対して年金支給額をカットする「年金カット法案」の強行採決で押しつけたばかりの政府。そういえば第一次安倍政権時の「消えた年金問題」に対してもそのままダンマリを決め込んでいるなど、将来に対して暗澹たる気持ちになってしまいます。現時点では特にロシアと中国、そしてドイツがアメリカと距離をおいてトランプ政権を見定めようとしている感がありますが、いち早く擦り寄るかの我が国の対応に大きな不安を覚えてしまいます。

「人、人、人、すべては人の質にあり」と説かれた開祖の言葉がことさら頭に浮かびます。“全てが人によって行われるのであれば、少しでも質を高めようではないか!”という教えは私たち拳士の目指すべきところです。振り返って“質”を高め、“品位(品格)”がともなった人でありたいものです。原稿棒読みで議論がかみ合わない国会答弁やその都度示される大半が黒塗りの資料、そして感情的になったやりとりからは民主主義の健全さは欠片も見えません。政治家の資質はもちろん、選ぶ私たちの“質”が今ほど問われている時はありません。

さて、2017年度の行事予定がほぼ確定し、愛知県連盟ホームページに掲載しました。詳細については県連事務局または所属長にご確認ください。県連ホームページは2017年1月1日からリニューアルされており、愛知県内の少林寺拳法に関する様々な情報を一元的に広範囲に提供しています。同じく愛知県教区のホームページは昨年2月にリニューアルし、県内各道院ブログを通して活動内容を幅広く提供しています。愛知県内で「少林寺拳法を始めたい」「どこでやっているの?」、“少林寺拳法って何?”“どこで、どんな人が、どんなふうに・・・”という疑問にお応えできるように今後も内容を充実させていきたいと取組んでいます。

愛知県内には160か所を超える活動拠点があります。興味を持たれた方、いろんな事情でお休みされていた方は特に今の自分に合ったところを見つけて歩き始めていただきたいと思います。

 

 

(愛知県連盟サイト:https://shorinji-aichi.jp/wp/kenrenにて紹介)

(愛知県教区サイト:https://shorinji-aichi.jp/wp/kyoukuにて紹介)

 

再拝

2017 年 2月9日

愛知県連盟理事長 多月 文博




1月 理事長通信

合掌

新年早々の三連休、各所属では稽古始めや鏡開き等の年頭行事が賑やかに執り行われたことと思います。私も愛知県武道館での“武道始め”を皮切りに、本山・本部での新春法会と鏡開き・稽古始め、そして道院の鏡開き・稽古始めと、世の中では三連休の週末をフルに活用して2017年を慌ただしくスタートしました。新学期が始まり、しばしの間緩やかだった通勤電車にも制服姿が加わって、街にいつもの時間が流れ始めました。一方、世界情勢のカギを握るドナルド・トランプ氏のアメリカ大統領就任式を今月20日に控え、世界の緊張感もますます高まってきています。“世界の警察官”を担わないことを表明した超大国の次期大統領は、日本の自動車メーカーを標的にツイートするなど、相変わらず様々な分野に混乱を拡散しているようにも思えます。

さて、愛知県武道館“武道始め”には今年も名古屋市少林寺拳法協会のご協力で名古屋南地区を中心に約100名の拳士と県連アトラクションチームからも6名参加していただき、県連年頭行事としても賑やかにスタートを切ることができました。県内の武道6団体が集って毎年行われている“武道始め”ですが、指定管理者制度によって昨年4月から県武道館の運営主体が民間企業から県の外郭団体に交代していることもあって、いろいろと段取りが変わっているところがありました。特に、儀式行事としての“メリハリ”が感じられなかったことは非常に残念でした。そんな中で、今年も参加拳士の皆さんは所属長の指示に従って整然とした立ち居振る舞いで日頃の修行の成果を十分に示していただき、他団体の指導者からもお褒めの言葉をいただきました。ほとんどの参加者が三々五々解散、退出する中で、最後まで残って作務を続ける拳士の姿に誇らしい気持ちでいっぱいでした。あるべき姿を当たり前に示した参加者の皆さんにあらためてお礼申し上げます。(様子は愛知県連盟サイト:https://shorinji-aichi.jp/wp/kenren/20170107728にて紹介)

本山・本部の年頭行事は朝からのあいにくの雨で、場所をやりくりしながら苦心の開催でした。総裁の年頭挨拶の中で、37年前に開祖が遷化された年の年頭行事も朝から珍しく雨だったことに触れられていました。在りし日の開祖が年頭行事のご挨拶で、「今年は何か不吉なことが起こるかもしれない」と話されたその年の5月に亡くなったことを思い返すと、今年7月にアメリカで開催される世界大会や11月に予定されている“創始70周年記念事業”の成功も含めて今年一年が良い年であることを願わずにはいられません。オープニングレセプションの中では創始70周年記念事業のコンセプト映像の紹介、川島一浩連盟会長の就任紹介や永年にわたる協力団体に対するグループ表彰が行われるなど、例年通り賑やかに執り行われました。また、前日に所属長の永年勤続表彰が行われたこともあって、愛知県の多くの所属長や拳士にもお会いすることができました。慌ただしくスタートした2017年。2011年に県連理事長職を拝命して以来4期目(7年目)を迎えます。社会環境の変化に対応した組織運営はもちろんですが、次世代に引き継がなければならない核心を見誤らないように役員一同、緊張感を持って臨みます。愛知県内のさらなる活性化を目指し、引き続き、所属長各位のご協力をお願いします。                                   

再拝

2017 年 1月10日

愛知県連盟理事長  多月 文博




2017年 新年のご挨拶

所属長の皆様へ

 

合掌

所属長の皆様におかれましてはよき年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。

旧年中は県連運営・県教区運営に対して様々なご指導・ご協力をいただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 振返ってみれば昨年は、イギリスのEU離脱決定やアメリカ大統領選でのトランプ氏勝利など、事前の予想が覆る選挙が相次ぎました。世界規模での世論調査結果がこれほど外れたことは過去になかったのではないでしょうか。そういう意味からも2017年を正確に予想することは不可能と言えるでしょう。ただ一つ予想しえることがあるとすれば、次期アメリカ大統領のトランプ氏が世界に波乱を巻き起こす震源地となる可能性が高いということでしょう。特に、トランプ氏の主張の根幹ともいうべき“アメリカ第一主義”はグローバル化が進んだ現在社会においてどういう影響を及ぼしていくのでしょう。同様に、各国に拡がる“ポピュリズム政治”は世界をどこへ導こうとしているのでしょうか。

 さて、皆様ご存じのとおり2017年は“少林寺拳法創始70周年”イヤーです。創始70周年の記念事業に注力するため本山・本部行事も調整され、70thテーマ『架け橋たれ』のもと、各都道府県単位はもちろん各地区・各所属においても記念事業への参加をはじめとして一体感をもった取組みの検討・実施が求められています。さしあたり、全ての県内行事について冠名を付加して実施することとしますが、11月4・5日に開催される記念事業『ブルースカイキャンパスin多度津』への協力の仕方も検討していかなければなりません。いずれにしても、少林寺拳法創始から今日までを振り返り、未来に繋げていくために今を生きるわたしたちが何を成すべきかをしっかりと発信していける一年にしたいと思います。

2011年に皆様からのご支持をいただき現職を拝命してからはや今年で7年目を迎えます。県内各所属の活性化に向けて試行錯誤を繰り返しながらの取組みとなりますが、皆様との十分な対話を心掛けてこれまで以上に風通しの良い、そして柔軟な組織運営を目指していきます。

愛知県連盟・愛知県教区にとって充実した一年となるよう引き続き皆様のご理解・ご協力をお願い致します。

 再拝

2017年1月吉日

愛知県連盟理事長 多月 文博

愛知県教区教区長 林  正義

 




2016年 年末のご挨拶

所属長の皆様へ

 

合掌

2016年もいよいよ押し詰まってきました。年の瀬を迎え、所属長の皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?益々お忙しい毎日をお過ごしのことと拝察いたします。今年一年間、愛知県連盟・愛知県教区の活動にご理解・ご協力をいただき、あらためて感謝申し上げます。

さて、県連通信でもお知らせしましたように、今年度末の愛知県連盟役員任期満了に伴い次期役員の立候補を受け付けたところ、今回も立候補者が定数でしたので、規程に則り無投票での再任ということになりました。2011年から数えて4期目(7年目)となりますが、論語に言うところの『曾子曰く、吾、日に三たび吾が身を省みる。人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝うるか。』をあらためて自らに問いかけ、会員の皆様方のご期待に沿うよう、より一層の決意を持って県連運営に臨みたいと思っています。

ご承知の通り、来年は創始70周年の節目の年となります。組織機構改革によって各法人の独立化・区別化がすすめられましたが、それを境に指導現場における窮屈さ・閉塞感もまた増しているように感じています。私たちを取り巻く社会環境が大きく変化してきている中で、愛知県に“少林寺拳法の種”をまかれた四名の先生方が今年度末をもって指導現場の第一線から退かれます。あらためて私たち指導者が「開祖の志」「教え」を日頃の活動の中で拳士に十分に伝えきることの大切さ、少林寺拳法の価値をこれまで以上に創りだしていくことに情熱を傾けていかなければなりません。来年も引き続き皆さんとの十分な対話を心掛けていきたいと思います。「できることを精一杯」の姿勢はこれからも変わりません。柔軟性のある組織運営に努めてまいりますので、忌憚のないご意見をお寄せください。

今年度、所属長の皆様方からいただきましたご協力に感謝すると共に、来年も変わらぬご協力をいただきますようお願い致します。

なお、愛知県教区役員につきましては1月の小教区長会議においてご承認いただくことになります。あわせて、よろしくお願い致します。

 

              再拝

2016年12月吉日

愛知県連盟理事長 多月 文博

愛知県教区教区長 林  正義

 




12月 理事長通信

合掌

 私たちは年齢を重ねるごとに身につけていく能力と同時に徐々に失っていく能力もあります。特に、科学の進歩は私たちを取り巻く社会環境を大きく変化させ、私たちの生活環境も著しく変化します。いろんなことが機械化されて、私たちが身につけた能力を発揮する場が徐々に減っていくことで能力そのものが退化していくきっかけにもなります。顕著なのが、パソコン等電子機器の出現によって漢字が書けなくなったと感じられる方がこのところ一段と増えているのではないでしょうか。先日、経済協力開発機構(OECD)が2015年の学習到達度調査(PISA)結果を発表しました。この調査は、3年ごとに無作為抽出の15歳を対象に「読解力」「科学的応用力」「数学的応用力」の3分野で行われるというもので、今回は72ヶ国・地域が参加したということです。それによると、日本の「読解力」は前回4位から8位に後退したということでした。ちなみに、「科学的応用力」は4位から2位へ、「数学的応用力」は7位から5位へ上昇したということです。PISAと日本の教育政策には因縁があり、2003年の調査で「読解力」が14位と急落したことを受けて「ゆとり教育」が大転換されるきっかけを作ったということです。今回の結果を受けて文部科学省は「脱ゆとり」教育の成果と共に、「読解力」の低下はまとまった長文を読み解き、自分の言葉で表現する力や語彙力不足と分析し、SNSなどによるコミュニケーション環境の変化も一因としています。頻繁な短文のやり取りやインターネットに情報収集を頼るあまり、文章を書くことや考えを表現すること、読んで理解する機会が極端になくなっていることなどが指摘されています。少林寺拳法の修練の過程でこのところよく耳にするのが昇格考試における学科問題の出題方法に対する意見です。現行の“空欄の穴埋め解答式”ではなく、全問“記述式”に変えるべきではという考え方です。解答を丸暗記して書くことで「読解力」を高めることができるのではないかということです。人と人とのコミュニケーションはまずお互いが理解しあうことです。お互いが意図するところを正確に理解したうえでお互いの考えを示すことがそこに良い関係を生み出します。人に何かを伝えることは本当に難しい作業です。日頃の修練の場においても常に感じさせられていることではないでしょうか。自分の意思を正確に伝えること、相手の意思を正確に受け止め理解することが常に求められています。

去る12月3日、2016年県連懇親会が開催されました。ホームページにもアップされていますが、今年度末をもって第一線を退かれる4名の道院長の皆さんをお招きして長年にわたるご指導に対して参加者一同感謝申し上げる機会を設けさせていただきました。50年以上の長きにわたる道院長としてのご苦労や功績にはとても報いきれることはできませんが、「今日は良い機会を設けていただいた。」とおっしゃっていただくことができました。今後に対しての貴重なご意見もいただきました。開祖の「志」を愛知県に根付かされた大先輩たちの後姿をしっかりと追い続けていかなければとの思いをあらためて強くしました。

 

愛知県教区サイト   https://shorinji-aichi.jp/wp/kyouku

愛知県連盟サイト   https://shorinji-aichi.jp/wp/kenren

再拝

2016 年 12月 10日

 

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11月 理事長通信

合掌

 「いままでなんかいも死のうとおもった。でもしんさいでいっぱいしんだからつらいけどぼくはいきるときめた。」新聞・テレビ各社が一斉に取り上げたこの一文は、5年前の2011年8月、福島第一原発事故によって横浜市内に自主避難した現在中学1年生の男子生徒が、小学2年生当時から受けていたいじめの実態をノート3ページにわたって書いた手記が公開されたものの一部です。「いじめ防止対策推進法」が制定されるきっかけとなった2011年10月に滋賀県大津市で起きた当時中学2年生男子生徒の飛び降り自殺事件以降も全国では今なお深刻ないじめ問題はなくなる気配さえ見えていません。学校や教育委員会の対応や判断、隠ぺい体質等々、事件が起きるたびにいろんな要因が指摘されてはいますが、今なお不幸な結果によって表に出てくるのは氷山の一角でしかないという現実に愕然とさせられます。特に、今回のケースは東日本大震災という大規模自然災害に起因する原発事故ということからすれば、その被災者は周囲の温かい目で守られるべき対象であったはずです。“放射能”“賠償金”など小学生の発想から出てこない単語もいじめに使われていたとか。言われのない理不尽なことでいじめの対象となり、じっと我慢するしかない日々を何年も送ってきた無念さはどれほどのものだったのでしょう。先生に言おうとしても取り合ってもらえなかったことも書かれており、辛さ、悔しさ、心の傷の深さは計り知れないものがあります。それでも「・・・しんさいでいっぱいしんだからつらいけどぼくはいきるときめた。」というくだりからは、いじめの辛さよりもなお震災を目の当たりに経験したことによるショックの方がいかに大きかったかということを物語っていて言葉もありません。あらためて原発事故が及ぼした影響の広範さを感じさせられます。

一方、現在社会に目を向けてみると、至るところでハラスメントが蔓延していることに気づかされます。過労による自殺者が出た広告代理店大手の電通、沖縄・米軍ヘリパッド工事に動員されて反対派住民に対して“土人”発言をした機動隊員、次期アメリカ大統領に決まったトランプ氏等々。身近なところでは、我が組織内においてもあらゆる機会を通じ、指導者に対して注意喚起がなされている状況です。“相手の立場に立つ”ことがどうしてこうも軽んじられるようになったのでしょう。戦後の混乱期、自分が生き残っていくことさえ難しい時代に「半ばは他人の幸せ」を考えて行動せよと説かれた開祖の思い。私たちの修行の原点は決して見失わないようにしていかなければなりません。「人間関係の豊かさにこそ価値を感じる生き方」を示された開祖の思いをあらためて心に刻みつけることが求められているのではないでしょうか。せめて自分たちの周りに不幸な出来事が起こらないようにしていきたいものです。

 さて、先月末に開催された「2016年少林寺拳法全国大会inおおいた」へのご協力、ありがとうございました。愛知県の代表として奮闘していただいた拳士各位にあらためて感謝申し上げます。県連で手配した博多駅から大会会場(宿舎)を結んだバス移動も、何とか帰りの新幹線の発車間際に滑り込むということはありましたが、事故なく皆さん方の移動をサポートすることができました。ただ、当初の申し込み人数(バス2台分)から最終的には1台で間に合う人数に減ってしまったこともあって、次回からの対応を考え直さなければならないと感じています。

 2016年も残すところ1ヶ月少しとなりました。県内行事としては名古屋市大会と高校新人戦が今月19日に開催される予定です。県連理事長・副理事長任期(1期2年)も今年度で一区切りとなります。来月には役員改選が公示されます。組織活性化をはじめ、まだまだ多くの課題を抱えていますが、優先順位を間違えず、将来展望をきちんともった県連運営をしていかなければなりません。引き続き皆さん方のご協力をお願いします。

 11月13日に名古屋産業大学施設をお借りして、県教区主催の「本山公認講習会」を開催しました。約130名の参加者アンケートの中に、県教区もホームページがあったらいいとの意見が沢山あったのに驚きと共にPR不足を痛感した次第です。先月の理事長通信では県教区と県連のサイトについて十分に説明したつもりでしたが、伝えることの難しさをあらためて感じました。以下にアドレスを紹介しておきます。両サイトとも愛知県ポータルサイト計画に基づいてリニューアルされています。是非ご覧になっていただきたいと思います。今後の研修会・講習会の案内や申し込み方法はサイトを活用することで資料の事前配布やメール配信によって迅速な情報共有を目指していきますから、皆さん方も認識を新たにしていただきたいと思います。

 

 

愛知県教区サイト   https://shorinji-aichi.jp/wp/kyouku

愛知県連盟サイト   https://shorinji-aichi.jp/wp/kenren

再拝

2016 年 11月 16日

 

 

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